ノーベル賞AI開発者、Anthropicへ

COPLUS AI NEWS / 2026.06.30 朝
今朝のAIニュース:科学と現場、両輪で進む実装フェーズ
Anthropicが創薬AIへ本格参入/国産受発注AIが物流大手と提携

本日はAIの「次の主戦場」がくっきり見えた一日です。海外ではAnthropicがライフサイエンスへ、国内では受発注・物流の現場へ。研究フロンティアと地道な業務効率化が同時に動き始めました。中堅・中小企業にとっても、自社のどの業務に効くかを見定める良い材料になります。

① Anthropic、創薬AIへ本格参入 ノーベル賞開発者を擁し本日イベント

🗞 ソース:CNBC / 公開:2026年6月19日(イベントは6月30日)

Anthropicが日本時間6月30日、科学研究に特化した「AI for science」イベントを開催します。背景にあるのが、タンパク質構造予測AI「AlphaFold」の共同開発で2024年のノーベル化学賞を受賞したJohn Jumper氏の移籍です。同氏はGoogle DeepMindに約9年在籍した後、Anthropicへ加わったと複数メディアが報じました。AlphaFoldは2億超のタンパク質構造を予測し、創薬や生物学の研究期間を大幅に短縮したとされます。汎用チャットの競争から、創薬・ライフサイエンスという専門領域へと主戦場が移りつつあることを示す動きです。

💡 コプラスの視点

AIの価値が「対話」から「専門知識を伴う成果」へ移る兆しです。自社の専門業務(設計・調剤・検査・与信など)にAIをどう組み込むかが、今後の差別化軸になります。まずは社内で最も判断に時間がかかる専門タスクを1つ棚卸しすることをおすすめします。

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② 受発注AI「リチェルカ」、日本通運グループと資本業務提携

🗞 ソース:NIPPON EXPRESSホールディングス / 公開:2026年6月29日

受発注業務を最適化するプラットフォーム「RECERQA」を手がけるリチェルカが6月29日、NIPPON EXPRESSホールディングス(NXグループ)との資本業務提携を発表しました。企業間の受発注は紙やPDFなど形式の異なる帳票が多く、データ入力や照合といった属人的な作業が残りがちです。RECERQAはAIが帳票内容を理解し、業務判断から実行までを支援する「次世代基幹システム(Agentic ERP)」をうたいます。両社は日本通運などNXグループ内の非定型業務の自動化に加え、在庫の可視化や輸送ネットワーク最適化など物流特化のAIエージェントを共同開発する方針です。

💡 コプラスの視点

注目は、AIが「記録するERP」から「自分で動くERP」へ進もうとしている点です。受発注や在庫照合は中小企業でも人手と残業の温床になりがちな領域。大手の実装を待たずとも、まずは届いた注文書のデータ化や転記だけを自動化するスモールスタートで、効果は十分に体感できます。

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本日のまとめ

最先端の科学研究から、毎日の受発注業務まで――AIは「すごい技術」から「使って成果を出す道具」へ確実に重心を移しています。大切なのは、自社のどの業務に最初に効かせるかという一点です。

コプラスは、中堅・中小企業の現場に合わせたAI活用の設計から定着までを伴走支援します。「何から始めればいいか分からない」段階のご相談こそ大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。