MetaのAIグラスが日本上陸
──消費者AIハードと国産LLM、日本市場で同時に動く
おはようございます。本日朝のAIニュースは、Metaが日本でAIグラス4製品を一挙発売し「街中で常駐AIに話しかける」体験を消費者に届ける一方、NTTは純国産LLM「tsuzumi 2」に図表理解モデルを追加し、社内資料やフローチャートを機微情報のまま読み解く企業DXの基盤を強化した、という流れです。海外勢が「AIを生活インフラ化」する動きと、国内勢が「AIを業務インフラ化」する動きが、同じ朝に並走しています。
① Meta「Ray-Ban Meta」「Oakley Meta」が本日5月21日に日本発売、価格は7.3万円から
Metaとエシロールルックスオティカは、AI機能を搭載したスマートグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」「Ray-Ban Meta Optics(Gen 2)」「Oakley Meta HSTN」「Oakley Meta Vanguard」の4製品を、本日5月21日から日本でも発売した。価格はRay-Ban Meta(Gen 2)が7万3700円から、最上位のOakley Meta Vanguardが9万6580円となる。1200万画素の超広角カメラと最大8時間駆動のバッテリー、周囲音を遮らないオープンイヤースピーカーを内蔵し、「Hey Meta」と話しかけることでMeta AIによるリアルタイムの提案や回答が得られる。発売時から外国語の看板やメニューを視覚的に認識して日本語で読み上げる機能が利用可能で、リアルタイム会話翻訳の「ライブ翻訳」は6月に、LINEとの連携も今後追加される予定だ。
② NTT、純国産LLM「tsuzumi 2 Vision」を提供開始──1GPUで図表入り日本語文書を世界トップクラス精度で読解
NTTは、純国産大規模言語モデル「tsuzumi 2」に、テキストだけでなく文書の視覚情報も処理できる「tsuzumi 2 Vision」モデルを追加し、提供を開始した。従来通り1基のGPU(40GBメモリ)で動作する軽量設計を維持しつつ、オンプレミスやプライベートクラウドに閉じた環境で運用できる点が特徴だ。社内ベンチマークでは、図表入りドキュメント・スライド・グラフの理解度において、OpenAI GPT-5など数倍のパラメータ数を持つ大型グローバルモデルに匹敵、あるいは上回る日本語処理性能を記録したとされる。社内スライド資料のレイアウトを認識して索引を自動付与する機能や、フローチャート画像から現状に応じた対応策を回答する業務問い合わせ支援など、現場の"図表を含む生資料"を扱う業務にそのまま組み込める。


