GMO、AIの引用率を可視化する新ツール

COPLUS AI NEWS|2026年8月4日(火)

今朝のAIニュースまとめ

生成AIに「見つけてもらう」ための施策と、生成AIを「社内に入れる」ための土台

8月3日、GMOインターネットグループの2社が、方向の違う2つの発表を出しました。ひとつは生成AIの回答に自社がどれだけ登場しているかを測るマーケティング向けツール、もうひとつはAIエージェントを社内システムへ安全につなぐネットワーク基盤です。生成AIが「顧客との接点」と「業務の実行者」の両方になりつつある現状が、そのまま製品の形に表れています。

① GMO NIKKO、生成AIでの言及率・引用率を可視化するAIO対策ツール

出典: innovaTopia/GMO NIKKO発表 | 2026年8月3日

GMO NIKKOは8月3日、AIO(AI最適化)対策ツール「GMO AI最適化ブースト」の提供を始めたと発表しました。生成AIの回答のなかで自社がどれだけ登場するかを示す「言及率」と、自社サイトが情報源として使われた度合いを示す「引用率」を計測し、指名検索数やAI経由の流入とあわせてダッシュボードに表示します。ChatGPT・Gemini・Claudeなどを対象にAI検索の状況を分析し、URL単位で構造面の改善点をスコア化して具体策を提示する点を特徴としています。料金は月額10万円(税別)・最低12カ月契約で、先着10社に1カ月の無料提供を行うとしています。なお「分析と実装レコメンドを兼ね備えた国内初の総合AIO対策ツール」という位置づけは同社の発表に基づくもので、第三者による検証結果ではありません。

💡 コプラスの視点

検索エンジンで上位に出ることと、生成AIの回答のなかで名前を出してもらうことは、もはや別の課題です。まずは自社名・サービス名を主要なAIにいくつか質問してみて、どう説明されているか(あるいは全く出てこないか)を確認するところから始められます。ツール導入の前に、公開情報が古いまま放置されていないかの棚卸しが効くケースは少なくありません。

記事を読む →

② GMOペパボ、AIエージェントを社内システムへ安全接続するLinux版

出典: innovaTopia/GMOペパボ発表 | 2026年8月3日

GMOペパボは8月3日、「ロリポップ!ゼロトラストリンク byGMOペパボ」のLinux版クライアントの提供を開始しました。WireGuardを用いた暗号化P2Pメッシュで接続し、どのAIエージェントが社内のどのリソース(データベース、ファイルサーバー、開発環境など)に触れてよいかを個別に指定できる仕組みです。ネットワーク全体を外部に開いたり、認証情報をエージェント側へ渡したりせずに済む点を訴求しています。Linux版はCLI形式で管理者権限を必要とせず、権限が絞られたサーバーやコンテナにも導入できるとしています。料金は6ユーザーまでの無料プランと、1ユーザー月額1,200円のスタンダードプランが用意されています。

💡 コプラスの視点

AIエージェントに社内データを扱わせようとすると、多くの現場は「VPNを開けてIDとパスワードを渡す」という一番危ない近道に流れがちです。接続範囲をリソース単位で切り、認証情報そのものを渡さない設計は、規模の大小を問わず最初に決めておきたい前提です。ツールを選ぶ前に、どのデータまで触らせるかを社内で線引きしておくと、後からの手戻りが減ります。

記事を読む →

本日のまとめ

生成AIへの備えは、外向き(AIにどう紹介されるか)と内向き(AIに何を触らせるか)の二方向に分かれ始めています。どちらも高価なツールを入れる前に、自社の情報がいまどう見えているか、どのデータをどこまで開くのかを整理する作業が先に来ます。

コプラスでは、生成AIの社内ルールづくりから業務への落とし込みまでを、現場の実態に合わせてご支援しています。お問い合わせはこちら