
NotebookLM(現 Gemini Notebook)のアプリとは、Googleが提供する資料を読み込ませて使うAIツールを、iPhone・iPad・Androidのスマホやタブレットで使うための公式モバイルアプリです。会社で使うなら、ストアで探す名前、入れてよい端末、入れてよい資料、Web版に戻す作業の4つを先に決めておく形になります。2026年7月から名前が Gemini Notebook に変わっているため、社員へ案内するときは旧名と新名を並べて伝えると迷いにくいでしょう。基本の使い方を先に見たい方は、親記事のNotebookLMの使い方もあわせてのぞいてみてください。
※本記事の事実確認は2026年10月14日時点です。Google公式ヘルプ、notebook.google、App Storeの表示、Google Workspace管理者ヘルプに基づいています。
NotebookLMアプリとは|Gemini Notebookの名前で探す
NotebookLMのアプリを探すときは、ストアでの名前が Gemini Notebook になっている点を押さえておくと迷いません。GoogleのFAQでは、2026年7月よりNotebookLMはGemini Notebookになると案内されていて、これまでのNotebookLMはそのままGemini Notebookとして使えると説明されています。
今あるノートブックにも、これまでどおりアクセスできるとの案内です。Webとモバイルのどちらでも、単体のツールとして引き続き使えることも、同じFAQに書かれています。社内で案内するときは、最初の1回だけ NotebookLM(現 Gemini Notebook) と書き、その後はGemini Notebookにそろえると読みやすくなります。
ストアで検索する名前はNotebookLMではなくGemini Notebookです。旧名だけで案内すると、社員の方が別のアプリだと勘違いしてしまうこともあります。社内チャットやマニュアルには、旧名で検索しても新名の公式アプリを選ぶ、と一文添えてみてください。
| 確認する場面 | 表示・扱い | 社員への伝え方 |
|---|---|---|
| 旧サービス名 | NotebookLM | 過去の資料や検索語として残っています。 |
| 現在のストア名 | Gemini Notebook | App StoreとGoogle Playではこの名前で探します。 |
| Web版 | notebook.google | PCではブラウザで開く場所として案内します。 |
| 会社内の表記 | Gemini Notebook(旧NotebookLM) | 初回だけ旧名を添え、その後は新名でそろえると楽になります。 |
アプリは、PCで作ったノートブックを外出先で見直したり、スマホで見ているPDFやWebページをソースとして足したりするときに便利になります。Web版と同じGoogleアカウントで使う作りなので、会社で使う方は、個人のGoogleアカウントと仕事用のアカウントのどちらで入るかを先に決めましょう。
実際に会社で配るとなると、入れ方を知っているだけでは足りません。会社のスマホ・個人のスマホ・PCでそれぞれどう入れるか、どの資料ならスマホに入れてよいか、どの作業はWeb版へ戻すかまで決めておく必要があります。ここがあいまいなままだと、便利さより先に、個人のアカウントへ会社の資料が入っていってしまいます。
iPhone・iPadでの入れ方|App Storeの画面手順
iPhoneとiPadでは、App StoreでGemini Notebookを検索して、公式アプリを入れる流れになります。Googleのヘルプでは、iOS 17以降を搭載したiPhoneとiPadで使えると案内されています。
手順そのものは簡単ですが、社員へ配るときはボタンの名前まで書いておくと、問い合わせがぐっと減るでしょう。iPhoneかiPadでApp Storeを開き、検索画面でGemini Notebookと入力します。公式のGemini Notebookアプリを選んで、[入手]をタップしてください。
- iPhoneまたはiPadで[App Store]を開きます。
- 検索画面でGemini Notebookと入力します。
- デベロッパがGoogleの公式アプリを選びます。
- [入手]をタップします。
- 初回起動後、会社で決めたGoogleアカウントでログインします。
App Storeでは無料と表示されていて、アプリ内購入もあります。アプリ内購入の欄には、Google AI PlusやGoogle AI Proの価格も並んでいます。ただ、ストアの表示だけでは会社の契約条件までは分からないため、社員に個別で買ってもらう前に、経理での扱いを決めておく必要があります。
会社支給のiPhoneなら、個人のApple IDで入れてもらうかどうかも決めどころになります。MDM(会社のスマホをまとめて管理する仕組み)でアプリを配っている会社なら、社員が自分で探して入れる手順より、配布済みのアプリを開く手順に置き換えたほうがよいでしょう。BYOD(個人のスマホを仕事に使う形)の場合も、業務の資料を入れてよい条件を先に伝えてください。
OSが古くて止まってしまう場合もあります。iOS 17より前の端末は、ヘルプの要件では対象外となります。古い社用端末が残っている会社は、対象になる端末の一覧を作り、使えない方にはWeb版を案内しましょう。
費用の面では、アプリを入れるだけならApp Store上は無料となります。ただ、社員がそれぞれアプリ内購入へ進むと、誰が買ったのか、何で払ったのか、領収書はあるのか、会社が持つのかが、人ごとにばらけます。10人がそれぞれ個人の支払いで買ってから精算する形になると、金額より前に、経理の確認が10件に増えてしまいます。
Androidでの入れ方|Google Playの画面手順
Androidでは、Google PlayストアでGemini Notebookを検索して、公式アプリを入れる流れになります。Googleのヘルプでは、Android 10以降を搭載したスマートフォンとタブレットで使えると案内されています。
Google Playストアを開いてGemini Notebookを検索し、公式のGemini Notebookアプリを選んで[インストール]をタップする形です。似た名前のアプリと見分けたいときは、Google PlayのアプリIDが com.google.android.apps.labs.language.tailwind になっているかがひとつの目印になります。
- Android端末で[Google Play ストア]を開きます。
- 検索欄にGemini Notebookと入力します。
- Googleの公式アプリを選びます。
- [インストール]をタップします。
- 起動後、会社で認めたGoogleアカウントでログインします。
Androidは会社支給の端末と個人の端末が混ざりやすいので、どのアカウントでログインするかを先に決めておきたいところです。仕事用プロファイル(1台の中で仕事用と個人用を分ける仕組み)を使っている会社では、個人側に入れたアプリから会社の資料を開けるかどうかも、運用に関わってきます。情シスの方は、まず実機1台で試してから全員へ案内してみてください。
Android 10より前の端末は、配布の対象から外すことになります。対象外の端末で入れようとして困る方が出ると、そのぶん問い合わせが増えてしまいます。対象外の端末を使っている方には、PCのWeb版を案内しましょう。
アプリは段階的に公開されているため、国や地域によってはまだ使えない場合があると、ヘルプに書かれています。対応国の一覧には日本も入っていて、対応言語にも日本語があります。海外拠点の社員へ同じ手順を送るときは、その国で使えるかを先に確かめてください。
社内で配るときに見落としやすいのが、Google Playで似た名前のアプリが出てきたときの扱いになります。会社のGoogleアカウントでログインして使うものなので、Google以外が配るデスクトップ版や非公式のアプリは入れない、と決めておくと安心です。社員には、提供元がGoogleになっているかまで見てから進むよう伝えましょう。
Windows・Macで使う方法|公式アプリではなくWeb版かChrome
WindowsとMacについては、確認した公式ヘルプやストアに、専用のデスクトップアプリの案内は見当たりません。公式に案内されているのは、ブラウザで使うWeb版と、iOS・Androidのモバイルアプリの2つになります。
PCでは、ブラウザでnotebook.googleを開いて使う形が基本です。ヘルプの制限欄に出てくる「デスクトップ版」は、パソコンのブラウザで使うWeb版のことと読んでおくと迷わないでしょう。Windows用やMac用のアプリを探して回るより、社内のブックマークにWeb版を入れておくほうが話が早くなります。
Chromeには、Webサイトをアプリのように開ける機能もあります。パソコンのChromeでサイトを開き、[その他]から[キャスト、保存、共有]へ進んで、[ページをアプリとしてインストール]を選ぶ流れです。サイトによっては、アドレスバーのインストールアイコンから入れることも出来ます。
PCでしっかり作業する方には、まずWeb版を案内しましょう。ソースをたくさん入れる、設定を見る、できたものを整える、共有の前に見直す、といった作業は、画面の広いPCのほうがずっと扱いやすくなります。スマホアプリは、外で読む・聞く・資料を足すための道具と考えてください。
Chromeのこの機能を社内で案内するときは、Gemini Notebook専用の公式デスクトップアプリではない、と一言添えておきたいところです。あくまでChromeに元からある機能で、Web版を別のウィンドウのように開いているだけとなります。社員がGoogle以外の配布サイトからアプリを入れてしまわないよう、案内文にも書いておきましょう。
費用の面では、PCでWeb版を使うだけなら、アプリを買い足すことはありません。会社の出費は、どのGoogleアカウントやWorkspaceのプランで使ってもらうかで決まってきます。スマホアプリがあるかどうかより、会社のアカウントでログインしてもらう運用を固めておくほうが、後で棚卸しをするときに楽になります。
アプリでできること|ソース追加・チャット・音声解説
モバイルアプリでできるのは、主にソースを入れる、チャットで質問する、音声解説やクイズで資料を見直す、の3つになります。外出先でさっと確かめたり、スマホで見ている資料をそのまま取り込んだりする使い方に向いた作りです。
ヘルプでは、ソースについて質問して、その場で分析してもらう使い方が紹介されています。[新規作成]からノートブックを作り、PDF、ウェブサイト、YouTube、音声ファイル、コピーしたテキストのどれかを選んで資料を入れます。入力欄(プロンプトボックス)からは、Webからソースを探してくれるFast Researchも使うことが出来ます。
スマホならではの使い方が、共有メニューからの追加です。スマホでWebサイトやPDF、YouTube動画を見ているときに、共有アイコンからそのままGemini Notebookへ送れます。移動中に見つけた資料をひとまず入れておき、後でPCでじっくり読む、といった使い方がしやすいでしょう。
音声解説も、モバイルアプリと相性のよい機能になります。ほかのアプリを使いながらでも、画面を消したままでも聞けて、オフライン再生用にダウンロードすることも出来ます。モバイルアプリのヘルプにある対応言語の一覧にも、日本語が入っています。
移動中に聞けることと、会社の資料を持ち出してよいかは、別の話になります。スマホで聞けるのは便利ですが、資料によっては、端末をなくしたり画面をのぞかれたりしたときの影響が大きくなってしまいます。通勤中に聞いてよい資料と、オフィスの中だけで扱う資料を、分けて決めましょう。
[スタジオ]では、フラッシュカードやクイズで資料を見直すことも出来ます。インフォグラフィックやスライド資料も使える案内で、インフォグラフィックをPNGで端末に保存できること、スライド資料に[修正]があること、動画解説のダウンロードや共有のことも、ヘルプに載っています。
ただ、チャットの回答や音声、動画、フラッシュカード、クイズなどはAIが作るものなので、不正確な情報や音声の乱れが入る場合があると、ヘルプにも注意書きがあります。社員の方に使ってもらうときは、外で聞いた内容をそのままお客様へ送らず、元のソースに戻って確かめる流れにしてみてください。
スマホから資料を入れる機会が増えるほど、会社で管理できる入口が大切になってきます。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。
アプリでできないこと|Web版との違いと業務への影響
モバイルアプリは便利ですが、Web版と同じことが全部できると思って配ると、現場でつまずいてしまいます。Googleのヘルプでも、Gemini Notebookを最大限に活用するにはデスクトップ版(パソコンのブラウザで使うWeb版)がおすすめと書かれています。
特に大きいのは、アプリで入れられるソースの種類と、作れるものの違いになります。ヘルプの制限欄では、アプリで使えるソースはPDF、ウェブサイト、YouTube、音声、コピーしたテキストのみとされています。チャットの設定やチャット分析にも対応していません。
| アプリ側の制限 | 会社で起きる影響 | 運用の分け方 |
|---|---|---|
| ヘルプの制限欄では、ソースはPDF・ウェブサイト・YouTube・音声・コピーしたテキストのみ | Word、スライド、スプレッドシートなどをスマホから入れる前提で案内すると、端末によって手順がずれてしまいます。 | 正式な取り込みはPCのWeb版を基本にし、スマホは外で見つけた資料をひとまず入れる用途に寄せます。 |
| チャット設定やチャット分析が未対応 | 細かな調整や利用状況の確認を、スマホだけで済ませることは出来ません。 | 設定の確認は、担当者がPCで見る流れにします。 |
| メモ、マインドマップ、レポート、データテーブルの生成・表示がまだ使えない | 会議前の整理やレポート作りをスマホだけで進めようとして、手が止まってしまいます。 | スマホは読み込みと確認、成果物づくりはWeb版へ戻す形にします。 |
| 音声解説はオフライン再生用にダウンロードできるが、端末にファイルとして保存できない | 音声ファイルを社内の共有フォルダへ置く運用には向いていません。 | 共有したいときは、ノートブックや元の資料の共有を使います。 |
| デバイス間の同期が遅れることがある | スマホで入れた資料がPC側にすぐ見えず、二重に追加してしまうことがあります。 | 反映されないときは、アプリを終了して再起動するよう案内に入れます。 |
ただ、App Storeの更新履歴を見ると、Drive Pickerという名前で、Google Driveのファイルをモバイルアプリからソースに足せる機能が載っています。ヘルプの制限欄にはソースは5種類のみと書かれているので、2つの記載が食い違っている形になります。今の時点では、どちらか一方だけを正しいと決めつけないほうがよいでしょう。
ドライブからの追加は、使う端末のアプリで実際に確かめてから案内してください。社員向けの手順書に書くときは、ヘルプの制限欄とApp Storeの更新履歴で書き方が違うため、社内で確かめた画面に合わせています、と一言添えておくと安心です。
Web版のほうは、入れられるソースがぐっと広がります。Googleドキュメント、Googleスライド、Googleスプレッドシート、画像、Word、txt、md、PDF、CSV、PowerPointなどに加えて、Playブックス、Web URL、ePub、公開YouTube動画のURL、Geminiチャットも入れることが出来ます。1つのソースは最大500,000語、ファイルサイズは200MBまでで、無料ユーザーの場合はソースを最大50個まで入れられる案内です。
この差を知らずに、スマホだけで全部済ませようとすると、うまくいかなくなってしまいます。例えば、営業の方が移動中にお客様への提案書を見直す使い方なら、スマホに向いています。反対に、社内の資料をいくつも入れてレポートを作り、内容を整えて共有する作業は、PCのWeb版に戻ったほうが進めやすくなります。
資料の更新がいつ反映されるかも、気にしておきたいところです。公式ヘルプでは、ドライブから取り込んだソースは数分ごとに同期されると案内されています。ただ、スマホで見えている内容がその瞬間の最新とは限らないので、会議の直前に使う資料はPCで確かめてから使うようにしてみてください。
料金と会社の出費|無料・個人購入・Workspaceを分ける
Gemini Notebookのアプリ自体は無料で入れられますが、会社の出費はアプリ代ではなく、どのアカウントとプランで使うかで決まってきます。無料のまま使う、App Storeのアプリ内購入で買う、Google Workspace経由で使う、の3つに分けて考えると整理しやすくなります。
個人向けのプランページを見ると、無料のGemini Notebookは個人的なプロジェクト向けという位置づけです。1つのノートブックに入れられるソースは、無料で最大50件、Plusでは100件、Proでは300件、Ultraでは最大600件と表示されています。生成回数の倍率はページによって書き方が違うため、ここではソース数の差だけ見ておきましょう。
App Storeでは、無料でアプリ内購入あり、という表示になります。アプリ内購入の欄にはGoogle AI PlusやGoogle AI Proの価格が載っていますが、期間や税についての注記までは見当たりません。会社の毎月の出費を計算する材料には、使わないほうがよいでしょう。
会社で使うなら、個人で買って精算する形よりWorkspace側でそろえるほうが管理しやすくなります。個人のApple IDやGoogleアカウントで買ってもらうと、辞めた方の契約を止める、領収書を集める、誰がどのプランかを確かめる、といった手間が人ごとに分かれてしまいます。まずは仕事用アカウントで使う、という方針から決めましょう。
Google Workspaceの料金ページには、年間プランの通常価格が載っています。1ユーザーあたりの月額は、Business Starterが800円、Business Standardが1,600円、Business Plusが2,500円で、いずれも税別となります。この3つのプランは最大300人まで使えて、Enterpriseの各プランにはユーザー数の上限・下限がない案内です。
| Workspaceプラン | 1ユーザーあたり月額(税別) | 10人で毎月 | 10人で12か月 |
|---|---|---|---|
| Business Starter | 800円 | 8,000円 | 96,000円 |
| Business Standard | 1,600円 | 16,000円 | 192,000円 |
| Business Plus | 2,500円 | 25,000円 | 300,000円 |
この表は、通常価格に10人を掛けただけの単純な計算になります。期間限定の割引価格も表示されていますが、ここでは使っていません。実際には、メールやドライブも含めたWorkspace全体の費用として見ていくことになります。
Workspaceの中でのGemini Notebookは、エディション(契約の種類)によって、追加サービスの扱いかコアサービスの扱いかが分かれます。Business Starter、Business Standard、Business Plusなどは、コアサービスとして使える側に入っています。ヘルプによると、仕事用や学校用のGoogleアカウントの方の多くは使えるものの、使える機能やデータの扱いはライセンスによって変わってきます。
社内で予算を説明するときは、スマホアプリは0円だから配ってよい、で話を終わらせないほうがよいでしょう。10人で使うなら、Workspaceのどのプランに乗せるか、個人での購入を認めるか、会社支給のスマホに限るかで、毎月の確認作業に差が出ます。金額だけでなく、棚卸しの手間も一緒に見てみてください。
社員に配る前に決めること|資料の線引きと管理者設定
社員へ配る前に決めておきたいのは、アプリの入れ方よりも、資料とアカウントの線引きになります。なかでも、個人のGoogleアカウントに会社の資料を入れてよいかどうかは、いちばん最初に決めておく必要があります。
notebook.googleのFAQでは、個人ユーザーとしてGemini Notebookを使う場合、フィードバックを共有しない限り、データがトレーニングに使われることはないと説明されています。ただ、フィードバックを送ると、プロンプト、ソース、アップロード、生成物などの関連コンテンツが集められ、特別なトレーニングを受けたチームがレビューする、という案内があります。レビューの前にGoogleアカウントからは切り離されますが、レビュー済みのデータは最長3年間保存されることになります。
Workspaceを使っている場合は、フィードバックを送ったときでも、アップロード、クエリ(質問の文)、モデルの回答が生成AIモデルのトレーニングに使われることはないと説明されています。さらに、エンタープライズグレードの区分なら、アップロードしたファイル、チャット、モデルの出力を人間のレビュアーが見ることも、生成AIモデルの改善に使われることもない、という案内です。
スマホに入れてよい資料は、情報の種類で線を引きましょう。便利さだけで決めてしまうと、お客様の情報や契約書まで、外に持ち歩くスマホに入りやすくなってしまいます。最初は、社外に出ても困りにくい資料だけから始めると無理がありません。
| 資料の種類 | スマホアプリでの扱い | 理由 |
|---|---|---|
| 公開済みのWebページ、公開YouTube動画、社外公開済み資料 | 許可しやすい資料 | すでに公開されているため、スマホでの確認に向いています。 |
| 社内研修資料、製品マニュアル、一般的な手順書 | 会社アカウントに限って許可を考えます。 | 学習や確認に便利ですが、個人アカウントへ入れない線引きが必要になります。 |
| 顧客名、個人情報、契約条件が入る資料 | 原則としてスマホには入れません。 | のぞき見、端末の紛失、共有ミスがあったときの影響が大きくなってしまいます。 |
| 契約書、未公開の提案書、財務資料 | PCのWeb版と会社アカウントで扱う候補にします。 | 作業の記録や共有の設定を確かめながら使うほうが安全です。 |
| 権利がない文書、入手元が分からない資料 | 入れない資料にします。 | 公式ヘルプでも、権利がないドキュメントはアップロードしないよう案内されています。 |
管理者の方は、Google管理コンソールの[生成 AI]から[Gemini Notebook]へ進み、[サービスのステータス]でオンかオフを選ぶ手順になります。組織全体だけでなく、組織部門やアクセスグループごとにも切り替えられるので、まず試したい部署だけオンにすることも出来ます。
社外との共有の設定も、先に見ておきましょう。管理者ヘルプでは、組織の外との共有を、オフ・許可リストに登録したドメインだけ・オン、の3つから選ぶ形になっています。Workspace Updatesブログによると、外部共有の既定はオフとのことです。
共有するときの権限は、閲覧者と編集者の2つになります。閲覧者は共有されたノートブックのソースとメモを読み取り専用で見られ、編集者はソースやメモを見る・足す・消すことに加えて、ほかの方へさらに共有することも出来ます。社外の方と共有する会社は、誰を編集者にするかを決めてから始めましょう。
リンクでの一般公開にも気をつけたいところです。一般公開はリンクを知っている全員が見られる形ですが、利用者向けのヘルプでは、公開共有は一般ユーザー向けのアカウントでのみ有効で、Workspace EnterpriseアカウントとEducationアカウントでは今のところ無効と案内されています。一方で、管理者向けのヘルプには[一般公開の共有]をオンにする設定があります。会社のアカウントでリンク公開が出来るかどうかは、管理コンソールの設定で確かめてください。
使えない・同期しないときの確認|案内文のひな形まで
使えないときは、端末、国や地域、アカウント、管理者の設定、同期の順に見ていくと、原因を絞りやすくなります。社員からの問い合わせを減らしたいなら、配る前の案内文にこの順番を書いておくのがおすすめです。
まずは端末から見ていきます。iPhoneとiPadはiOSまたはiPadOS 17以降、AndroidはAndroid 10以降が目安になります。アプリが見つからないときは、NotebookLMではなくGemini Notebookで検索しているかも見てみてください。
次はアカウントを見ます。会社のGoogleアカウントでログインする決まりにしている場合、個人のアカウントで入ってしまうと、社内の資料を扱えない、あるいは扱ってはいけない状態となってしまいます。Workspace側でサービスがオフになっていることもあるので、管理者の方は[生成 AI]から[Gemini Notebook]のサービスの状態を確かめましょう。
同期が遅いときは、追加し直す前にアプリを終了して再起動してください。ヘルプにも、デバイス間の同期が遅れることがあり、問題が起きたらモバイルアプリを終了してから再起動するよう書かれています。同じ資料を二重に入れてしまわないよう、案内文には少し待つ手順も入れておきましょう。
音声解説をオフラインで聞く方にも、ひとつ注意があります。オフライン再生用のダウンロードは出来ますが、端末にファイルとして保存することは出来ないと、ヘルプに書かれています。飛行機や新幹線の中で聞くことは出来ても、音声ファイルを保存して配るような使い方には向いていません。
社員向けの案内文は、次のくらい短くまとめておくと使いやすくなります。社内の端末管理やアカウントの方針に合わせて、必要な行だけ残してみてください。
件名:Gemini Notebook(旧NotebookLM)アプリの利用について Gemini Notebookは、旧NotebookLMの現在の名称です。 App StoreまたはGoogle Playでは、Gemini Notebookで検索してください。 会社資料を扱う場合は、必ず会社のGoogleアカウントでログインしてください。 個人のGoogleアカウントには、顧客情報、個人情報、契約書、未公開の提案書を入れないでください。 iPhoneとiPadはiOSまたはiPadOS 17以降、AndroidはAndroid 10以降が対象です。 WindowsとMacでは、公式デスクトップアプリではなくWeb版のnotebook.googleを使います。 スマホアプリは、外出先で資料を読む、音声解説を聞く、WebページやPDFを追加する用途で使ってください。 レポート作成、設定確認、共有前の最終確認はPCのWeb版で進めてください。 同期されない場合は、同じ資料を追加し直す前にアプリを終了して再起動してください。
よくあるつまずきは、ドライブから直接取り込めないと思い込んで手が止まる、あるいは更新がすぐ映らないと思って同じ資料を何度も入れてしまう、といったものになります。先ほど触れたとおり、ヘルプの制限欄とApp Storeの更新履歴では、ドライブからの追加について食い違って読める記載があります。会社の案内では、実際に確かめた端末の画面に合わせて、手順を決めてしまいましょう。
最後に、外で使うときの画面の扱いも伝えておいてください。スマホに資料を入れられると、通勤中や訪問の前に読めて便利な反面、画面をのぞかれたり端末をなくしたりしたときの影響も出てきます。端末のロック、会社アカウントからのログアウト、共有リンクの扱いは、アプリを配るのと同じタイミングで確かめておきましょう。
よくある質問
NotebookLMアプリは無料で使えますか?
NotebookLMとGemini Notebookは別のアプリですか?
WindowsやMacにNotebookLMアプリはありますか?
スマホアプリとWeb版は何が違いますか?
会社の資料を個人のGoogleアカウントで入れてもよいですか?
Driveからスマホアプリへ直接追加できますか?
会社資料をAIに入れる前に、使う場所をそろえる
UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で切り替えて使える法人向けサービスです。社内文書RAG、音声・動画入力、管理者ダッシュボード、利用ログ・権限・モデルON/OFFに対応しています。月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。
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