OpenAI、出力料金を33%下げ
COPLUS AI NEWS / 2026.08.24 朝
今朝のAIニュースまとめ
安くなる3カ月と、書かせ方の設計
主力モデルの値下げと、AIに文章を手伝わせる現場の工夫
AIにかかるお金と、AIに書かせた文章の見え方。今朝はその両方に触れる2本です。OpenAIは主力モデルのAPI料金を期間限定で引き下げ、出力側は3分の1近く安くなりました。もう一本は、AIに投稿文を書かせながらもAIっぽさを残さないことにこだわった、ホームセンター大手の取り組みです。
① OpenAI、GPT-5.6 SolのAPI料金を期間限定で引き下げ
ソース:OpenAI(ITmedia AI+報道)/2026年8月21日発表
OpenAIは8月21日、主力モデルGPT-5.6 SolのAPI料金を引き下げました。100万トークンあたりの入力料金は5ドルから4ドルへ20%、出力料金は30ドルから20ドルへ約33%安くなります。あわせてChatGPT WorkとCodexのクレジット消費も減らすとしています。
ただしこれは期間限定の価格で、適用は2026年11月21日までの3カ月間です。11月21日以降の料金は明らかにされていません。下位モデルのTerraとLunaは今回の対象外で、ChatGPT Pro・Plus・Businessの各プランに含まれる利用枠にも変更はありません。OpenAIは、性能を伸ばしながら効率も改善していく取り組みの一環と説明しています。
💡 コプラスの視点
出力側が約33%下がる効き目は、要約・議事録・原稿づくりのように長い文章を吐き出させる業務ほど大きくなります。ただし3カ月後に戻る前提の価格です。安いうちに使い倒すのではなく、この3カ月で自社が実際にどれだけのトークンを使うのかを測っておくこと。数字が手元にあれば、値段が戻ったときに続けるか別の手を打つかを、感覚ではなく計算で決められます。
② カインズ、AIが投稿づくりを手助けする機能を導入
ソース:ITmedia ビジネスオンライン/2026年8月24日
全国に約260店舗を構えるカインズが、利用者が商品の使い方アイデアを投稿するサービス「くらシェア」に、AIが投稿づくりを手助けする機能を取り入れたとITmediaが8月24日に報じました。利用者はまず、意外な使い道といった投稿の狙いを選び、次に伝え方のトーンを選びます。そのうえでAIが具体的な使いどころを補い、文章の形に整えていく流れです。
基盤にはGoogle CloudとGeminiを使い、入力された文章と選択内容をAPI経由でGeminiに渡し、生成された結果をBigQueryに蓄えています。同社が重視しているのは、出来上がった投稿がAIに書かせたように見えないこと。投稿の本数を稼ぐことよりも、利用者が実際に感じたことに沿った内容になるかどうかを優先しているといいます。
💡 コプラスの視点
注目したいのは、AIに丸ごと書かせていない点です。狙いとトーンを人が選び、AIは足りない部分を補う。この役割分担は、社内の報告書やお客さま向けの文章にもそのまま応用できます。書き出しをAIに任せると出てくるのは平均的な文章です。何を伝えたいかを先に人が決めておくだけで、出来上がりの手触りは大きく変わります。
今朝のまとめ
値段が下がる話と、書かせ方を設計する話。方向は違いますが、どちらも自社の使い方を数字と手順で押さえているかを問うています。安くなった3カ月をただ喜ぶのではなく、何にどれだけ使ったかを残す。AIに任せる範囲を先に決めておく。この2つがあるだけで、来月の判断がぐっと楽になります。
コプラスは、生成AIの選び方から社内での使い方の設計、定着までを中小企業の現場に合わせて伴走しています。どのモデルをいくらで使うべきか迷っている段階でも、お気軽にご相談ください。


