Copilotの画像生成の上限。1日に作れる枚数と、上限に当たったときの対処

Copilotの画像生成の上限とは、Copilotで画像を作れる量にMicrosoftがかけている利用の制限のことです。結論から言うと、Microsoftは公式に「1日◯枚まで」という数字を出しておらず、上限の決まり方はサインインしているアカウントの種類によって変わります。解説記事でよく見る15回や100回の数字も、2026年10月14日に確認した時点では、Microsoftの公式ページで確認できる範囲に記載がありません。社員から「画像が作れなくなった」と相談されたときは、枚数を調べるより、どのアカウントで使っているかを先に確かめるのが近道になります。

Copilotで画像を作る方法や商用利用の条件など全体の話はCopilotの画像生成の解説に、文字数やファイルなど画像以外も含めた一覧はCopilotの制限の解説にまとめています。

※2026年10月14日時点でMicrosoftの公式ページに表示されている内容です。上限の扱いや画面の表示は、予告なく変わることがあります。

結論:Copilotの画像生成に公式の枚数はなく、アカウントで決まり方が違う

Copilotの画像生成で1日に作れる枚数は、Microsoftの公式ページには書かれていません。個人向けのCopilotアプリの案内には、画像の作成などを無料で使えるものの、使用可能な容量と制限があり、制限に達したら有料のオプションにするか後で戻ってくるかを選べる、とだけ書かれています。職場向けのCopilot Chatについても、画像生成はサービスの混み具合に左右される標準アクセスの機能と説明されていて、回数の記載は見当たりません。

数字が示されていないぶん、上限の考え方は使っているアカウントで分かれます。個人の無料アカウント、個人向けMicrosoft 365の契約者、ライセンスのない職場アカウント、Microsoft 365 Copilotのライセンスがある職場アカウントの4つで、上限が何で決まるか、どこで確かめるかが違ってきます。社内で案内するときも、まずこの4つのどれに当たるかを決めてから話すと、食い違いが起きにくくなります。社内で「1日◯枚まで」と枚数を約束する案内は、出さないほうが安全でしょう。数字を決めずに、作れなくなったときの動き方を決めておくほうが、社員の迷いは少なく済みます。

アカウント4種類の判断表:上限の決まり方と確認する場所

自分がどの上限の話をしているかは、次の表で確かめることが出来ます。右端の列は、社員本人か管理者が実際に開いて確かめられる場所です。

アカウント上限の決まり方公式の数字確認する場所
個人の無料アカウント(個人のMicrosoftアカウントでCopilotアプリを使う)使用可能な容量と制限があり、制限に達したら有料のオプションにするか、後で戻ってくるかを選ぶ、と案内されているなしCopilotアプリで上限に達したときの画面の案内。残りの回数を示す画面は、確認した公式ページでは見当たらない
個人向けMicrosoft 365(Personal・Family・Premium)機能ごとの制限と、月単位のAIクレジット。イメージ生成はPersonalとFamilyがStandardの使用法、Premiumが広範な使用という区分なし(区分の名前だけ)Microsoftアカウントの「サービス & サブスクリプション」
職場アカウント(Microsoft 365 Copilotのライセンスなし)標準アクセス。サービスの容量に左右され、需要が高い時期は一時的に制限される場合がある。2025年4月下旬から1日の上限が入ったとMicrosoftが通知(数は非公開)なし画面に出る案内と、社内の管理者(Microsoft 365 管理センター)
職場アカウント(Microsoft 365 Copilotのライセンスあり)優先アクセスの対象。回数の記載はないなし(無制限とも書かれていない)管理者にライセンスの割り当てを確かめてもらう

どの行を見ても、公式の数字の列は「なし」となります。ライセンスのある職場アカウントについても、回数の記載がないだけで、無制限と書かれているわけではありません。社内では「ライセンスがあれば無制限」と案内しないようにしましょう。

自分がどのアカウントで作っているかを確かめる

個人のアカウントと会社のアカウントの両方でサインインしていると、本人も気づかないまま個人のCopilotで画像を作っていることがあります。サインイン中のメールアドレスが会社のドメインかどうかを、相談を受けた最初に聞いてみてください。アカウントの見分け方と、どちらで作った画像を社外に出してよいかは、Copilotの画像生成の解説で詳しく扱っています。

無料版の1日の回数の目安:よく見る数字と出どころ

Copilotの画像生成について検索すると、15回、100回、10回、約30枚、40〜60枚と、記事によって違う数字が出てきます。いずれも確認したMicrosoftの公式ページには載っておらず、解説記事の書き手や利用者が、それぞれの時期と環境で書いたものです。社内で数字を求められたときの扱い方も添えて、出どころを並べました。

よく見る数字どこで言われているか公式の記載社内での扱い
無料は1日15回(ブースト15回)複数の解説記事。他の記事の公開情報を根拠にしている記事もある確認した公式ページになし目安として案内しない
無料は1日10〜15回解説記事(出典の記載なし)なし案内しない
Copilot Proは100回解説記事なし。Copilot Proは購入終了・2026年8月1日でサポート終了案内しない
法人のMicrosoft 365 Copilotも100回一部の解説記事の表なし案内しない
無料は1日10回解説記事の筆者が2026年6月に自分で試した結果として掲載なしその時点の1人の結果として扱う
1アカウント1日約30枚Q&Aサイトの回答。回答者はCopilot自身がそう言ったと説明なし根拠にしない
軽い指示で40〜60枚、重い指示で10〜20枚個人のブログの観察(無料の1アカウント・2026年3月)なし傾向の参考にとどめる
以前は無制限だったが1日1回になったMicrosoft Q&Aの質問者の書き込み正確な数は非公開とMicrosoftのコミュニティ担当者が回答職場アカウントの上限の話として扱う

数字が割れているのは、時期やアカウント、指示の重さが記事ごとに違ううえ、Microsoftが数を公開していないためと考えられます。Microsoft Q&Aでは2025年に、Microsoftのコミュニティ担当者が、1日の画像生成の制限はその頃変わったものの正確な数は公開されておらず、今後も変わる可能性があると回答しています。公式のドキュメントではありませんが、数字が固定されていないことを示す材料にはなるでしょう。解説記事の15回や100回を、社内の資料やルールに書き写すのはやめておきましょう。社員に聞かれたら「公式の数字はなく、時期によって変わる」と答えるのが、外れの少ない言い方になります。

有料にすると増えるのか(Copilot Pro・Microsoft 365・法人ライセンス)

個人向けのMicrosoft 365では、イメージ生成はPersonalとFamilyがStandardの使用法、Premiumが広範な使用と、区分の名前で示されています。同じページには、制限は機能や入口、システムの状態によって異なり、新しいAIモデルが使えるようになると変わることもある、という説明もあります。回数そのものは書かれていないため、有料にすれば何枚増えるとまでは言えません。

Copilot Proで100回という話もよく見かけますが、Microsoftの英語版のサポートページでは、Copilot Proは新規に購入できず、既存の契約も2026年8月1日でサポートが終了したと案内されています。これから社員に勧めるプランではないと考えてよいでしょう。職場アカウントの場合は、Microsoft 365 Copilotのライセンスを持つ利用者が優先アクセスの対象になります。ただ、ライセンスを付けたら何枚まで作れるかは、公式ページには示されていません。

ブーストの仕組みと、CopilotチャットとDesignerの違い

ブーストとは、解説記事の説明では、画像を速く作れる回数の枠で、使い切ると生成が遅くなり数分かかる、とされるものです。Designerは画像やデザインを作るMicrosoftのツールで、個人向けMicrosoft 365の契約者向けのよくある質問には、Designerではすべての画像が自動的にブーストされるようになり、作る頻度で速さが変わらなくなった、と書かれています。ただし対象はPersonal・Family・Premiumの契約者向けの説明で、無料のCopilotアプリにも同じことが当てはまるかは、このページからは分かりません。

無料のCopilotアプリの使い方のページで確かめられるのは、プロンプトを送ってから画像が出来るまでに数分かかる、という一文までになります。数分待たされるのはブーストが切れたせいとは限らないので、少し待ってから判断してみてください。職場のCopilot Chatの画像生成は、前の表のとおり標準アクセスの機能として扱われています。管理者の側では、Microsoft 365でAIによる画像生成を止めるクラウドポリシーの名前が「Designer イメージ生成へのアクセスを制御する」で、Designerの名前で管理する形です。

リセットは24時間ごと・翌日なのか

解説記事の多くは、上限は24時間ごと、または翌日に戻ると書いていて、時刻については記事ごとに違う説明が並んでいます。Microsoftの公式ページでは、戻る時刻は確認できませんでした。職場アカウントについては、後で触れる2025年の通知文に、上限に達したら翌日に割り当てが戻るまで待つか、ライセンスが必要になる、という内容が書かれていました。個人の無料アカウントの案内は「後で戻ってくる」という言い方にとどまるので、社内では時刻を決めずに「翌日以降にもう一度試す」と伝えておきましょう。

職場アカウントの上限:2025年4月下旬の通知とStandardアクセス

職場アカウントで画像の上限に当たる理由は、Microsoft 365 Copilotのライセンスがない利用者の画像生成が、混み具合に左右される標準アクセスの扱いになっているためです。社員から「前は何枚でも作れたのに急に作れなくなった」と言われたら、まずこの仕組みを疑ってみてください。

2025年4月下旬から、ライセンスのない利用者に1日の上限

Microsoft 365の管理者向けのお知らせ(メッセージセンターのMC1064749)で、Microsoftは2025年4月下旬から、Microsoft 365 Copilotのライセンスがない職場のCopilot Chat利用者に、画像生成の1日の上限を設けると通知しました。管理センターの原文はサインインが必要なため、ここではMicrosoft Q&Aに転載された通知文をもとにしています。通知文によると、上限の数は公開されておらず、今後変わることもあるという扱いです。上限に達すると、製品の中に案内が表示される場合があり、追加で作るにはCopilotのライセンスを付けるか、翌日に割り当てが戻るまで待つことになります。

通知は、指定の日付までに自動で切り替わり、管理者の操作は要らないという一文で終わっています。管理者が何もしないうちに、社員の側で急に作れる枚数が減ったように見えたのは、このためでしょう。ライセンスのない社員の画像生成には、管理者が設定しなくても1日の上限がかかる前提で考えましょう。Microsoft Q&Aには、以前は無制限だったのに1日1回になったという質問も寄せられていました。

※MC1064749は2025年時点の通知です。2026年10月14日時点のMicrosoftの公式ページは回数に触れておらず、混雑時の一時的な制限として説明しています。

Standardアクセスは混雑すると一時的に制限される

現在のMicrosoftの説明では、Microsoft Copilotのライセンスを持たない利用者は、Copilotの機能を標準アクセス(Standard アクセス)で使える、という扱いです。標準アクセスはサービスの容量に左右され、1日の中でも使える度合いが変わり、需要が高い期間には一時的に制限される場合があると書かれています。対象の機能として、ファイルのアップロードや音声と並んで画像生成も名前が挙がります。Microsoftはこの制限を、エラーや製品の誤動作ではなく、多くの利用者に安定して使ってもらうための方法だと説明しています。

社員が「壊れた」と感じる場面でも、実際は混雑による制限ということが十分にあり得ます。日中に作れず、時間をずらしたら作れたという場合は、回数の上限より混雑の影響を先に考えてみるとよいでしょう。

上限で止まった仕事を、会社の環境で別のAIに回す

画像の上限で手が止まっても、文章や調べものは会社が管理する環境の別のAIで続けられます。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

エラーの出方で切り分ける:上限・混雑・設定・内容

画像が作れないときは、画面に出た案内の種類で、待てば戻るものか、管理者でないと直せないものかを分けられます。公式に説明がある範囲とない範囲を区別して、4つに分けました。

  • 1日の上限に達したという案内が出る場合は、1日の枠を使い切った状態です。職場アカウントについては、2025年の通知文に、上限に達すると製品の中に案内が表示される場合があると書かれていました。翌日以降にもう一度試すのが基本の対処になります。
  • 多くの人が画像を作っている、混み合っている、という趣旨の表示が出る場合は、混雑による一時的な制限と考えられます。この文言そのものを説明した公式ページは確認できませんでしたが、職場向けの標準アクセスについては、需要が高い時期に一時的に制限され、エラーではないと説明されています。時間をずらしてから試してみてください。
  • 画像を作るボタンが見当たらない、頼んでも画像が1枚も返ってこない場合は、管理者の設定を疑います。管理センターで画像生成が許可されていないと、Copilot Chatでは新しい画像もストック画像も返されません。社員の側では直せないので、管理者に確認してもらいましょう。
  • 内容を理由に作成を断られた場合は、回数の上限とは別の原因です。詳しくは次の見出しで扱います。

同じ社員が個人のアカウントでは作れて、会社のアカウントでは作れないなら、会社側の設定か、職場アカウント側の1日の上限・混雑が原因と考えられます。案内の文言で見分けてください。原因の切り分け全体はCopilotの制限の解説で、社員が直せるものと管理者が直すものに分けて紹介しています。

セーフティフィルター・ポリシー違反で拒否される(上限と別の原因)

回数が残っていても、頼んだ内容によっては画像が作られないことがあります。実在の人物や他社のロゴ、既存の作品に似せる指示は、そもそも会社の業務で避けておきたい頼み方になります。この場合は、時間を置いても結果は変わらないので、指示の中身を書き換えるほうが早く済みます。断られたことを上限と取り違えて「明日まで待って」と案内してしまわないよう、画面の文言をよく読んでもらいましょう。

上限に当たったときの対処(待つ/有料/別ツール併用)

上限に当たったときに社員が取れる手は、待つ、有料のライセンスを使う、別の道具で代わりを用意する、の3つです。会社の中では、どれを選ぶかを社員任せにせず、担当者が先に決めておくとよいでしょう。

社員がすること

  • 1日の上限の案内なら翌日以降に、混雑の案内なら時間をずらして、もう一度試す
  • 会社のアカウントでサインインしているかを確かめる
  • 急ぎの資料には、会社で用意した素材集や過去に作った画像を使う
  • 文章の下書きや調べものは、会社が認めた別のAIで先に進める
  • 何日も作れない状態が続くなら、担当者に連絡する

どれも特別な操作は要らず、社員が自分で判断して進めることが出来ます。

社員がしないこと

  • 個人のMicrosoftアカウントに切り替えて続きを作る
  • 家族や同僚のアカウントを借りる
  • 別の無料アカウントを作って作り直す
  • 会社が把握していない画像生成サービスに、業務の資料や写真を入れる

どれも、その場の上限はしのげても、作った画像が会社の管理の外に出てしまいます。会社側から見た問題は、後の見出しで詳しくまとめています。

有料にするかは、ライセンスの有無で考える

職場アカウントで上限に当たる社員が多い場合、2025年の通知文が追加で作る方法としてライセンスを挙げている点は、検討の材料になります。ただし、ライセンスを付けたあとに何枚まで作れるかは公式に示されていないので、画像のためだけでなく、普段の業務での使い方全体を見て判断するのが現実的でしょう。社員が個人で有料のプランを契約して業務に使うことは、会社としては勧められません。個人向けプランのAI特典は、契約した本人しか使えず、他の人と共有できないとMicrosoftは明記しています。

プロンプトを短くして負荷・失敗を減らす

回数そのものを増やす方法は公式には見当たりませんが、1枚あたりの作り直しを減らすことは出来ます。個人のブログには、軽い指示では40〜60枚、重い指示では10〜20枚作れたという観察もあり、指示の重さで作れる量が変わると感じている利用者もいるようです。1人の観察なので数字は参考にとどめ、運用としては次の3つを試してみてください。

  • 何に使う画像か(用途・縦横の比率・雰囲気)を、先に文章で決めてから生成する
  • 1回の指示に要素を詰め込みすぎず、主役・背景・画風くらいに絞る
  • 気に入った1枚を対話で直してもらい、最初から作り直さない

指示の下書きは文章のやり取りで先に整え、画像を作るのは最後にまとめるのがおすすめです。指示の書き方のコツはCopilotの画像生成の解説でも紹介しています。

個人アカウント・複数アカウントでの回避を会社が勧めない理由

上限を避ける方法として、別のアカウントに切り替える、複数のアカウントを使い分ける、というやり方を紹介する記事もありますが、会社としては勧めないほうがよいでしょう。上限とは関係のないところで、会社の困りごとが増えるためです。

1つ目は、個人のアカウントで作った画像やプロンプトが、会社の管理の外に出てしまう点になります。職場アカウントであれば管理者が設定や記録を管理できますが、個人のアカウントは会社の管理画面に出てきません。

2つ目は、個人向けの契約の条件です。個人向けMicrosoft 365のAI特典はサブスクリプションの所有者だけが使え、他のユーザーと共有できないとMicrosoftは書いていて、家族や同僚の契約を借りて上限を避ける使い方は、この条件に合いません。

3つ目は、使った人によって画像の扱いがばらばらになることです。誰がどのアカウントで作った画像かを会社が追えなくなり、社外に出したあとで問い合わせを受けても、経緯を説明できなくなってしまいます。上限に当たったら個人のアカウントに切り替える、という使い方は会社のルールで止めておきましょう。

商用利用の条件は、上限とは別に確かめる

個人のアカウントで作った画像を会社の資料や広告に使えるかは、上限とは別の論点です。個人向けの規約は私的な利用を前提にしていて、会社で使う画像は職場アカウントで作るのが基本になるため、条件の詳細はCopilotの画像生成の商用利用の条件で確かめてみてください。

管理者ができること・見当たらないこと

管理者が画像生成について出来るのは、使わせるか止めるかの切り替えで、1人あたりの枚数を増やしたり減らしたりする設定は、確認した公式ページには見当たりません。上限の相談を受けた管理者が、管理センターで枚数の設定を探して時間を使ってしまわないよう、出来ることと見当たらないことを分けておきます。

出来ること:画像生成のオン/オフ

Microsoft 365 管理センターでは、[Copilot]>[設定]>[Copilot アクション]>[Copilot 画像生成]の順に開くと、画像生成を許可するかどうかを選べます。許可しない場合、Copilotは画像を生成せず、PowerPointではストック画像やブランド画像で応じ、Copilot Chatでは新しい画像もストック画像も返されません。もう1つ、クラウドポリシーの「Designer イメージ生成へのアクセスを制御する」を有効にすると、社員がMicrosoft 365でAIを使って画像を作れないようにすることが出来ます。どちらも止めるための設定なので、上限の相談で触る場所とは違います。

見当たらないこと:枚数の調整と残りの回数の確認

管理者が社員ごとに1日の枚数を決める設定や、社員の残りの回数を管理者が見られる画面は、2026年10月14日に確認した公式ページには書かれていません。2025年の通知文も、上限は自動で入り、管理者の操作は要らないと書いていました。管理者として出来るのは、ライセンスの割り当ての見直しと、社員への案内になります。上限の相談が続くようなら、誰がどのくらい困っているかを集めてから、ライセンスを増やすか、別の道具を用意するかを決めましょう。

社員への案内文のひな形:画像生成が使えなくなったら

社内のチャットや掲示板に貼れる形で、案内文のひな形を用意しました。【】の中は、自社の状況に合わせて書き換えてください。

件名:Copilotで画像が作れなくなったときの対応

Copilotの画像生成には、Microsoftが決めている利用の上限があります。1日に何枚まで作れるかは公表されておらず、時期によって変わります。作れなくなったときは、次の順で対応してください。

1. 画面の案内を読む
・1日の上限に達したという案内:翌日以降にもう一度試してください。
・混み合っているという案内:時間をずらして試してください。
・画像のボタンがない、何も返ってこない:【情報システム担当】に連絡してください。
・内容を理由に断られた:指示の中身を変えてください。待っても結果は変わりません。

2. 会社のアカウントで使っているか確かめる
サインインしているメールアドレスが【会社のドメイン】であることを確認してください。

3. してはいけないこと
・個人のMicrosoftアカウントに切り替えて続きを作る
・家族や同僚のアカウントを借りる、別のアカウントを作る
・会社が認めていない画像生成サービスに、業務の資料や写真を入れる

4. 急ぎのとき
・画像は【会社の素材集の保存場所】の素材を使ってください。
・文章の下書きや調べものは【会社が認めたAIの名前】で続けてください。

5. 連絡先
何日も作れない状態が続く場合は、【担当部署・担当者】までご連絡ください。

WordやExcelでCopilotが表示されないといった相談には、Copilotの制限の解説にある案内文が合います。

上限に当たりにくい使い方を会社で決める

上限に当たる回数を減らすには、社員の工夫に任せるより、画像生成を何に使うかを会社で先に決めておくのが近道です。用途がはっきりしていれば、試しに何枚も作る場面が減り、本当に必要な画像に回数を残せます。

  • 社内資料の挿絵やSNSの画像など、画像生成を使う用途を決める
  • ロゴや商品写真など、AIで作らない画像を決める
  • よく使う背景やイメージは共有フォルダーに保存し、作り直さない
  • 指示の書き方の見本を社内で共有する

作った画像を共有フォルダーに保存しておけば、同じような画像を別の社員が作り直す手間も省けます。画像以外の仕事まで1つのサービスに頼っていると、上限に当たったときに業務全体が止まりやすくなります。文章の下書きや調べものは会社が認めた別のAIでも進められるようにしておくと、画像の上限に振り回されにくくなるでしょう。用途ごとのAIの選び方は主要4AIの違いと使い分けで紹介しています。

会社で安全に使うには:学習・ログ・配布・複数AIの使い分け

画像生成の上限への対応は、生成AIを会社で安全に使わせる仕組みづくりの一部になります。上限に当たった社員が個人のアカウントへ流れるのを防ぐには、会社が用意した環境で、次の4つがそろっていることが前提です。

  • 入力した内容を学習に使わせない設定が、社員ごとの操作ではなく、全員に同じ条件でかかっている
  • 誰が・いつ・どのAIを使ったかの記録を、会社が見られる
  • 使いたい社員に行き渡るように配られていて、配られなかった社員が個人のアカウントで使い始めない
  • 画像、文章、調べものなど用途ごとに、複数のAIを使い分けられる

会社が把握していないアカウントやサービスで仕事が進む状態は野良AI(シャドーAI)と呼ばれ、情報の持ち出しにつながりやすいとされています。Copilotの上限で止まった仕事を、同じ会社の環境の中で別のAIに回せるようにしておけば、社員が外のサービスを探す理由そのものが減ります。入力してよい情報の線引きや、作った画像の確認の手順は、生成AIの社内ガイドラインの作り方を参考に、ルールとしてまとめてみてください。複数のAIを1つの環境で使う方法はマルチAIの解説で比べています。

上限で止まった仕事を、会社の環境で別のAIに

UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で切り替えて使える法人向けAI基盤です。全モデルで学習非利用を標準適用し、管理画面ではUPGEAR AI上の利用について、誰が・いつ・どのAIを使ったかを一覧でき、使わせるAIも会社が選べます。画像・PDF生成の機能もあります。利用量には上限があり、上限に近づくと、管理者宛に複数回メールでお知らせします。上限に達した時点で利用を停止する安全設計のため、知らないうちに超過して追加の請求が発生することはありません。料金は月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名・スタンダード6〜20名・プレミアム21〜50名)。通常、初期費用100,000円(税抜)が別途かかります。

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よくある質問

Copilotの画像生成は1日何枚まで作れますか?
Microsoftの公式ページに1日の枚数は書かれていません(2026年10月14日時点)。個人の無料アカウントは使用可能な容量と制限があると案内され、ライセンスのない職場アカウントは混み具合に左右される標準アクセスとして説明されています。解説記事の15回や100回は確認した公式ページには載っていないため、社内では枚数を約束しない案内をおすすめします。
上限は何時にリセットされますか?
戻る時刻は、確認した公式ページには書かれていません。職場アカウントについては、2025年の通知文に、上限に達したら翌日に割り当てが戻るまで待つという内容がありました。社内では時刻を決めず、翌日以降にもう一度試すよう案内してください。
複数のアカウントを使えば上限を回避できますか?
会社としてはおすすめしません。個人のアカウントで作った画像は会社の管理の外に出てしまい、個人向けMicrosoft 365のAI特典はサブスクリプションの所有者だけが使え、他のユーザーと共有できないとMicrosoftは書いています。上限に当たったら待つか、会社が認めた別の手段を使うよう案内してください。
Microsoft 365 Copilotのライセンスがあれば無制限に作れますか?
無制限とは書かれていません。ライセンスを持つ利用者は優先アクセスの対象とされていますが、何枚まで作れるかは公式ページに示されていません。2025年の通知文では、ライセンスのない利用者が追加で作る方法の1つとしてライセンスが挙げられていました。
Copilot Proにすれば上限は増えますか?
Copilot Proは新規に購入できず、Microsoftの英語版のサポートページでは、既存の契約も2026年8月1日でサポートが終了したと案内されています。これから社員に勧めるプランではありません。職場で使うなら、会社のアカウントとライセンスで考えるのが基本です。
管理者が社員の画像の枚数を増やすことはできますか?
確認した公式ページには、管理者が1人あたりの枚数を決める設定は見当たりません。Microsoft 365 管理センターで出来るのは、Copilot 画像生成を許可するかどうかの切り替えです。上限の相談が多い場合は、ライセンスの割り当てや代わりの手段を見直すことになります。

まとめ

Copilotの画像生成で1日に作れる枚数は、Microsoftの公式ページには示されておらず、上限の決まり方はアカウントの種類によって違います。職場アカウントでライセンスのない利用者には、2025年4月下旬から1日の上限が入るとMicrosoftが通知しており、今の公式ページでは混雑で一時的に制限される標準アクセスとして説明されています。解説記事の15回や100回を社内のルールに写さず、枚数を約束しない案内にしておくのが安全でしょう。

上限に当たった社員が個人のアカウントに切り替えると、作った画像が会社の管理の外に出てしまいます。待つ、ライセンスを見直す、会社が認めた別のAIで仕事を続ける、という選択肢を先に用意し、案内文で社員に伝えておきましょう。法人のAI活用に関する他の記事はAI活用コラム一覧にまとめています。