Copilotの制限はどこで決まるか。無料版・個人向け・会社のCopilot Chat・アドオンで違う上限と、社員が制限に当たったときの確かめ方

Copilotの制限とは、MicrosoftがCopilotの機能ごとに設けている利用の上限や、混雑時にかかる一時的な制約のことです。制限は1つの数字で決まるものではなく、無料版・個人向けMicrosoft 365・会社のCopilot Chat・有料のアドオンのどれを使っているか、どの機能を使うかで変わります。2026年9月時点のMicrosoftの公式ページは、多くの機能で回数を数字で示しておらず、「広範な使用」「Standard の使用法」といった言葉で説明しています。会社のアカウントでアドオンがない場合は Standard アクセスとなり、需要が高い時間帯に一時的に制限されることがある、という形になります。

Copilotとは何か、製品ごとの違いと料金の全体像はCopilotとは?種類と料金、会社で安全に使う方法にまとめています。制限の話は、社員から「Copilotが制限で使えない」と言われたときに、会社でどこを確かめればよいかという順番で読み進めてみてください。

※2026年9月25日時点で Microsoft の公式サポートページで確認した内容です。管理者向けの設定は、同日に Microsoft Learn の管理者向けドキュメントで確認しました。仕様は予告なく変わることがあるため、社内に案内する前に公式ページで最新の内容をご確認ください。

Copilotの制限はどのCopilotか・どの機能かで決まる

Copilotの制限を調べるときは、まず社員が使っているのがどのCopilotかを確かめる必要があります。名前が似ていても、次の4つは契約も制限の考え方も別のものになります。

  • 無料版のCopilot(個人のMicrosoftアカウントで使うもの、またはサインインせずに使うもの)
  • 個人向けMicrosoft 365(Personal・Family・Premium・Pro)の契約に付くCopilot
  • 会社のMicrosoft 365に含まれるCopilot Chat(職場アカウントで使うもの)
  • 会社が追加で買うアドオンライセンスのMicrosoft Copilot(旧称 Microsoft 365 Copilot)

Microsoftは名称を改めており、Microsoft 365 Copilot は Microsoft Copilot に、Microsoft 365 Copilot Chat は Microsoft Copilot Chat になったと公式ドキュメントで案内しています。移行期間中は画面やライセンスに旧名が残る場合もあるため、無料版の Copilot と会社のアドオンの Microsoft Copilot を取り違えないよう注意が必要です。

制限は、この4つのどれかに加えて、チャット・ファイルのアップロード・画像生成・音声など、どの機能を使うかでも変わります。個人向けの公式ページも、制限は機能や入口(エントリ ポイント)、システムの状況によって異なり、新しいAIモデルが出ると変わることがあると書いています。社員から制限の相談を受けたら、まずどのCopilotのどの機能かを確かめましょう。

1会話のターン数・1日の回数は公式ページに数字がない

Copilotの回数制限として、1日に使える回数や、1つの会話で続けられるやり取りの数がネット上でよく紹介されています。しかし2026年9月25日時点で、Microsoftの公式サポートページ(AIクレジットと制限、Standard アクセスと優先アクセスの違い、無料版との違いの各ページ)には、そうした回数は数字として載っていません。ネットで見かける数値の多くは、以前の仕様の説明や、利用者が画面の表示から読み取った実測になります。仕様が変わっている可能性があるため、社内の案内にそのまま使うのは避けたほうが安全でしょう。

無料版については、サインインしなくても使える一方で、個人のアカウントでサインインすると長い会話やチャット履歴、画像の作成、音声操作などが使えると公式に案内されています。1つの会話の長さに関わる違いは、回数の数字ではなくサインインの有無として説明されているわけです。

プラン別の制限早見|公式が数字を出している項目と言葉だけの項目

公式ページで数字まで確認できる制限は、無料版のファイルアップロードなど、ごく一部に限られます。それ以外は「広範な使用」「Standard の使用法」のような段階を表す言葉か、需要が高い期間は一時的に制限される場合がある、という説明で示されています。早見では、この2つを分けて並べました。

公式が数字を出している項目

  • 無料版Copilotのファイルアップロード:1回の会話で最大20個、1ファイル50MBまで

公式が言葉でしか示していない項目

  • 個人向けMicrosoft 365のチャット・深い推論・ページ:Personal・Family・Premium・Proの4プランとも「広範な使用」
  • 個人向けの画像生成・オーディオの概要:Personal・Familyは「Standard の使用法」、Premium・Proは「広範な使用」
  • 個人向けの音声・ビジョン:Personal・Familyは「Standard の使用法」、Premiumは「より多くの使用法」、Proは「最も高い使用率」
  • 個人向けのリサーチ ツール・アナリスト:Personal・Familyは「利用不可」、Premium・Proは「広範な使用」
  • 個人向けの優先アクセス:4プランともあり
  • 会社のCopilot Chat(アドオンなし):ファイルのアップロード・画像生成・モデルなどは Standard アクセスで、サービス容量によって1日の中で変わる
  • 会社のアドオンあり(M365 Copilot (Premium)):優先アクセス。回数の数字は示されていない

※2026年9月25日時点で Microsoft の公式サポートページで確認した内容です。確認したページは「Microsoft 365 サブスクリプションの AI クレジットと制限」(最終更新日 2026年9月)、Standard アクセスと優先アクセスの違いを説明するページ、無料版Copilotのファイルアップロードのページ、Copilotのライセンスの確かめ方のページです。

無料版Copilotの制限|サインインの有無とファイルの上限

無料版のCopilotはサインインしなくても使えますが、個人のMicrosoftアカウントでサインインすると、チャット履歴や画像の作成、長い会話、音声操作などの機能が加わります。ファイルは1回の会話で最大20個まで、1つのファイルは50MBまで添付でき、PDF・Word・Excel・PowerPoint・画像・テキスト・CSVなどの形式に対応しています。調べもの系の機能や画像生成の回数については、無料版の公式ページに数字が出ていません。

なお、Microsoft Copilot アプリには職場アカウントと個人のアカウントのどちらでもサインインでき、チャットやファイル、保護の内容はサインインしたアカウントごとに分かれると管理者向けドキュメントに書かれています。仕事で使うときは、職場アカウントでサインインしているかを確かめてください。

個人向けMicrosoft 365(Personal・Family・Premium)の利用枠とAIクレジット

個人向けMicrosoft 365のCopilotには、機能ごとの使用制限と、AIクレジットという2つの仕組みがあります。機能制限は特定の期間内にその機能を使える回数で、AIクレジットはWord・Excel・Designer・フォト・ペイント・メモ帳などのAI機能で差し引かれる月単位の割り当てと説明されています。公式の例では、Copilotに受信トレイの要約を頼むとクレジットが1つ減るとされていますが、月に何クレジット付くかは現在のページに書かれていません。

AI特典は契約の所有者だけのもので、Familyを共有された家族はデスクトップアプリのCopilotを使えない点にも注意が必要です。Microsoftは、FamilyとPremiumは個人利用向けとし、職場での共同作業には一般法人向けプランを勧めています。社員が自分で契約したPremiumは、あくまで個人の契約となります。Microsoftは、個人向けのCopilotを職場の文書で使う方法も案内しており、管理者はクラウド ポリシーでこれを止められます。

会社向けのCopilotは回数ではなく混雑時の一時的な制限

会社のCopilot ChatとアドオンのMicrosoft Copilotについては、1日や1か月の回数上限が公式ページで数字として示されていません。代わりに、アドオンのない職場アカウントは Standard アクセス、アドオンのある職場アカウントは優先アクセスという区分で説明されています。Standard アクセスはサービス容量の影響を受けて1日の中で変わり、需要が高い期間は一時的に制限される場合があるものの、エラーや誤動作ではないというのが公式の説明です。

対象はファイルのアップロード、画像生成、音声、モデル、高度な推論などで、音声機能は優先アクセスのユーザーだけが使えます。利用できないときはCopilotが通知を出し、進行中のタスクは中断されないとも案内されています。会社のアカウントで混雑時に出る制限は、故障ではなく一時的なものとして扱われます。

機能ごとの上限|文字数・ファイル・画像生成・音声

機能ごとに見ると、公式が上限を数字で示している項目はさらに少なくなります。社員に案内するときは、数字がある項目と、状況で変わる項目を分けて伝えるのが確実でしょう。

入力できる文字数・トークン数の上限

1回に入力できる文字数やトークン数(AIが文章を処理するときの単位)の上限は、2026年9月25日時点の公式サポートページに数字で載っていません。代わりに公式は、長い文書や大きなPDF、数式の多い表は分けて渡すことや、まとまりごとに要約させることを勧めています。AIはファイルの先頭と末尾を優先しやすく、言語によって文書の大きさを調整する必要がある場合があるとの説明もあります。長い文書は、上限の数字を探すより分けて渡すほうが確実です。分け方の手順は長い文書を扱うときの分割の手順をご覧ください。

アップロードできるファイルのサイズ・数・形式

ファイルの上限は、無料版と職場アカウントで説明のページが分かれています。無料版は1回の会話で最大20個、1ファイル50MBまでという数字がある一方、職場アカウントのページには対応する形式の一覧があるだけで、サイズの上限の数字は書かれていません。職場のCopilot Chatでは、ファイルのアップロード自体が Standard アクセスの対象で、混雑時には一時的に使えなくなることがあります。

職場向けのページで対応形式として挙がっているのは、文書・スライド・表計算・画像・コードなどのファイルです。管理者がアップロードを止めている会社では、社員の画面では制限のように見えるため、管理者の設定もあわせて確かめてみてください。

画像生成の制限(ブースト・クレジット)

画像生成は、個人向けと会社向けで上限の考え方が違います。個人向けMicrosoft 365では、Personal・Familyが「Standard の使用法」、Premium・Proが「広範な使用」とされ、DesignerなどのアプリではAIクレジットが差し引かれます。高速に生成する回数をブーストと呼ぶ説明もネットには残っていますが、現在の公式ページはAIクレジットと機能制限という言葉で説明しています。会社のCopilot Chatでは画像生成も Standard アクセスの対象で、管理者は画像生成を使えるかどうかを設定で切り替えられます。

リサーチ ツール・音声・ビジョン・オーディオの概要など機能別の上限

時間をかけて調べものをするリサーチ ツールや、データを分析するアナリストは、個人向けではPersonal・Familyで利用できず、Premium・Proで「広範な使用」とされています。画面やカメラの映像を読み取るビジョンと音声は、Personal・Familyが「Standard の使用法」、Premiumが「より多くの使用法」、Proが「最も高い使用率」という段階になります。内容を音声で聞けるオーディオの概要も、Premium・Proのほうが多く使える区分です。

会社の職場アカウントでは、リサーチ ツールやアナリストはアドオンのある人が「広範な使用」の対象で、音声機能は優先アクセスのユーザーに限られます。いずれも回数の数字は公式に示されていないため、社員から回数を聞かれたら、数字では答えられないと正直に伝えるのがよいでしょう。

制限のリセットと、今の状態を確かめる方法

制限がいつ戻るか、今どこまで使っているかの確かめ方は、個人向けと会社向けで違います。社員がどちらのアカウントで困っているかを先に聞いてみてください。

制限がリセットされるタイミング

公式は、個人向けの機能制限を特定の期間内に使える回数、AIクレジットを月単位の割り当てと説明しています。何時にリセットされるかといった具体的な時刻や、24時間ごとといった区切りは、現在の公式ページに書かれていません。会社のStandard アクセスは回数でなくサービスの混み具合で変わるため、時間を置いて試すのが基本の対応になります。

個人向けはサービス & サブスクリプションで確かめる

個人向けMicrosoft 365の制限とAIクレジットの状態は、Microsoftアカウントにサインインして「サービス & サブスクリプション」を開くと確認できます。機能の制限に達したときは、画面に通知が出ると案内されています。社員が私物のPCで個人の契約を使っている場合、この画面の内容は会社の契約とは関係がない点を押さえておきましょう。

職場アカウントはMicrosoft 365のホームでラベルを見る

職場アカウントでは、自分がどの区分かをラベルで確かめます。Microsoft 365のホームを開いて一番下までスクロールすると、名前の下にラベルが表示されます。ラベルごとに使える入口は次のとおりです。

  • Copilot Chat (基本):アドオンなし。Word・Excel・PowerPoint・OneNoteのCopilotは使えず、Copilot ChatとOutlookのCopilot Chatを使う
  • M365 Copilot (基本):アドオンなし。Word・Excel・PowerPoint・OneNoteのCopilotに Standard アクセスで入れる
  • M365 Copilot (Premium):アドオンあり。アプリのCopilotに優先アクセスで入れる

OutlookのCopilot Chatは、対象のサブスクリプションを持つ全員が使える入口になります。同じアドオンなしでも、会社によって Copilot Chat (基本) と M365 Copilot (基本) のどちらになるかは分かれ、公式はライセンスやテナントの構成によって異なるとだけ説明しています。社員ごとに画面が違うと言われたら、まずこのラベルをそろえて聞いてみてください。

社員の「制限で使えない」を会社で切り分ける手順

社員から「Copilotが制限で使えない」と相談されたら、次の順に確かめると原因をしぼり込めます。上から順に見ていくと、ライセンスを買い足す前に解決できる相談も少なくありません。

  1. サインインしているのが個人のMicrosoftアカウントか、会社の職場アカウントかを見る。個人のアカウントなら、会社の設定もライセンスも関係しない
  2. 職場アカウントなら、Microsoft 365のホームの一番下でラベルを見る
  3. 使おうとした機能を聞く。WordやExcelの中のCopilotか、ファイルのアップロードか、画像生成か、音声か
  4. 起きた時間帯を聞く。アドオンなしの Standard アクセスで混雑時の一時的な制限なら、時間を置けば使える場合がある
  5. 管理者の設定を見る。アップロードの停止、Web検索のポリシー、Copilot Chatへのアクセスのブロックなど
  6. ここまでで原因が見つからず、業務に要る機能がアドオンの範囲なら、ライセンスの割り当てを検討する

管理者側では、Microsoftが勧めている Copilot ライセンス詳細診断で、そのアカウントが必要な要件を満たしているかを確かめる方法もあります。画面に出た文言は社員にスクリーンショットで送ってもらうと、どの段階で止まっているかが早く分かります。最初の1問を「どのアカウントで使っていますか」にすると、切り分けが早く進みます。

制限に当たった社員が私用アカウントへ流れるリスク

制限に当たった社員は、仕事を止めないために私用のアカウントや個人で契約したAIへ移ることがあります。ネットでは、アカウントを複数作って使える量を増やす方法が回避策として紹介されていることもあるほどです。個人のMicrosoftアカウントでCopilotを使うと、Microsoft サービス規約とCopilotの使用条件が適用され、会社の契約の条項は当てはまりません。職場のCopilot Chatではプロンプトと応答がログに記録され、IT管理者が検索や監査の機能で確認できますが、私用のアカウントに入力した内容は会社から見えなくなってしまいます。制限への不満は、会社が把握できないAI利用の入口になりやすいものです。

会社としての線引きは、業務で使うAIは職場アカウントで使うことに決め、個人のアカウントでの業務利用は認めないと規程に書くところから始めましょう。Microsoftは、社員がCopilotアプリなどに個人のアカウントでサインインできるかどうかを、テナントの制限 v2 という仕組みで管理できると案内しています。設定の詳細は Microsoft Learn の管理者向けドキュメントにあり、社内のネットワーク構成とあわせた検討が必要です。会社が把握していないAI利用の見つけ方と対策はシャドーAI(野良AI)とはで詳しく紹介しています。

私用のAIへ流れる前に、会社で使うAIを1つに決める

制限で困った社員が私用のAIへ移る前に、会社で使うAIを決めて利用状況を見える形にする方法もあります。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

管理者の設定が原因で制限に見えるケース

社員には制限に見えても、実際は管理者の設定で機能が止まっていることがあります。設定の多くは Microsoft 365 管理センターの[Copilot コントロール システム]ページにあるので、相談が来たら次の項目を順に見てみてください。

ファイルのアップロードが使えない

ファイルのアップロードは、CopilotとCopilot Chatで既定では有効になっています。止める設定は管理画面からではなく、Microsoftサポートに連絡して構成してもらう方式で、選べるのは両方許可・両方禁止・作業モードのみ許可の3つです。変更が反映されるまでには最大24時間かかります。情報システムの担当者が替わっている会社では、以前にアップロードを止める依頼をしていないか、記録を確かめておきましょう。

Webの情報を使った回答が出ない

Web検索は「Copilot での Web 検索を許可する」ポリシーで管理されます。未構成なら既定で使えますが、Office の「追加のオプションの接続エクスペリエンス」を無効にしている会社では使えません。IT管理者がWeb検索をオフにすると、社員の画面ではWebコンテンツの切り替えがオフになり、淡色表示になります。最新の情報を聞いても答えが古いと言われたら、このポリシーを確かめるのが近道です。

Copilot Chatが組織のポリシーで無効と表示される

管理者は、Copilot Chatへのアクセスを全員または特定のユーザー・グループについてブロックでき、ブロックされた社員には組織のポリシーで無効になっていると表示されます。このとき、社内のAI利用ポリシーのページへのリンクを表示させることができます。一方でピン留めを外すだけではアクセスは止まらず、Copilot アプリなど他の入口からは引き続き使える場合があると案内されています。ピン留めの変更の反映には、最大48時間かかるとの説明です。

使用状況ダッシュボードで利用の様子を見る

管理者は使用状況レポートで、過去7日・28日・90日・180日の期間ごとに、アクティブユーザー数や送信されたプロンプトの合計、ユーザーあたりの平均プロンプト数を確かめられます。Copilot Chat のレポートの対象は、アドオンのライセンスを持たないユーザーで、ユーザーごとの詳細は既定で匿名化されています。アドオンを持つユーザーの利用状況は、別の Microsoft Copilot 使用状況レポートで確かめる形です。制限の相談が増えた時期と、プロンプト数の増え方を見比べてみましょう。

社内への案内文のひな形

制限の相談は同じ内容が何度も届くため、案内文を1つ用意しておくと担当者の手間が減ります。次の2つは、社内のお知らせやポリシーのページに貼り、自社の状況に合わせて書き換えて使えるようにしました。

WordやExcelのCopilotが見えない社員向けの案内

件名:WordやExcelでCopilotが表示されない方へ

Microsoft 365のホーム画面を一番下までスクロールし、お名前の下に表示されるラベルを確認してください。

・Copilot Chat (基本) 会社の契約では、Word・Excel・PowerPoint・OneNoteの中のCopilotは使えません。ブラウザやMicrosoft 365アプリのCopilot Chatと、OutlookのCopilot Chatは使えます。
・M365 Copilot (基本) アプリの中のCopilotを使えますが、混雑する時間帯は一時的に使えないことがあります。故障ではないため、時間を置いてからお試しください。
・M365 Copilot (Premium) アプリの中のCopilotを優先して使えます。それでも使えない場合は、画面のスクリーンショットを添えて相談窓口へご連絡ください。

業務でCopilotを使うときは、必ず会社のアカウントでサインインしてください。個人のMicrosoftアカウントや、個人で契約したAIサービスに業務の情報を入力しないでください。

相談窓口:(部署名・連絡先)

アクセスをブロックしたときに表示する社内ポリシーページの文面

このAIサービスは、会社の設定で利用を止めています。

業務で使ってよいAI:(サービス名と開き方)
入力してよい情報:(公開済みの情報、社内の一般的な文書 など)
入力してはいけない情報:(個人情報、取引先の機密情報、未公開の決算情報 など)
利用を希望する場合:(申請フォームのURL・担当部署)
AIの利用に関する社内規程:(規程のURL)

ひな形の括弧の部分は、自社の部署名や規程の名前に置き換えて使ってみてください。入力してはいけない情報の区分は、社内規程と同じ言葉にそろえると問い合わせが減ります。

制限に達したときの対処

制限に当たったときの対処は、原因によって選ぶものが変わります。状況ごとに、社員へ伝える内容を決めておきましょう。

  • 混雑時の Standard アクセスで止まった:時間を置いて試す。進行中のタスクは中断されないと案内されている
  • 個人向けの機能制限に達した:通知の内容を見て、別の機能やAIクレジットの残りを確かめる
  • WordやExcelのCopilotが使えない:Copilot ChatやOutlookのCopilot Chatで作業を進め、アプリの中の機能が業務に本当に要るかを見極める
  • 長い文書で答えが崩れる:質問を分け、文書を分割して渡す
  • 業務に要る機能がアドオンの範囲だった:ライセンスの割り当てを検討する
  • 1つのAIが混んでいて待てない:会社が認めた別のAIに切り替える

有料プランへの切り替えは、個人向けと会社向けで意味が違います。個人向けのPremiumは社員個人の契約で、職場の文書での利用を認めるかどうかは会社の設定と規程で決める必要があるため、業務の回避策として社員任せにするのは避けましょう。会社向けはアドオンを割り当てて優先アクセスにする形となり、ライセンス3段階の違いと前提条件はMicrosoft 365 Copilotでできることで確かめられます。

他のAIを併用するときは、社員が各自で選ぶのではなく、会社として使ってよいAIを決めておく必要があります。1つのAIが混んでいるときに別のAIで作業を続けられれば、制限で仕事が止まる時間を短くすることができます。複数のAIを会社で使い分ける考え方はマルチAIとはにまとめています。

長い文書を扱うときの分割の手順

公式は、長い文書や大きなPDF、数式の多い表は分割して渡すことを勧めています。AIはファイルの先頭と末尾を優先しやすいため、途中にある大事な条項や数字ほど、分けて扱うのが安全です。社内では次の順で進めてみてください。

  1. 文書を章や見出しのまとまりで分ける
  2. まとまりごとに要約させ、要約を1つの文書に集める
  3. 集めた要約をもとに、全体の論点や食い違いを聞く
  4. 数字や条文は、原本の該当ページと人が照らし合わせる

議事録なら議題ごと、規程集なら章ごと、決算資料なら表ごとに分けると、どこを読んだ答えかを追いやすくなります。言語によって文書の大きさの調整が要る場合があると公式も説明しているので、うまく要約されないときは、さらに小さく分けてみましょう。規程集のように章が多い文書は、先に目次だけを渡して章立てを確かめさせ、その後で章ごとに本文を渡すと、読み落としに気づきやすくなります。

決算資料では、表の数字をそのままAIに計算させるより、表の読み方や前年との比べ方を聞き、計算は表計算ソフトで確かめる使い方が向いています。数式の多い表は分割が勧められている対象でもあるため、シートごと・表ごとに分けて渡すのが無理のない形でしょう。

アドオンを誰に割り当てるかは利用状況で決める

制限の相談が続く社員全員にアドオンを配ると、費用が人数分ふくらんでしまいます。まずは使用状況レポートで、利用の多い層がどのくらいいるかや、アクティブな日数を確かめてみましょう。

判断の目安は、Standard アクセスの待ちが業務の締め切りに響くか、WordやExcelの中でCopilotを使う必要があるか、音声やリサーチ ツールのように優先アクセスやアドオン向けの機能が要るか、の3点になります。チャットでの下書きや要約が中心の社員なら、Copilot ChatとOutlookのCopilot Chatで足りる場面も多いでしょう。料金の全体像は冒頭で紹介したCopilotの解説にまとめてあり、アドオンでできることの範囲はMicrosoft 365 Copilotでできることで確かめられます。

配る相手を決めたら、残りの社員には案内文でラベルの意味と使える入口を伝え、相談の窓口を1つにしておきます。割り当ての後は Microsoft Copilot 使用状況レポートでアドオンの利用を見続け、使われていないライセンスは別の社員へ付け替える運用にすると、費用の無駄を抑えることができます。

混んでいるときは、別のAIへ切り替えて仕事を続ける

UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです。会話の途中でもモデルを切り替えられ、管理者ダッシュボードで利用ログ・権限・モデルのON/OFFを管理できます。会話履歴・利用ログ・アカウントは国内サーバー(AWSの日本リージョン)で管理します。料金は月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。初期費用100,000円(税抜)が別途かかります。上限に近づくと、管理者宛に複数回メールでお知らせします。上限に達した時点で利用を停止する安全設計のため、知らないうちに超過して追加の請求が発生することはありません。

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よくある質問

Copilotの無料版は1日に何回まで使えますか?
2026年9月25日時点のMicrosoftの公式ページには、無料版の1日の回数や、1つの会話で続けられる回数は数字で示されていません。個人のMicrosoftアカウントでサインインすると、長い会話やチャット履歴、画像の作成などが使えると案内されています。ネット上で見かける回数は、以前の仕様や利用者の実測によるものが多いため、社内の案内には使わないことをおすすめします。
会社のCopilot Chatに回数の上限はありますか?
公式ページでは回数の上限は数字で示されていません。アドオンのない職場アカウントは Standard アクセスとなり、サービス容量によって1日の中で使える度合いが変わると説明されています。需要が高い期間は一時的に制限される場合がありますが、エラーや誤動作ではないとされています。
WordやExcelでCopilotが出てこないのは制限ですか?
回数の制限ではなく、ライセンスの区分による場合があります。Microsoft 365のホームを一番下までスクロールし、名前の下のラベルが Copilot Chat (基本) なら、Word・Excel・PowerPoint・OneNoteのCopilotは使えません。M365 Copilot (基本) か M365 Copilot (Premium) であれば使えます。
制限の状況はどこで確認できますか?
個人向けMicrosoft 365は、Microsoftアカウントのサービス & サブスクリプションで制限とAIクレジットの状態を確認できます。職場アカウントは、Microsoft 365のホームの一番下に表示されるラベルで区分を確かめ、管理者は使用状況レポートで利用の様子を確認できます。
アップロードできるファイルの大きさに上限はありますか?
無料版のCopilotは、1回の会話で最大20個、1ファイル50MBまでと公式に示されています。職場アカウントのCopilotは対応形式の一覧が公開されていますが、サイズの上限の数字は公式ページに書かれていません。長い文書や大きなPDFは、分割して渡すことが勧められています。
制限を避けるために、社員が個人のアカウントを使ってもよいですか?
業務ではおすすめしません。個人のMicrosoftアカウントでCopilotを使うと、Microsoft サービス規約とCopilotの使用条件が適用され、入力した内容は会社から確認できなくなります。業務で使うAIを会社として決め、職場アカウントで使う運用にそろえることをおすすめします。

まとめ

Copilotの制限は、無料版・個人向けMicrosoft 365・会社のCopilot Chat・アドオンのどれを使うかと、どの機能を使うかで決まります。2026年9月時点の公式ページで数字まで確認できるのは無料版のファイルアップロードなどに限られ、多くの項目は「広範な使用」「Standard の使用法」といった言葉で示されています。会社のアカウントでアドオンがない場合は Standard アクセスとなり、混雑時に一時的に制限されることがあるという仕組みです。

社員から制限の相談を受けたら、アカウントの種類、ラベル、機能、時間帯、管理者の設定、ライセンスの順に確かめてみてください。制限を理由に私用のアカウントへ流れると、会社から見えないAI利用となってしまいます。業務で使うAIと入口を会社として決め、案内文と相談窓口を用意しておきましょう。法人のAI活用に関する他の記事はAI活用コラム一覧をご覧ください。