Genspark解約の手順。契約した経路ごとの解約場所と、解約後のクレジット・返金の扱い

Gensparkの解約とは、有料プランの自動更新を止める手続きのことです。解約する場所は申し込んだ経路で決まり、Webで申し込んだ方は「設定」→「請求」から、iPhoneやAndroidのアプリで申し込んだ方は端末のサブスクリプション設定から止めることになります。解約しても支払い済みの請求期間が終わるまでは有料プランのまま使え、期間が終わると自動でFreeプランに戻ります。残ったクレジットは期間の終わりに失効し、FreeではAIスライドの書き出しも出来ないため、必要な資料は解約の前後、期間内に保存しておきましょう。

Gensparkがどんなサービスか、そもそも会社で使ってよいかの判断は、親記事のGensparkとは?会社で使ってよいかを規約と法人プランで判断するで整理しています。ここでは、契約を止める手順と、止めた後に何が残り何が消えるかだけに絞ってお伝えします。

※手順・返金・クレジットの扱いは、2026年10月13日時点で公式ヘルプに掲載されている内容です。画面のボタン名や順路はサービスの更新で変わることがあります。料金はすべてドル建ての表示で、円の金額は1ドル=155円で計算した場合の目安です。

解約する場所は、申し込んだ経路で決まる

Gensparkの有料プランは、どこで申し込んだかによって止める場所が変わります。公式ヘルプには、GensparkのWebサイトで解約してもモバイルのサブスクリプションには反映されない、と明記されています。App StoreやGoogle Playで申し込んだ契約はGensparkのサイトからは管理できず、端末側で止めるしかありません。

同じ方が2つの経路で同時に契約できるわけでもなく、公式ヘルプでは同時に利用できるサブスクリプションの窓口は1つだけと案内されています。まずは自分の契約がどこから来ているかを見分けるところから始めましょう。

契約経路の見分け方(明細・メール・購読一覧)

手がかりは、請求書の出どころです。Webで申し込んだ場合は決済代行のStripeを通り、領収書は申し込み時の請求先メールアドレスに自動で届きます。アプリで申し込んだ場合、支払いの詳細と請求書はそれぞれのアプリストアが処理し、Stripeや Gensparkの請求ポータルは通らない仕組みです。

確かめる場所Webで申し込んだApp Store(iPhone)Google Play(Android)
領収書・請求書請求先メールアドレスにStripe経由の領収書が届くAppleの購入履歴に載るGoogle Playの購入履歴に載る
端末の購読一覧載らないApp Storeの設定のサブスクリプションに載るGoogle Playのサブスクリプションに載る
Gensparkの請求画面「請求」から請求ポータルが開くWebでは管理できないWebでは管理できない
解約する場所Gensparkの設定→請求、またはプランを管理App Storeの設定Google Playのサブスクリプション
返金の窓口Gensparkにチケットで申請アプリストア(reportaproblem.apple.com)アプリストア

クレジットカードの明細だけでは、請求元の表記がカード会社によって違うため判断しきれないことがあります。明細の日付と金額を、手元の領収書メールや端末の購読一覧と突き合わせると、確実に見分けられるでしょう。

代理店のソースネクストが公開しているFAQ「解約したい「Genspark」」でも、手続きはgenspark.aiにログインして進める形で案内されています。代理店から購入した方は、購入した窓口の案内も合わせて読んでおくと迷わずに済むでしょう。

Web版の解約手順(設定→請求からキャンセル)

Webで申し込んだ方は、Gensparkの画面から数回のクリックで解約出来ます。公式ブログで案内されている順路は次のとおりです。

  1. genspark.aiに、支払いをしたときと同じアカウントでログインする
  2. 画面左下の設定アイコンを開き、「請求」に移る
  3. キャンセルの欄にある「サブスクリプションをキャンセル」を選ぶ
  4. 継続をすすめる案内が出たら「キャンセルを続行」を押す
  5. 最後に「キャンセルを確定」を押す

入口はもう1つあり、プランページで「プランを管理」を押すと料金パネルが開いて、プランの確認・変更・キャンセルがその場で行えると公式ヘルプにあります。ソースネクストのFAQでは、画面左下のアイコンから「プランを表示」→「サブスクリプションを管理」→ページ下部の「サブスクリプションをキャンセルする」と進む順路になっています。

案内によってボタン名が少しずつ違うのは、画面の表記が更新で変わってきたためと考えられます。見当たらないときは、設定の「請求」と、プランページの「プランを管理」の2か所を順に見てみてください。

解約できたかを確かめる方法

ソースネクストのFAQでは、手続きの最後に解約完了メールを確認するよう案内しています。メールが見当たらない場合は、もう一度「プランを管理」を開き、プランの状態を自分の目で確かめておくと安心です。

会社のカードで払っていた場合は、次の請求日を過ぎたあとの明細に新しい請求が載っていないかまで見ておきましょう。解約完了メールは、経費精算の証跡として請求書と一緒に保存しておけば、後で探す手間がかかりません。

iPhone・Androidのアプリで申し込んだ場合

アプリで申し込んだ契約は、iPhoneならApp Storeの設定にあるサブスクリプションから、AndroidならGoogle Playのサブスクリプションから止めます。Webの画面で解約しても、モバイルの購読は動き続けてしまいます。

Gensparkのアカウント側から見えないため、社員の私物スマートフォンで契約されていると会社からは気づきにくいでしょう。経費精算にApp StoreやGoogle Playの請求が出てきたら、端末の購読一覧を本人に見てもらうのが近道になります。

解約しても、支払い済みの期間は有料のまま使える

解約はその場で契約を終わらせる操作ではなく、次回の自動更新を止める操作です。公式ヘルプのFAQには、現在のプランとクレジットは支払い済みの請求期間が終わるまで引き続き使え、その後にFreeプランへ戻る、と書かれています。

期間が終わったあとは、生涯の無料クレジット枠を使い切るまで毎日100クレジットが補充されるFreeプランとして残ります。生涯の上限が何クレジットかは、公式ヘルプに数値が載っていません。

例外として、支払いが期限切れになっている場合は、期間の終わりを待たずに即時にキャンセルされると案内されています。カードの有効期限が切れたまま放置していると、思ったより早く使えなくなってしまいます。

サブスクリプションの一時停止には対応しておらず、止めたい場合は解約して後日に再登録する形になります。

解約後のクレジットの扱い

公式ブログには、未使用のクレジットは契約期間の終了時に失効し、日割りの返金はないと書かれています。月の途中で解約しても、残ったクレジットは期間の終わりで消えてしまいます。有料プランの月の割り当ては、Freeに戻るとFreeの毎日100クレジットに置き換わり、両方を受け取れるわけではありません。

大きなスライドや調査を残しているなら、期間内に仕上げてしまうほうが得になります。下のプランへ変えた場合も、クレジットは次の期間に繰り越されない扱いです。

年額プランを途中で解約した場合

年額プランは1年分を一括で前払いし、クレジットは年間を通じて毎月発行される仕組みになっています。公式ヘルプの書き方に沿えば、年額でも解約後は請求期間の終わり、つまり契約年の終わりまで使え、途中の月数分を日割りで返す仕組みは案内されていません。

Plusの最も安い段階で比べると、年額は239.99ドル、月払いを12か月続けると24.99ドル×12=299.88ドルとなります。1ドル=155円で計算した場合、年額は約37,198円、月払い12か月は約46,481円の目安です。

年額から月払いへの切り替えは次の請求サイクルに予約される形で、現在の期間が終わるまでは年額プランが続きます。返金を受けたい場合は、後で触れる、日本に当てはまる請求日から72時間の期限は年額も同じなので、更新の通知が来たら早めに判断しましょう。

再契約したいとき

期間が終わる前であれば、いつでもサブスクリプションを再開でき、途切れずに使い続けられると公式ヘルプにあります。期間が終わったあとに入り直す場合は、再登録した時点で有効な特典が適用されます。

2026年9月18日より前から継続しているPlus・Pro向けには、AIチャットとAI画像の現在の利用条件を2026年12月31日まで続ける特典が案内されています。公式ヘルプでは、有効期限が切れていない限り継続中とみなされ、解約後に再登録した場合は再登録時点の特典が当てはまることになります。この特典を残したい方は、期間が終わる前に再開してください。

契約は購入時にログインしていたアカウントに結び付いており、別のアカウントへは譲れません。使うアカウントを変えたいときは、今の契約を解約し、新しいアカウントで改めて購入することになります。

社員が個人で契約したGensparkを会社で棚卸しする

会社のカード明細や経費精算にGensparkの請求が混ざっていたら、まず全体を一覧にするところから始めます。契約は社員それぞれのアカウントに結び付いているため、会社がまとめて止めたり、会社のアカウントへ移したりは出来ません。

  1. 過去3〜6か月のカード明細と経費精算から、Genspark・Apple・Googleの請求を拾い出す
  2. 1件ずつ、契約した社員、ログインに使うアカウントの種類(会社のメールか私用のGoogleアカウントか)、経路、プランと請求周期、次回の請求日を聞き取る
  3. 業務で作った資料を書き出してもらい、会社の共有フォルダへ移す
  4. 本人に、経路に合った場所で解約してもらい、解約完了メールを転送してもらう
  5. 翌月の明細で請求が止まったかを確かめ、台帳に完了日を書き込む
台帳の列書く内容の例
社員名・部署営業部 A
ログインに使うアカウント会社のメール/私用のGoogleアカウント
経路Web(Stripe)/App Store/Google Play
プラン・請求周期Plus 月払い/Plus 年額 など
次回の請求日前回の領収書の日付から確認
書き出し・解約・請求停止の確認日それぞれの日付

棚卸しをしてみると、請求書の出どころがStripe・Apple・Googleに分かれ、次回の請求日も人ごとにばらばらになっていることが多いでしょう。Plusの最も安い段階を10人が月払いで使っていれば、毎月249.90ドル、1ドル=155円で計算した場合は約38,735円が会社から見えにくい形で出ていくことになります。年間にすると2,998.80ドル、約464,814円にのぼり、そのうえ退職した社員の契約が本人のアカウントに残ってしまう心配もあります。

個人契約を1件ずつ止める前に、会社のAI環境を1つに

社員ごとの契約を追いかけ続けるより、会社で使う生成AIの環境を1本にそろえると管理が楽になります。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

解約の前に書き出す物と、保存の期限

Freeに戻ると出来なくなることがあるため、手元に残したい物は有料期間のうちに書き出しておきます。とくにAIスライドは、PDF・PPTX・Googleスライドのどの形式でも書き出しに有料プランが必要で、Freeではブラウザでの発表と共有リンクしか使えません。

  • AIスライドをPDF・PPTX・Googleスライドで書き出すFreeに戻った後は書き出せません。会議で使った資料や提案書は、編集できるPPTXでも残しておくと後で直せます。
  • エージェントが作ったファイルを受け取ってダウンロードする公式ヘルプは、残したい物は作業環境に置いたままにせず、エージェントに成果物として渡してもらうよう案内しています。渡された物はプロジェクトに保存され、ダウンロードできます。
  • AI Driveのファイルを手元へ移すPlusは50GB、Freeは1GBと案内されています。容量を超えた分の扱いは公式に書かれていないため、必要なファイルは先に移しておきます。
  • 請求書・領収書をPDFで保存する設定の「請求」から「Stripeで管理」に進み、請求履歴から領収書と請求書をPDFで落とせます。経費精算と決算の証跡になります。
  • 残っているクレジットを使い切る未使用のクレジットは期間の終わりに失効し、日割りの返金はありません。仕上げたい作業は期間内に済ませます。
  • 会社の情報を入れた資料の置き場所を決める私用のアカウントで作った物はそのアカウントに残ります。会社の共有フォルダに移したことを台帳に書いておきます。

次回の請求日から逆算する保存の期限

解約してもすぐに使えなくなるわけではないので、思い立った日に解約だけ済ませ、書き出しは期間内に落ち着いて進める順番がおすすめです。月払いは毎月同じ日に自動で課金されると公式ブログにあり、前回の領収書の日付から次の請求日の見当が付きます。

時期やること
思い立った日次の請求日を確かめ、解約の手続きを済ませる。解約完了メールを保存する
次の請求日の1週間前までスライド・ファイルの書き出し、AI Driveの整理、請求書PDFの保存
次の請求日の前日まで残ったクレジットで仕上げたい作業を終える
期間の終わり自動でFreeに戻る。スライドの書き出しは出来なくなる
更新の請求日から72時間以内解約し忘れて更新された場合の返金申請の期限

1週間前という区切りは、書き出しの量が多い方や、社員に作業を頼む場合のゆとりを見た目安です。期限を台帳に書き込んでおくと、担当者が代わっても止め忘れを防げます。

解約せずに下のプランへ変更する選択肢

使う量が減っただけなら、解約ではなく下の段階に変える方法もあります。Plusはクレジット量に応じて6つの段階(Tier)に分かれており、段階は設定画面からいつでも変えられると公式ブログに書かれています。

下の段階への変更は次の更新日から有効になり、それまでは今のプランが続きます。クレジットは繰り越されないため、変更前の期間に使い切る意識で進めると無駄が出ません。

たとえばPlusの21,000クレジットの段階(月49.99ドル)から10,000クレジットの段階(月24.99ドル)に下げると、差額は月25.00ドルです。1ドル=155円で計算した場合、毎月約3,875円の節約となります。ProからPlusの最も安い段階へ移るなら、249.99ドルと24.99ドルの差で月225.00ドル、約34,875円の差が出ます。

ときどき調べものに使う程度であれば、Freeのまま様子を見る手もあるでしょう。ただしFreeはスライドの書き出しが出来ず、無料クレジットにも生涯の上限があるため、資料作りに使う方は下の段階のPlusを残すほうが困らないかもしれません。

返金の条件と申請先

返金は原則として、請求日から決まった期間内に、使った量が少ない場合に受けられます。公式ヘルプは、返金の扱いは現地法などによって異なるとしたうえで、EU・英国・トルコが14日間、韓国が7日間とされ、それ以外のお客様は月額・年額のどちらも72時間です。日本は名前の挙がった地域に入らないため、請求日から72時間が返金の対象期間と読めます。

項目公式ヘルプの記載
対象期間請求日から起算。EU・英国・トルコは14日間、韓国は7日間、その他すべてのお客様は月額・年額とも72時間
使った量の条件サブスクリプションまたは割り当ての使用量が50%未満。50%以上は返金を断り、代わりにクレジットを出すことがある
回数お客様1人につき1回だけ。承認後の2回目は承認されない
自動更新の請求初回だけでなく更新の請求も対象。請求ごとに期間が始まる
承認されたとき同時にサブスクリプションもキャンセルされる
着金まで当日中に処理され、銀行によって5〜10営業日で着金
期間を過ぎた申請個別に審査される
App Store・Google Playアプリストアが対応。iOSは reportaproblem.apple.com
Team・Enterprise同社のチームが審査する

返金は1人1回きりなので、少額の更新で使ってしまうと、後で大きな請求が誤って発生したときに申請できなくなります。更新の請求に気づいたら、使った量と金額を見比べてから申請するかどうかを決めましょう。

返金チケットに書く項目のひな形

申請はチケットの送信で行い、チケットはログイン中のアカウントに自動で結び付きます。送る前に、購入したときのアカウントでログインしているかを必ず確かめてください。1件の返金リクエストにつき、送るチケットは1件だけにするよう案内されています(重ねて送ると処理が遅れます)。

書く項目書き方の例
支払いに使ったメールアドレスログイン用と違う場合だけ書く(Stripeの支払いページで入れたアドレス)
請求書番号請求書メールに載っている番号。分からなければ請求書メールのスクリーンショットを添える
返金をリクエストする理由例:解約を忘れて自動更新された。更新後はほとんど使っていない
(添えると伝わりやすいこと)請求日時と金額、プラン名と請求周期、解約手続きを済ませたかどうか

公式ヘルプが求めているのは上の3項目で、4行目は審査の人が状況をつかみやすくするための補足です。法人プランの契約者には日本語のサポートがあると同社の案内にありますが、個人プランについての記載は見当たらないため、短い英文を添えておくと行き違いが減るでしょう。

解約できないときの対処

解約のボタンが見つからない、押しても進めないというときは、原因の多くが経路かアカウントの取り違えにあります。次の順に確かめてみてください。

  • アプリで申し込んでいないか。App StoreやGoogle Playの購読はGensparkのWebでは管理できず、端末の設定から止める必要があります
  • 支払いをしたアカウントでログインしているか。別のGoogleアカウントで入ると、空の別アカウントが新しく作られ、プランやクレジットは元のアカウントに残ります
  • Webで申し込んだのに請求ポータルが開かないか。その場合はメニューの「サポート」から、Gensparkアカウントのメールアドレスを書いて問い合わせます
  • Stripeの支払いページで別のメールアドレスを入れていないか。そのアドレスは請求書の受け取り専用で、契約は支払い時にログインしていたアカウントに付いています

とくに多いのが2つ目の取り違えです。サインインの方法は作成時のものから自分で切り替えられないため、Google・Apple・メールアドレスのどれで登録したかを思い出すところから始めましょう。

以前のプロジェクトが見当たらない場合も、登録時と違うアカウントやログイン方法を選んでいることがほとんどだと公式ブログに書かれています。会社のメールと私用のGoogleアカウントを使い分けている方ほど起きやすいので、心当たりのあるアカウントを1つずつ試してみてください。

解約と退会(アカウント削除)の違い

解約は有料プランの更新を止めるだけで、アカウントや作った物はそのまま残ることになります。退会にあたるアカウント削除は別の手続きで、公式ヘルプでは取り消しが出来ないと案内されています。

比べる点解約退会(アカウント削除)
止まるもの有料プランの自動更新アカウントそのもの
有料機能期間の終わりまで使え、その後Freeに戻る使えなくなる
クレジット期間の終わりに失効。日割り返金なし返金なしで消える
プロジェクト・履歴アカウントに残る開けなくなる
取り消し期間内なら再開できる出来ない
アプリストアの購読端末側で止める削除しても解約されない

削除の順路は、プロフィールメニューから「設定」→「アカウント」タブ→「ユーザーを削除」と進み、確認欄にメールアドレスを入れて「アカウントを削除する」を押す形です。届いたメールのリンクは1回限りで24時間で失効し、開いた先の「Permanently delete my account」で削除が確定します。

公式ヘルプは、残したい物を始める前にダウンロードするよう案内しています。アプリストアで買った購読は削除では止まらないため、先に端末側で解約しておく必要があります。退会まで考えている方は、解約→期間内の書き出し→期間の終了→削除、の順に進めると取りこぼしが出ません。

TeamやEnterpriseの組織では、管理者が「ユーザーを削除」を隠せるとも書かれています。会社で契約した席の場合は、自分で削除できなくても不具合ではないので、管理者に相談してみてください。

退職・異動とTeam移行、会社で使う環境の決め方

会社として気をつけたいのは、契約が人のアカウントに付いているという点です。社員が辞めたり部署を移ったりしても、契約と作った物は本人のアカウントに残り続けてしまいます。

退職・異動する社員の契約

個人で契約したPlusやProは、会社や後任のアカウントへ譲れません。私用のGoogleアカウントで登録していた場合、そこで作った資料やプロジェクトもそのアカウント側に残ります。

最終出社日より前に、業務の資料を書き出して共有フォルダへ移してもらい、そのうえで本人に解約してもらう順番にしましょう。アカウント削除は取り消せないため、会社の情報が残っていないかを確かめてから本人の判断に任せるのが穏当です。

会社のTeamプランに入っていた社員なら、管理者がメンバーから外す形になります。外されたメンバーは組織のサブスクリプションを使えなくなりますが、本人が別に持っている個人の購読はそのまま続く、と公式ヘルプにあります。Teamではクレジットの引き継ぎがあり、代わりのメンバーには外したメンバーの今の期間の残りクレジットが渡ると案内されています。

管理者であっても、メンバーの非公開のプロジェクトやファイルに自動で入れるわけではありません。外す前に、必要な物を組織に共有してもらうようにしてください。

Teamに移る社員は、個人の購読を先に止める

以前から個人のPlusやProを持っている社員がTeamに入る場合、参加する前に個人の購読を解約する必要があると公式ヘルプに書かれています。両方が残ると両方に請求が発生してしまいます。

Teamそのものを解約したときは、請求期間の終わりまで使えます。期間が終わるとメンバーは組織の特典を失い、管理者機能もオフになると案内されています(個人で別に購読している方は、その購読が続きます)。メンバーを外しても個人の購読は止まらないため、Team導入の前後で個人契約が残っていないか、台帳で確かめてみてください。

経費精算と請求の突合

Webで申し込んだ契約はStripe発行の請求書、アプリで申し込んだ契約は各アプリストアの請求として届きます。精算の申請と照らし合わせるときは、請求書PDFの金額と明細の金額を並べて見てみてください。

日本円で払う個人プランには消費税10%が加わり、円の額はStripeの為替レートで決まると公式ブログに書かれています。支払い方によっては、銀行やカード会社の通貨換算手数料・海外取引手数料が上乗せされることがあると案内されているので、請求書と明細の額がずれても不思議ではありません。

解約した月の翌月と翌々月は、明細にGenspark・Apple・Googleの請求が残っていないかを確かめましょう。返金を申請した場合は、着金まで5〜10営業日かかる点も頭に入れておくと照合で迷いません。

会社で使う生成AIの環境を1本にそろえる

社員が自分で契約してまで使っているのは、会社が用意した道具では足りていないという合図でもあります。禁止して解約させるだけでは、別のサービスで同じことが起きてしまいます。

会社で使う環境を決めるときは、学習に使わせない設定を会社側でそろえられるか、誰がいつ使ったかの記録を会社が見られるか、全員に配れる費用か、の3点から見てみましょう。Gensparkの個人プランでは、入力を学習に使うかどうかは本人の「設定」→「Data Controls」→「AI Data Retention」の設定に従い、TeamとEnterpriseは自動で学習の対象外と案内されています。

調べもの、長い文書の読み込み、資料の下書きと、仕事によって向くAIは変わります。1つのツールに個人課金を重ねていくより、複数のAIを会社の管理の下で使い分けられる形を先に作るほうが、契約の棚卸しも一度で済みます。考え方は複数の生成AIを1つの環境で使うマルチAIに、社員が会社に知らせずに使うAIへの向き合い方はシャドーAI(野良AI)の対策にまとめています。

Gensparkを会社で正式に使い続けるかどうかは、親記事のGensparkとは?会社で使ってよいかを規約と法人プランで判断するの判断軸に戻って決めてください。社内ルールの書き方は生成AIの社内ガイドラインの作り方が参考になります。

社員ごとの契約を、会社の1つの契約に

UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で使える法人向けサービスです。社員ごとの利用ログや権限、使えるモデルのON/OFFは、管理者ダッシュボードでまとめて扱えます(基盤はAWSの日本リージョンで稼働)。料金は月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。初期費用100,000円(税抜)が別途かかります。

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よくある質問

Gensparkを解約すると、すぐに使えなくなりますか?
すぐには使えなくなりません。公式ヘルプでは、解約後も支払い済みの請求期間が終わるまでは現在のプランとクレジットをすべて使え、期間が終わると自動でFreeプランに戻ると案内されています。ただし支払いが期限切れになっている場合は、期間の終わりを待たずに即時にキャンセルされます。
解約したら、残っているクレジットはどうなりますか?
未使用のクレジットは契約期間の終了時に失効し、日割りの返金はないと公式ブログに書かれています。Freeに戻った後は、生涯の上限に達するまで毎日100クレジットが補充される形に置き換わります。仕上げたい作業は期間内に済ませておくのがおすすめです。
解約したら返金を受けられますか?
解約しただけでは返金されません。返金は別の申請で、公式ヘルプでは「その他すべてのお客様」の区分が月額・年額とも請求日から72時間以内とされ、日本はこの区分に当たると読めます。条件は使用量が50%未満であることです。返金は1人1回だけで、承認されると同時にサブスクリプションもキャンセルされ、5〜10営業日で着金すると案内されています。
iPhoneのアプリで契約した場合はどこで解約しますか?
iPhoneのApp Storeの設定にあるサブスクリプションから解約します。GensparkのWebサイトで解約してもモバイルの購読には反映されず、アプリストア経由の契約はGensparkのサイトでは管理できないと公式ヘルプに書かれています。返金もアプリストアが対応し、iOSの場合は reportaproblem.apple.com から申請します。
年額プランを途中で解約すると、残りの月の分は戻りますか?
公式の案内では、解約後も請求期間の終わりまで使える形で、途中の月数分を日割りで返す仕組みは書かれていません。返金を受けられるのは、年額でも請求日から72時間以内で使用量が50%未満の場合です。年額の更新が近い方は、更新日の前に解約するかどうかを決めておくと安心です。
解約と退会(アカウント削除)は、どちらを先にすればよいですか?
先に解約し、期間内に必要な資料を書き出してから、期間が終わった後で削除するかを決める順番が安全です。アカウント削除は取り消せず、クレジットは返金なしで消えます。App StoreやGoogle Playで買った購読は削除では解約されないため、端末側で先に止めてください。
社員が個人で契約したGensparkを、会社が代わりに解約できますか?
契約は購入時にログインしていたアカウントに結び付いており、別のアカウントへは譲れないため、本人に手続きしてもらうのが基本になります。会社は明細と経費精算から契約を洗い出し、資料の書き出しと解約を本人に依頼して、解約完了メールと翌月の明細で止まったことを確かめる流れで進めます。

まとめ

Gensparkの解約は、申し込んだ経路で場所が決まります。Webなら設定の「請求」かプランページの「プランを管理」から、アプリならApp StoreやGoogle Playのサブスクリプションから止める形です。

解約しても期間の終わりまでは有料のまま使え、その後はFreeに戻ります。未使用のクレジットは失効し、FreeではAIスライドを書き出せないため、資料と請求書は期間内に保存しておきましょう。返金は請求日から72時間以内・使用量50%未満・1人1回が条件で、退会は解約とは別の取り消せない手続きになります。

社員の個人契約が見つかったときは、明細から一覧を作り、書き出しと解約を本人に頼み、翌月の明細で止まったことを確かめる流れで進めてください。法人のAI活用に関するほかの記事はAI活用コラム一覧から読めます。