
Google AI Proの解約とは、自動更新を止めて、次の請求期間から料金がかからないようにする手続きのことです。手続きはGoogle Oneの[設定]から[メンバーシップを解約]を選ぶ形で、解約した後も請求期間の終わりまではそのまま使うことが出来ます。一方で、残りの期間分の払い戻しは原則としてないため、次回の請求日より前に手続きを済ませておきましょう。Google PlayやApp Store、au・UQ mobileで申し込んだ場合は、解約の窓口が変わる点にも注意が必要になります。
月額や使える機能など、プラン全体の説明はGoogle AI Proとは?料金・できることの記事に任せ、ここでは解約の手続きと、社員の個人契約を会社としてどう片付けるかに絞ってお伝えします。
Google AI Proの解約はGoogle Oneの[メンバーシップを解約]から
Google AI ProはGoogle Oneのメンバーシップとして申し込む形のため、解約もGoogle Oneの画面から行います。Google One ヘルプには、メンバーシップのプランはいつでも解約できると書かれています。パソコン・Android・iPhoneのどれからでも手続き出来ますが、画面の名前が少しずつ違うため、使う端末に合わせて読み進めてみてください。
パソコンで解約する手順
パソコンの場合は、ブラウザでGoogle Oneを開いて進めます。
- パソコンでGoogle One(one.google.com)にアクセスします。
- [設定]を開き、[メンバーシップを解約]をクリックします。
- もう一度[メンバーシップを解約]をクリックして確定します。
- 定期購入を解約したことの確認メッセージが表示されます。
最後に確認メッセージが表示されれば、解約の手続きは終わりとなります。会社で社員に解約をお願いする場合は、このメッセージの画面を控えてもらうと、後から解約の有無を確かめるときの手がかりになるでしょう。
Androidで解約する手順
Androidのスマートフォンやタブレットでは、Google Oneアプリから同じ手続きが出来ます。
- Google Oneアプリを開きます。
- 画面上部のメニューアイコンから[設定]、[メンバーシップを解約]の順にタップします。
- [メンバーシップを解約]をタップして確定します。
Google Playの定期購入の画面から解約する方法もあり、そちらは次の節で取り上げます。
iPhone・iPadで解約する手順
iPhoneとiPadでは、Google Oneアプリの中で手続きを始めても、最後はサブスクリプションの管理ページへ移る流れになっています。
- Google Oneアプリを開きます。
- 左側のメニューアイコンから[メンバーシップ プラン]、[プランを管理]の順にタップします。
- [メンバーシップを解約]をタップします。
- サブスクリプションの管理ページが開いたら、[定期購入を解約]をタップします。
途中で閉じた場合は、もう一度開いて[定期購入を解約]のボタンが残っていないかを確かめてください。App Storeアプリの側から手続きする方法は、次の節にまとめました。
Google Play・App Store・au経由は請求元ごとに解約の窓口が変わる
どこで申し込んだかによって、解約の手続きをする場所と、払い戻しの相談先が変わります。Google One の利用規約には、サードパーティや関連会社を通じて購入した場合は、その会社が請求し、解約や払い戻しの管理も担当すると定められています。まずは自分の契約がどこから請求されているかを確かめるところから始めましょう。
| 申し込んだ先 | 解約する場所 | 払い戻しの扱い | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| Google(Google Oneで直接) | Google Oneの[設定]→[メンバーシップを解約] | ほとんどの国や地域で払い戻しできない | 請求期間の終わりまでは使える |
| Google Play | Google Playの定期購入→対象を選ぶ→[定期購入を解約] | Google Playの払い戻しポリシーに従う | アプリを消しても解約にならない |
| App Store | App Store→自分の名前→[定期購入]→[Google One]→[定期購入を解約] | Appleサポートへリクエストする | 後からAndroidに替えても、Google Oneアプリで内容や支払い方法を変えられない |
| au・UQ mobile | My au(Web)での退会手続き | 購入先の扱いに従う | 月の途中で解約しても日割りにならない |
Google Playから解約する手順
Androidで申し込んだ方は、Google Playの定期購入として請求されている場合があります。
- AndroidデバイスでGoogle Playの定期購入の画面にアクセスします。
- 解約する定期購入(Google One)を選択します。
- [定期購入を解約]をタップします。
Google Play ヘルプには、アプリをアンインストールしても定期購入は解約されないと、重要事項として書かれています。Google Oneアプリを消しただけでは請求は止まらないため、必ず定期購入の画面で解約まで進めてください。定期購入を解約しても、支払い済みの期間中はそのまま使うことが出来ます。
App Storeから解約する手順
iPhoneやiPadのApp Storeから申し込んだ場合は、App Storeアプリの側からも解約の手続きを進められます。
- App Storeアプリを開きます。
- 自分の名前をタップします。
- [定期購入]から[Google One]を選び、[定期購入を解約]をタップします。
注意したいのは、App Storeで加入した後にAndroidへ乗り換えた方です。この場合、Google Oneアプリではメンバーシップの内容や支払い方法を変えられないとGoogle One ヘルプに書かれており、解約もAppleの定期購入の画面から進めることになるでしょう。
au・UQ mobile経由で申し込んだ場合
auやUQ mobileで申し込んだGoogle AI Proは、KDDIが提供する価格で契約する形になります。au経由の場合は、月の途中で解約しても日割りにならず、au回線を解約すると自動で退会になる仕組みです。Google One の利用規約に沿えば、解約や払い戻しの窓口も購入先のKDDI側となります。退会の手続きは、My au(Web)から進めることが出来ます。
※KDDIの提供価格は月2,420円(税込・2026年10月ご利用分から)と、2026年10月1日時点の情報としてauの案内ページに掲載されています。
別の会社経由に切り替えるとき
Google直販から携帯会社経由へ移るなど、申し込み先を切り替える場合は、元のGoogle Oneのプランを解約するようGoogle One ヘルプは案内しています。保存しているデータの扱いは、後ろの節で詳しく取り上げます。Google Playで購入していた分は、Googleアカウントのサービスの削除の画面(myaccount.google.com/deleteservices)からGoogle Oneを選んで解約・削除する方法も示されています。
解約しても請求期間の終了時まで使える
解約の手続きをしても、Google AI Proの特典や保存容量がその場で止まるわけではありません。Google One ヘルプでは、請求期間の終了時までは引き続き使うことができ、期間が終わるとすべての特典が使えなくなると説明されています。Google直販であれば、次回の請求日より前ならいつ手続きしても、使える期間は同じと考えてよいでしょう。使い終わるつもりなら、請求日の直前まで待たずに早めに手続きする方が、うっかり更新される心配もなくなります。
Proの容量や機能が多すぎるだけなら、解約せずにプランを下げる選択肢もあります。Google One ヘルプには、メンバーシップを解約せずに保存容量を減らすことも出来ると書かれています。5TBまでは使わないけれどGeminiは手放したくない、という方は、Google AI Plus(月額¥725)への切り替えも比べてみてください。
無料トライアル中の解約と自動課金
Google One の利用規約では、無料トライアルが終わった時点で有効な支払い方法が登録されていれば、請求期間ごとに料金が自動で請求されると定められています。請求は解約するまで続くとも書かれているため、試しただけで続けるつもりがない方は、トライアルの終了日より前に解約しておきましょう。無料期間の長さは申し込んだ特典によって違うため、申し込んだときの案内で終了日を確かめてみてください。
たとえばPixelの購入特典で付く6か月の無料期間も、終わると通常の料金で自動更新されるとGoogleのヘルプに書かれています。YouTube Premium Liteの特典は無料トライアルが終わって有料に切り替わるまで使えない仕組みのため、トライアル中に解約した場合は使わないまま終わることになります。キャンペーンや無料期間の種類はGoogle AI Proのキャンペーンと無料期間の記事で詳しく扱っています。
返金は原則なし|請求元ごとの払い戻しの扱い
Google直販で払った分は、残りの期間があっても原則として払い戻されません。Geminiのサブスクリプションのページには、法律で義務付けられている場合を除き、請求対象期間が残っていても払い戻しはしないと明記されています。Google One ヘルプでも、ほとんどの国や地域でストレージプランの購入代金は払い戻しの対象外という扱いです。
Google PlayやApp Store、携帯会社を通した契約では、払い戻しの判断はそれぞれの購入先に移ります。Google Playで購入した分はGoogle Playの払い戻しポリシーに従う形となり、このポリシーは購入したアイテムや支払いの時期と方法、住んでいる地域によって異なると書かれています。App Storeで購入した分は、Appleサポートに払い戻しをリクエストする流れになります。au・UQ mobile経由の契約も、月の途中で解約したときに日割りにはなりません。返金を当てにせず、次回の請求日より前に解約を終えることが、余計な出費を防ぐ現実的な手だてとなるでしょう。
社員の個人契約は会社から見えにくく、月額も人数分重なる
社員が業務のためにGoogle AI Proを契約していても、会社の側からはその存在が見えにくいのが実情です。Google AIのプランは個人のGoogleアカウントでしか申し込めず、Google Workspaceの会社アカウントでは契約出来ません。契約も支払いも社員個人のアカウントに結びつくため、どの社員が使っているかは、本人が経費で申請するか、自分から申し出るまで分からないことが多くなります。
人数分の月額が重なる点も見落とせません。Google AI Proの月額¥2,900を10人がそれぞれ経費で払うと、会社の出費は毎月29,000円、12か月で348,000円になります。30人なら毎月87,000円、12か月で1,044,000円となってしまいます。しかもこの金額は社員ごとに別々の精算へ分かれて計上されるため、合計がいくらになっているのかを誰も把握していない、という状態が起こりやすくなります。
※料金は2026年10月14日時点でGoogle公式の料金ページに表示されている月額¥2,900(税込・税別の記載なし)で計算しています。
個人のアカウントで使われたGeminiのチャットや生成物は、その社員のアカウントの中に残ります。学習に使わせない設定も社員ひとりひとりに任された状態で業務の情報が入力されると、後から会社として状況を説明出来なくなってしまいます。社内で使われているAIの全体像をつかむ方法は野良AI(シャドーAI)とはでも取り上げています。
社員ごとの課金と見えない利用を減らすなら、会社で使うAIを1つの契約にそろえる手もあります。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。
社員の個人契約を見つけて本人に解約してもらう流れ
会社が社員の個人契約を片付けるときは、見つける、請求元を確かめる、本人が解約する、記録を残す、の4段階で進めると漏れが出にくくなります。Google One ヘルプの解約手順は、契約した本人がGoogle Oneにログインして進める形で案内されているため、本人が迷わず手続き出来るよう、会社の側で段取りを整えましょう。
1. 経費精算とカードの明細で見つける
最初の手がかりは、経費精算の申請と、会社のクレジットカードの利用明細になります。Googleからの毎月の定額の請求らしき明細があれば、業務で使っているサービスかどうかを本人に聞いてみてください。App Storeで申し込んだ分はAppleからの請求になり、au経由の分は通信料金と合算で支払う形のため、Googleの名前では見つからないことがあります。経費の申請がない契約は会社の明細には現れないので、個人で契約しているAIサービスを社内で一度申し出てもらう機会を作るのも一つの手でしょう。
2. 請求元を本人に確かめてもらう
契約が見つかったら、どこで申し込んだかを本人に確かめてもらいます。Google Oneの画面で解約出来るのか、Google PlayやApp Store、au・UQ mobileの側で手続きするのかは、この請求元で決まります。本人が覚えていない場合は、申し込んだときの端末や、カードの明細に出ている請求元の名前から当たりをつけてみてください。
3. 次回の請求日より前に本人に解約してもらう
請求元が分かったら、前の節の手順に沿って本人に解約してもらいます。次回の請求日を本人に確かめてもらい、その日より前に終えるよう期日を伝えれば、もう1か月分の請求が出ることを防げます。業務のデータを個人のドライブやGmailに置いている場合は、解約の前に会社の保管場所へ移してもらうよう頼むことも忘れないようにしましょう。
4. 解約が済んだと分かる画面を控えてもらう
パソコンで解約すると、定期購入を解約したことの確認メッセージが表示されます。この画面のスクリーンショットを送ってもらえば、会社の側でも解約が済んだことを記録に残せます。翌月の経費精算やカードの明細に同じ請求が出ていないかを一度見直せば、片付けは完了となります。
社員に送る案内は、責める調子にならないよう、業務で使ってくれていたことへのお礼を添えるのがおすすめです。下のひな形は、社内のチャットやメールにそのまま貼って使えるよう短くまとめています。
社員に送る案内文のひな形
件名:個人で契約しているGoogle AI Proの解約のお願い
〇〇さん
いつも業務でAIを活用していただき、ありがとうございます。
会社で使うAIの契約を整理するため、個人のGoogleアカウントでGoogle AI Proを契約している場合は、次の手順で解約をお願いします。
1. 申し込んだ先(Google One/Google Play/App Store/au・UQ mobile)を確認する
2. 次回の請求日より前に、申し込んだ先の画面で解約する(〇月〇日までにお願いします)
3. 業務で使ったファイルが個人のドライブやGmailにあれば、会社の共有ドライブへ移す
4. 解約が済んだことが分かる画面(確認メッセージ、または定期購入の画面で解約済みと分かる表示)を、〇〇(担当)へ送る
解約した後も、請求期間の終わりまではそのまま使えます。残りの期間分の払い戻しは原則ありませんので、早めの手続きをお願いします。分からない点があれば、〇〇までご連絡ください。
解約ボタンを押す前に確かめること
解約のボタンを押す前に、次の項目を一つずつ確かめてみてください。特に保存容量は、超えたまま解約するとメールの送受信まで止まってしまうため、最初に見ておきたい項目になります。
- 保存容量が15GBを超えていないか解約して請求期間が終わると、追加の保存容量は使えなくなり、無料の15GBに戻ります。超えたままだとGmailでメールを送受信できなくなり、ドライブへのアップロードも止まります。
- 請求元はどこかGoogle One・Google Play・App Store・au・UQ mobileのどこで申し込んだかで、解約する画面が変わります。
- 次回の請求日はいつか残りの期間分の払い戻しは原則ないため、請求日より前に手続きを終えます。
- ファミリーで共有していないか管理者が解約すると、ファミリーのメンバー全員が追加の保存容量と特典を使えなくなります。
- 一緒に止まる特典はないかYouTube Premium Lite、Google Home Premium、Google Health Premiumなど、プランに付いていた特典も使えなくなります。
- 業務のデータが個人のアカウントに残っていないか会社のファイルが個人のドライブやGmail、Geminiのチャットにあれば、先に会社の保管場所へ移してもらいます。
このうち保存容量とファミリーの2つは、メールの相手や家族など、自分以外の方にまで影響が出る項目です。迷ったら、まずこの2つから確かめてみてください。
解約後に使えなくなるものと、残るデータ
解約して請求期間が終わると、Google AI Proで使えていた特典はまとめて止まります。Google One ヘルプによると、以降の支払いが止まり、Google Oneのアプリやウェブサイトからの特典やGoogleのスペシャリストによるサポートも使えなくなります。Geminiそのものは無料のまま使い続けられますが、Gemini アプリ ヘルプの比較では、使用量の上限はProの4倍から標準に戻り、一度に読み込めるコンテキストウィンドウも100万トークンから3万2,000トークンに下がります。
Gmailやドキュメント、スプレッドシートの中で使えていたGeminiや、毎月1,000の Google Flow クレジットといったProの特典も、期間が終わると対象外です。動画の生成のようにAIのプランが必要な機能も、無料の状態では使うことが出来ません。
保存容量が15GBに戻ったときに起きること
解約すると5TBの追加の保存容量は使えなくなり、各ユーザーには無料の15GBだけが残ります。このとき15GBを超えていると、次のような影響が出るとGoogle One ヘルプに書かれています。
- Gmail:メールを送受信できなくなり、自分宛てに送られたメールは送信者に返送される
- ドライブ:新しいファイルの同期やアップロードができなくなり、パソコンのGoogle ドライブ フォルダと[マイドライブ]の同期も止まる
- ドキュメント・スプレッドシート・スライド・フォームなど:新しいファイルを作れず、空き容量を増やさない限り編集やコピーもできない
- Googleフォト:写真や動画をバックアップできなくなる
社員が個人のGmailを取引先とのやり取りに使っていた場合、容量を超えたまま解約すると相手からのメールが届かなくなってしまいます。解約の前に容量を確かめ、不要なファイルを消すか、会社の保管場所へ移してもらいましょう。
データは2年間以上保持される
解約しても、Googleフォト・ドライブ・Gmailに保存しているデータがすぐに消えるわけではありません。Google One ヘルプでは、これらのデータは2年間以上保持され、すぐに削除されるのはファミリーとの共有や設定、サポートとのチャットなどGoogle Oneのプランに関するデータだけと説明されています。一方で、容量を超えた状態が2年以上続くと、Gmail・フォト・ドライブのコンテンツが削除される可能性があり、削除の3か月以上前に連絡が届く仕組みです。
ファミリー共有は管理者の解約で全員分が終わる
Google AI Proはファミリーグループで最大5人と共有でき、メンバーも追加料金なしでAIの特典を使える仕組みになっています。そのため、管理者が解約すると、ファミリーのメンバー全員が追加の保存容量と特典を使えなくなります。家族の写真やファイルが共有の容量に入っている場合は、解約の前に家族へ一声かけておきましょう。
自分がメンバーとして他の方のファミリーグループに入っている場合、Google One ヘルプが示す方法は3つあります。
- ファミリーグループを退会する
- 管理者に今のプランを解約してもらう
- 管理者に[Google One をファミリーと共有する]をオフにしてもらう
なお、YouTube Premium Liteの特典はプランの管理者だけが使えるもので、ファミリーのメンバーとは共有出来ません。社員が家族のプランの管理者になっている場合、会社が解約をお願いすると家族全員の特典まで止まってしまうため、解約の時期は本人の事情も聞きながら決めましょう。
解約したのに請求が続くときの確かめ方
解約したはずなのに請求が続く場合は、まず請求元の取り違えと、手続きが途中で止まっていないかを疑ってみてください。次のような食い違いがないか、順に見ていきましょう。
- アプリを消しただけで終わっている(Google Playの定期購入はアンインストールでは解約されない)
- App Storeで申し込んだのに、Google Oneの画面だけを見ている
- iPhoneで[メンバーシップを解約]を押した後、サブスクリプションの管理ページで[定期購入を解約]まで進んでいない
- au・UQ mobile経由なのに、Google側の画面だけで手続きしようとしている
- 仕事用と私用など、複数のGoogleアカウントのうち別のアカウントで契約している
iPhoneとiPadでは、[定期購入を解約]のボタンがない場合や有効期限のメッセージが赤字で出ている場合は、すでに解約済みという扱いです。それでも請求が止まらないときは、申し込んだ先の窓口に問い合わせてみましょう。身に覚えのない請求は、Google Playでは取引から120日以内に報告するよう案内されている点にも気をつけてください。
会社のWorkspaceのGeminiアドオンは管理コンソールで解約する
会社のGoogle WorkspaceでGeminiのアドオンを契約している場合、その解約は個人のGoogle AI Proとは別の手続きになります。対象になるアドオンは「AI Expanded Access」と「Google AI Pro for Education」で、特権管理者の権限で管理コンソールにログインして進めます。
- 管理コンソールで[お支払い]、[サブスクリプション]の順に開きます。
- [Google Workspace with Gemini]を選び、[定期購入を解約]をクリックします。
- 解約の理由を選び、確認のチェックを入れます。
- 管理者のメールアドレスを入力し、[サブスクリプションを解約する]をクリックします。
Workspaceのヘルプには、Geminiのアドオンを解約してもGoogle Workspaceなどほかのサブスクリプションは引き続き使えると案内があります。管理コンソールで扱うのは会社として契約したサブスクリプションで、社員が個人のGoogleアカウントで申し込んだGoogle AI Proは、この手順の対象ではありません。会社のアドオンは特権管理者が管理コンソールで、個人のGoogle AI Proは契約した本人がGoogle Oneで、と手続きの場所が分かれています。社内で「Geminiを解約して」と頼まれたときは、どちらの契約の話かを先に確かめてみてください。
退職・異動のときに確かめたいAI契約の観点
ここで挙げるのはGoogleが示す公式の手順ではなく、会社が退職や異動のときに確かめておきたい観点の例になります。個人の契約は会社の持ち物ではないため、会社が確かめられるのは、業務の費用と業務のデータがどこに残っているかという点に限られます。
- 経費で払っていたAIの契約はないか精算の履歴から、会社が費用を負担していた契約を洗い出します。
- 退職日より前に解約してもらえるか次回の請求日を本人に確かめ、会社負担の請求が退職後に残らないようにします。
- 業務のファイルが個人のドライブやGmailにないか会社の共有ドライブなどへ移してから解約・退職してもらいます。
- Geminiのチャットに業務の情報が残っていないかGeminiアプリのアクティビティは初期設定で18か月保存されるため、扱いを本人と確かめます。
- 業務で使っていたGemや指示文はないか引き継ぐ価値のあるものは、内容を共有してもらってから解約してもらいます。
- ファミリーの管理者になっていないか解約で家族の特典まで止まる場合は、時期を本人と相談します。
退職の手続きの書類に、個人で契約しているAIサービスの有無を確かめる欄を1行加えるだけでも、確認の漏れはかなり減るでしょう。
会社で安全にAIを使うには、個人契約を重ねず環境をそろえる
社員の個人契約を解約してもらった後に、同じ使い方を会社としてどう用意するかを決めておかないと、しばらくして別のAIの個人契約が増えてしまいます。整えておきたいのは、学習に使わせない設定、利用ログ、社員への配り方、複数のAIの使い分けの4つになります。
学習させない設定を会社でそろえる
個人のGeminiでは、アクティビティの保存をオフにすると今後のチャットがAIモデルのトレーニングに使われなくなりますが、フィードバックを送った場合は例外とされ、しかもこの設定は社員ひとりひとりに任されています。Google Workspaceの生成AIについては、顧客のコンテンツが許可なくドメインの外でモデルのトレーニングに使われることはないとされており、会社として契約する環境の方が設定をそろえやすくなります。
誰がいつ使ったかのログを残す
個人のアカウントで使われたAIの利用状況は、会社から確かめる手段が限られます。誰がどのAIをどのくらい使ったかを会社として残せる環境にすれば、取引先から問われたときにも説明がしやすくなるでしょう。
全員に配れる形にする
一部の社員にだけ有料のAIを配ると、配られなかった社員が自分で個人契約を始めるきっかけになりかねません。人数で月額が増える契約では全員に配るほど費用が膨らむため、会社でまとめて持てる契約の形も比べてみてください。AIの費用の考え方は生成AIのコスト管理にまとめています。
複数のAIを使い分けられるようにする
Gemini、ChatGPT、Claude、Perplexityは得意な作業が少しずつ違い、1つのサービスに絞ると、合わない作業のために社員がまた別のサービスを個人で契約する場合があります。会社で使うAIを1つの契約にまとめ、その中で複数のAIを切り替えられるようにすれば、個人契約を重ねる理由も小さくなるでしょう。使い分けの目安は主要4AIの違いと使い分け、社内ルールの作り方は生成AIの社内ガイドラインの作り方で紹介しています。
解約のあとに使うAIを、会社の契約1本で
社員の個人契約を片付けたら、次は会社として使うAIの置き場所を決める番です。UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で切り替えて使える法人向けサービスで、管理者ダッシュボードから利用ログや権限、使うモデルのオン・オフを管理出来ます。月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。初期費用100,000円(税抜)が別途かかります。
UPGEAR AIの詳細を見るよくある質問
Google AI Proを解約したら、いつまで使えますか?
解約したら、残りの期間分は返金されますか?
Google Oneのアプリを削除すれば解約になりますか?
解約するとGmailやドライブのデータは消えますか?
ファミリーで共有しているプランを解約するとどうなりますか?
無料トライアル中に解約するとどうなりますか?
社員の個人契約を、会社の管理コンソールから解約できますか?
まとめ
Google AI Proの解約は、Google Oneの[設定]から[メンバーシップを解約]を選ぶのが基本の手順になります。Google PlayやApp Store、au・UQ mobileで申し込んだ場合は、それぞれの定期購入の画面や購入先が窓口となり、払い戻しの扱いも購入先に従います。解約後も請求期間の終わりまでは使えますが、残りの期間分は原則として戻ってきません。
会社でGeminiを使う場合は、Geminiの個人向けと法人向けの違いを先に確かめておくと安心です。Googleの法人向けAIの費用は、Gemini Enterpriseの料金にまとめています。
会社としては、経費とカードの明細から社員の個人契約を見つけ、請求元を本人に確かめてもらい、本人に解約してもらってから解約済みと分かる画面を控えてもらう流れで進めましょう。15GBを超えた保存容量や、個人のアカウントに残った業務データは、解約の前に片付けておく必要があります。片付けた後は、社員がまた個人で契約しなくて済むよう、会社で使うAIの環境を決めることが次の一手となります。
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