ChatGPTの管理画面でできること。開き方と管理者が見られる範囲

ChatGPTの管理画面とは、BusinessやEnterpriseで使える「ワークスペース設定」のことで、メンバー・請求・権限・利用状況の分析を会社側で扱う画面です。OpenAIのヘルプでは、プロフィールアイコンを選び、ワークスペース設定を選ぶ開き方が案内されています。管理者が見られるのは利用状況の集計が中心となり、メンバーの会話の中身を見られるかは、OpenAIの公式文書どうしで書き方が分かれてしまいます。契約中のワークスペースの画面か、OpenAIへの問い合わせで確かめてみてください。

社員を招待する前に済ませたい初期設定の7項目は、ChatGPT Businessワークスペースの初期設定で順番に紹介しています。ここでは、その後の運用で開くことになる管理画面の場所と、管理者に何が見えて何が見えないかに絞って見ていきます。料金の全体像はChatGPT法人プランの料金のほうでご確認いただけます。

※この記事の内容は、2026年10月15日時点のOpenAI公式ヘルプ(日本語版)と、openai.com/ja-JP/enterprise-privacy/(2026年1月8日更新)の記載にもとづきます。ヘルプには機械翻訳の注記があり、いずれもOpenAI自身の説明(自己申告)です。画面の名前や項目は予告なく変わることがあります。

ChatGPTの管理画面とは|個人の「設定」との違い

ChatGPTで管理画面と呼ばれるのは、会社のワークスペースを扱う「ワークスペース設定」のほうになります。検索すると個人向けの「設定」画面の解説も多く出てきますが、こちらは自分のアカウントの表示やデータの扱いを変える場所で、会社の管理とは役割が違います。Enterprise向けのヘルプでは、ワークスペース設定はすべてのロールが開ける一方、権限やシートタイプ、支出管理といったワークスペース全体の設定を扱うのはオーナーと管理者だと説明されています。

2つの画面の違いを1つの表にまとめると、次のとおりになります。

比べる点個人の「設定」ワークスペース設定(管理画面)
使える人ChatGPTを使う本人画面はすべてのロールが開けるが、会社全体の設定を変えるのは所有者と管理者(Enterprise向けヘルプの記載)
主な中身表示、自分のデータの扱い、自分が作った共有リンクの管理などメンバー、請求、権限、アプリ、利用状況の分析、IDとアクセスなど
変えた設定が効く範囲自分のアカウントだけワークスペースのメンバー全員
この記事での扱い共有リンクの削除など、管理画面と混同しやすい部分だけ触れる開き方、ロール、分析、会話の可視性まで扱う

取り違えやすいのは、メンバーが自分の共有リンクを消す場所が個人の「設定」の側にある点です。Business向けのヘルプでは、「設定」>「データ管理」の「共有リンク」で管理を選び、自分が作ったリンクを削除する流れが示されています。会社全体で共有リンクを止めたいときは個人の設定ではなく管理側の話となり、BusinessとEnterpriseで扱いが変わってきます。この差は後半の判断表で確かめてみてください。

ワークスペース設定が見当たらないとき

メニューにワークスペース設定が出てこない場合、まず疑いたいのは、いま開いているのが個人のワークスペースになっているケースです。会社のワークスペースに招待されていても、画面が個人の側のままだと会社の管理画面は表示されません。プロフィールメニューで会社のワークスペースを選び直してから、もう一度メニューを開いてみましょう。それでも設定を変えられない場合は、自分のロールがメンバーや分析閲覧者になっている可能性があるため、所有者に割り当てを確かめてもらうのが早道になります。

ChatGPT管理画面の開き方|プロフィールアイコンからワークスペース設定へ

管理画面は、ChatGPTの画面でプロフィールアイコンを選び、ワークスペース設定を選ぶと開けます。この開き方はEnterprise向けヘルプに書かれているもので、Business向けのヘルプでは「ワークスペース設定」>「メンバー」や「ワークスペース設定」→「請求」という経路で各画面が案内されています。個人のアカウントと会社のワークスペースを両方持っている方は、開く前に会社のワークスペースへ切り替えてください。Business向けヘルプによると、ウェブ版ではプロフィールメニューから、モバイルではサイドバーからワークスペースを選べます。

画面操作の手順(ウェブ版)

  1. ChatGPTにサインインし、画面に表示されているプロフィールアイコンを選びます。
  2. ワークスペースが複数ある場合は、プロフィールメニューで会社のワークスペースに切り替えます。
  3. メニューの中からワークスペース設定を選びます。
  4. メンバー、請求などの項目から、目的の画面を開きます。

Enterprise・Eduのワークスペース分析のヘルプには、分析画面のURLとして chatgpt.com/admin/usage も載っています。ブックマークしておくと、毎月の確認のたびにメニューをたどる手間が減ってくれるでしょう。

Codexを主に使う管理者の入口

Business向けヘルプでは、Codexを主に使っている管理者に向けて、Codex webのワークスペース設定の入口からChatGPT Business管理コンソールを開く方法も案内されています。ChatGPTの画面をあまり開かない方でも、Codexの側から同じ管理画面にたどり着ける形になります。

画面に並ぶ項目(Enterpriseの場合)

Enterprise向けヘルプには、ワークスペース設定に並ぶ項目が一覧で載っています。

項目主に扱う内容(Enterprise向けヘルプの記載から)
一般ワークスペースの名前と画像、組織の識別子、AIポリシーのモーダル(社内のAI利用方針を画面に表示する機能)
メンバーメンバーの招待と削除、ロールの管理、シートタイプの割り当て、保留中の招待やリクエストの確認
グループグループの作成と削除、所属メンバーの追加と削除
権限とロール利用できるモデル、GPTの作成と共有、canvas、プロジェクト、メモリ、リンク共有など
モデルChatとWork & Codexを始めるときの既定のモデルなど
請求グローバル管理コンソールの請求で、請求書やシート情報を確認
GPT社内で作られたカスタムGPTの所有権の確認、移譲、削除など
アプリ外部ツールとの連携の有効化と無効化、メンバーやロールへの割り当てなど(管理コンソールのプラグインから開く)
ワークスペース分析アクティブユーザー数、メッセージ数、GPTの利用状況など
IDとアクセスログイン設定、プロビジョニング(アカウントの自動作成と削除)、ID管理、IP許可リスト

Businessで同じ項目がすべて並ぶかは、Business向けのヘルプからは読み切れません。Businessの記事で経路として名前が出てくるのは、メンバー、請求、IDとアクセスの3つになります。契約中の画面で、どの項目が表示されているかを一度ひととおり見ておきましょう。

ロールで変わる管理画面の範囲|所有者・管理者・分析閲覧者・メンバー

管理画面で何ができるかは、割り当てられたロールで決まります。ChatGPT Businessには、所有者・管理者・分析閲覧者・メンバーの4つの組み込みロールがあります。公式の説明では、所有者は請求やID管理を含むすべての権限を持ち、管理者はユーザーの管理と日常的な管理タスクを受け持つ役割となります。分析閲覧者はワークスペース情報と分析データの閲覧に限った権限で、メンバーは管理者権限を持たずにChatGPTを使う立場です。

Business向けヘルプの権限表を、管理画面で触る操作ごとに並べ直しました。

操作所有者管理者分析閲覧者メンバー
ワークスペース分析の表示○○○-
新しいメンバーの招待○○-○
招待の取り消し・ユーザーの削除○○--
支出管理の設定○○--
ワークスペース設定の表示と管理○○--
アプリの表示と管理○○--
請求画面でのプラン情報の表示○○--
ロールの変更・シートタイプの切り替え○---
新しい管理者・所有者の招待○---
請求書の表示○---
IDとプロビジョニング○---
GPTの設定○---

※○は公式の権限表で許可されている操作、-は表で該当するロールに含まれていない操作です。ワークスペース分析の行には、リンク先のガイドがEnterpriseとEdu専用であるという注記が付いています。

表を見ると、請求書の表示とIDまわりの設定は、所有者だけに許された操作です。所有者が1人しかいない会社では、その方が不在のあいだ請求書もログインの設定も誰も触れなくなってしまいます。2人目の所有者を置くかどうかは、初期設定の段階で決めましょう。経理の担当者に分析の数字だけを見てもらいたいときは、分析閲覧者のロールが向いています。

社員10〜200名の会社での割り当て方の例

権限表をもとにすると、所有者は代表者と情報システムの担当者の2人に置き、日々の招待や削除は総務の担当者を管理者にして任せる形が組みやすいでしょう。経営企画や経理の方には分析閲覧者を割り当てると、設定には触れずに利用状況の数字だけを見てもらえます。ほかの社員はメンバーのままで十分ですが、メンバーも新しい人を招待できる点は社内ルールで補っておきたいところです。誰にどのロールを渡したかは、表にして所有者が持っておいてください。

Enterpriseのロールとの違い

Enterpriseにも同じ名前のロールがありますが、権限の分け方は少し違います。Enterpriseの権限表では、ワークスペース設定の表示と管理、請求書の表示が所有者だけに限られる形です。Businessの権限表では、管理者もワークスペース設定の表示と管理に○が付いています。なお、Enterpriseのワークスペース設定の記事は、オーナーと管理者がワークスペース全体の設定を管理すると書いており、権限表とは書き方が分かれます。Enterpriseの所有者はカスタムロールも管理でき、管理者はメンバーとグループの管理やCodexのアクセストークンの管理を受け持つと説明されています。Enterpriseのアナリティクス閲覧者は、メンバーとしての利用に加えて分析データも閲覧できるロールです。

利用状況の分析で管理者が見られるもの

管理者が見られる利用状況は、人数やメッセージ数などを集計した数字が中心となります。OpenAIが項目まで公開しているのはEnterpriseとEduのワークスペース分析で、ワークスペース設定>ワークスペース分析から開けます。閲覧できるのは、分析閲覧者のロールを持つメンバー、ワークスペースの管理者、オーナーの3つの立場です。

Enterprise・Eduのワークスペース分析で見える項目

画面の区分見える内容
概要ユニークアクティブユーザー数、メッセージ総数、GPTメッセージ、ツールメッセージ、プロジェクト・アプリ・スキルの利用の推移、SCIMグループ別の内訳
ベンチマーク業界の中央値と比べた、アクティベーション率、アクティベート済みユーザーあたりの週間アクティブユーザー数(WAU)、WAUあたりのメッセージ数
インパクト任意で答える製品内アンケートの結果(利用者の自己申告)
Task insights会話を大まかなタスクの分類に分けた集計。個々のプロンプトや会話、ユーザー単位の中身は出さない。管理者と所有者がオフにできる
ユーザー購入済み・有効化済みのシート、アクティブユーザー、招待の保留、ユーザー別の指標、よく使う人(パワーユーザー)
GPT/プロジェクト/スキルそれぞれの利用状況
書き出しUsers・GPTs・Projects・影響度調査をCSVで書き出し。期間を指定する場合は最大12か月
更新の頻度通常6〜12時間以内に、1〜24時間ごとに定期的に更新

月ごとの報告に使うなら、CSVで書き出して社内の表に貼る運用が手軽でしょう。データは通常6〜12時間以内に反映されると説明されているため、今日の午前に使った分が昼の時点で出ていなくても慌てる必要はありません。データの反映は最大48時間を目標にしていると説明されているため、月の数字は2日ほど置いてから締めてください。

数字から読み取れること

分析の数字は、社員を見張るためというより、契約の中身が会社の使い方に合っているかを見直す材料になります。たとえば「ユーザー」の画面で購入済みのシートと有効化済みのシートを見比べると、招待したのに一度も使われていない席がどれくらいあるかが分かります。アクティブユーザー数が伸びない部署があれば、使い方の説明会を開く対象を絞り込めます。パワーユーザーとして名前が挙がる社員は、社内で使い方を教える役をお願いする候補になるでしょう。

一方で、メッセージ数が多いことと、仕事の成果が上がっていることは同じではありません。インパクトの画面にある数字も、利用者が任意のアンケートに答えた自己申告にとどまります。分析の数字は、使われ方の傾向をつかむ目安として扱うのが無理のない読み方です。

分析画面に会話の中身は出ません

ワークスペース分析は集計のための画面で、メッセージ本文やファイルの中身、アイテム単位のコンプライアンス記録は表示されないと明記されています。生のログや法務・セキュリティの用途には、Compliance APIを使うよう案内があります。分析画面を開いても、誰が何を入力したかまでは読めない作りです。Task insightsで分かるのも、会話がどんな種類の作業に使われたかという大まかな分類にとどまります。

Businessで分かっている範囲

Businessの権限表にも「ワークスペース分析の表示」という行があり、分析閲覧者・管理者・所有者の3つのロールに許されています。ただし、その行から案内される分析ガイドは、EnterpriseとEdu専用と注記されたものになります。Business向けのヘルプで画面の中身として書かれているのは、支出管理で確認できる利用状況やクレジット残高などの運用指標です。同じヘルプは、利用状況分析と支出管理はチャット履歴へのアクセスとは別のものだと説明しています。Businessの分析画面にどの数字が並ぶかは、契約中のワークスペースで実際に開いて確かめましょう。

管理者はメンバーの会話内容を見られるか|公式文書ごとの記載

ChatGPT Businessで管理者がメンバーの会話を見られるかは、OpenAIの公式文書の間で書き方が分かれています。どちらか一方だけを読んで社内に説明すると、後からもう一方の記載に気づいて、説明をやり直すことになってしまいます。まずは文書ごとの記載を並べて見てみましょう。

文書対象会話の閲覧・エクスポートについての記載(原文の抜粋)
OpenAI エンタープライズプライバシー(openai.com/ja-JP/enterprise-privacy/、2026年1月8日更新)Business「ワークスペース管理者はワークスペースを管理でき、ワークスペース内のエンドユーザーの会話履歴を閲覧、エクスポート、削除できます。」
ヘルプ「ChatGPT Business:一般FAQ」(記事番号8542115)Business「デフォルトでは、管理者と所有者がメンバーの非公開チャットをすべて見ることはできません。」(問い「ワークスペースを退出する前にデータをエクスポートできますか?」への回答)「ChatGPT Business ワークスペースでは、セルフサービスのデータエクスポートは利用できません。」
ヘルプ「ChatGPT Business でのデータ共有とプライバシーの管理」(記事番号8798634)Business利用状況分析で管理者がすべてのチャットを閲覧できるかという問いに「いいえ」。「ワークスペースのオーナーは、データをエクスポートオプションが利用可能な場合、メンバーのデータをエクスポートできます。」(「メンバー」ページの三点メニューから「データをエクスポート」)
OpenAI エンタープライズプライバシー(同上)Enterprise・Edu・Healthcare「ワークスペース管理者は Enterprise Compliance API を通じて、会話や GPT に関する監査ログにアクセスできます。」

※2026年10月15日時点の各ページの記載です。ヘルプは機械翻訳の注記があり、どれもOpenAI自身の説明(自己申告)にあたります。記事番号は help.openai.com/ja-jp/articles/ に続く番号です。

ヘルプの一般FAQは「デフォルトでは」と条件を付けて書き、データ共有の記事も、利用状況分析で管理者がすべてのチャットを閲覧できるかに「いいえ」と答えています。エクスポートについてデータ共有の記事は、メンバー自身は書き出せず、オーナーが「利用可能な場合」に書き出せるという条件付きの手順を示す書き方です。プライバシーページの側は、管理者が閲覧・エクスポート・削除できると書いています。外から文書を読み比べるだけでは結論が出せないため、手元の契約で確かめる方法をとりましょう。

社内の管理者とOpenAIの社員は別の話です

会話を見られるかという話には、社内の管理者が見るケースと、OpenAIの側で会話にアクセスするケースの2つが混ざりがちです。プライバシーページのBusinessの欄では、OpenAIのシステムに保存された会話へのアクセスは、エンジニアリングのサポートや不正利用の調査、法令の順守のために承認された従業員と、機密保持とセキュリティの義務を負って不正利用の確認だけを行う専門の外部業者に限るとしています。社員から質問を受けたときは、社内の管理者の話なのか、OpenAIの話なのかを分けて答えるようにしてください。

契約中のワークスペースで確かめる手順

  1. 所有者のアカウントでワークスペース設定を開き、「メンバー」のページへ進みます。
  2. メンバーの横にある三点メニューに「データをエクスポート」が出ているかを見ます。
  3. 管理画面の中に、個々の会話を開いて読める画面があるかを見ます。
  4. 画面で判断がつかない場合は、OpenAIのサポートや契約の窓口に、管理者がメンバーの会話を閲覧・エクスポート・削除できるかを文面で問い合わせます。
  5. 確かめた結果と日付、確かめた方法を社内の記録に残します。

OpenAIへ問い合わせるときの文面は、たとえば次のような形が考えられます。

件名:ChatGPT Businessの管理者による会話の閲覧とエクスポートについて

契約中のChatGPT Businessワークスペース(ワークスペース名:【  】)について、次の2点を教えてください。

1.ワークスペースの所有者・管理者は、メンバーの会話履歴を閲覧できますか。できる場合、どの画面から行いますか。
2.所有者は、メンバーのデータをエクスポートできますか。「メンバー」ページの三点メニューに「データをエクスポート」が表示される条件を教えてください。

参考にした記載
・openai.com/ja-JP/enterprise-privacy/(2026年1月8日更新)のChatGPT Businessの欄
・ヘルプ記事8542115「ChatGPT Business:一般FAQ」
・ヘルプ記事8798634「ChatGPT Business でのデータ共有とプライバシーの管理」

問い合わせるときは、上の表の文書名と記載を添えると、どの記載についての質問かが相手に伝わりやすくなります。結果は、後の節にある社員向けの周知文にそのまま書き写してください。社員がいちばん気にしているのは、自分が入力した中身を誰が読めるのかという一点であることが多いでしょう。

会話を誰が見られるかを、会社が言い切れる環境に

見られる範囲を社員に言い切れないなら、使う環境を会社で1つに決めて説明をそろえましょう。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

管理画面の主な画面と、誰が触れるか

ここからは、運用の中で開くことの多い画面を、公式ヘルプに書かれている範囲で順に見ていきます。ドメインの認証や招待の入口といった初期設定の細かな手順は、冒頭で紹介した初期設定の記事に書いてあります。ここでは画面の場所と、どのロールが触れるかを中心に読んでみてください。

メンバーの招待・削除・保留中リクエストの管理

メンバーの招待と保留中のリクエストは、「ワークスペース設定」>「メンバー」から扱います。Businessの権限表では、新しいメンバーを招待できるのはメンバー・管理者・所有者で、招待の取り消しとユーザーの削除は管理者と所有者に限られます。メンバーも招待を送れる点は見落とされやすく、空いている席が社員の招待で次々に埋まっていく流れも起こり得ます。空きシートがある場合にメンバーによる招待を制限する方法は現時点では無い、とヘルプにあります。誰をワークスペースに入れてよいかは、招待の権限とは別に社内で線を引いておきましょう。

請求・シート・支出管理の画面

請求まわりは、所有者が「ワークスペース設定」→「請求」の順に進んで扱う画面となります。請求書の表示とシートタイプの切り替えは所有者だけ、支出管理の設定と請求画面でのプラン情報の表示は管理者と所有者が行えます。支出管理では、利用状況やクレジット残高などの運用指標を確認できます。Businessの席は、有料のスタンダードシートとプレミアムシートを合わせて最大200席までとされ、それを超える場合はEnterpriseの検討が案内されています。2026年8月24日より前に作られたワークスペースには、以前の上限が当てはまります。シートの単価や支払い方法による違いは、冒頭で紹介した法人プランの料金の記事で確かめてください。

SSO・ドメインなどIDとアクセスの設定

ログインの方法やアカウントの自動作成にかかわる設定は、所有者だけが触れる領域になります。Businessの権限表では、IDとプロビジョニングが所有者のみの操作として並んでいます。Enterpriseでは「IDとアクセス」という画面に、ログイン設定・プロビジョニング・ID管理・IP許可リストがまとめて置かれる構成です。Businessでも、オーナーは「ワークスペース設定」>「IDとアクセス」から、ワークスペースの検出(会社ドメインの確認済みメールアドレスで参加できる設定)を管理します。SSO(会社のアカウントでまとめてログインする仕組み)やドメインの認証は導入時に済ませる作業なので、初期設定の記事の手順に沿って進めるのが近道でしょう。

アプリ連携・GPT・メモリの管理

外部アプリとの連携は、Businessでは管理者と所有者が表示と管理を受け持ちます。GPTの設定は所有者のみの操作で、管理者には任されていません。Enterpriseでは、「アプリ」で組織全体のアプリの有効化・無効化やメンバーへの割り当てを、「GPT」で所有権の確認・移譲・削除を扱える形になります。メモリは「権限とロール」の中にあり、利用できるモデルやGPTの作成と共有、リンク共有と同じ画面で設定する作りです。Businessでメモリの扱いをどこで変えられるかは、契約中の画面を開いて確かめてください。

Compliance APIで会話ログを扱えるのはEnterprise・Edu

会話の記録を法務やセキュリティの仕組みに流したい場合、OpenAIが用意しているのはCompliance APIとCompliance Logs Platformという仕組みになります。公式ヘルプでは、このコンプライアンスプラットフォームはChatGPT EnterpriseとEduのワークスペースで使えると説明されています。プライバシーページにも、Enterpriseなどのワークスペース管理者はCompliance APIを通じて会話やGPTに関する監査ログにアクセスできる、との記載があります。広いコンプライアンスのアクセス権や会話メッセージの権限を付与できるのは、ワークスペースのオーナーのみと定められています。

Compliance Logs Platformの保持期間は30日間なので、それより長く残すには、ログを自社で取り続けて保管する仕組みが要ります。連携先としては、eディスカバリー(訴訟などに備えた記録の検索)、DLP(情報の持ち出し防止)、SIEM(ログの集中監視)の各ツールが挙げられています。パートナー連携の例には、Microsoft Purview、Global Relay、Smarsh、Netskope、Zscalerなどの名前が並びます。

中小企業でここまで必要になる場面

社員10〜200名の会社で、ここまでの仕組みが要る場面は限られるでしょう。取引先から会話の記録の提出を求められる業種や、情報の持ち出しを監視するツールをすでに入れている会社なら、Enterpriseを検討する理由になります。公式ヘルプで提供先として書かれているのはEnterpriseとEduのワークスペースです。Businessでの扱いを前提に計画を立てる前に、OpenAIに確認しておきましょう。

Enterpriseで使う場合も、権限を付与するのはオーナー、ログを受け取って30日より長く保管する仕組みを作るのは情報システムの担当者、という役割分担が要ります。ログを取り出す仕組みだけを作って保管先を決めていないと、30日を過ぎた記録は手元に残らなくなってしまいます。導入の前に、誰がどのツールで受け取り、何年残すかまで社内で決めておいてください。

退職した社員のチャットはどうなるか

Businessでメンバーを削除すると、そのワークスペースへのアクセスはすぐに取り消されます。削除された方のチャット、ファイル、canvasドキュメントは無期限に保持され、同じ方が再び追加されると中身が元に戻る仕組みです。プロジェクトとGPTはワークスペースの所有者に引き継がれ、削除の対象から外れます。ただ、引き継がれるのは所有権だけで、削除された方が作った会話とファイルは移管されず、所有者にも表示されません。

実際に困りやすいのは、退職する方が仕事の途中経過をチャットの中にだけ残していた場合となります。会話そのものは所有者に引き継がれないため、退職日までに、残すべき内容を共有フォルダなどへ移してもらう段取りが要ります。引き継ぎのチェックリストに、ChatGPTの会話から必要な内容を書き出すという1行を足しておきましょう。

保持期間については、Enterpriseではデータの保持期間をワークスペースの管理者が決められる、とプライバシーページにあります。同じページのBusinessの欄にも、管理者がワークスペース内のデータの保持期間を設定できるとあり、削除された会話や未保存の会話は30日以内にOpenAIのシステムから消されると説明されています。Businessで保持期間を変える場所は、契約中の画面で確かめてください。退職者の席の外し方と、席の数が自動では減らない点は、初期設定の記事の手順を見ると分かりやすいでしょう。

プラン別|管理画面でできること・できないことの判断表

ここまでの内容を、BusinessとEnterpriseで並べると次のようになります。

知りたいことBusinessEnterprise
管理画面の入口ワークスペース設定(ヘルプでは「メンバー」「請求」「IDとアクセス」への経路で案内)プロフィールアイコン→ワークスペース設定
分析を見られるロール分析閲覧者・管理者・所有者アナリティクス閲覧者・管理者・オーナー
分析の項目の公式ガイド公式ヘルプの分析ガイドはEnterprise・Edu向け。Business向けの記載は支出管理の運用指標(利用状況・クレジット残高など)概要・ベンチマーク・インパクト・Task insights・ユーザー・GPT・プロジェクト・スキル、CSV書き出し
分析画面に会話本文が出るか利用状況分析と支出管理はチャット履歴へのアクセスとは別、と説明出ない(メッセージ本文・ファイル内容は表示しない)
管理者が個々の会話を閲覧確認が要る(プライバシーページとヘルプで記載が分かれる)Compliance API経由で監査ログにアクセス(権限の付与はオーナーのみ)
メンバーのデータのエクスポート確認が要る(ヘルプはオプションが利用可能な場合にオーナーが書き出せる、プライバシーページは管理者ができると書く)Compliance APIで取得(ログの保持は30日)
共有リンクをワークスペース全体で止めるできない(各メンバーが自分のリンクを削除)できる(権限とロールのリンク共有設定)
データの保持期間管理者が設定できるとプライバシーページに記載。削除したメンバーのデータは無期限に保持ワークスペースの管理者が決められる
席の上限スタンダードとプレミアムを合わせて最大200席200席を超える場合の検討先として案内

※2026年10月15日時点のOpenAI公式ヘルプ(日本語版)とプライバシーページの記載から作成しました。「確認が要る」とした行は、公式文書の間で書き方が分かれている項目です。

この表で空欄にしてはいけないのは、Businessの会話の閲覧とエクスポートの2行です。Businessを契約している会社は、この2行だけでも画面とOpenAIへの問い合わせで埋めておきましょう。200名を超えそうな会社や、会話の記録を外部の監視ツールに流したい会社は、最初からEnterpriseの見積もりも取ってみてください。

BusinessとEnterpriseを選ぶときの目安

管理画面の違いから見ると、Enterpriseが向くのは、会話の記録を会社として取り出して保管したい会社や、共有リンクを全員分まとめて止めたい会社になります。席が200を超えそうな場合も、Business向けヘルプはEnterpriseの検討を案内しています。反対に、利用状況の集計と支出の管理ができれば足りる会社なら、Businessで始めて、会話の扱いだけを先に確かめておく進め方でも困らないでしょう。どちらを選ぶ場合も、会話を誰が見られるかを契約の前に文面で確かめておくことが、社員への説明の土台になります。

管理画面で毎月見ておきたいこと

判断表の内容を日々の運用に落とすと、次のような点検の形に整理できます。月に1回、決まった担当者が上から順に見ていく形が続けやすいでしょう。

  • 使われていない席がないか購入済みのシートと有効化済みのシート、アクティブユーザーの数を見比べます。Businessでは支出管理の利用状況とクレジット残高を確認します。
  • 保留中の招待や参加リクエストが残っていないか「ワークスペース設定」>「メンバー」で、心当たりのない招待やリクエストがないかを見ます。
  • 退職者や異動者がワークスペースに残っていないか人事の異動・退職の連絡と、メンバーの一覧を突き合わせます。削除の前に、会話の書き出しが済んでいるかも確かめます。
  • 所有者が2人以上いるか請求書とIDの設定は所有者だけの操作なので、1人に集中していないかを見ます。
  • 連携しているアプリが社内で認めたものだけかBusinessでは管理者と所有者がアプリの表示と管理を受け持ちます。使っていない連携は外しておきます。
  • 周知文の内容が今も正しいかOpenAIのヘルプやプライバシーページの記載が変わっていないかを確かめ、変わっていれば周知文を直して再度伝えます。

点検の結果は、日付と担当者の名前を添えて1枚の記録に残しておくと、監査や取引先からの質問にも答えやすくなります。チェックの項目は会社ごとに増やしてかまいません。

社員に伝える周知文のひな形

管理画面で何が見えるかを確かめたら、その結果を社員に先に伝えておくと安心して使ってもらえます。伝え方があいまいだと、見られていると思い込んで使わなくなる方と、誰にも見られないと考えて何でも入力してしまう方の両方が出てきます。次のひな形の【】の部分を、自社で確かめた内容に置き換えて使ってみてください。

件名:会社契約のChatGPTの利用と、管理者が確認できる範囲について

社員各位

会社で契約しているChatGPT【Business/Enterprise】のワークスペースについて、管理者が確認できる範囲をお知らせします。

1.管理者が確認するもの
・利用状況の集計(利用している人数、メッセージ数など)
・クレジットの残高と支出の状況
・メンバーの追加と削除、ロールの割り当て

2.会話の中身について
・管理者が個々の会話を【閲覧できる/閲覧できない】ことを、【確認した日付】に【管理画面/OpenAIへの問い合わせ】で確かめました。
・会話のデータを管理者が【エクスポートできる/エクスポートできない】設定です。
・この内容が変わった場合は、改めてお知らせします。

3.入力しないでほしい情報
・【顧客の個人情報、公表前の決算の数字、パスワードなど】

4.退職・異動のとき
・ワークスペースから外れると、作成した会話は所有者にも引き継がれません。仕事に必要な内容は、最終出社日までに【共有フォルダの場所】へ書き出してください。

5.問い合わせ先
・【担当部署・担当者名】

ひな形でいちばん気を付けたいのは、2の会話の中身の欄を推測で埋めないことです。確かめた日付と方法を書いておけば、OpenAIの説明が後から変わったときにも、どの時点の話だったかを社員と共有できます。社内ルールの全体の作り方は生成AIの社内ガイドラインの作り方にまとめています。

会社で安全に使うために、管理画面の外で決めること

管理画面で見えるものを整理してみると、画面の設定だけでは片付かない課題がいくつか残ります。どれも契約するサービスを選ぶ段階で方向が決まってしまうため、運用が始まる前に話し合っておきたい項目です。

入力したデータを学習に使わせない

業務の情報が学習に使われない扱いになるかは、契約するプランと設定によって変わってきます。社員が個人のアカウントで使っていると、会社からはその設定を一律にそろえられません。会社として契約した環境に全員を集めることが、学習の心配を減らす近道になります。契約するときは、学習に使われない扱いが会社の設定で全員に効くのか、社員ごとの操作に任されるのかを、提供元の説明で確かめてみてください。

利用ログを誰がどこまで見るかを決める

ログを取れることと、取ったログを誰が見るかを決めることは別の話です。見る人と見る目的を決めずにログだけが増えると、社員は監視されていると受け取ってしまいます。月に1回、利用人数と使われ方の傾向だけを確認するといった、見る範囲を先に決めておきましょう。決めた内容は、前の節の周知文に書き足して社員に伝えると、見られる側の不安もやわらぎます。ログを見る担当者を1人に固定せず、2人で確認する形にしておくと、担当者の異動のときにも引き継ぎが途切れにくくなります。

全員に配れる形にする

席の数で料金が増える契約だと、一部の社員にだけ配る判断になりがちです。配られなかった方が個人のアカウントで使い始めると、管理画面には何も映らない利用が生まれてしまいます。こうした会社から見えない利用は野良AI(シャドーAI)と呼ばれ、情報が漏れる経路になりやすいものです。

用途に合わせて複数のAIを使い分ける

調べものや長い文書の読み込みなど、用途によって得意なAIは分かれます。使い分け方の目安は主要4AIの違いと使い分けで紹介しています。AIごとに別々の契約と管理画面を持つと、ここまで見てきた確認を製品の数だけ繰り返すことになってしまいます。複数のAIを1つの環境にまとめる考え方はマルチAIとは、点検すべき項目は生成AIのセキュリティ対策チェックリストで確かめられます。

4つのAIを、1つの契約と1つの管理画面で

UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で切り替えて使える法人向けサービスです。管理者ダッシュボードで利用ログ・権限・モデルのON/OFFを扱え、基盤はAWSの日本リージョンで稼働しています。料金は月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。初期費用100,000円(税抜)が別途かかります。

UPGEAR AIの詳細を見る

よくある質問

ChatGPTの管理画面はどこから開けますか?
OpenAIのEnterprise向けヘルプでは、ChatGPTの画面でプロフィールアイコンを選び、ワークスペース設定を選ぶ開き方が案内されています。Business向けのヘルプでも、ワークスペース設定のメンバーや請求といった経路で各画面が説明されています。個人のアカウントと会社のワークスペースを両方持っている場合は、ウェブ版のプロフィールメニューで会社のワークスペースに切り替えてから開いてください。
管理画面と個人の「設定」は何が違いますか?
個人の「設定」は、自分のアカウントの表示やデータの扱いを変える画面で、効く範囲は自分だけです。管理画面にあたるワークスペース設定は、メンバー、請求、権限、アプリ、利用状況の分析などを扱い、変えた設定はワークスペースのメンバー全員に効きます。会社全体の設定を変えられるのは所有者と管理者で、操作によっては所有者だけに限られます。
ChatGPT Businessの管理者はメンバーの会話を見られますか?
OpenAIの公式文書で書き方が分かれています。openai.com/ja-JP/enterprise-privacy/(2026年1月8日更新)は、ワークスペース管理者がエンドユーザーの会話履歴を閲覧、エクスポート、削除できると書いています。一方でヘルプの一般FAQは、デフォルトでは管理者と所有者がメンバーの非公開チャットをすべて見ることはできないと書き、データ共有の記事も、利用状況分析で管理者がすべてのチャットを閲覧できるかに「いいえ」と答えています。契約中のワークスペースの画面で確かめるか、OpenAIに問い合わせて確認してください。
ChatGPT Businessでメンバーのデータをエクスポートできますか?
データ共有とプライバシーのヘルプは、メンバー自身は書き出せず、ワークスペースのオーナーが「データをエクスポート」オプションを利用できる場合にメンバーページの三点メニューから書き出せると説明しています。一方、プライバシーページは管理者がエンドユーザーの会話履歴をエクスポートできると書いています。所有者のアカウントで三点メニューに項目が出るかを確かめるか、OpenAIに問い合わせてください。
利用状況の分析では何が分かりますか?
項目まで公開されているのはEnterpriseとEduのワークスペース分析で、アクティブユーザー数、メッセージ総数、GPTやプロジェクトの利用状況、ユーザー別の指標などが見られます。CSVでの書き出しにも対応しています。メッセージ本文やファイルの中身は表示されません。Businessについては、公式ヘルプの分析ガイドはEnterprise・Edu向けで、Business向けには支出管理で利用状況やクレジット残高などの運用指標を確認できると書かれています。
分析閲覧者のロールには何を任せられますか?
Businessの分析閲覧者は、ワークスペース情報と分析データの閲覧に限った権限を持つロールです。権限表では、ワークスペース分析の表示が許されている一方、メンバーの削除や支出管理の設定、請求書の表示などは含まれていません。経理や経営企画の担当者に利用状況の数字だけを見てもらいたい場合に向いています。
共有リンクを会社全体で止めることはできますか?
Business向けヘルプでは、共有リンクを完全に無効にする機能はChatGPT Enterpriseでのみ利用可能と説明されています。Businessのメンバーは、自分が作った共有リンクを個人の設定のデータ管理から削除できます。会社全体で止めたい場合はEnterpriseを検討するか、共有リンクの使い方を社内ルールで決めておいてください。
分析の数字はいつ反映されますか?
EnterpriseとEduのワークスペース分析では、データは通常6〜12時間以内に、1〜24時間ごとに定期的に更新され、データの反映は最大48時間を目標にしていると説明されています。月の数字は2日ほど置いてから締めてください。
退職した社員の会話は、所有者が引き継げますか?
Businessでは、削除されたメンバーのプロジェクトとGPTは所有者に引き継がれますが、そのメンバーが作った会話とファイルは移管されず、所有者には表示されません。チャットやファイルは無期限に保持され、同じ方を再び追加すると元に戻ります。必要な内容は退職日までに共有フォルダなどへ書き出してもらう段取りにしてください。
Compliance APIはBusinessでも使えますか?
公式ヘルプで提供先として書かれているのは、ChatGPT EnterpriseとEduのワークスペースです。会話メッセージの権限を付与できるのはオーナーのみで、ログの保持期間は30日間とされています。Businessでの扱いは、計画を立てる前にOpenAIに確認してください。

まとめ

ChatGPTの管理画面はワークスペース設定のことで(Enterprise向けヘルプではプロフィールアイコンから開くと案内)、個人の「設定」とは別の画面になります。何を触れるかはロールで決まり、Businessでは請求書の表示とIDまわりが所有者だけの操作です。

管理者が見られる利用状況は集計した数字が中心で、Enterprise・Eduのワークスペース分析にはメッセージ本文やファイルの中身は出てきません。Businessで管理者がメンバーの会話を見られるかは、プライバシーページとヘルプで書き方が分かれているため、契約中の画面かOpenAIへの問い合わせで確かめましょう。確かめた結果は周知文にして社員に伝え、退職者の会話が所有者に引き継がれない点も引き継ぎの手順に入れておいてください。

会話のログを長く保管したい場合はEnterpriseのCompliance APIが候補になりますが、ログの保持は30日間なので、自社で受け取る仕組みが前提になります。管理画面で確かめたことは、毎月の点検と社員への周知文に落とし込み、説明が変わったときにすぐ直せる形で運用してみてください。

法人のAI活用に関するほかの記事はAI活用コラム一覧からご覧いただけます。