ナレフルチャットの料金|3プランと定額制5社の比較

ナレフルチャット(CLINKS株式会社)の料金プランを、提供元の公式サイトで確認してまとめました。あわせて、同じく企業単位の定額制をとっている法人向け生成AI 5サービスを横に並べています。確認日は2026年9月7日です。料金や提供条件は変わりますので、契約前には必ず各社の公式サイトをご確認ください。

この記事の作り方
1. 金額・プラン内容・機能は、提供元の公式サイトの記載だけを使っています。他社のまとめ記事からの孫引きはしていません
2. 税抜か税込かを明記しています。公式サイトに記載がない場合は、記載がないと書いています
3. 公表されていない項目は推測で埋めず、確認できなかったと書いています
4. 優劣は書きません。人数・使用量・必要な管理機能という条件で分かれるためです
5. 導入社数・精度・シェアなどの自己申告値は転記していません

ナレフルチャットの料金プラン

同社サイトには3つのプランが掲載されています。金額が公開されているのはプロプランだけで、ビジネスプランとエンタープライズプランは問い合わせでの案内となっています。

プラン 月額 内容(公式サイトの記載)
プロ 40,000円〜(税抜)
企業単位の定額制
利用人数は無制限。月間1,000クレジットまで利用可能。すべてのAIモデルが利用可能。議事録・画像生成も利用可能。機能一覧でプラン限定の印がついていない管理機能(ダッシュボード、利用量の制限設定、権限管理)
ビジネス 公開されていません
(問い合わせ)
プロプランに加えて、SSO/SAML対応(シングルサインオン)、利用ログ/アクセスログ、IP制限によるアクセス制限
エンタープライズ 公開されていません
(問い合わせ)
すべての機能。ビジネスプランに加えて、占有インフラ(シングルテナント)、外部データ参照

出典:ナレフルチャット 公式サイト(2026年9月7日確認)。同社サイトに独立した料金ページはなく、トップページ内の料金セクションに掲載されています。

ここが判断の分かれ目になります

SSO・利用ログ・IP制限は、プロプランには含まれません。ビジネスプラン以上の機能として記載されています。社内規程でシングルサインオンや接続元の制限が必須になっている会社では、公開されている40,000円という金額だけでは判断できないことになります。

クレジットという考え方

ナレフルチャットは、人数ではなく使った量で上限を決める形をとっています。プロプランは月間1,000クレジットまでです。

同社サイトには、1,000クレジットがおよそ1,300万文字のチャットに相当するという注記があります。ただしこの換算は特定のAIモデルを利用した場合の値として注記されているため、目安として読むのが安全です。

人数課金のサービスと比べるときは、ここが一番ずれます。人数課金は「何人使うか」で金額が決まり、クレジット制は「どれだけ使うか」で決まります。全社員に配りたいが1人あたりの使用量は多くない、という会社では定額制が読みやすくなります。逆に少人数が集中的に使う場合は、上限に届くかどうかを先に見積もる必要があります。

対応AI・管理機能・セキュリティ

提供元 CLINKS株式会社
対応しているAI ChatGPT・Gemini・Grok・Claude・Perplexity(同社サイトの記載)
入力データの学習利用 学習データに利用されないAPIを活用しているため、入力内容は学習データに一切利用されないと記載
データの保存先 国内か海外かの明記は確認できませんでした(クローズドな環境で管理という記載)
管理機能(プロ) ダッシュボード、利用量の制限設定、権限管理
管理機能(ビジネス以上) SSO/SAML、利用ログ/アクセスログ、IP制限
管理機能(エンタープライズ) 占有インフラ(シングルテナント)、外部データ参照
主な機能 プロンプトの自動生成・改善、プロンプトの評価・共有、RAG(社内文書の参照)、議事録生成、スライド生成、AIエージェント
認証 ISMS認証(ISO27001)とプライバシーマークを取得した企業が開発・運営していると記載

無料で試せる範囲

同社サイトには、無料トライアルキャンペーンとして初月500クレジットが無料という案内があります(2026年9月7日時点)。あわせて、資料ダウンロードとデモ依頼・無料トライアルの窓口が用意されています。

500クレジットはプロプランの月間上限の半分にあたります。試用の段階で社内の何人がどれだけ使うかを測っておくと、本契約でどのプランが必要かの判断材料になります。

企業単位の定額制5サービスの比較

ナレフルチャットと同じく、会社単位で月額が決まり、ユーザーごとの課金がない形をとっているサービスを並べます(人数の目安や上限の扱いはサービスごとに異なります)。金額は各社の公式サイトに掲載されているものです。

サービス 提供元 月額(人数無制限) 初期費用 その金額で使える量の目安
ナレフルチャット CLINKS プロ 40,000円〜(税抜) 記載なし 月間1,000クレジット
約1,300万文字
同社注記の換算(GPT-5利用時)
UPGEAR AI コプラス ライト 30,000円/スタンダード 50,000円/プレミアム 100,000円(税抜) 100,000円
(キャンペーン適用時0円。2026年9月30日まで・条件あり)
ライト 約3,300万文字/スタンダード 約8,300万文字/プレミアム 約1億8,000万文字
同社サイトの換算(GPT-5 mini利用時)
Safe AI Gateway
ワイド
ソフトクリエイト 149,800円(税抜・税込の別は記載なし) 50,000円 月1,500万トークン。有償で追加できると記載
文字数への換算の記載なし
Alli LLM App Market Allganize Japan 300,000円〜(税抜・税込の別は記載なし) 300,000円 確認できず
dailyAI ソフトバンク lite 100,000円/standard 180,000円(税抜) 0円 月5,000万トークン
文字数への換算の記載なし

Safe AI Gatewayは4プランありますが、ユーザー数無制限はワイド(149,800円)のみです。マルチテナント(74,800円)は1,000ユーザーまで、スターター(49,800円)とスタンダード(89,800円)は300ユーザーまでと同社サイトに記載があるため、この表には載せていません。dailyAIには最低30ユーザーからの人数課金プラン(mini)もありますが、ここでは人数無制限のプランだけを載せています。使える量は、各社が公表している単位も、文字数に換算するときの前提モデルも異なります。軽量モデルで換算した数字は大きく、上位モデルで換算した数字は小さく出ます。正確に比べたい場合は、実際に使うモデルを指定して各社に見積もりを出してもらうのが確実です。税区分の書き方も各社で異なります。公式サイトに税抜と明記があるものだけ税抜と書き、記載がないものは記載なしとしています。
出典:ナレフルチャット/UPGEAR AI/Safe AI Gateway/Alli LLM App Market/dailyAI(いずれも2026年9月7日確認)

人数別に見た1年間の総額

定額制は1人ごとに金額が増えないので、同じプランの中では人数が増えるほど1人あたりの負担が下がります。ただし各社ともプランごとに想定している人数や使用量があります。ここでは、その目安を超える人数では上位プランを前提にして計算しています。

サービス・プラン 月額 初期費用 1年目の総額 1人あたり月額
20人で使う場合
ナレフルチャット プロ 40,000円〜 記載なし 480,000円〜 2,000円〜
UPGEAR AI スタンダード
(目安6〜20名)
50,000円 100,000円
(条件つきで0円)
700,000円
(0円適用時 600,000円)
2,917円
(0円適用時 2,500円)
Safe AI Gateway ワイド 149,800円 50,000円 1,847,600円 7,698円
dailyAI lite 100,000円 0円 1,200,000円 5,000円
Alli LLM App Market 300,000円〜 300,000円 3,900,000円〜 16,250円〜
50人で使う場合
ナレフルチャット プロ 40,000円〜 記載なし 480,000円〜 800円〜
UPGEAR AI プレミアム
(目安21〜50名)
100,000円 100,000円
(条件つきで0円)
1,300,000円
(0円適用時 1,200,000円)
2,167円
(0円適用時 2,000円)
Safe AI Gateway ワイド 149,800円 50,000円 1,847,600円 3,079円
dailyAI lite 100,000円 0円 1,200,000円 2,000円
Alli LLM App Market 300,000円〜 300,000円 3,900,000円〜 6,500円〜

UPGEAR AI は人数の目安を超える計算をしていません。提供元サイトに記載されている目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名です。50名を超える場合は個別のご相談になります。ナレフルチャットは利用人数無制限と同社サイトに明記があるため、人数を増やしても月額は変わりません。初期費用は1年目のみ加算しています。使える量の上限は各社で異なるため、金額だけでは比べられません。

条件で分けるとどう選ぶか

定額制どうしでも、決め手は月額そのものではありません。実際に分かれるのは次の3つです。

1. その金額で、どれだけ使えるか

月額が近くても、使える量は倍以上ちがうことがあります。上の表のとおり、文字数の目安を公表しているのはナレフルチャットとUPGEAR AIで、Safe AI GatewayとdailyAIはトークン数での表記です。ただし文字数への換算に使っているモデルが各社で違うため、数字だけを並べても実力は比べられません。実際に使うモデルを決めてから、その前提で各社に見積もりを出してもらうのが確実です。

あわせて、上限に達したときにどうなるかを確認してください。止まるのか、上位プランへの変更が必要か、有償で追加できるのか。Safe AI Gatewayは有償で追加できると記載し、UPGEAR AIは上限に近づくと管理者へ複数回メールで通知して上限で停止すると記載しています。ナレフルチャットとdailyAIについては、公式サイトで確認できませんでした。

2. 人数が増えたときに金額が変わるか

ここが定額制を選ぶ理由そのものです。ナレフルチャットは利用人数無制限と同社サイトに明記があり、人数が増えても月額は変わりません。一方で、人数の目安をプランごとに示しているサービスもあります。UPGEAR AIはライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名が目安です。

配る人数が読めない段階では、増えたときに何が起きるかを先に聞いておくと、後から予算を組み直さずに済みます。

3. 入力したデータがどう扱われるか

そもそも会社として環境を用意する理由がここにあります。今回の5サービスはいずれも、入力内容を学習に使わない旨を公式サイトに記載しています。分かれるのは保存先です。公式サイトに明記しているものと、記載が見当たらないものがあります。

記載がないことは海外に保存されているという意味ではありません。ただし社内規程や取引先との契約でデータの所在地に条件がある会社では、書かれていない時点で確認の手間が発生します。

情報システム部門がある会社は、もう一点

シングルサインオンやIPアドレス制限が社内規程で必須になっている場合は、それがどのプランに含まれるかを確認してください。ナレフルチャットはビジネスプラン以上の機能とされており、その金額は公開されていません。専任の情報システム部門がない会社では、ここが必須要件になることは多くありません。

この順で見ると、金額だけでは選べないことがはっきりします。より多くのサービスを横に並べたい場合は、法人向け生成AI38サービスの料金比較で料金体系別に整理しています。

ユーザーごとの課金はありません

UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityの4つを、1つの契約でまとめて使える法人向けの環境です。入力した内容を学習に使わない設定と、国内でのログ管理に対応しています。料金は月額30,000円(税抜)からで、ユーザーごとの課金はありません(プランごとに月間の利用量と人数の目安があり、人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名です)。誰がいつ何を使ったかは、会社側で確認できます。国内で保管・管理するのはUPGEAR AI上の会話履歴・操作ログ等です。

UPGEAR AIを見る

よくある質問

ナレフルチャットの料金はいくらですか?
公式サイトでは、プロプランが月額40,000円から(税抜)と案内されています。利用人数は無制限で、企業単位の定額制です。ビジネスプランとエンタープライズプランは金額が公開されておらず、問い合わせでの案内となります。2026年9月7日時点の同社サイトの記載です。
人数が増えると料金は上がりますか?
同社サイトには、利用人数は無制限で企業単位の定額制と記載されています。人数の増加で月額が変わる仕組みではありません。ただし月間クレジットの上限があるため、使う量が増えれば上位プランの検討が必要になります。
1,000クレジットはどのくらい使えますか?
同社サイトには、1,000クレジットがおよそ1,300万文字のチャットに相当するという注記があります(特定のAIモデルを利用した場合の値として注記されています)。実際にどれだけ使えるかは、社内で誰が何に使うかによって変わります。
無料で試せますか?
無料トライアルキャンペーンとして初月500クレジットが無料という案内が同社サイトにあります(2026年9月7日時点)。あわせて、デモ依頼と無料トライアルの窓口が用意されています。
SSOやIP制限は使えますか?
同社サイトでは、SSO(SAML)・利用ログ/アクセスログ・IP制限はビジネスプラン以上の機能と記載されています。プロプランには含まれません。社内規程で認証やアクセス制限が必須になっている場合は、プランの選び方が変わります。
入力した内容はAIの学習に使われますか?
同社サイトには、学習データに利用されないAPIを使っているため入力内容は学習データに一切利用されない、という記載があります。
データはどこに保存されますか?
2026年9月7日時点で、同社サイトにデータの保存先(国内か海外か、リージョン)の明記は確認できませんでした。社内規程でデータの所在地に条件がある場合は、問い合わせて確認してください。
企業単位の定額制は、ほかにどのサービスがありますか?
この記事で比べているUPGEAR AI・Safe AI Gateway・Alli LLM App Market・dailyAI(lite/standard)が、いずれも会社単位の定額制です(人数の目安や上限の扱いはサービスごとに異なります)。金額の幅が広いので、使う量と必要な管理機能で絞るのが現実的です。

まとめ

ナレフルチャットは、利用人数によらない企業単位の定額制で、公開されているのはプロプランの月額40,000円から(税抜)です。月間1,000クレジットという使用量の上限があり、SSO・利用ログ・IP制限はビジネスプラン以上の機能とされています。

同じ定額制のサービスと並べると、月額は30,000円から300,000円まで幅があります。ただし使える量の上限も、含まれる管理機能も違うため、金額だけでは選べません。認証要件・使用量・データの保存先の3つを先に決めておくと、比較が速くなります。

実態の把握から始めたい場合は野良AI(シャドーAI)の見つけ方、社内ルールの整備は生成AIの社内ガイドラインの作り方、実際に起きた事案は生成AI・シャドーAIの情報漏洩事例にまとめています。法人のAI活用に関する他の記事はAI活用コラム一覧をご覧ください。

更新履歴
2026年9月7日 公開。ナレフルチャットの料金プランと、企業単位の定額制5サービスの比較を、各社の公式サイトで確認して掲載しました。

掲載内容は2026年9月7日時点で各社の公式サイトを確認したものです。料金・プラン構成・機能は変更されることがあります。税抜・税込の扱いは各社で異なり、公式サイトに記載がないものは記載なしと表記しています。契約前には必ず各社の公式サイトと見積りをご確認ください。本記事は各サービスの優劣を判定するものではありません。比較対象に含まれる UPGEAR AI は、本記事を掲載しているコプラス株式会社が提供しているサービスです。

執筆:中里 吉利(コプラス株式会社 代表取締役)/Interactive Advertising Bureau(IAB)公認 Google デジタルマーケティング認定資格・Google アナリティクス認定資格・Google 広告測定認定資格