
Claudeの日本法人とは、Claudeを開発する米国のAnthropicが日本に置いた会社のことで、名前はAnthropic Japan合同会社です。2025年10月に東京オフィスが開いた後も、日本の会社がClaudeを法人契約する相手は商用規約上は米国のAnthropic, PBCで、適格請求書を発行するのも同じAnthropic, PBCとなります。料金はドル表示のまま請求の通貨も変わらず、円で表示されるのは2026年4月から加わった消費税の額だけになっています。日本法人ができたことで、契約や請求の仕組みそのものが切り替わったわけではないと考えておきましょう。
申し込みの入口や席数の決まりはClaudeの法人契約の入口と申し込み方法に、カード払いや請求書の取り出し方はClaudeの法人契約の支払い方法にまとめてあります。
日本法人ができても、Claudeの契約相手と請求元はAnthropic, PBC
日本の会社がClaudeの法人プランやAPIを使うとき、契約の相手になるのは日本法人ではなく米国のAnthropic, PBCです。Anthropicの商用規約(Commercial Terms、2025年6月17日発効)は、契約相手のAnthropicを、欧州経済領域・スイス・英国の顧客ならAnthropic Ireland, Limited、それ以外の地域の顧客ならAnthropic, PBCと定めています。日本はそれ以外の地域に入るため相手はAnthropic, PBCとなり、規約の中にAnthropic Japanの名前は出てきません。準拠法も同じ規約で決まっており、この区分の顧客にはカリフォルニア州法が、裁判の場所にはカリフォルニア州の連邦裁判所または州裁判所が指定されています。規約は顧客の所在地で相手を分けているため、日本の会社であれば、日本語のページから申し込んでも相手は変わりません。
| 確かめたいこと | 答え | どこに書かれているか |
|---|---|---|
| 商用規約上の契約相手 | Anthropic, PBC(米国) | Anthropicの商用規約の定義 |
| 準拠法と裁判の場所 | カリフォルニア州法、カリフォルニア州の連邦裁判所または州裁判所 | Anthropicの商用規約 |
| 適格請求書の発行者 | Anthropic, PBC(登録番号T7700150134388) | Claudeのヘルプ記事と国税庁の公表サイト |
| 消費税の処理の相談先 | 自社の税理士や経理担当 | Claudeのヘルプ記事 |
| Amazon Bedrock経由の請求 | AWSの請求に載る(AWS Marketplace経由) | AWSのモデルの説明 |
| Anthropic Japan合同会社の役割 | 日本の拠点。商用規約に名前の記載はない | 名前は「月刊 経団連」2026年9月号の新会員紹介 |
※2026年10月15日時点で各社の公式ページに表示されている内容です。規約・料金は変わることがあるため、契約前に公式ページをご確認ください。
表のとおり、商用規約にも、国税庁で引ける適格請求書の登録事業者にも、日本法人の名前は見当たらない形です。日本の顧客向けの大きな変化としては、2026年4月から消費税が別に加わったことと、Anthropic, PBCが適格請求書を出すようになったことの2つが挙げられます。どちらも日本法人ではなく米国の本体が手続きをしている点は、経理や法務の方に伝えておくと話が早く進みます。ただし、営業担当を通して個別の契約書(Order Form)を交わす場合は、条件が変わることもあり得ます。稟議に出す前に、契約の当事者と準拠法を営業担当に確かめておきましょう。
Anthropicの日本法人と東京オフィス|2025年10月にアジア太平洋で初めての拠点
Anthropicは2025年10月29日付の発表で、アジア太平洋地域で初めてのオフィスを東京に開いたと公表しています。発表の題には、東京オフィスの正式な開設と、日本のAIセーフティ・インスティテュート(AISI)との協力覚書への署名が並んでいます。日本の代表者は東條英俊氏で、同社の発表では英語でRepresentative Director and President of Anthropic in Japanと紹介されています。CNET Japanの報道(2025年8月7日)によると、東條氏は直前までSnowflakeの日本法人で社長執行役員を務めていた方になります。日本法人の名前は、日本経済団体連合会の「月刊 経団連」2026年9月号の新会員紹介で、Anthropic Japan合同会社(本社は東京都千代田区)として紹介されました。
営業への問い合わせページ(日本語版)を見ても、日本法人だけの窓口や電話番号は案内されていません。東京にオフィスができたことと、契約や請求の窓口が日本に移ることは、別の話になります。日本語のページから申し込んでも、契約や支払いの手続きは商用規約に沿ってAnthropic, PBCとの間で進む点を押さえておきましょう。
開設1年で何が増えたか|報道された社員数・導入数・利用の指数
東京オフィスの開設から1年がたち、日本での社員数と導入数は大きく増えたと報じられています。PC Watchの報道(2026年10月14日)によると、東條氏の説明として、開設当初に3名だった日本の社員は現在50名を超えたとのことです。導入数の具体的な数字は公表されていないものの、目安として1年前の約10倍になったと説明しています。利用の多さを示すUsage Indexも、世界平均を1としたときに日本は1.9と紹介されました。
いずれも同社の説明を報道が伝えたもので、第三者が検証した数字ではない点に気をつけてください。Anthropic自身も東京オフィスの開設時に、同社のEconomic Indexの最近のデータでは日本はAIの利用で世界の上位25%に入ると発表しています。社内で使う人が増えるほど、誰がどの契約で使っているのかを会社として把握する手間も増えることになります。
日本企業の導入事例と、導入を手伝う会社
Anthropicは東京オフィス開設の発表で、日本の顧客として楽天(Rakuten)、野村総合研究所、クラスメソッドの名前を挙げています。どこまでの規模で使っているかは発表に書かれておらず、あくまで同社が紹介した顧客の名前となります。導入を手伝う会社の側では、野村総合研究所が2025年11月20日に、Amazon Bedrock向けのAnthropic認定リセラーに国内で初めて選ばれたと発表しました。サーバーワークス(2026年2月3日)や伊藤忠テクノソリューションズ(2026年4月16日)も、Amazon Bedrock経由のClaudeを扱うリセラーとしての取り組みを自社で発表しています。
Anthropicの公式サイトには導入支援の会社を探せるサービスパートナーの一覧もあり、オフィスの所在地の条件で日本を選ぶことが出来ます。ただ、この一覧は導入を手伝う会社の一覧で、TeamやEnterpriseの席を売る販売代理店の一覧とは性格が違います。代理店を通すかどうかの詳しい判断はClaudeの法人契約は代理店経由か直接かにまとめているので、そちらも見てみてください。
請求書と消費税|適格請求書を出すのはAnthropic, PBC
Claudeの請求書に載る適格請求書の発行者は、日本法人ではなくAnthropic, PBCとなります。Claudeのヘルプ記事(2026年3月16日)によると、2026年4月1日から日本の顧客向けのサービスに10%の消費税が別に加わり、すべてのプラン料金に上乗せされています。同じ記事では、適格請求書発行事業者の登録番号としてT7700150134388が示されました。国税庁の公表サイトでこの番号を引くと、登録事業者はAnthropic, PBC、所在地は米国デラウェア州ウィルミントン、登録年月日は令和8年2月17日と表示されます。
消費税の課税事業者である法人は、Anthropicが発行する適格請求書を使って仕入税額控除を受けられると案内されています。請求の通貨が変わるかという問いには変わらないと答えており、円で表示されるのは適格請求書に載る消費税額だけです。たとえばTeamの標準シートを年払いで10人分契約すると、年に1回、税抜2,400ドルに消費税240ドルが加わった額が請求されます。1ドル=150円で計算した場合、税抜で36万円、消費税は3万6,000円で、請求書ではこの消費税の部分だけが円で載る形になります。本体の料金はドルのままなので、円に直した金額は請求のたびに為替で変わります。
Teamの請求書は、Organization settings > Billing のInvoicesから開いてダウンロードでき、請求先のメールアドレスにも自動で届く仕組みです。請求書の宛名をカードの名義と変えたいときは、支払い方法を登録する画面でUse a different name on invoicesに印を付けられます。請求先の情報を後から直しても、発行済みの請求書には遡って反映されない点にも注意が要ります。APIの請求書は、ConsoleのSettings > BillingにあるInvoice historyから開くことが出来ます。請求書に載る名前・住所・税の情報は、発行した時点の請求先の情報が使われると書かれています。消費税の処理そのものは、ヘルプ記事でも自社の税理士や経理担当に相談するよう案内されているため、経理の方と先に話しておきましょう。
※金額は2026年10月15日時点でClaudeの公式料金ページに表示されている税抜の料金をもとに、1ドル=150円で計算した場合の目安です。
円で払えるか|契約の形ごとの通貨・支払い方法・請求元
円で払えるかどうかは、日本法人の有無ではなく、どの形で契約するかで決まります。Enterpriseのセルフサービスはドルでの請求だけと公式に書かれており、ほかの通貨で払いたい場合は営業チームに相談して営業担当経由の契約にするよう案内されています。
| 契約の形 | 席数などの条件 | 通貨 | 支払い方法 | 請求元と請求書 |
|---|---|---|---|---|
| Team | 2〜150名。月払いか年払い | 料金はドル表示。請求通貨は変わらず、消費税額だけ円で表示 | クレジット・デビット・プリペイドカードのみ。銀行振込(ACH)と請求書払いは不可 | Anthropic, PBC。管理画面のBillingから請求書を取得、請求先メールにも届く |
| Enterprise(セルフサービス) | 最低20席。年払い | ドルのみ(USD only) | カード、銀行振込(ACH)。使用量はクレジットの前払い | Anthropic, PBC |
| Enterprise(営業担当経由) | 最低50席。年払い | 複数通貨に対応(円が含まれるかは公式に明記なし) | カード、銀行振込、請求書払い。使用量は月ごとの後払い。5万ドル以上の請求は銀行振込のみ | Anthropic, PBC(個別契約の条件は営業担当に確認) |
| API(Claude Console) | 使う前にクレジットを購入 | 通貨を明記した記載は確認できず(利用上限の額はドル表示) | クレジットの前払いが基本。月ごとの後払いは営業と特別な契約がある組織向け | 商用規約の契約相手はAnthropic, PBC。請求書はConsoleのInvoice historyから |
| Amazon Bedrock | AWSのアカウントで利用 | AWSの請求に含まれる(円の扱いを示す公式の原文は確認できず) | AWSの請求とまとめて支払う | AWSの請求書(AWS Marketplace経由)。適格請求書の扱いはAWSに確認 |
※2026年10月15日時点で、Claudeの料金ページとヘルプ記事、AWSの公式ページに表示されている内容です。
Teamの支払いはカードだけで、銀行振込や請求書払いは今のところ受け付けていないとのことです。毎月の支払いを請求書と振込にしたい会社は、最低50席の営業担当経由のEnterpriseが候補になります。Enterpriseのセルフサービスは、前払いのクレジットを使い切るとOwnerなどが買い足すまで使えなくなる仕組みで、ここもドルでの支払いです。Amazon Bedrock経由の利用はAWSの請求書にまとまるため、すでにAWSを使っている会社ならAWSの請求とまとめて支払うことが出来ます(適格請求書の扱いは後の節のとおりAWSに確認)。
クラスメソッドは自社のページで、同社のサービス経由ならBedrockのClaude利用料をAWS利用料と合わせて円建ての請求書1枚で払えると説明しています。ただしこれは同社のサービスの説明で、TeamやEnterpriseの席はAnthropicとの直接契約になるため対象外とのことです。契約の形が分かれるほど、ドル建てのカード請求、AWSの請求、為替で毎月変わる円の金額を、経理が別々に追いかけることになってしまいます。
通貨や請求元をAIごとに確かめる手間は、使う環境を会社で1つにすると減らせます。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。
問い合わせ先|用件ごとの窓口と、日本法人に電話できるか
Claudeの問い合わせは用件によって窓口が分かれており、公式のヘルプでは電話での対応はしていないと書かれています。
| 用件 | 窓口 | 公式の案内 |
|---|---|---|
| 購入前の質問、見積もり | 購買エージェントのチャット(営業への問い合わせページ) | 質問に答え、見積もりを出して購入手続きまで進められる。必要に応じて営業チームに引き継ぐ |
| 500シート以上の導入などの複雑な取引 | 営業チーム | 営業チームが対応するのはこうした取引だけと案内 |
| ドル以外の通貨、請求書払い、専任の担当者 | 営業担当経由のEnterprise | Enterpriseの説明記事で、営業に連絡する場面として挙げている |
| 使い方、不具合、請求書(適格請求書)の不具合 | サポートのメッセンジャー(画面左下の名前からGet help) | 最初はAIのサポートボット(Fin)が答え、必要ならProduct Supportのチームへ。電話とライブチャットはなし |
| 消費税の処理 | 自社の税理士や経理担当 | Anthropicのヘルプ記事がこの形で案内 |
※2026年10月15日時点で、Claudeの営業への問い合わせページ(日本語版)とサポートのヘルプ記事に表示されている内容です。
サポートのやり取りはメッセンジャーとアカウントのメールに届き、そのメールに返信すると同じ会話の続きになります。返事までの時間は、プランと問題の重さによって変わると案内されています。営業への問い合わせページには、自分でEnterpriseを購入する入口もあり、クレジットカードなら数分で決済を終えられるとの説明です。購入前の相談はまず購買エージェントのチャットに聞いてみて、最低50席の営業担当経由のEnterpriseを考える場合も、チャットで相談し、必要に応じて営業チームへ引き継いでもらう流れが分かりやすいでしょう。日本法人に電話すれば契約や請求の話が片づく、という前提では動かないほうが安全です。社内の窓口を1人に決め、チャットのやり取りを残しておくと、後から経理や法務に説明しやすくなります。
法人向けプランと料金の概要
Claudeの法人向けの契約は、チーム向けのTeam、大きな組織向けのEnterprise、システムに組み込むAPIの3つが中心になります。Teamは2〜150名向けで、標準シートは年払いなら1席あたり月20ドル、月払いなら月25ドルと表示されています。標準の5倍の利用枠があるプレミアムシートは、年払いで月100ドル、月払いで月125ドルです。Enterpriseは1席あたり月20ドルの年払いに、使った分をAPIの料金で払う形で、セルフサービスは最低20席、営業担当経由は最低50席からとなります。Teamで150名を超える席が必要になったときは、Enterpriseへの切り替えが案内されています。
20人でTeamの標準シートを年払いにすると、1ドル=150円で計算した場合で年72万円の税抜となり、ここに消費税10%が加わります。Enterpriseのセルフサービスを20席で契約すると、席料だけなら同じ年72万円の税抜ですが、使った量の料金が別にかかります。APIは使う前にクレジットを買う前払いが基本で、クレジットは購入日から1年で失効し、返金も出来ないと案内されています。TeamからEnterpriseへの切り替えは元に戻せないと書かれているので、人数と使い方を先に数えてから、どの形が合うかを比べてみてください。
※料金は2026年10月15日時点でClaudeの公式料金ページに表示されている税抜の金額です。円の金額は1ドル=150円で計算した場合の目安で、別に消費税10%がかかります。
Amazon Bedrock経由で使うときの契約と請求
Amazon Bedrock経由でClaudeを使う場合、料金はAWS Marketplaceを通してAWSの請求に載る形になります。AWSの説明では、この料金はAmazon Bedrockの項目ではなく、モデルの提供元の項目としてAWSの請求とCost Explorerに表示されます。Anthropicの資料では、東京リージョン(ap-northeast-1)と大阪リージョン(ap-northeast-3)でClaudeを使えることが示されています。AWS Marketplaceの消費税に関するよくある質問では、AWS Japanが適格請求書を出す対象からAmazon Bedrockを除いているため、Bedrock分の適格請求書の扱いはAWSに確かめてみてください。
国内では野村総合研究所、サーバーワークス、伊藤忠テクノソリューションズなどが、Bedrock経由のClaudeを扱うリセラーとしての取り組みを発表しました。社員がブラウザで使うTeamやEnterpriseの席とは別の話で、Bedrockは主に自社のシステムやアプリにClaudeを組み込むときの入口になります。営業担当経由のEnterpriseはAWS Marketplaceで買う形も料金ページの比較表に載っており、その場合は月ごとの後払いをAWSで払う仕組みと説明されています。AWSの請求にまとめたいなら、Bedrock経由か、AWS Marketplaceで買うEnterpriseが候補です。
法人プランとAPIでは、入力した内容は学習に使われない
Anthropicは、Claude for Work(TeamとEnterprise)やAPIなど商用の製品の入力と出力を、既定ではモデルの学習に使わないと説明しています。料金ページの比較表でも、TeamとEnterpriseの学習の欄は既定で学習なし(None by default)と表示されます。一方で、社員が評価ボタン(高評価・低評価)でフィードバックを送ると、関係する会話全体が最長5年保存され、学習に使われることがあります。TeamとEnterpriseの管理者は、Organization settings > Data and Privacy のRate chatsから、社員が評価ボタンを使えるかどうかを決められます。
学習に使われないのは既定の話で、評価ボタンの扱いは会社で決めておく必要があります。社員が個人のClaudeアカウントで業務の話を入れている場合は、こうした会社の設定が届かない点も覚えておきましょう。
安全性を掲げる会社の、日本での取り組み
Anthropicは東京オフィスの開設と同時に、日本のAIセーフティ・インスティテュートと協力覚書を結んだと発表しました。覚書の目的は、AIの評価の方法を一緒に検討することと、この分野の新しい動きを見守ることと説明されています。そもそもAnthropicは、人類の長期的な利益のために高度なAIを責任をもって開発することを目的に掲げた米国の公益企業(Public Benefit Corporation)で、社名のPBCはこの会社の形を指します。Claudeの考え方の土台には、守るべき価値を文書(Constitution)で定めて学ばせるConstitutional AIという手法があり、2026年1月21日には新しい版の文書が公開されました。会社として契約を判断するときに見るべきなのは、こうした取り組みの大きさより、自社のデータがどう扱われるかという契約と設定の中身になります。Claude for Workでは、会話を削除すると履歴からはすぐに消え、Anthropicのシステムからも30日以内に削除されると案内されています。安全性の説明は会社の姿勢として参考にしつつ、学習の扱いや保存期間は自社の目で確かめてみてください。
日本法人に問い合わせる前の社内チェックリスト
問い合わせの前に、次の項目を社内でそろえてみてください。どれも、日本法人ができたかどうかに関係なく、Claudeの法人契約で聞かれる中身になります。
- 使う人数と、TeamかEnterpriseかTeamは2〜150名、Enterpriseはセルフサービスで最低20席、営業担当経由で最低50席が目安です。
- カード払いで社内の規程を通せるかTeamはカード払いだけです。請求書払いや振込が必要なら営業担当経由のEnterpriseを検討します。
- 円で払う必要があるか料金はドル表示で、円で表示されるのは消費税額だけです。円での支払いが社内の決まりなら、営業担当経由かAWS経由の形を確かめます。
- 請求書の宛名・住所・送り先のメール宛名はUse a different name on invoicesで変えられます。発行済みの請求書には遡って反映されないので、最初の請求の前にそろえます。
- 適格請求書の登録番号を経理と共有したか登録番号はT7700150134388、発行者はAnthropic, PBCです。仕入税額控除の処理は自社の税理士に確かめます。
- 契約相手が米国の会社であることを稟議で説明できるか商用規約の契約相手はAnthropic, PBC、準拠法はカリフォルニア州法です。個別契約で変わるかは営業担当に聞きます。
- 入力したデータの扱いを決めたか法人プランは既定で学習に使われませんが、評価ボタンで送った会話は扱いが変わります。Rate chatsの設定を決めておきます。
- 個人アカウントで使っている社員がいないか会社の設定は個人のアカウントには届きません。契約の前に社内の利用状況を確かめます。
会社で安全に使うには|契約の次に決めること
契約の相手と請求の流れが分かったら、次は社員に使わせる前の決めごとに進みます。まずは学習に使わせない設定を、会社の契約と管理画面で全員にそろえることが出発点になります。次に、誰がいつどのAIを使ったかのログを会社側で残せるかを確かめ、退職や異動のときにアカウントを止める手順も決めておきましょう。社員への配布では、人数分の席を誰に渡すかで迷いやすく、渡されなかった方が個人のアカウントで使い始めてしまうことがあります。
会社が把握していない利用は野良AI(シャドーAI)と呼ばれ、入力した業務情報が会社の設定の外に出てしまう原因となります。ChatGPT・Gemini・Perplexityなど、Claude以外のAIも用途によって使い分けたいなら、契約と管理画面がAIの数だけ増えてしまう点にも目を向けたいところです。使い分けの考え方は主要4AIの違いと使い分けに、複数のAIを1つの環境で使う形はマルチAIの解説にまとめてあります。点検する項目は生成AIのセキュリティ対策チェックリストで一覧にしているので、社内ルールづくりの土台として使ってみてください。入力してよい情報の線引きは生成AIの社内ガイドラインの作り方を参考に文書にしておくと、社員に配るときの説明が短くなります。
4つのAIを、1つの契約と1つの管理画面で
UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです。管理者ダッシュボードで利用ログ・権限・モデルのON/OFFを管理でき、会話の途中でもモデルを切り替えられます。基盤はAWSの日本リージョンで稼働し、お支払いはクレジットカード払いと、請求書による銀行振込(法人のみ)に対応しています。料金は月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名・スタンダード6〜20名・プレミアム21〜50名)。
UPGEAR AIの詳細を見るよくある質問
Claudeの日本法人と直接契約できますか?
Claudeの請求書は円で発行されますか?
Claudeの適格請求書の登録番号は何番ですか?
Claudeの日本法人に電話で問い合わせできますか?
Amazon Bedrock経由なら円で払えますか?
Claudeの法人プランで入力した内容は学習に使われますか?
まとめ
Claudeの日本法人(Anthropic Japan合同会社)ができ、東京オフィスは開設1年で社員が50名を超えたと報じられています。それでも、日本の会社がClaudeを法人契約する相手は商用規約上Anthropic, PBCで、適格請求書を出すのも同じAnthropic, PBCです。料金はドル表示で請求通貨は変わらず、円で表示されるのは消費税の額だけとなります。円での支払いや請求書払いが必要なら営業担当経由のEnterpriseかAWS経由の利用を検討し、問い合わせは用件ごとの窓口に分けて送ってみてください。法人のAI活用の記事はAI活用コラム一覧にまとめています。
