MiniMax、高速AI新版を公開
COPLUS AI NEWS朝版
AIエージェントは速く安くなり、任せる範囲は人が決める段階へ
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中国のMiniMaxが、AIエージェントの作業向けに速度と費用を見直した新モデルを公開しました。国内では、経営陣の決定を社内で実行に移す流れを、AIエージェントと人で分担して回すサービスが登場しています。AIエージェントが手軽に使えるようになるほど、どこまでをAIに任せ、どこから人が判断するかを決めておくことが重みを増しています。
① 中国MiniMax、エージェント作業向けの高速モデル「MiniMax M3.1 Flash」を公開 推論は前世代の約3倍速と同社発表
出典:MiniMax公式ブログ 公開日:2026年10月19日
中国のAI企業MiniMaxは10月19日、AIエージェントの作業、コーディング、パソコン操作(Computer Use)などの性能を高めた新モデル「MiniMax M3.1 Flash」を公開しました。同社の発表では、オンラインでの推論は前世代の約3倍の速さで、出力速度は通常利用時に毎秒200トークンを超えるとしています。料金は100万トークンあたり入力0.15ドル、出力0.60ドルで、エージェント作業全体の費用は前世代より70%下がるとしています。コーディングのベンチマーク「DeepSWE v1.1」で73.7%などの成績を挙げていますが、いずれも同社の自己申告で、独立した検証の結果ではありません。MiniMaxのAPIなどで使え、モデルの重みは後日公開する予定としています。
💡 コプラスの視点
何度も指示と確認を繰り返すエージェント作業では、1回あたりの速さと単価の差が、そのまま待ち時間と月々の費用の差になります。新しいモデルは性能の数字だけで選ばず、自社の実際の業務で試して速度・精度・費用を比べ、データの扱いや提供元の所在地も含めて使い分けを決めるのが安全です。
② MICOTO、経営陣の決定をAIエージェントと人で社内の実行に移す「キメグリ」を提供開始 お金・契約・社外送信の承認はAIに任せない
出典:株式会社MICOTO(PR TIMES) 公開日:2026年10月20日
東京・渋谷のMICOTOは10月20日、経営陣が決めた方針を社内の手順に落とし込み、実行の結果を次の判断に戻す流れを、AIエージェントと人で回すサービス「キメグリ」の提供開始を発表しました。AIは選択肢と根拠を用意し、最終的な決定は人が行う設計で、決定とその経緯は会社に記録として残るとしています。お金、契約、社外への送信の承認、取引先との関係づくりはAIに任せないと明記しています。年商10億〜100億円規模の企業を主な対象とした招待制で、料金は社員数によらない全社一律の年額としており、金額は問い合わせが必要です。
💡 コプラスの視点
AIエージェントを業務に入れるときは、何を任せるかと同じくらい、何を任せないかを先に決めておくことが大切です。支払い・契約・社外への送信のように取り消しにくい操作は人の承認を必須にし、AIが用意した根拠と判断の経緯を記録に残しておくと、あとから検証しやすくなります。
本日のまとめ
MiniMaxの新モデルは、AIエージェントを動かす費用と待ち時間が下がり続けていることを示しています。MICOTOのサービスは、AIエージェントに任せる仕事と人が決める仕事を最初から分けて設計する考え方です。使える道具が増える今こそ、自社でAIに任せる範囲と、モデルの使い分けの基準を整えておくことが大切になります。


