Taskhubの料金と法人向け生成AIの比べ方

Taskhubとは、株式会社Bocekが運営する、業務をアプリとして一元管理するノーコードのAIエージェント管理ツールです。料金については、公式の料金ページに金額の表記がなく、比較サイトに載っている月額は以前のプラン名で掲載されたものとなります。比較サイトの金額を今の公式料金と思い込んでしまうと、稟議の数字がずれてしまいます。使う方の人数とタスクの利用回数、データの扱いを並べて、見積もりで確かめる項目を先に決めておきましょう。

Taskhub料金は公式と比較サイトでプラン名が違う

Taskhubの料金を調べるときは、公式の表示と比較サイトの掲載を分けて読むことが大切になります。2026年10月3日に公式の料金ページを確認したところ、プランはFree、Taskhub Plus、Taskhub Pro、Taskhub Enterpriseの4つでした。他のサービスの月額と並べて見たい方は、法人向け生成AI 38サービスの料金比較も一緒に開いてみてください。

ところが、PRONIアイミツ SaaSやBOXILなどの比較サイトでは、Personal、Standard、Professionalという以前のプラン名で月額が載っています。公式の料金ページには、今はどのプランにも金額が書かれていません。新旧のプラン名がどう対応しているのかも、公式のページからは分からないままです。

稟議にかける方は、比較サイトの金額をそのまま書き写さず、見積もりで今のプラン名と金額をそろえて確かめましょう。申込画面や契約書に出てくるプラン名も、最後に照らし合わせておくと安心でしょう。

※Taskhubの公式料金ページ・公式トップ・AI Chat・セキュリティの各ページは、2026年10月3日21時台に確認した内容です。比較サイトの金額は以前のプラン名(Personal・Standard・Professional)で掲載されたもので、公式では現在確認できないため、公式の料金としては扱っていません。

公式のFree・Plus・Pro・Enterpriseで出来ること

公式の料金ページで分かるのは、金額ではなく、使える回数と管理機能の違いになります。各プランには、Freeが「日常使いに最適」、Plusが「より高度な使用に最適」、Proが「推論モデルの使用に最適」、Enterpriseが「チームでの使用に最適」という一言が添えられています。

どのプランにも共通して載っているのが、高速モデルの無制限での使用、Taskhub for Google Chromeの無償利用、タスク共有機能の3つです。通常モデルの回数は、Freeが月5回、Plusが月200回、Proが無制限で、Enterpriseは使用回数をカスタマイズする形となります。

推論モデルは、Freeの欄には記載がなく、Plusが月5回、Proが月80回、Enterpriseはカスタマイズです。ワークフローはFreeが月30回、Plusが月100回、Proが無制限で、Enterpriseの欄には回数が書かれていない形になります。

公式プラン通常モデル推論モデルワークフロー管理機能
Free月間5回記載なし月間30回記載なし
Taskhub Plus月間200回月間5回月間100回記載なし
Taskhub Pro無制限月間80回無制限記載なし
Taskhub Enterpriseカスタマイズカスタマイズ記載なしメンバー管理、履歴確認、使用制限など

ただ、高速・通常・推論の各モデルが具体的にどのAIなのか、1回をどう数えるのかは、料金ページにもAI Chatのページにも書かれていません。月20営業日で割ってみると、Plusの通常モデル月200回は1日あたり約10回、Proの推論モデル月80回は1日あたり約4回になります。実際に使う部署で1日に何回くらいAIに聞いているかを書き出して、枠が足りるかどうか見てみてください。

比較サイト掲載のPersonal・Standard・Professional料金

比較サイトに載っている金額は、今の公式のプラン名と合わないため、以前のプラン名で掲載された参考値として読むのが安全です。PRONIアイミツ SaaSの料金ページ(2025年08月06日更新の表示)には、Personalが月額12,000円、Standardが月額150,000円、Professionalが月額480,000円と載っています。

Personalは1ユーザーのみで、初期費用は要問合せ、最低1人・最低1ヶ月という掲載になります。Standardは初期費用0円、最低20人・最低1ヶ月となっていて、Professionalは最低70人でコンサルティング5時間つき、初期費用と最低期間はどちらも要問合せとされています。

3つとも「利用回数による従量課金制」と書かれていて、税込か税別かの表示は見当たりません。社内の予算表では税の欄を空けたままにせず、見積もりを取った時点で埋める前提で置いておきましょう。

比較サイト掲載の以前のプラン(公式では現在確認できない)月額最低人数初期費用・期間注意
Personal12,000円1人初期費用は要問合せ・最低1ヶ月1ユーザーのみ
Standard150,000円20人初期費用0円、最低1ヶ月利用回数による従量課金制
Professional480,000円70人最低期間は要問合せコンサルティング5時間つき

公式のページには、金額だけでなく、初期費用・最低契約期間・税込税別の記載もありません。比較サイトの金額は、今の公式料金ではなく参考値として扱うのが現実的です。正式な見積もりでは、今のFree・Plus・Pro・Enterpriseのどれに当たるのかを必ず聞いてみてください。

従量課金の読み方|タスク利用回数と最低人数

Taskhubの料金を考えるときは、人数だけでなく、タスクの利用回数も一緒に見ることになります。比較サイトには「利用回数による従量課金制」とあり、最低利用人数については「1ヶ月に1人あたりが平均して利用した回数」という注記が付いています。

少し分かりにくい書き方ですが、人数が増えた分だけIDの単価が積み上がる形とは限らないようです。使う方が少なくても1人あたりの回数が多ければ上の枠が必要になり、使う方が多くても回数が少なければ別の提案になることもある、と読むことが出来ます。

BOXILには、35人が平均的な利用回数で使った場合に月々150,000円という例が載っています。150,000円を35人で割ると1人あたり月約4,286円、丸めると月約4,300円となり、BOXILにある1ユーザーあたり月額4,200円という表示はこの例に近い目安と読めるでしょう。

つまずきやすいのは、契約人数だけを見て、利用回数の偏りを見落としてしまうことです。営業部の数人が毎日ワークフローを回すのか、全社員が月に数回ずつ使うのかで、必要な枠は大きく変わってしまいます。最初に、部署ごとの利用回数をざっくり書き出してみてください。

AIを会社で1つにまとめるなら

使う環境を会社でそろえる選択肢も並べてみましょう。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

会社の出費に直す|20人・35人・70人の月額と年額

単価だけでは判断しにくいため、ここでは比較サイトに載っている以前のプランの金額で、会社の出費に置き直してみます。公式の料金ではなく、あくまで比較サイト掲載の以前のプランで試算した目安となります。Personalを1人で使うなら、毎月12,000円、12ヶ月で144,000円の出費です。

ただ、Personalを10人分そのまま広げられるかどうかは、公式でも比較サイトでも確認できません。10人なら毎月120,000円と置きたくなるところですが、Personalは1ユーザーのみという掲載なので、10人での利用は見積もりで聞く項目に回すのがよいでしょう。

Standardは最低20人で月額150,000円です。20人で使えば1人あたり月7,500円、会社としては年1,800,000円の出費となってしまいます。BOXILの35人の例でも月額は150,000円なので、35人なら1人あたり月約4,300円、年額は同じく1,800,000円になります。

Professionalは最低70人で月額480,000円と掲載されています。70人で割ると1人あたり月約6,900円、会社の年額は5,760,000円にのぼります。同じ月額でも、最低人数と利用回数の条件しだいで割高にも割安にもなります。比較表を作る方は、月額・年額・1人あたり・税の扱いの4列を入れて比べましょう。

人数の置き方使う掲載情報会社の月額会社の年額1人あたり月額
1人Personal12,000円144,000円12,000円
20人Standardの最低人数150,000円1,800,000円7,500円
35人BOXILの例示150,000円1,800,000円約4,300円
70人Professionalの最低人数480,000円5,760,000円約6,900円

50人や100人の会社に、この金額をそのまま当てはめてよいかは確認できません。利用回数で料金が動く掲載なので、毎日使う方、週に数回の方、閲覧だけの方を分けて、見積もりの条件に入れてみてください。

Taskhubで出来ること|タスク数の表記ゆれと業務アプリ

Taskhubで出来ることは、媒体ごとに違うタスク数より、公式の機能名で確かめるのが確実になります。公式サイトでは「あらゆる業務をアプリとして一元管理するノーコードAIエージェント管理ツール」と紹介されていて、機能のメニューにはAI Chat、ライブラリ、ワークフロー、外部連携、セキュリティ、Google Chrome拡張、議事録作成が並びます。

AI Chatのページには、ChatGPT、Claude、Geminiなど主要な生成AIモデルを1つのチャット画面で自由に切り替えられる、と書かれています。どの業務でどのモデルを使うかまで決めておきたい方は、料金表の高速・通常・推論モデルの回数枠と合わせて聞いてみてください。

タスクの数は、媒体によって書き方が揺れやすいところです。比較サイトのBOXILでは200以上の実用的なタスクが搭載されていると紹介されています。報道では、THE BRIDGEの2025年8月4日の記事で、同社代表の発言として、標準で2,000種類以上のアプリがあること、ワークフローというノーコードのエディター、Google ドライブ・SharePoint・Google カレンダーなどとの連携が紹介されました。いずれも同社側の発言で、第三者が確かめた数字ではありません。

ここで気をつけたいのは、タスクの数だけで導入を決めてしまわないことです。社内で使いたい業務が、議事録、問い合わせ対応、社内文書の参照、資料作成、営業メールの下書きのどれに近いかで、必要な機能は変わってきます。まずは業務を3つだけ選んで、公式のデモや資料で同じ流れが再現できるか見てみましょう。

比較表の列に、RAG(社内文書を読ませて答えさせる仕組み)、画像生成、テキスト生成、ワークフローといった名前を置く方も多いでしょう。Taskhubについては、公式で確認できるAI Chat、ライブラリ、ワークフロー、外部連携といった機能名で見ていくのが無理のない読み方になります。機能名が似ていても、社内文書をどう読ませるかは実物で確かめるのが安全です。

データと管理の確認|Azure OpenAI・国内サーバー・タスク共有

データの扱いは、料金と同じくらい先に確かめておきたい項目になります。公式料金ページのよくある質問には、モデル選択でAzure OpenAIを選べば、入力した情報はAIの学習に使われないと書かれています。

一方、セキュリティのページでは、お客様の社内情報や利用履歴をAIの学習に使わず、全データを暗号化して日本国内のサーバーで管理する、という説明です。料金のよくある質問はAzure OpenAIを選んだときという条件付きの書き方なので、どのモデルを選んだときに何が学習に使われないのかを、導入前に確かめておきましょう。

管理機能は、プランによって載っている中身が変わります。メンバー管理(履歴確認、登録・削除、使用回数の閲覧)、ホーム画面のカスタマイズ、使用制限は、公式料金ページではEnterpriseの欄にだけ載っている項目です。

タスク共有機能は、どのプランにも載っています。社内にタスクを配り始める方は、誰がタスクを作れるのか、誰に配るのか、利用履歴を誰が見るのかを先に決めてみてください。便利なタスクほど、配る前の権限とログの確認が後回しになりがちです。

運営会社は株式会社Bocekになります。公式トップにもBocekの表記があり、比較サイトにも株式会社Bocekとして載っています。契約先・請求元・サポート窓口がどこになるのかも、稟議の前に聞いておきましょう。

他の法人向け生成AIとの比べ方

Taskhubを他の法人向け生成AIと比べるときは、料金の決まり方、使えるAI、人数、データの扱いの4つに分けると見やすくなります。月額だけを横に並べてしまうと、回数の枠や管理機能の違いが隠れてしまいます。

料金の決まり方を見ると、Taskhubは比較サイトで「利用回数による従量課金制」と紹介されています。公式のページには今のところ金額が出ていないため、回数の枠と見積もりを合わせて判断する流れになるでしょう。1人ごとのID単価で決まるサービスと比べる方は、10人、20人、35人、70人といった会社全体の金額まで直してみてください。

使えるAIでは、AI ChatのページにChatGPT、Claude、Geminiなどを切り替えて使えるという説明があります。ただ、料金ページの回数枠は高速・通常・推論モデルという分け方なので、具体的なモデル名とのつながりは見積もりのときに聞いておきたいところです。モデルの名前で選ぶのか、業務のタスクで選ぶのかを先に決めましょう。

人数は、最低人数と実際に使う方の数を分けて考えることになります。比較サイトには以前のプランとしてStandardの最低20人、Professionalの最低70人という掲載があるため、社員10人の会社では、Personalを人数分契約できるのか、別の見積もりになるのかを確かめる必要があります。社員100人の会社では、全員に配るのか一部の部署から始めるのかで、出費が大きく変わってしまいます。

データの扱いでは、学習に使われる条件、データの保存場所、管理者が使える機能を並べて見てみましょう。Taskhubで公式に確認できたのは、Azure OpenAIを選んだときの学習の扱い、国内サーバーでの管理、Enterpriseでのメンバー管理になります。料金だけで決めず、データの扱いまで同じ表に入れて比べてください。

複数のAIを会社でどう使い分けるかは、複数AIの併用・マルチAIや4AIの使い分けでも詳しく取り上げています。ChatGPTの法人プランの月額を知りたい方は、ChatGPT法人プランの料金も合わせて見てみてください。

導入したあとの見えにくい出費は、社員が個人のアカウントで使い続けることからも生まれてしまいます。詳しくはシャドーAI、ルール作りは生成AIの社内ガイドライン、予算の組み方は生成AIのコスト管理の記事が参考になります。

よくある質問

Taskhubの公式料金は月額いくらですか?
2026年10月3日に公式の料金ページを確認したところ、Free、Taskhub Plus、Taskhub Pro、Taskhub Enterpriseのどのプランにも金額の表記はありませんでした。比較サイトにはPersonal月額12,000円、Standard月額150,000円、Professional月額480,000円の掲載がありますが、これは以前のプラン名で掲載されたもので、公式では現在確認できない金額となります。正式な金額は見積もりで確かめてみてください。
Taskhubは無料で使い始められますか?
公式の料金ページにはFreeプランがあり、基本的なノーコード機能や一部のAPI連携を無料で試すことが出来ます。タスクの実行回数には上限があり、Freeの通常モデルは月5回、ワークフローは月30回までとなります。アーリーアクセス版は2025年4月に無料での提供が始まったと報じられています。
比較サイトの月額150,000円は何人分ですか?
PRONIアイミツ SaaSでは、以前のプラン名のStandardとして、月額150,000円・最低20人・最低1ヶ月と掲載されています。BOXILには、35人が平均的な利用回数で使った場合に月々150,000円という例もあります。35人で割ると1人あたり月約4,300円、会社の年額は1,800,000円となり、どちらも公式の料金ではなく比較サイトの掲載をもとにした目安です。
Taskhubを選ぶ前に何を確認すればよいですか?
今のプラン名と金額、タスク利用回数の数え方、最低人数、税込か税別か、初期費用、最低契約期間、Azure OpenAI以外を選んだときの学習の扱い、履歴確認や使用制限がどのプランに入るかを確かめてみてください。比較サイトの金額だけで決めず、見積もりと契約条件を同じ表に並べると判断しやすくなります。

まとめ

Taskhubの料金は、公式で確認できるFree・Plus・Pro・Enterpriseの回数枠と、比較サイトに以前のプラン名で載っているPersonal・Standard・Professionalの月額を、分けて読むことが大切になります。公式のページには金額・初期費用・最低契約期間・税込税別の記載がないため、比較サイトの月額はあくまで参考値です。

国内の法人向け生成AIの料金を比べるときは、ナレフルチャットの料金と、ほかの法人向け生成AIとの比較も参考になります。国内の法人向け生成AIでは、exaBase 生成AIの料金もあわせて確かめておくと比べやすくなります。

比較サイトの金額で会社の出費に直すと、Personalは1人で毎月12,000円、年144,000円となります。Standardは20人なら毎月150,000円、年1,800,000円で、35人で使えば1人あたり月約4,300円まで下がります。Professionalは70人なら毎月480,000円、年5,760,000円の計算です。

比べるときは、料金の決まり方、使えるAI、人数、データの扱いを同じ表に置いてみましょう。タスク数やモデル名だけで決めず、社内でよく使う業務、1日の利用回数、管理者が見たい履歴、社員に配る範囲を先に決めてみてください。

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