NTT、大阪にAnthropic向けDC
COPLUS AI NEWS|2026年10月14日 朝版
AIの計算拠点は日本へ、AI投資は世界経済の支えに
Claudeを開発するAnthropic向けの大規模データセンターが大阪に建設される見通しだと報じられました。同じ日に公表されたIMFの世界経済見通しでは、AIへの投資が世界の成長を下支えしているとされています。AIを動かす設備への投資が、国内の立地から世界経済の数字にまで表れ始めています。
① NTTデータグループ、大阪にAnthropic向けデータセンターを新設へと日経報道 建設費は最大1兆円規模
出典:日本経済新聞(2026年10月13日)
NTT子会社のNTTデータグループが、米Anthropic向けのデータセンターを大阪府南部の湾岸地帯に新設する方向で最終調整に入ったと日本経済新聞が報じました。報道によると建設費は最大1兆円規模で、総受電容量は最大500メガワットと国内有数の規模になる見込みです。2028年にも一部の稼働を目指しているとされ、実現すればAnthropic向けとしては日本で初めてのデータセンターになります。現時点では関係者への取材にもとづく報道で、両社から正式な発表は出ていません。
💡 コプラスの視点
社内でAIを使う際、「入力したデータがどこの国で処理されるか」は情報管理の規程で問われやすい項目です。国内に大型の処理拠点が増えれば、利用するAIサービスの選択肢や契約条件にも影響が出てくる可能性があります。正式発表の内容とあわせて、自社が使うサービスの処理地域を確認しておくと判断がしやすくなります。
② IMF、2026年の世界成長率を3.1%に上方修正 AI投資が中東の戦争によるエネルギー高を相殺
出典:IMF(国際通貨基金)「世界経済見通し」2026年10月版(2026年10月13日)
IMFは10月13日、最新の世界経済見通しを公表し、2026年の世界の成長率を7月時点の3.0%から3.1%に引き上げました。2027年は3.4%と予測しています。上方修正の大きな理由として、AIへの旺盛な投資が中東の戦争によるエネルギー価格の上昇を相殺している点を挙げました。一方で、世界の成長の95%を担う国は4月時点の54カ国から32カ国に減っており、AI投資の恩恵を受ける国とそうでない国の差が広がっていると指摘しています。
💡 コプラスの視点
国際機関がAI投資を景気の支えとして明記したことで、企業の設備投資やIT予算の議論でもAIが前提として扱われる場面が増えそうです。自社でAIに予算を割く際は、何の業務にどれだけ使い、どれだけ時間が減ったかを数字で残しておくと、次の予算判断の材料になります。
本日のまとめ
AIを動かすための計算拠点が日本国内にも広がろうとしており、その投資の大きさは世界経済の見通しを左右するまでになっています。使う側の企業にとっては、どのAIを、どこで、どれだけの費用で使うかを整理しておくことが、これからの判断の土台になります。
コプラスは、ChatGPT・Claude・Geminiなど複数のAIを1つの環境で使える法人向けサービス「UPGEAR AI」を提供しています。社内のAI活用についてのご相談はUPGEAR AIのページからお気軽にどうぞ。


