Perplexity Proとは。無料版との違い・料金と、会社の業務で使う前に確かめること

Perplexity Proとは、AI検索サービスPerplexityの個人向けの有料プランになります。年額請求なら月17ドルで、無料版よりWebから回答を得る回数やファイルのアップロードの上限が10倍になり、使うAIモデルも自分で選ぶことが出来ます。ただし学習への利用は最初からオンで、規約は「お客様個人の非営利目的での利用」を前提とし、ソフトバンクの特典は法人では申し込めません。会社の業務で使うのであれば、法人向けのEnterprise Proか、会社として管理できる別の契約を検討する形となります。

Perplexityそのものの仕組みや使い方の全体像は、Perplexityとは?使い方・料金・ChatGPTとの違いでまとめています。

※料金・仕様は、2026年10月13日時点でPerplexityの公式料金ページ・公式ヘルプ、ソフトバンクの公式ページに表示されている内容です(ソフトバンクの法人向けページは2026年9月20日時点)。

Perplexity Proと無料版の違い|上限・モデル・ファイル・出典

Proと無料版の違いは、まず使える量の上限に表れます。公式の料金ページでは、Webから回答を得る回数・ファイルのアップロード・アセット生成の3つが、無料の「制限あり」に対してProは10倍と表示されています。動画生成は無料の列が「—」、Proの列が「5倍」という表示になります。料金ページのよくある質問では、無料プランにも週ごとの利用制限付きで最上位のAIモデルへのアクセスが含まれ、Proはすべての制限を引き上げると説明されています。無料版の回数は公式のページごとに表現が揃っていないため、具体的な回数より「主な上限がProは10倍」と覚えておくのが確実でしょう。

項目無料Pro
料金0ドル年額請求で月17ドル
Webから回答を得る制限あり10倍
ファイルのアップロード制限あり10倍
アセット生成制限あり10倍
動画生成—5倍
回答の引用元すべての回答に引用を表示1回答あたりの引用が10倍(公式ヘルプ)
AIモデル基本的なAIモデル(週ごとの制限付きで最上位モデルにも触れられる)質問ごとにモデルを選べる
Proで加わる主な機能—Perplexity Computer、PitchBookやStatistaなどのプレミアムデータソース、モデルカウンシル、ドキュメントやアプリの作成
入力内容の学習への利用既定でオン既定でオン

※公式料金ページ(個人タブ)と公式ヘルプ「What is Perplexity Pro?」(2026年9月3日更新)の表示を、2026年10月13日に確認した内容です。

Pro検索とリサーチ(深い調べもの)

Proでは、複数の情報源をたどって詳しくまとめるリサーチ機能(料金ページでは「深い研究」)を、無料版より多く使えるようになります。公式ヘルプには「Extended access to Perplexity Research」と書かれており、調べものに時間をかける使い方ほど差が出やすい部分です。一方で、回答の仕方を自動で選ぶ「Best」モードは、Proでは回数の上限なく使えると案内されています。市場や取引先の下調べを毎日のようにする方であれば、この上限の差だけでも有料にする理由になるでしょう。

Proで選べるAIモデル

Proでは、質問ごとに使うAIモデルを選ぶことが出来ます。公式ヘルプ(2026年9月3日更新)に挙がっている選択肢は、Perplexity自社のSonarと、GPT-5.2、Claude Sonnet 4.6、Gemini 3.1 Proです。名前は時期によって入れ替わるため、契約の前に画面で最新の一覧を確かめてみてください。利用が特に集中した週には、高性能なモデルへのアクセスが制限される場合があるとも明記されています。料金ページのよくある質問で、「モデルカウンシル」や、PitchBook・Statistaなどのプレミアムデータソースが、Proで加わる機能に入っているのも特徴です。

ファイルのアップロードと分析

ファイルや写真を読み込ませて質問する使い方では、Proのほうがアップロードできる量が多くなります。料金ページでは無料の「制限あり」に対してProが「10倍」、公式ヘルプでは「Increased file and photo uploads」という表示です。法人向けのEnterpriseについては、アップロードしたファイルの保持は7日間と公式ヘルプに書かれています。社外秘の資料を読ませる予定があるなら、どのプランで読ませるかを先に決めておきましょう。

画像・動画の生成と商用利用の扱い

Proでは画像生成が強化され、動画生成のツールも一部使えるようになります。作った画像を会社のチラシや提案書に使う場合は、個人向けの利用規約が「お客様個人の非営利目的での利用に限り」サービスの利用を許可している点に注意が必要です。画像だけを対象にした商用利用の決まりを探すより、規約全体が個人の利用を前提にしていると捉えるほうが安全でしょう。社外に出す使い方を考えているなら、法人向けの規約も含めて、契約前に確認してみてください。

回答に付く出典(引用元)

Perplexityの回答には、無料版でも引用元が表示されます。料金ページの無料の列には「すべての回答に引用を表示」とあり、Proでは公式ヘルプで1回答あたりの引用が10倍になると説明されています。出典をたどれるので、回答をそのまま使わずに元の記事を開いて確かめる習慣を、社内でも付けやすくなります。引用元が多いほど裏取りの手間は減りますが、引用先の内容が正しいかどうかは、最後は人の目で見ることが欠かせません。

社員が個人のProを業務に使うと、会社に何が起きるか

社員が個人で契約したProを業務に使うと、学習・規約・退職・請求の4つが、会社の手の届かないところで決まってしまいます。

学習への利用は最初からオンになっている

Perplexityの公式ヘルプ(2026年9月3日更新)には、無料版・Pro・Maxの利用者について、AI Data Retention(入力内容を学習に使う設定)が既定で有効になっていると書かれています。オフにする場合は、Account settingsからPreferencesを開き、AI data retentionのトグルを切ることになります。ただし、オフにしても、その日より前に集められた分には適用されず、すでに集められた学習データは消せないと案内されています。さらに、この設定は利用者一人ひとりのもので、会社が全員分をまとめて切り替えることは出来ません。法人向けのEnterpriseのデータは学習に使われないと明記されており、ここが個人のProとの大きな分かれ目となります。手順の詳しい流れはPerplexityに学習させない設定と、会社で徹底するための備えで紹介しています。

規約は「個人の非営利目的」が前提

個人向けの利用規約(日本語版・最終更新日2026年1月23日)の5.1には、「お客様個人の非営利目的での利用に限り、本サービスの利用を許可します」という一文があります。同じ規約の冒頭で、法人向けのPerplexity Pro for Enterpriseには別の規約が適用されると示されています。この条文だけで業務利用がすべて禁止と言い切ることは出来ませんが、会社の仕事に使うのであれば、法人向けの契約と規約を前提に考えるほうが無理のない形でしょう。判断に迷うときは、社内の法務担当や顧問の専門家に条文を見てもらうと安心です。

退職や異動のとき、アカウントと履歴は本人の手元に残る

個人で契約したアカウントは社員本人の名義なので、退職した後も会話の履歴やアップロードしたファイルが本人の側に残ることが起こりえます。料金ページの比較表ではProの「ユーザー管理」の欄が「—」となっており、会社がそのアカウントを止めたり、何を入力したかを後から確かめたりするのは難しくなります。法人向けのEnterpriseでは席が組織のものになり、別の人に付け替えられると公式ヘルプで案内されています。

請求先が社員個人やスマートフォンのストアになる

個人のProは、Webでの申し込みのほか、App StoreやGoogle Playのアプリ内課金でも契約されます。ソフトバンクの特典で使っている場合は、月額料が携帯電話の通信料金と一緒に請求される形となります。会社が費用を負担すると、経費精算に社員個人のカードや携帯料金の明細が混ざることも起こりえるでしょう。まずは、誰がどの経路で契約しているかを一覧にしてみましょう。

学習設定も契約も社員任せにせず、使う環境を会社で1つに

社員ごとの設定や名義に頼らず、会社が管理できる環境でAIを配る方法もあります。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

Perplexity Proの料金はいくらか|ソフトバンク特典とAPIの扱い

Perplexity Proの料金は、公式の料金ページで「年額請求の場合」月17ドルと表示されています。1年分にすると17ドル×12か月で204ドルとなり、1ドル=150円で計算した場合は1人あたり年30,600円になります。月ごとに払う場合の金額は料金ページに表示がないため、ここでは年額請求の金額だけで計算しています。料金ページに税の記載はなく、上の金額に消費税などは足していません。さらに上のMaxは年額請求で月167ドルと表示されており、個人向けの有料プランはこの2つが並んでいます。会社で何人分かを負担するときは、1人30,600円に人数を掛けた金額が毎年かかると考えてください。

ソフトバンクの6ヵ月無料の中身と、会社で使うときの注意

ソフトバンクは、Perplexity Pro for SoftBankに初めて加入した方の月額料金を6ヵ月間無料にするキャンペーンを、2025年6月19日から終了時期未定で実施しています。7ヵ月目以降は月2,950円となり、そのまま続けると1人あたり年35,400円の計算になります。無料期間中に自分で解約しない限り、有料の契約へ自動で更新される点にも注意が必要です。申込ページには法人のお客さまは申し込めないと明記されており、回線を解約したときはProの契約も終わって無料版に移ると書かれています。回線の譲渡(家族割引のグループ内での名義変更を含む)や承継でも、Proは使えなくなります。社員がこの特典のProを業務に使っている場合、契約は社員個人の携帯回線にひもづいているため、会社からは止めることも引き継ぐことも出来ない形となってしまいます。「Perplexityのアカウントを削除した場合は退会にはなりません」とも案内されているので、やめるときはソフトバンク側の手続きで解約してください。以前の1年間無料キャンペーンは、2025年6月18日で受付を終えています。

APIとクレジットの扱い

料金ページのProの欄には、「Computerへの拡張アクセス」とあわせて「4,000のボーナスクレジット」が並んでいます。一方で、Proの料金ページとヘルプの記載からは、APIの扱いは読み取れません。法人向けのEnterpriseについては、公式ヘルプで「API usage is not included」とされ、APIは席の料金とは別の扱いになります。社内のシステムにPerplexityを組み込みたい場合は、ProやEnterpriseの席とは切り離して、API側の料金と規約を公式の案内で確かめてみましょう。

無料・Pro・Enterprise Proを会社の管理で比べた判断表

会社として見ると、無料版とProの差より、ProとEnterprise Proの差のほうがずっと大きくなります。料金・学習・規約・管理者・請求先・退職時の扱いを、公式の表示から1つの表にまとめました。

確認する点無料Pro(個人)Enterprise Pro(法人)
料金0ドル年額請求で月17ドル料金ページ:年額請求で1席月34ドル/公式ヘルプ:1席月40ドルまたは年400ドル
入力内容の学習への利用既定でオン(本人がオフにできる)既定でオン(本人がオフにできる)学習に使わないと明記
規約個人向け規約(5.1:個人の非営利目的)個人向け規約(同左)法人向けの別の規約
管理者なしなし(ユーザー管理は「—」)管理者が席数と請求を管理
請求先—本人(Web、App Store/Google Play、ソフトバンク特典は通信料金と一緒)組織あてに1枚の請求書へまとめる
退職・異動のとき本人のアカウントに残る本人のアカウントに残る席を組織の中で別の人に付け替えられる
データ保持の設定・監査ログ・権限の管理——料金ページの表示は「契約が必要」
試用——自分で始められる試用はなし

※2026年10月13日時点の公式料金ページ(個人・エンタープライズ)、公式ヘルプ(Enterprise Pricing and Billing FAQ:2026年10月9日更新、Data Collection:2026年9月3日更新)の表示です。

Enterprise Proの料金は、料金ページが年額請求で1席月34ドル、公式ヘルプが1席月40ドルまたは年400ドルと、ページによって表示が異なります。契約の前には、営業窓口の見積もりで実際の金額を確かめてみてください。SOC 2 Type II、HIPAA、GDPR、PCI DSSへの準拠は、料金ページにある同社の表示となります。国内では、2026年9月20日時点のソフトバンクの法人向けページで、Enterprise Proが1IDあたり年額60,000円(税抜)、1IDから契約でき、支払いは請求書払いという案内があります。直販とソフトバンク経由の違いや席数の決め方は、Perplexity Enterpriseの料金と法人契約で詳しく扱っています。

5人・10人・30人で使うと年いくらになるか

個人のProを会社が10人分負担すると、1ドル=150円で計算した場合で年306,000円、Enterprise Proは公式ヘルプの年400ドルで計算すると年600,000円になります。差額の年294,000円は、学習に使わない取り決めと、管理者が席と請求をまとめて扱える仕組みに払う分と考えることが出来ます。

人数個人Pro(月17ドル×12か月)Enterprise Pro(公式ヘルプ:年400ドル)Enterprise Pro(料金ページ:月34ドル×12か月)ソフトバンク法人向けEnterprise Pro(年額60,000円・税抜)
1人204ドル=30,600円400ドル=60,000円408ドル=61,200円60,000円
5人1,020ドル=153,000円2,000ドル=300,000円2,040ドル=306,000円300,000円
10人2,040ドル=306,000円4,000ドル=600,000円4,080ドル=612,000円600,000円
30人6,120ドル=918,000円12,000ドル=1,800,000円12,240ドル=1,836,000円1,800,000円

※ドル建ての円換算は、1ドル=150円で計算した場合の金額です。Perplexityの公式ページに税の記載がないため、税は足していません。個人Proの月払いの金額は公式料金ページに表示がないため、年額請求の月17ドル×12か月で計算しています。ソフトバンクの金額は税抜表示です。

30人では、個人Proの年918,000円に対して、Enterprise Proは年1,800,000円となります。差は年882,000円まで広がるため、安い個人Proを会社で配りたくなる気持ちも分かります。ただ、個人Proは社員名義の契約なので、会社が費用を払っても設定や退職時の扱いは握れません。金額だけで比べず、前の節の判断表と合わせて検討してみてください。費用の管理の考え方は生成AIのコスト管理でも紹介しています。

社員の個人Pro・ソフトバンク特典Proを業務で使う前の確認リスト

社員がすでに個人のProを使っているなら、禁止する前に、次の7つを本人と一緒に確かめてみてください。

  • AI data retentionがオフになっているかAccount settings → Preferences で確認します。オフにした日より前の分には適用されず、集められたデータは消せません。
  • どの経路で申し込んだかWeb、App Store、Google Play、ソフトバンク特典のどれかで、解約や法人版への移行の手順が変わります。
  • 契約の名義と請求先本人のカードか、ストアか、携帯の通信料金か。会社が費用を負担するなら経費精算の扱いも決めます。
  • 入力してよい情報の線引き公開情報の調べものだけか、顧客名・契約書・決算の数字まで入れるのかを決めます。
  • 規約5.1を読んだうえで、会社としての扱いを決めたか個人向け規約は個人の非営利目的での利用を前提にしています。
  • 退職・異動のときに履歴とファイルがどこに残るか個人のアカウントは会社から止められないため、退職前の手続きを決めておきます。
  • ソフトバンク特典の場合の条件法人は申し込めない、回線の解約・譲渡でProも終わる、無料期間の後は月2,950円で自動更新、の3点です。

確認が済んでも、入力してよい情報の線引きは会社で決める必要があります。目安として、入力する情報の種類で次のように分けてみると判断しやすいでしょう。

入力する情報個人のProで勧める環境
公開されているWebの情報、業界の動向、一般的な調べもの会社のルールを決めたうえで使える範囲規約5.1を確認し会社が認めた場合に限り個人のProも(学習設定はオフに)
社内の企画や未公開の数字本人の設定と規約に左右される法人向けの契約か会社公認の環境
顧客名・契約書・決算書・社員の個人情報会社が管理できない法人向けの契約か会社公認の環境に限る

公開情報の調べものなら、会社の情報が外に出る心配は小さくなります。顧客名や契約書、決算の数字を入れたくなったら、法人向けの契約へ移る合図でしょう。線引きを文書にする方法は生成AIの社内ガイドラインの作り方で紹介しています。

Perplexity Proの登録・解約手順と、Enterprise Proへ移るときの注意

Proの登録はWebから申し込む方法と、スマートフォンのアプリからApp StoreやGoogle Playで申し込む方法があり、どちらで申し込んだかで解約の手順が変わります。

Perplexity Proの解約手順

公式ヘルプでは、Webで申し込んだ方は設定ページから、アプリで申し込んだ方は端末のサブスクリプション管理から解約するよう案内されています。アカウントを削除するのは、Proを解約した後にしてください。ソフトバンク経由の場合はソフトバンク側の手続きが必要で、Perplexityのアカウント削除では退会にならない点も先ほどのとおりです。

個人ProからEnterprise Proへ移るとき

Webで申し込んだ個人のProは、Enterpriseのプランを選んだ時点で自動的に解約され、使っていない期間の分は次のEnterpriseの請求(更新時)に充てられると公式ヘルプに書かれています。気をつけたいのはApp StoreやGoogle Playで払っている場合で、こちらはストア側の管理になるため、Perplexityが解約することもEnterpriseへ移すことも出来ません。先にストアで解約してからEnterpriseの組織を作らないと、二重に請求されるおそれがあります。移った後も、それまでの会話やプロジェクトは本人だけが見られる状態のまま残り、組織に共有するかどうかは本人が決める形になります。個人のProで入力した内容を会社が後から確かめられるわけではないので、移行の前に社員へ説明しておきましょう。Enterpriseの請求は組織ごとに1枚の請求書にまとまり、席の数と支払いは管理者がまとめて扱います。なお、Enterprise ProとEnterprise Maxには、自分で始められる試用期間は用意されていません。

ChatGPTなど他のAIとの使い分け

Perplexityが向いているのは、Webの情報を出典付きで調べる仕事になります。回答ごとに引用元が付くため、市場の下調べや取引先の基本情報の確認、制度の改正の確認のように、元の情報をたどる必要がある場面で力を発揮します。一方で、社内向けの文章の下書きや長い資料の読み込みでは、ChatGPTやClaude、Geminiを使いたい場面も出てくるでしょう。Proで選べるのはPerplexityの画面の中で使うモデルで、ChatGPTやClaudeのサービスそのものを契約したことにはならない点には気をつけたいところです。用途ごとに別々のサービスを個人で契約する社員が出てくると、費用も管理する場所も増えてしまいます。4つのAIの得意分野と業務ごとの割り当て方は主要4AIの違いと使い分け、複数のAIを1つの環境で使う方法はマルチAIとはでまとめています。まずは自社の業務で調べものが占める割合を見て、Perplexityをどこまで広げるかを決めてみてください。

会社で安全に使うには|学習・ログ・配布・使い分け

会社でPerplexityを含むAIを安全に使うには、学習に使わせないこと、利用のログを会社で持つこと、必要な社員全員に配ること、複数のAIを1つの管理で使い分けることの4つをそろえる必要があります。

学習については、個人のProでは一人ひとりの設定に任せるしかなく、会社が全員分を一律にそろえるには法人向けの契約が前提となります。ログについては、Enterprise Proでも監査ログやデータ保持の設定は料金ページで「契約が必要」と表示されており、どこまで取れるかは契約の内容次第です。配布については、一部の社員にだけ配ると、配られなかった方が自分のアカウントで使い始めることが起こりえます。会社が把握していない利用は、いわゆる野良AI(シャドーAI)の入り口になってしまいます。

使い分けについては、Perplexityだけを法人契約しても、文章作成や資料の読み込みで他のAIを使いたい社員は、別の契約を探すことになるでしょう。4つを1つずつ別の契約で満たそうとすると、契約と管理画面がサービスの数だけ増えていきます。点検したい項目は生成AIのセキュリティ対策チェックリストで一覧にしているので、自社の状況と照らし合わせてみてください。社員から「Proを使いたい」と声が上がったときは、Pro1本を認めるかどうかだけでなく、会社として使うAIの環境をどう用意するかを考える良い機会となります。

Perplexityを含む4つのAIを、会社の契約1本で全員に

UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約・1つの画面で使える法人向けサービスです。基盤はAWSの日本リージョンで稼働し、管理者ダッシュボードで利用ログ・権限・モデルのON/OFFを扱えます。料金は月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。初期費用100,000円(税抜)が別途かかります。

UPGEAR AIの詳細を見る

よくある質問

Perplexity Proの料金はいくらですか?
公式の料金ページでは、年額請求の場合で月17ドルと表示されています(2026年10月13日確認)。1年分は204ドルで、1ドル=150円で計算した場合は1人あたり年30,600円です。月ごとに払う場合の金額は料金ページに表示されていません。
無料版とPerplexity Proは何が違いますか?
公式の料金ページでは、Webから回答を得る回数・ファイルのアップロード・アセット生成の上限が、無料版の10倍と表示されています。質問ごとにAIモデルを選べることや、リサーチ機能を多く使えることもProの特徴です。一方で、入力内容を学習に使う設定が既定でオンである点は無料版と変わりません。
社員が個人で契約したPerplexity Proを業務に使ってもよいですか?
個人向けの利用規約5.1は「お客様個人の非営利目的での利用に限り」利用を許可する形になっており、学習への利用も既定でオンです。業務利用がすべて禁止とまでは書かれていませんが、会社の情報を入力するなら、法人向けの契約と規約を前提に考えるほうが安全です。公開情報の調べものに限るなど、入力してよい情報を会社で決めておくことをおすすめします。
ソフトバンクの特典のPerplexity Proを会社で使えますか?
ソフトバンクの申込ページには、法人のお客さまは申し込めないと明記されています。社員個人の回線にひもづく契約のため、回線の解約や譲渡でProも終わり、料金は通信料金と一緒に本人へ請求されます。法人向けには、ソフトバンクも別にEnterprise Proを案内しています。
Enterprise Proの料金はいくらですか?
公式ヘルプでは1席あたり月40ドルまたは年400ドル、料金ページでは年額請求で1席月34ドルと表示されています(2026年10月13日確認)。表示が揃っていないため、契約前に見積もりで確かめてください。ソフトバンクの法人向けは1IDあたり年額60,000円(税抜)と案内されています(2026年9月20日確認)。
個人ProからEnterprise Proに移ると、これまでの会話はどうなりますか?
公式ヘルプによると、それまでの会話やプロジェクトは本人だけが見られる状態のまま残り、組織に共有するかどうかは本人が決めます。App StoreやGoogle Playで払っている場合は、先にストアで解約しないと二重に請求されるおそれがあります。

まとめ

Perplexity Proは、無料版より主な上限が10倍になり、AIモデルを選べる個人向けの有料プランで、年額請求なら月17ドルとなります。1ドル=150円で計算した場合、1人あたり年30,600円の出費です。一方で、学習への利用は既定でオン、規約は個人の非営利目的が前提、ソフトバンクの特典は法人では申し込めず、退職時も会社からは手が届きません。社員の個人Proを業務に使わせるなら、確認リストで設定と契約の経路をそろえ、入力してよい情報を会社で決めておきましょう。顧客や社内の情報を扱うのであれば、Enterprise Proか、会社として管理できる別の契約を見積もってみてください。法人のAI活用に関するほかの記事はAI活用コラム一覧にまとめています。