
Zoomの文字起こしとは、会議の発言をZoomが自動で文字にする機能の総称で、会議中の自動字幕、ミーティングのトランスクリプト、クラウド録画のオーディオ文字起こしの3つがあります。2026年5月から自動字幕は保存とダウンロードが出来なくなり、見られるのは会議中(過去3分までさかのぼれる)と録画の再生中に限られるため、全文を後に残せるのはトランスクリプトかクラウド録画の文字起こし(どちらもPro以上)の2つとなります。会議が終わってから字幕をファイルとして取り出す方法はないため、残したい会議では始まる前に設定を済ませておきましょう。
議事録の作り方やAI要約、生成AIに渡す前に伏せる項目は、Zoomの議事録を自動で作る方法にまとめています。ここでは、文字起こしがどこに出て、どこに残り、後からどう取り出すかの一点に絞ってお伝えします。
Zoomの文字起こしは3つ|自動字幕とトランスクリプトの違い
Zoomで発言を文字にする方法は、ファイルとしては残らない自動字幕と、会議後にも残せる2つの方式に分かれます。3つを、使えるプラン・始める人・会議後に残るか・保存先・形式で並べると次のようになります。
| 自動字幕 | ミーティングのトランスクリプト | クラウド録画のオーディオ文字起こし | |
|---|---|---|---|
| 使えるプラン | 料金ページではベーシックにも含まれる表記。有料アカウントでは既定で有効 | Pro・Business・Enterprise。ホスト本人か管理者が Meeting transcript をオンにする(既定はオフ) | Pro・Business・Education・Enterprise。ベーシックは対象外 |
| 誰が始めるか | 各参加者がツールバーの Show Captions で表示 | ホスト。参加者は Request transcription で依頼するだけ | Create audio transcript をオンにした状態でクラウド録画した会議で作られる |
| 会議後に残るか | ファイルとしては残らない(録画の再生中は表示される)。2026年5月から保存・ダウンロード不可。会議中は過去3分をさかのぼれる | 残る(会議中に端末へ保存した場合、またはホストが会議後に見られる設定の場合) | 残る。録画の処理の後、さらに時間がかかることがある |
| 保存先 | なし(ファイルとしては保存できない) | 端末の Documents/Zoom フォルダ、ウェブポータルの Recording and Transcripts タブ | ウェブポータルの「レコーディングと文字起こし」で録画の隣 |
| 形式 | なし | 会議中の保存は .TXT、会議後のダウンロードは VTT(管理者が許可している場合) | VTT |
※2026年10月4日時点で、Zoom公式ヘルプ(KB0085668・KB0063899・KB0085675・KB0085682・KB0059762・KB0064927・KB0064936)と料金ページで確認した内容です。日本語の画面名が確認できていない設定は英語名で記載しています。
表を見ると、会議後に全文が残るのは、トランスクリプトと録画の文字起こしの2つだけです。自動字幕は2026年5月の変更で保存とダウンロードが出来なくなり、見られるのは会議中(過去3分までさかのぼれる)と、Zoom Workplace アプリかウェブポータルでの録画の再生中に限られています。それより前の手順にあった、字幕から全文の文字起こしを開いて保存する操作は、今の画面では使えません。
ウェブポータルで有効にする手順とホストの権限
トランスクリプトは既定ではオフで、ホスト本人か管理者がウェブポータルでオンにして初めて使えるようになります。設定の場所は Settings → Meeting → In Meeting (Advanced) → Meeting transcript で、アカウント全体やグループ単位で決めるのはオーナー・管理者です。ロックされていると、ホスト本人は変えられません。自動字幕の設定も同じ In Meeting (Advanced) の中にあり、有料アカウントでは最初から有効の扱いです。
会議が始まったら、ホストが More → Transcript でパネルを開き、文字起こしを始めます。ホスト以外の参加者は自分では始められず、同じメニューの Ask host to start transcription から Request transcription を送って依頼する形になります。依頼を受けたホストは、Decline か Start transcription のどちらかを選ぶことが出来ます。止めるときは、右上の Transcript アイコンから Stop transcription を押してください。
文字起こしの保存先と、会議の後から取り出す方法
会議の後に文字起こしを探す場所は、会議中に何をしたかで3通りに分かれます。自分の端末、ウェブポータルの Recording and Transcripts タブ、録画の一覧の順に確かめてみてください。
会議中に保存した .TXT は端末の Documents/Zoom に残る
会議中に Transcript パネル下部の Save transcript を押すと、.TXT ファイルが自分の端末に保存されます。Zoomのヘルプに記載の保存先は次のとおりで、保存の直後に出る View in Folder(Mac は Finder)からも開けます。
- Windows:
C:\Users\[Username]\Documents\Zoom - macOS:
/Users/[Username]/Documents/Zoom - Linux:
home/[Username]/Documents/Zoom
ボタンが見当たらない場合は、Meeting transcript が有効になっていないか、端末に保存できる人の対象から外れている可能性があります。
保存し忘れたら、ホストがウェブポータルで確かめる
保存し忘れた場合でも、管理者が Allow hosts to view and manage transcripts after the meeting をオンにしていれば、ホストは会議後にウェブポータルで内容を見ることが出来ます。場所は Recording and Transcripts タブで、閲覧と削除のほか、管理者の設定で許可されていれば VTT 形式でのダウンロードにも対応しています。この文字起こしはZoomの中から直接共有できない仕様のため、参加者へ渡すときはファイルを別の手段で送ることになります。
録画データの文字起こし(VTT)を後から開く
クラウド録画の文字起こしは、Recording & Transcript タブの Advanced cloud recording settings で Create audio transcript をオンにした状態でクラウド録画すると、会議ごとに作られます。録画が見られるようになってから文字起こしの処理にさらに時間がかかることがあり、出来上がるとメールで知らせが届きます。見る場所はウェブポータルの「レコーディングと文字起こし」で、録画の隣に VTT ファイルとして並びます。録画を見る人に文字起こしも見せるかどうかは、Viewers can see the transcript の設定で決めることが出来ます。対象は Pro・Business・Education・Enterprise のアカウントで、無料のベーシックでは使えません。
どれも使っていなかった会議は、全文が残らない
字幕は、会議後に保存もダウンロードも出来ない仕様です。トランスクリプトもクラウド録画も使っていなかった会議は、Zoomから全文を取り出す手段はないと考えておきましょう。同じことを繰り返さないよう、残したい会議の前に設定を確かめる習慣を付けておくと安心でしょう。主催する機会の多い方は、会議の招待を送るときに Meeting transcript が使える状態かを見ておくのが確実な方法になります。
社外秘の会議では、文字起こしが社員の手元に散らばりやすい
社外秘の会議の文字起こしは、設定を決めないまま使うと、会社が把握できない場所に写しが増えていきます。会議中に保存した .TXT は、参加者それぞれの端末の Documents/Zoom に残ります。Allow saving of transcripts to computer by を全参加者に設定していると、社外のゲストの端末にも同じファイルが残ることになります。この設定は、参加者に会議中の閲覧(Allow all meeting participants to view transcripts during the meeting)を許可している場合に選べるものです。
Zoomの中から直接共有できない仕様のため、社内での受け渡しはメールやチャットへの添付になりがちでしょう。受け取った人が個人のAIに貼り付ければ、会議の中身は会社の管理の外に出てしまいます。会社が知らないまま業務で使われる生成AIは野良AI(シャドーAI)と呼ばれ、議事録づくりはその入口になりやすい作業でしょう。
写しが増えるほど、退職や異動のときに消すべきファイルを追いきれなくなってしまいます。まずは、文字起こしが今どこに何本あるのかを把握するところから始めてみてください。
文字起こしの整理や要約は、会社が用意したAI環境の中で済ませる形にすることも出来ます。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。
文字起こしが出来ない・表示されないときの確認順
文字起こしが出来ないときは、プラン、管理者の設定、自分の役割、言語の順に見ていくと原因にたどり着きやすくなります。上から順に確かめ、当てはまったところで止めてみてください。
- アカウントが Pro・Business・Enterprise かトランスクリプトは Pro・Business・Enterprise のアカウントが前提です。録画の文字起こしも Pro 以上(Education を含む)が対象で、ベーシックでは自動字幕だけを使う前提で考えます。
- Meeting transcript がオンになっているか場所は Settings → Meeting → In Meeting (Advanced) → Meeting transcript です。既定はオフで、ホスト本人か管理者がオンにします。アカウント全体やグループ単位で決めるのはオーナー・管理者で、ロックされているとホスト本人は変えられません。
- 自動字幕が出ないときは字幕の設定を見る字幕の設定も Settings → Meeting → In Meeting (Advanced) にあります。アカウント全体は Account Management → Account Settings、グループ単位は User Management → Groups から開きます。
- 設定の横にロックアイコンが付いていないか管理者がロックアイコンから Lock を押した設定は、ユーザーの側では変えられません。変えたいときは管理者に頼みます。
- 自分がホストかどうか参加者は自分では始められません。More → Transcript → Ask host to start transcription → Request transcription でホストに依頼します。
- Save transcript が出ないときは、保存できる人の設定を見るAllow saving of transcripts to computer by で、自分の立場(共同ホスト・ゲストなど)が対象から外れていないかを確かめます。
- 字幕が別の言語として認識されていないか字幕アイコン横の上矢印から開く Caption language が、話している言語と違うと字幕は不正確になります。この選択は参加者全員に影響します。
- 録画の文字起こしが見当たらないときは、処理を待つクラウド録画が見られるようになった後も、文字起こしには追加の時間がかかることがあります。メールの知らせを待ち、録画のときに Create audio transcript がオンだったかも確かめます。
ロックが掛かっている設定は、本人がいくら画面を探しても変えることが出来ません。社内で問い合わせを受ける総務・情シスの方は、どの設定をロックしているかを一覧にしておくと答えやすいでしょう。一覧には、設定名、オンかオフか、ロックの有無、決めた日を書いておけば十分です。
文字起こしの精度は、言語の設定と音声環境で変わる
文字起こしの精度を左右するもので、最初に確かめたいのは字幕の言語の設定です。Zoomのヘルプでは、話している言語とZoomが想定する言語が違うと、字幕が不正確になると説明されています。字幕アイコン横の上矢印から Caption language を開き、会議で話す言語になっているかを確かめてください。この選択は参加者全員の字幕に影響するため、ホストか進行役が冒頭で確かめましょう。
マイクと話し方で精度を上げるコツ
言語が合っていても、音が聞き取りにくければ文字起こしは崩れてしまいます。会議の前に、次の点をそろえておくと出来上がりが読みやすくなります。
- 話す人は、ヘッドセットか口元に近いマイクを使う
- 雑音の多い場所では、話さないときにミュートにする
- 発言を重ねず、1人ずつ話す
- 固有名詞や数字は、ゆっくり区切って言う
- 決定事項は、最後に言い直して確認する
出来上がった文字起こしは、固有名詞と数字を中心に人の目で確かめる前提で使いましょう。会議の参加者の名前や社名の読みを議事録の担当者が控えておくと、直す手間も減らせるでしょう。
無料のベーシックで出来ることと、Pro以上で出来ること
無料のベーシックで使えるのは、会議中の自動字幕までと考えておきましょう。料金ページの比較表では自動字幕がベーシックにも含まれる表記で、ミーティングは1回あたり40分、参加者は最大100人までとなっています。無料で何時間使えるかという問いには、会議中の字幕を使える時間は会議の長さと同じなので、1回の会議あたり40分が上限になります。
会議後に全文を残す2つのうち、Meeting transcript は公式ヘルプで Pro・Business・Enterprise が前提とされ、クラウド録画の文字起こしもベーシックは対象外です。無料のベーシックでは、全文を保存できない前提で考えましょう。レコーディングも、料金ページの表ではベーシックはローカルのみとなっています。
会議後に全文を残したい会議が週に何本あるか、主催する人が何人いるかを数えてから、Pro 以上の契約を決めてみてください。トランスクリプトを始めるのはホストなので、主催する人の数がライセンスを考える出発点になります。
※料金ページの表示は2026年10月4日時点で確認したものです。金額は表示の通貨や支払い方法で変わるため、ここでは書いていません。
字幕は自分だけで使える?参加者に知られる?
字幕は、各参加者がツールバーの Show Captions から自分の画面に表示する仕組みです。文字の大きさなど見た目の変更は自分にだけ反映され、ほかの参加者の表示は変わらないとヘルプに書かれています。一方で、字幕の言語の選択は参加者全員に影響します。
字幕を表示したことがほかの参加者に通知されるかどうかは、2026年10月4日時点の公式ヘルプには記載がありません。トランスクリプトは参加者が自分で始めるものではなく、参加者に用意されているのはホストへの依頼(Request transcription)だけとなります。
社外の方が参加する会議では、記録することを最初に伝えてから使うことを社内の決まりにしましょう。知られるかどうかで判断すると、相手から後で問われたときに説明がつかなくなってしまいます。
参加者への事前の告知と同意
文字起こしや録画を残す会議では、参加者に前もって伝え、了解を得てから始めるのが基本になります。クラウド録画を始めたときや録画中の会議に入ったときは参加者に通知が出て、OK で同意するか、Leave から Leave Meeting で退出するかを選ぶ形です。トランスクリプトの管理者設定にも、注意書き(disclaimer)に関わる Custom disclaimer for transcripts という下位設定があります。
録画の注意書きの文言を変える Customize Disclaimer は、Business・Education・API・Enterprise で100ライセンス以上のアカウントに限られ、ユーザー単位では変えられません。そのため中小規模の会社では、招待メールと会議冒頭の一言で伝える運用が現実的でしょう。告知文のひな形は、冒頭で案内したZoomの議事録の記事に載せているので、そちらを使ってみてください。
※録画の通知はKB0059819、注意書きのカスタマイズの条件はKB0068402、トランスクリプトの下位設定はKB0085675で、いずれも2026年10月4日時点で確認しています。
社外秘の会議で決めておくこと4つ
社外秘の会議を文字起こしするなら、使い始める前に次の4つを会社として決めておきましょう。どれもウェブポータルの設定名と結び付けておくと、決めたことが実際の動きとずれにくくなります。
1. 誰が文字起こしを始めてよいか
トランスクリプトを始められるのはホストなので、社外秘の会議では主催者を誰にするかがそのまま決めごとに直結します。自動で文字起こしを作る対象は Automatically generate transcripts for で、全会議か、要約がある会議かを選べるので、どちらにするかも決めておいてください。
2. 端末に保存できる人を絞る
Allow saving of transcripts to computer by では、端末に保存できる人を、ホストのみ、ホストと共同ホスト、ゲスト(外部参加者)以外の参加者、指定したIPアドレスの参加者、全参加者から選べます。社外の方が入る会議が多い会社なら少なくともゲスト以外に絞り、社外秘の会議が中心ならホストのみにする選び方もあるでしょう。この保存の設定は、参加者に会議中の閲覧を許可している場合に選べるものです。閲覧の許可は Allow all meeting participants to view transcripts during the meeting で決めるため、保存できる人と一緒に決めておきましょう。
3. 何日で消すか
会議後に残るトランスクリプトは、Delete transcripts after a specified number of days で、指定した日数が過ぎたら消す設定に出来ます。クラウド録画にも Delete cloud recordings after a specified number of days があり、Allow recovery of deleted cloud recordings from Trash を有効にしていると、消えた録画はゴミ箱に30日残ります。ミーティング要約にも Specify a time range (days) という日数の指定があるため、3つの日数をそろえておくと説明がしやすくなります。社外の方に削除の日数を伝えている場合は、その日数と設定値が合っているかを年に一度は見直してください。
4. 端末に残った .TXT の扱い
ウェブポータルの日数指定は、端末の Documents/Zoom に保存された .TXT には届かない点に気を付けましょう。端末の .TXT を何日で消すか、どこへ移してよいか、個人のAIに貼ってよいかを社内の決まりに書いておく必要があります。決まりの書き方は、生成AIの社内ガイドラインの作り方が参考になります。決めた設定は、管理者がロックアイコンから Lock を押して固定すると、社員の側で変えられない状態に出来ます。
※設定名はKB0085675・KB0065362・KB0075089・KB0058810で、2026年10月4日時点で確認しています。日数の上限と下限は公式ヘルプで確認できていないため書いていません。
文字起こしを議事録にまとめる(AI要約・Zoom AI)
文字起こしは発言を並べたものなので、そのままでは議事録として読みにくい形になります。Zoomには、会議の要点をまとめるミーティング要約もあります。2026年6月24日の公式ブログでは、AI Companion の機能は Zoom AI という名前で Zoom Workplace に組み込まれ、対象の有料プランに含まれたままと発表されました。
要約を始めたり止めたり出来るのはホストと共同ホストで、出来上がった要約はメールと会議のチャットに届き、ウェブポータルの Transcripts タブでも見ることが出来ます。要約の作り方、生成AIに渡すときの指示文、渡す前に伏せる項目は、冒頭で案内したZoomの議事録の記事で手順を追って説明しています。ここでは、要約も文字起こしと同じく社外秘の写しの一つとして、保存日数と見られる人を決めておく点だけ押さえておきましょう。
※ミーティング要約の要件はKB0058013ではPro以上と記載され、料金ページではベーシックに月3回の枠が表示されています(2026年9月17日に確認)。保存場所はKB0076632で確認しています。
Zoom連携の外部文字起こしツールを使う場合
Zoomの標準機能で足りない場合は、会議に参加して文字起こしをする外部のツールを使う方法もあります。ツールの選び方や仕組みの違いは、Web会議の文字起こし|Zoom・Teams・Meetの比較で整理しています。外部ツールを入れると、会議の音声と文字起こしがZoomとは別の事業者にも渡るため、学習利用の有無と保存先を契約前に確かめることになります。社員が個人で登録したツールが会議に参加していないかも、情シスの方は時々見ておくとよいでしょう。
会社で安全に使うには|学習させない設定・ログ・配布・使い分け
文字起こしを会社で安全に使うには、録音から議事録までを会社が管理できる環境の中で済ませ、社外秘を個人のアカウントに出さないことが軸になります。Zoomは、音声・映像・チャットなどの顧客の内容を、自社や第三者のAIモデルの学習に使わないとプライバシーステートメントに記載しています。これは同社の記載で第三者が検証したものではない点と、Zoomの外の生成AIに貼った時点で貼り付け先の規約が適用される点は、分けて考えましょう。
学習させない設定を、社員任せにしない
議事録の清書に生成AIを使うなら、入力が学習に使われない設定を会社として決め、全員に同じ設定が適用される形にしてください。一人ひとりの設定画面での操作に頼ると、外し忘れた社員の分だけ穴が残ってしまいます。
ログで、誰が何を扱ったかを後から確かめる
誰がいつどのAIに会議の中身を入れたかを、会社の側で後から確かめられるかどうかも大事な点になります。個人のアカウントでは、このログを会社から見ることは出来ません。
全員に配り、AIを使い分ける
一部の社員にだけ会社のAIを配ると、配られなかった方が個人のアカウントで議事録を整え始めることがあります。長い文字起こしの読み込み、要点の抜き出し、社外向けの言い回しの手直しでは得意なAIが分かれるため、複数のAIを同じ環境で使い分けられると便利でしょう。点検の項目は生成AIのセキュリティ対策チェックリストにまとめていますので、あわせて見てみてください。
録音の読み込みから議事録の下書きまで、会社のAI環境で
UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです。会議の録音や動画も読み込め、管理者ダッシュボードで利用ログ・権限・使えるモデルを管理できます。基盤はAWSの日本リージョンで稼働しています。料金は月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。
UPGEAR AIの詳細を見るよくある質問
Zoomの文字起こしはどこに保存されますか?
会議が終わってから字幕を保存できますか?
無料のベーシックで文字起こしは何時間使えますか?
字幕を表示すると、ほかの参加者に知られますか?
ホストでなくても文字起こしを始められますか?
文字起こしの .TXT と VTT は何が違いますか?
文字起こしが出来ないときは、どこから確かめればよいですか?
まとめ
Zoomの文字起こしは、ファイルとしては残らない自動字幕と、会議後にも残るトランスクリプト、クラウド録画の文字起こしの3つに分かれます。2026年5月から字幕は保存できなくなったため、全文を残したい会議では Pro 以上で Meeting transcript か Create audio transcript を前もって有効にすることになります。保存した .TXT は各自の端末の Documents/Zoom に残り、会議後のホスト向けの閲覧や録画の文字起こしはウェブポータルから取り出せます。
社外秘の会議では、始めてよい人、端末に保存できる人、消すまでの日数、端末に残った .TXT の扱いの4つを決め、ロックで固定しておきましょう。法人のAI活用に関するほかの記事は、AI活用コラム一覧からご覧ください。
※機能・設定名は2026年10月4日時点で、Zoom公式ヘルプ(KB0085668・KB0063899・KB0085675・KB0085682・KB0059762・KB0058810・KB0064927・KB0064936・KB0065911・KB0065362・KB0059819・KB0068402・KB0074786・KB0075089)、Zoomのプライバシーステートメント、料金ページで確認したものです。画面の名前や条件は変わることがあるため、設定の前に各ページで最新の内容をご確認ください。
