ChatGPTの画像生成 使い方と会社で使うルール

ChatGPTの画像生成とは、チャットの入力欄に作りたい画像の内容を文章で書くだけで、イラストや写真風の画像、ポスターやチラシの下案などをChatGPTが作ってくれる機能です。無料版でも使え、2026年9月8日に発表された新モデル「Images 2.5」は全プランで使えるとOpenAIは発表していますが、会社の販促物や資料に使うなら、プランごとのデータの扱いと、著作権・肖像権の確認手順を先に決めておくことが欠かせません。この記事では、使い方とプロンプトのコツ、無料版と有料版の違い、商用利用の考え方を公式情報と国の資料に沿って整理したうえで、社内ルールの案と、会社として安全に使うための環境の選び方までを解説します。

ChatGPTの画像生成とは|できることと向いている用途

ChatGPTの画像生成は、文章の指示から新しい画像を作る機能と、手元の画像を読み込ませて手直しする機能の2つを、いつものチャット画面の中で使えるようにしたものです。専用の画像ソフトを開く必要はなく、会話の流れで作って、気に入らない部分を言葉で直していけます。

作れるものは、写真風の画像、イラスト、図解、ポスターやチラシの下案、商品写真風のイメージなど幅広く、OpenAIの発表では、ポスターやグッズといったテンプレートを選んで作る使い方も案内されています。OpenAIは同じ発表の中で、ChatGPT ImagesとAPIのGPT-Imageモデルを通じて毎週30億枚を超える画像が作成されていると公表しています(同社発表の数値です)。チラシを会社で作るときの手順と確認の分担は、AIチラシ作成のやり方|任せる所と人が確かめる所で解説しています。

一方で、画像生成は万能の制作ツールではありません。OpenAIの使い方ガイド(OpenAI Academy)も、インフォグラフィックについては、必要に応じてデザインツールで仕上げるよう書いています。業務で使うときは、下案づくりやイメージのすり合わせをChatGPTで素早く進め、社外に出す最終版は人が確認して整える、という役割分担で考えると失敗が少なくなります。

向いている使い方人の手が必要になりやすい使い方
社内掲示やセミナー告知の下案、SNS投稿の挿絵、資料の挿し絵、商品イメージの検討用ラフ細かい数字や長い文章を載せる図解、正式なロゴ、実在の人物を使う広告
複数の案を短時間で並べて比べる一字一句の正確さが求められる印刷物の最終版

※機能・料金・規約の記載は、2026年9月15日〜17日にOpenAIの公式ページ(発表記事・料金ページ・ヘルプ・利用規約・OpenAI Academy)で確認した内容です。提供内容は変更されることがあるため、利用前に公式ページで最新の情報をご確認ください。

最新モデル Images 2.5 の特徴

Images 2.5は、OpenAIが2026年9月8日に発表したChatGPTの画像生成の新モデルで、主な更新として、待ち時間の短縮や編集の精度向上、Sketchなどの新機能が挙げられています。OpenAIの発表では、デスクトップ・モバイル・ウェブの全プランで、ChatGPT、ChatGPT Work、Codexのユーザーが利用できるとされています。

待ち時間は前モデルより最大50%短縮(同社発表)

OpenAIは、画像生成の待ち時間をImages 2.0と比べて最大50%短縮したと発表しています。これは同社の発表値で、第三者が検証した数値ではありません。実際の待ち時間は、混雑状況や画像の複雑さによって変わると考えておくのが無難です。

指定した箇所だけを直す編集と、複数回の編集での一貫性

発表では、複雑な被写体や背景でも、ほかのディテールを変えずに指定箇所だけをより正確に編集できるとしています。また、複数回の編集を通じて具体的な指示により確実に従うこと、透明な背景を含む複雑なレイアウトにも対応することが挙げられています。背景を透明にした素材は、資料やWebページに重ねて使う場面で役立ちます。

Sketch|手描きの線を指示として渡す

Sketchは、ChatGPT上で直接絵を描き、その絵を視覚的なガイドとして使える新機能です。OpenAIの発表によると、ChatGPTで「@Sketch」と入力するだけで使えます。配置や構図を言葉で説明するのが難しいとき、たとえば「左上にタイトル、中央に人物、右下に日付」といったレイアウトを線で示せるので、社内のチラシの下案づくりなどで指示の往復を減らせます。

テンプレートと、画像へのコメント・プロンプトの共有

発表では、「ポスター」や「グッズ」などのテンプレートを選び、チラシや商品写真といった人気の画像形式から作り始められることも紹介されています。さらに、画像に直接コメントを置いて編集箇所を明確にできること、作った画像を共有するときに、その作成に使ったプロンプトも含めるかを選べることも挙げられています。プロンプトを一緒に共有できると、社内で良い作り方を真似しやすくなる一方、指示文に社内事情を書いていた場合はそれも相手に見えるため、共有前に中身を確認する習慣をつけておくと安心です。

※API向けには GPT-Image-2.5 Flare と GPT-Image-2.5 Sunburst の2つのモデルも発表されていますが、この記事ではChatGPTの画面での利用を扱います。API料金の金額はこの記事では扱いません。

ChatGPTで画像を作る使い方の手順

ChatGPTで画像を作る基本の流れは、入力欄に作りたい画像を文章で書いて送り、出てきた画像を見ながら言葉で修正を重ね、完成したら保存する、の3段階です。

ブラウザ・アプリでの基本の操作

  1. ChatGPTにログインする。ブラウザでchatgpt.comを開くか、スマホやパソコンのアプリを起動します。会社で使う場合は、どのアカウントで使うか(個人のアカウントか、会社が契約したワークスペースか)を最初に確認します。
  2. 入力欄に作りたい画像を文章で書いて送る。「社内の防災訓練を知らせる掲示用のイラストを作ってください。横長で、オフィスで社員が避難経路を確認している場面、やわらかいタッチ」のように、目的・主題・場面・雰囲気を1〜3文で書きます。
  3. 必要なら画像をアップロードして参照させる。手元の写真や過去の資料の画像を添付し、「この画像の色合いに合わせて」「この写真の背景だけを変えて」と指示します。
  4. 出てきた画像を見て、直したい点を1つずつ伝える。「人物はそのままで、背景だけを明るくしてください」のように、変える箇所と変えない箇所をはっきり書きます。
  5. 完成した画像を保存し、使う前に確認する。文字の誤り、人物や既存の作品・ロゴとの類似、社外に出してよい内容かを確認してから使います。確認の項目は後半の社内ルール案で紹介します。

テンプレートやSketchから始める

何から書けばよいか迷うときは、Images 2.5で案内されているテンプレート(ポスター・グッズなど)から始めるか、「@Sketch」と入力して配置を手描きで示す方法が使えます。どちらも、最初の1枚を早く出して、そこから会話で直していくための入口と考えると使いやすくなります。

ポイント:一度で完成させようとせず、まず1枚出してから直す前提で進めるほうが早く仕上がります。OpenAI Academyも、結果を改善するときは小さく的を絞った修正を重ねるよう勧めています。

プロンプトの書き方・コツ

画像生成のプロンプト(AIへの指示文)は長く書く必要はなく、目的・主題・場面・スタイルがはっきりした短い文章のほうが狙いどおりになりやすくなります。OpenAI Academyは、良いプロンプトは長い必要はなく、多くの場合は1〜3文の明確な文章で十分だとしています。

入れる要素は5つ|目的・主題・起きていること・場所・スタイル

OpenAI Academyが挙げる要素は、画像の目的、主題、何が起きているか、場所、望ましいビジュアルスタイルで、必要に応じて構図・ライティング・制約を加えます。たとえば次のように組み立てます。

要素書き方の例(社内セミナーの告知画像)
目的社内ポータルに載せる、情報セキュリティ研修の告知画像
主題ノートパソコンの前で話し合う3人の社員
何が起きているか画面を指さしながら、メールの注意点を確認している
場所明るい会議室
スタイル・制約落ち着いた青系のイラスト、実在の人物に似せない、文字は入れない

あいまいな言葉は避け、見た目で確かめられる表現にします。OpenAI Academyは、「美しいライティング」のような曖昧な表現よりも、「左側の窓から入る柔らかな自然光」のほうが信頼性が高くなると例を示しています。「いい感じに」「おしゃれに」は人によって解釈がばらつくため、色・光の向き・タッチなど具体的な言葉に置き換えるのがコツです。

サイズ・アスペクト比の指定|横長・縦長・正方形を最初に伝える

画像の形は、プロンプトで「横長」「縦長」「正方形」のように指示します。使う場所が決まっているなら、最初の指示に「社内ポータルのバナー用に横長で」「スマホで見る告知用に縦長で」と用途と一緒に書いておくと、後から構図を作り直す手間が減ります。OpenAI Academyは、必要に応じて構図やライティングなどの条件を加えるよう勧めています。

Webサイトや印刷物など、決まった寸法に厳密に合わせる必要がある場合は、生成した画像をそのまま入稿するのではなく、デザインツールで切り抜きや余白の調整をする前提で進めると安全です。

参照画像のアップロードで寄せる

言葉だけで伝えにくい雰囲気や色合いは、参照画像をアップロードして寄せると伝わりやすくなります。複数の画像を使う場合、OpenAI Academyは「画像1は…、画像2はスタイル参照です」のように番号で順番に参照し、左・右・前景・背景といった言葉で画像どうしの関係を説明する方法を紹介しています。

業務で注意したいのは、アップロードする画像そのものの扱いです。他人が撮った写真や他社の広告物をそのまま読み込ませて似た画像を作らせる使い方は、後で説明する著作権の論点に直結します。また、個人向けプランでは設定によって入力内容が学習に使われることがあるため、顧客が写った写真や未公開の資料をアップロードしてよいかは、事前に社内で決めておく必要があります。

画像内の文字(日本語テキスト)をきれいに入れる

画像の中にタイトルや見出しを入れたいときは、入れる文言を短くし、書体・大きさ・色・配置まで指定するのが基本です。OpenAI Academyは、文字は引用符で囲むか大文字で示し、フォント・サイズ・色・配置を指定し、短くまとめ、ブランド名は1文字ずつ綴るよう勧めています。日本語の場合も、入れる文言を記号で囲んで指示文と区別し、「上部中央に、太めのゴシック体で、白い文字で」のように書くと意図が伝わりやすくなります。

生成された文字は、公開前に必ず一字ずつ確認します。日付・時間・金額・社名など間違いが許されない情報は、画像に焼き込まず、画像の外の本文やデザインツールで重ねるほうが修正もしやすくなります。

画像の編集|部分修正と会話での修正の重ね方

生成した画像は、変える箇所と変えない箇所をはっきり伝えることで、全体を作り直さずに一部だけ直せます。Images 2.5では、ほかのディテールを変えずに指定箇所だけを編集する精度が上がったとOpenAIは発表しています。

部分修正は「そこだけ変えて、ほかは同じ」と書く

OpenAI Academyが示す編集の言い方は、「Xのみを変更し、それ以外はすべて完全に同じに保ってください」という形です。「もう少し明るく」とだけ書くと画像全体の雰囲気が変わることがあるため、「背景の空だけを夕方の色に変えて、人物と文字はそのままにしてください」のように、対象を限定して書きます。

画像にコメントを置いて、直す場所を示す

Images 2.5では、画像に直接コメントを置いて編集箇所を明確にできるとOpenAIは発表しています。「この看板の文字」「右下の人物の手」のように、言葉で位置を説明しにくい部分を直すときに役立ちます。

会話で修正を重ねるときの進め方

修正は1回に1〜2点に絞り、小さく重ねるのが基本です。一度に5つも6つも直すよう頼むと、どの指示が効いたのか分からなくなり、良かった部分まで崩れることがあります。

  • 良い状態の画像ができたら、その時点で保存しておく
  • 修正が崩れてきたら、良かった画像に戻って、そこから別の指示で直す
  • 何度直しても狙いに近づかないときは、最初のプロンプト自体を書き直して新しく作る

なお、手元の写真を読み込ませて加工する場合は、元の写真の権利と写っている人の同意が前提になります。社員の写真を背景だけ差し替えて採用ページに使う、といった使い方も同じです。

無料版と有料版の違い・料金

画像生成は無料版でも使えますが、無料版にはツールごとの利用上限があり、有料プランより厳しい制限が適用される場合があります。無料版で1日に何枚まで作れるかという具体的な枚数は、OpenAIの公式ページには書かれていません。

無料版と有料版の違い|生成枚数の上限はどう決まっているか

OpenAIのヘルプ「ChatGPT 無料版に関するよくある質問」では、無料版で使える機能にChatGPTでの画像生成が含まれています。そのうえで、ファイルのアップロード、画像生成、音声、データ分析などのツールには、それぞれ個別の利用上限があり、上限に達するとChatGPTから通知されると説明されています。また、データ分析、ファイルのアップロード、画像作成などの高度な機能には、有料プランより厳しい制限が適用される場合があるとも書かれています。

同じヘルプでは、アカウントをPlus、Pro、Businessのいずれかに更新すると、利用上限がリセットされると案内されています。

インターネット上には無料版の枚数を具体的に書いた記事もありますが、公式ページに枚数の記載はありません。業務で当てにする場合は、枚数を前提に計画を立てるのではなく、上限に達したら通知が出るという公式の説明を前提にしておくのが安全です。

料金・プラン別の違い

個人向けは無料版・Go・Plus・Proの4つ、会社向けはBusinessとEnterpriseがあります。料金ページは閲覧環境によって円表示と米ドル表示が切り替わるため、両方を並べます。

プラン日本から表示した円表示米ドル表示画像生成・データに関する公式の記載
無料版¥0$0画像生成は利用可。ツールごとに個別の利用上限があり、有料プランより厳しい制限が適用される場合がある(ヘルプ)
Go¥1,400/月$8/月料金ページに「このプランには広告が表示される場合があります」
Plus¥3,000/月$20/月料金ページに「より高度で正確な画像生成」
Pro月額¥16,800から月額$100から料金ページに「無制限かつ高速な画像生成」
Business 標準シート¥3,050/月(年額課金)、¥3,850/月(月額課金)$20/月(年額課金)、$25/月(月額課金)「デフォルトではビジネスデータを学習に使用しません」「従業員数2~200名のチーム向け」
Enterpriseカスタム価格設定(営業チームに問い合わせ)2026年8月24日以降に作成したBusinessは、1契約あたり有料シート合計200シートまで。より多く必要な場合はEnterpriseの検討を案内(ヘルプ)

※料金は2026年9月15日〜16日にOpenAIの料金ページ(https://chatgpt.com/ja-JP/pricing/)で確認した表示です。表示通貨は閲覧環境によって変わります。料金ページに税込・税抜の記載はないため、税を加えた金額は示していません。無料版・Go・Plus・Proの比較表では、コンテンツをモデルの学習に使用する設定はいずれも「無効化可能」とされています。

個人向けの有料プランは、1人ずつ契約する料金です。料金ページのFAQでは、有料プラン(Go、Plus、Business、Enterprise)はユーザー1人あたりの月額料金だと説明されています。Businessはワークスペースごとに2シート以上が必要で、年額プランは年払いです。OpenAIのヘルプにある計算例に沿うと、標準シート8人を年額プランで契約した場合は8×$20×12か月=$1,920になります。

画像生成だけを目的に有料プランを選ぶより、会社として誰に使わせるか、入力したデータをどう扱うかで選ぶほうが、後から困りません。個人向けと会社向けでデータの扱いがどう違うかは、この記事の後半で説明します。ChatGPTの法人プラン全体の料金はChatGPTの法人プランの料金、他の生成AIサービスとの比較は法人向け生成AIの料金比較で詳しく扱っています。

商用利用・著作権の考え方

ChatGPTで作った画像を仕事に使えるかは、利用規約上の権利の帰属と、既存の作品との関係の2つに分けて考える必要があり、「規約で所有できる」ことと「誰の権利も侵害しない」ことは別の問題です。前者はOpenAIの規約、後者は日本の著作権法の考え方で判断します。

利用規約での扱い|押さえる3つのポイント

OpenAIの個人向け利用規約(2026年1月1日発効)には、画像を仕事に使う前に知っておきたい記載が3つあります。

  1. アウトプットはユーザーが所有する(適用される法律で認められる範囲で)。規約では、ユーザーとOpenAIとの間において、ユーザーがインプットの所有権を保持し、アウトプットを所有すると定めています。OpenAIがアウトプットに権利を持つ場合は、それをユーザーに譲渡するとしています。
  2. 他者の権利を侵害する使い方は禁止されている。禁止事項として、他者の権利を侵害、流用、またはこれに違反する方法でサービスを利用することが挙げられています。インプットについても、必要な権利や許諾を得ていることをユーザーが表明し保証する形です。
  3. 似た画像が他のユーザーにも出る可能性がある。規約には、アウトプットは特有のものではない場合があり、他のユーザーが同様のアウトプットを受け取る場合があると書かれています。

つまり、規約上は作った画像を自分のものとして使えますが、その画像が他人の作品に似ていれば権利侵害の問題は残り、また自社だけの独自のデザインである保証もありません。「商用利用できるか」を一言で片付けず、この3点を社内で共有しておくことが大切です。なお、ChatGPT EnterpriseやAPIなど企業向けのサービスには、個人向けとは別の事業者用取引規約が定められています。

※利用規約の確認先:https://openai.com/ja-JP/policies/row-terms-of-use/ (2026年9月17日確認)

文化庁の考え方|侵害になるかは「類似性」と「依拠性」で判断される

AIで作った画像が著作権侵害になるかどうかは、従来の作品と同じく、既存の著作物との類似性と依拠性があるかで判断されると整理されています。文化審議会著作権分科会法制度小委員会がまとめ、文化庁が公表している「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月15日)の内容です。この資料自体は法的な拘束力を持つものではないと明記されていますが、国の考え方を知る基本資料になります。

  • 類似性:既存の著作物の表現上の本質的な特徴を直接感じ取れるかどうか。AI生成物も同様に判断されると考えられるとしています。
  • 依拠性:既存の著作物をもとにして作ったかどうか。利用者が既存の作品を知っていて似た画像を生成させた場合、たとえば画像を読み込ませて生成するImage to Imageや、作品のタイトルなどの固有名詞をプロンプトに入れた場合は、依拠性が認められうるとされています。利用者が既存の作品を知らなくても、その作品がAIの学習データに含まれていて似た画像が生成された場合は、通常、依拠性があったと推認されうるとも整理されています。

一方、作風や画風といったアイデアが似ているだけで、既存の著作物との類似性が認められない画像は、生成・利用しても著作権侵害にはならないとされています。問題になるのは、具体的な表現が似ている場合です。

AIで作った画像は、自社の著作物になるのか

同じ資料では、生成AIへの指示が表現に至らないアイデアにとどまる場合、その生成物に著作物性は認められないと考えられる、と整理されています。指示の分量や内容、生成物を見ながら指示を修正して試行を重ねたかなどを総合して、個別に判断されるとしています。単に何度も生成したことや、複数の候補から選んだことだけでは、創作的な寄与とは評価されない考え方が示されています。

実務上の意味は、簡単な指示で作った画像については、他社に真似されても自社の著作物として権利を主張できない場合があるということです。人が創作的な加筆や修正を加えた部分には、通常、著作物性が認められると考えられるとされているため、会社の顔になるデザインは、生成した画像を土台に人の手で仕上げる進め方が向いています。

使う前の確認|文化庁のチェックリスト&ガイダンス

文化庁著作権課が2024年7月31日に公表した「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」は、業務でAIを使う側が取れるリスク低減の方法を具体的に挙げています。画像生成の社内ルールに落とし込みやすいのは次の4つです。

  • 利用者が既存の作品を知らなくても、生成・利用が著作権侵害となることがあるため、利用規約を確認し、従業員に著作権の教育を行う
  • 利用に先立って、インターネットの画像検索などで既存の著作物と似ていないかを確認する
  • 生成AIの利用に関する社内ルールを定め、侵害が起きた場合の対応(情報共有、利用の停止、権利者への対応、原因の解明、再発防止)をあらかじめ検討しておく
  • 生成に用いたプロンプトなど、生成の過程を確認できる状態にしておくよう努める

また同資料は、生成する段階と利用する段階を分けて考えるよう示しています。私的使用や社内での検討の範囲であれば許諾なく生成できる場合がある一方、インターネットでの配信などの利用は、権利制限規定の範囲外となる場合が多いとされています。社外に出す段階でこそ、確認を厚くする必要があるということです。

※出典:文化庁「AIと著作権に関する考え方について」(文化審議会著作権分科会法制度小委員会、令和6年3月15日)https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/aiandcopyright.html (本体PDF:https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/pdf/94037901_01.pdf)/文化庁著作権課「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」(令和6年7月31日)https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/pdf/94097701_01.pdf /いずれも2026年9月17日確認。個別の事案の判断は、弁護士などの専門家にご相談ください。

肖像権・商標・既存キャラクターへの類似

実在の人物、他社のブランド、既存のキャラクターに似た画像は、著作権とは別の権利や規約の問題を生みやすいため、業務では似せない指示を最初から入れておくのが基本です。OpenAI Academyも、この2点を画像生成の考慮事項として挙げています。

実在の人物|本人の許可が前提

OpenAI Academyは、実在の人物(自分自身や他者を含む)の画像を生成する場合、正確性のために参照写真を使い、その人物の肖像使用の許可を得ていることを確認するよう求めています。

国の整理としては、内閣府知的財産戦略推進事務局が事務局を務める「AI時代の知的財産権検討会」の中間とりまとめ(2024年5月)が、生成AIと肖像権・パブリシティ権の関係に触れています。肖像権は判例で認められた権利で、侵害が社会生活上受忍の限度を超える場合に侵害となるとされ、パブリシティ権は、専ら肖像などの持つ顧客吸引力の利用を目的とするといえるかで判断されます。そのうえで、生成AIで他人の肖像が使われる場合も一般的な判断と同じように考えるべきで、判断基準について生成AIに特有の問題はないと考えられる、と整理しています。

会社で気をつけたい場面は、社員の写真を加工して採用ページや社内報に使う場合と、著名人に似た人物を広告や販促物に登場させる場合です。前者は本人に用途と公開範囲を伝えて同意を得ること、後者はそもそも似せないことが基本になります。退職した社員の写真の扱いも、同意を取るときに決めておくと後で迷いません。

※出典:AI時代の知的財産権検討会「中間とりまとめ」(2024年5月)https://www.cas.go.jp/jp/seisakukaigi/titeki2/chitekizaisan2024/0528_ai.pdf (2026年9月17日確認)

他社のブランド・商標・ロゴ

OpenAI Academyは、特定のブランド、製品、作品を模倣するのではなく、汎用的または独自性のあるデザインをリクエストするよう勧めています。他社の商品名やロゴに似た画像を自社の販促物に使うと、利用規約が禁じる他者の権利の侵害にあたるおそれがあります。

文化庁のチェックリスト&ガイダンスは著作権に限った資料で、著作権以外の権利については内閣府の中間とりまとめなどを参照するよう案内しています。商標のように著作権とは別の法律で守られる権利は、この記事で扱った著作権の考え方とは判断の枠組みが異なるため、自社のロゴや商品名に関わる使い方は、専門家に確認してから進めると安心です。

自社のロゴそのものをChatGPTで作る場合も注意が必要です。前の節のとおり、簡単な指示で作った画像は著作物と認められない場合があり、似た画像が他のユーザーに出る可能性も規約に書かれています。ロゴは案出しに使い、最終的なデザインは人の手で仕上げる進め方が無難です。

既存のキャラクター・作品

アニメや漫画のキャラクター名、作品のタイトルをプロンプトに入れて似た画像を作らせる使い方は、業務では避けるべきです。文化庁のチェックリスト&ガイダンスは、プロンプトに作品名やキャラクター名などの固有名詞を入れると、依拠性が認められやすくなると考えられるとしています。社内の資料だから大丈夫と考えず、社外に出る可能性がある画像では、既存のキャラクターに寄せる指示をしないことをルールにしておきます。

画像を作るルールは、社員任せにせず会社の環境で

社員が個人のアカウントで画像を作ると、どんな指示で作ったかを会社が確かめられません。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

安全対策(C2PAメタデータ・電子透かし)と確かめ方

ChatGPTで作った対応画像には、OpenAIのツールで作られたことを示す手がかりが埋め込まれており、openai.com/verify で確かめられますが、手がかりは加工や変換で消えることがあります。OpenAIは、Images 2.5の発表でも、C2PAメタデータと不可視の電子透かしを引き続き使うとしています。

埋め込まれている2つのシグナル

OpenAIのヘルプ「OpenAI 生成コンテンツの来歴シグナル」によると、画像にはC2PAメタデータと電子透かしの2種類が使われ、ChatGPT、Codex、OpenAI APIで生成された対応画像には両方のシグナルが含まれるとされています。

  • C2PAメタデータ:ファイルの作成に使ったツールやサービス、作成日時、その他の出所や履歴に関する情報を含められる、ファイルに付く記録です。
  • 電子透かし:画像そのものに目に見えない形で埋め込まれる印です。ヘルプでは、一部の変換を経ても残りやすい場合があると説明されています。

また、同じヘルプでは、画像を生成するときに「画像に目に見える OpenAI の電子透かしを入れてください」と指示すれば、目に見える形の表示を入れられると案内されています。

発表では、有害な出力を防ぐためにプロンプトと画像をチェックしているとも書かれています。ただし、これはOpenAI側の仕組みで、会社として公開前に内容を確認する責任がなくなるわけではありません。

openai.com/verify での確かめ方

自社で使った画像がChatGPTで作られたものかを後から確かめたいときは、openai.com/verify にアクセスし、画像ファイルを確認します。ヘルプでは、対応する画像や音声ファイルに、OpenAIのツールで生成またはエクスポートされたコンテンツに関連する来歴シグナルが含まれているかを確認できると説明されています。

再保存・変換で消えうる点に注意

ここで知っておきたいのは、確認できないことがあるという点です。ヘルプによると、メタデータはプラットフォーム、編集ツール、ファイル変換によって削除されることがあります。SNSに投稿した画像や、デザインツールで書き出し直した画像、スクリーンショットで撮り直した画像では、C2PAの記録が残っていない可能性があります。

また、シグナルが見つからなくても、メタデータの削除・圧縮・切り抜きなどによって、OpenAIで生成された可能性は残るとされています。他社のAIで作られた画像は、この確認では検出されません。

会社としての備え:ヘルプは、来歴シグナルは出所を判断する手がかりにはなるものの、コンテンツの正確性、未編集であること、法的な所有権、正しい文脈で提示されていることを保証するものではないとしています。取引先などからAI生成かどうかを問われたときに説明できるよう、生成した元のファイルと、使ったプロンプトを社内で保管しておくことをおすすめします。

※出典:OpenAIヘルプ「OpenAI 生成コンテンツの来歴シグナル(Content Credentials、SynthID)」https://help.openai.com/ja-jp/articles/8912793 (2026年9月17日確認)

ビジネスでの活用例

画像生成が業務で役立つのは、デザイナーに頼むほどではないが文字だけでは伝わりにくい画像を、社内で素早く用意したい場面です。広報やマーケティングだけでなく、総務・人事・経理といったバックオフィスにも使いどころがあります。

広報・マーケティング|バナー・LP・SNS素材・ロゴ案

  • 広告バナーやLPの下案:構図や色の方向性を複数並べ、デザイナーや制作会社への依頼内容を固めるのに使います。最終版は人が仕上げる前提にすると、文字の誤りや権利の確認漏れを防げます。
  • SNS投稿の挿絵:季節の挨拶やイベント告知など、写真を用意しにくい投稿の画像を作ります。
  • チラシ・商品写真のイメージ:Images 2.5のテンプレート(ポスター・グッズなど)から始めると、形式に沿った下案を早く出せます。
  • ロゴの案出し:方向性を探る材料としては便利ですが、前の節のとおり、そのまま正式なロゴにするのは避けます。

総務・人事・バックオフィス|社内向けの画像づくり

業務作る画像の例気をつけること
総務防災訓練や清掃日の社内掲示、オフィスの利用ルールの図解日時・場所などの文字は画像の外で入れるか、一字ずつ確認する
情報システム・セキュリティ教育研修や注意喚起の告知画像、パスワード管理の図解実在のサービス画面やロゴに似せない
人事・採用採用ページや説明会資料の挿絵、社内報の扉絵実在の社員の写真を使う場合は本人の同意を取る
経営企画・営業社内プレゼンの挿し絵、提案書のイメージ図数字やグラフは画像生成で作らず、元データから作る
会計事務所・士業顧問先向けセミナーの告知、事務所だよりの挿絵、手続きの流れのイメージ図制度の正確な説明は本文で行い、画像はイメージにとどめる

バックオフィスで画像生成を使うメリットは、掲示物や社内資料が読まれやすくなることと、外注するほどではない画像に時間をかけずに済むことです。一方、社内向けの画像でも、社員が写真を撮って社外のSNSに載せることはありえます。社外に出る可能性がある画像は、社外向けと同じ確認を通す運用が現実的です。

画像だけでなく、企画書や営業資料のスライドそのものをAIで作るときの手順と注意点は、AIで資料作成するやり方と注意点で整理しています。

業務で使うときに避けたい使い方

  • 顧客や取引先の写真、未公開の商品写真を、会社が認めていないアカウントにアップロードする
  • 他社の広告やキャラクターを読み込ませて、似た画像を作らせる
  • 生成した図解の数字や説明文を確認せずに、そのまま顧客向け資料に載せる

業務全般での生成AIの使い分けは4つの生成AIの使い分け、Geminiの画像生成と商用利用についてはNano Bananaの商用利用でも解説しています。文章を含むChatGPTの出力全般について、個人向けの利用規約と事業者向けの契約の違いや社内ルールの作り方はChatGPTの商用利用と著作権で整理しています。

会社で画像生成を使うときの社内ルール案

会社で画像生成を使うなら、少なくとも誰がどのアカウントで使うか、何に使うか、社外に出す前に誰が何を確認するかの3つは、利用を始める前に決めておくべきです。OpenAI Academyも、すべての画像の使用は組織のガイドラインとOpenAIの使用ポリシーに従う必要があるとしており、文化庁のチェックリスト&ガイダンスも社内ルールの策定を挙げています。以下は、ここまでの公式情報と国の資料をもとにした社内ルールの案です。自社の業務に合わせて調整してください。

  • 1. 誰が、どのアカウントで使うか業務では会社が認めたアカウントだけを使う。個人の無料アカウントや個人で契約したアカウントに業務の画像・資料をアップロードしない。
  • 2. 何の用途に使ってよいか社内掲示・社内資料・下案づくりは可、広告・Webサイト・印刷物など社外に出すものは確認を通したうえで可、正式なロゴや商品パッケージの最終版には使わない、のように用途ごとに線を引く。
  • 3. 入力・アップロードしてはいけないもの顧客や取引先が写った写真、未公開の商品や資料、個人情報を含む画像、他社の広告物やキャラクター画像。プロンプトに作品名やキャラクター名を入れない。
  • 4. 社外公開前の確認者と確認項目作った人とは別の確認者を決め、画像検索で既存の作品やロゴに似ていないか、画像内の文字に誤りがないか、実在の人物に似ていないか、社外に出してよい内容かを確認する。
  • 5. 実在の人物の写真を使うときの同意社員の写真を加工・生成に使う場合は、用途・公開範囲・公開期間を伝えて本人の同意を得る。退職後の扱いも同意時に決めておく。
  • 6. プロンプトと元画像の記録社外に出した画像は、使ったプロンプト、参照にした画像、生成日、使ったアカウント、確認者を記録し、元のファイルを保管する。C2PAの記録は再保存で消えることがあるため、社内の記録で説明できるようにする。
  • 7. AIで作ったことの扱いAIで作った画像を人が描いた作品として説明しない(個人向け利用規約でも、人が作ったものではないアウトプットを人が作ったと表示することは禁止されている)。表示の方法は社内で統一する。
  • 8. 問題が起きたときの対応権利者から指摘を受けたときの連絡先、公開停止の判断者、原因の確認と再発防止の手順を決めておく。

最初に決めるなら:8項目を一度に整えるのが難しければ、1(アカウント)、4(社外公開前の確認)、6(記録)の3つから始めてください。アカウントが決まっていないと、他の項目を守れているかを会社が確かめられないためです。

生成AI全般の社内ルールの作り方は生成AIの社内ガイドラインの作り方、導入前に確認したい項目は生成AIのセキュリティチェックリストで詳しく解説しています。

会社で安全に使うには

画像生成を会社で安全に使うための要は、学習に使わせない設定を個人任せにしないこと、誰がどう使ったかを会社が把握できること、そして社員が個人のアカウントに流れないよう会社の環境を配ることの3つです。どれも、個人向けのプランを社員に自由に使わせている状態では満たしにくい条件です。

個人向けプランとBusinessでは、入力データの扱いが違う

個人向けと会社向けでは、入力した画像やプロンプトが学習に使われるかどうかの初期状態が異なります。

個人向け(無料版・Go・Plus・Pro)ChatGPT Business
学習への利用個人向け利用規約とヘルプでは、会話内容をモデルの改善に使う場合があり、使用停止(オプトアウト)を要求できるとされている。料金ページの比較表では「無効化可能」料金ページに「デフォルトではビジネスデータを学習に使用しません」
設定するのは誰か利用者本人がアカウントごとに設定する会社のワークスペースとして契約する
管理に関する記載個人のアカウントとして利用料金ページに「請求と管理の一元化」「利用状況の分析と支出管理」

個人向けプランで学習を止めるには、OpenAIのヘルプによると、ウェブでは設定のデータコントロールにある「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにします。オフにしても会話はチャット履歴に残り、トレーニングには使われなくなります。ただし、別のヘルプでは、回答に「良い回答」「良くない回答」などのフィードバックをした場合、そのフィードバックに関連する会話全体がトレーニングに使われることがあると説明されています。社員一人ひとりにこの設定とフィードバックの扱いを守ってもらう運用は、人数が増えるほど確認が難しくなります。学習させない設定の詳しい考え方は生成AIのセキュリティチェックリストも参考になります。

社員の個人アカウントでの利用(野良AI)への対処

会社が画像生成の環境を用意していないと、便利さから社員が個人の無料アカウントで使い始めることがあります。会社が把握していないAIの利用は野良AI(シャドーAI)と呼ばれ、業務の写真や資料が、学習設定も利用履歴も会社から見えないアカウントに入る状態になります。

個人向け利用規約には、組織(雇用主など)が所有するメールアドレスでアカウントを作成した場合、そのアカウントが組織のビジネスアカウントに追加される場合があるとも書かれています。会社のメールアドレスで個人的に登録したアカウントが、あとから会社の契約とどう関係するのかが分かりにくくなるため、業務用のアカウントの作り方も社内ルールで決めておくと混乱を防げます。

対処は、禁止だけで終わらせないことです。禁止しても画像を作りたい業務がなくなるわけではないため、会社が認めた環境を用意し、個人アカウントからの移行を案内するほうが実態に合います。野良AIの見つけ方と対策は野良AI(シャドーAI)とはで詳しく解説しています。

ログ管理と社員への配布

社内ルールの項目6で挙げた記録を人の手だけで残すのは、利用が広がると続きません。誰が、いつ、どのAIを使ったかを会社側で確認できる環境であれば、問題が起きたときの確認や、ルールが守られているかの点検がしやすくなります。

配布の範囲も重要です。一部の社員だけに配ると、配られなかった社員が個人アカウントで使い始めることがあります。導入時には、画像生成を使いたい部署が社内にどれだけあるかを先に把握し、配る範囲と費用の両方で検討することをおすすめします。

画像生成と文章のAIを、同じ環境で使い分ける

業務で画像を作る場面は、文章の作成や資料の読み込みと切り離されていないことがほとんどです。告知文を書いてから画像を作る、資料を読み込ませてから図解のイメージを作る、といった流れを、同じ会社の環境の中で完結させられると、アップロードした資料の扱いやログの管理を一か所で考えられます。

また、画像生成はChatGPT以外の生成AIにもあり、得意な表現や使い勝手はサービスごとに異なります。主要7サービスの商用利用の条件や補償の違いは画像生成AIの比較で整理しています。1つのサービスに決め切るより、会社として管理された環境で複数のAIを使い分けられる状態にしておくと、選び直しの手間が減ります。複数のAIを1つの環境でまとめて使う考え方はマルチAIとはで解説しています。

よくある質問

ChatGPTの画像生成は無料で使えますか?
使えます。OpenAIのヘルプでは、無料版で使える機能にChatGPTでの画像生成が挙げられています。ただし、ファイルのアップロードや画像生成などのツールにはそれぞれ個別の利用上限があり、上限に達するとChatGPTから通知されます。無料版で何枚まで作れるかという具体的な枚数は、公式ページには書かれていません。
Images 2.5は無料版でも使えますか?
OpenAIは2026年9月8日の発表で、Images 2.5はデスクトップ、モバイル、ウェブの全プランで、ChatGPTのユーザーが利用できるとしています。ただし、利用上限はプランによって異なり、無料版には有料プランより厳しい制限が適用される場合があるとヘルプで説明されています。
ChatGPTで作った画像を会社のチラシや広告に使ってもよいですか?
OpenAIの個人向け利用規約では、適用される法律で認められる範囲で、アウトプットはユーザーが所有すると定められています。ただし、他者の権利を侵害する使い方は禁止されており、似たアウトプットが他のユーザーにも出る可能性があるとも書かれています。文化庁の考え方では、既存の作品との類似性と依拠性が認められれば著作権侵害となりうると整理されているため、社外に出す前に画像検索などで既存の作品やロゴ、実在の人物に似ていないかを確認してください。
画像を使うときにOpenAIのクレジット表記は必要ですか?
OpenAI Academyの画像生成ガイドには、生成された画像を使用する際にOpenAIへの帰属表示を行う必要はないと書かれています。一方で、個人向け利用規約では、人が作り出したものではないアウトプットを人が作り出したものと表示することが禁止されています。クレジット表記の要否とは別に、AIで作った画像を人の作品として説明しないよう、社内で扱いを決めておくと安心です。
AIで作った画像かどうかを後から確かめる方法はありますか?
OpenAIのヘルプでは、openai.com/verify にアクセスすると、対応する画像にOpenAIのツールで生成されたコンテンツに関連する来歴シグナルが含まれているかを確認できると案内されています。ただし、C2PAメタデータはプラットフォームや編集ツール、ファイル変換によって削除されることがあり、シグナルが見つからなくてもOpenAIで生成された可能性は残ります。社外に出した画像は、元のファイルと使ったプロンプトを社内で保管しておくことをおすすめします。
社員の写真を使って画像を作ってもよいですか?
本人の許可があることが前提です。OpenAI Academyのガイドは、実在の人物の画像を生成する場合、その人物の肖像使用の許可を得ていることを確認するよう求めています。内閣府が事務局を務める検討会の中間とりまとめ(2024年5月)でも、生成AIで他人の肖像が使われる場合の肖像権やパブリシティ権は、一般的な判断と同じように考えるべきだと整理されています。採用ページや社内報に使う場合は、用途と公開範囲を本人に伝えて同意を得てから作成してください。
ChatGPT Businessなら、アップロードした画像や資料は学習に使われませんか?
ChatGPTの料金ページのBusinessの欄には、デフォルトではビジネスデータを学習に使用しないと書かれています。個人向けの無料版やPlusなどは、設定で使用停止をしない限り、会話内容がモデルの改善に使われることがある点が異なります。ただし、学習に使われないことと、何を入力してよいかは別の問題です。顧客の個人情報や未公開の資料を入力してよいかは、社内ルールで決めておく必要があります。

画像も文章も、会社が管理する1つの環境で

UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で切り替えて使える法人向けAI基盤です。画像・PDF生成にも対応し、全モデルで学習非利用を標準適用。管理画面ではUPGEAR AI上の利用状況を利用者・日時・利用モデル単位まで把握でき、使わせるAIも会社が選べます。会話履歴・利用ログ・アカウントは国内サーバー(AWSの日本リージョン)で管理します。料金は月額30,000円(税抜)からで、ユーザーごとの課金はありません(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。初期費用100,000円(税抜)が別途かかります。

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