
Claudeでパワポを作るとは、Anthropic社のAI「Claude」に資料の構成や文章を考えてもらい、PowerPointで開いて編集できるスライドまで仕上げてもらう使い方のことです。入口は、会話の中で.pptxファイルを作る方法、PowerPointに入れるアドインのClaude for PowerPoint、有料プラン向けのClaude SlidesやClaude DesignからPPTXに書き出す方法の3つになります。どれを使うかで、使えるプランも、会話の記録の残り方も変わってしまいます。個人の作り方に加えて、会社として社員に配る前に決めたい設定と、ChatGPTと出来を比べる方法までまとめました。
結論:構成と文章はClaudeに任せ、仕上げと事実確認は人が担う
Claudeにパワポ作りを任せるときは、構成案と文章の下書きまでをAIに、デザインの仕上げと数字の確認を人に、と役割を分けて考えるとうまく回ります。Anthropicも、Claude for PowerPointの公式ドキュメントで、人のレビューを経ない顧客向けの最終納品物や、デザインと話の流れの判断をAIに置き換える使い方を、推奨しない用途として挙げています。元資料の要点を抜き出して、枚数に合わせた話の流れに組み直す作業は、白紙から考えるより手を付けやすくなるでしょう。反対に、社内テンプレートへの細かな合わせ込みや、グラフの数字が元資料と合っているかの確認は、最後に人の目を通す前提で予定を組んでください。
もう一つの結論は、個人で試す段階と、会社として社員に配る段階とでは、確かめることが大きく変わる点になります。個人で試すだけなら無料プランの会話からでも始められますが、社員に配るとなると、プラン選び、アドインの配布、会話履歴の残り方、学習設定、取引先から届いたファイルの扱いまで決めることが増えてしまいます。特に、アドインの会話履歴は各自のブラウザにだけ保存され、Enterpriseの監査ログにも入らないと公式に書かれています。後半では、配る前に決めることを1つずつ確かめていきましょう。
Claudeでパワポを作る3つの入口と使い分け
Claudeでパワポを作る方法は、会話の中でのファイル作成、PowerPointのアドインであるClaude for PowerPoint、Claude Slides/Claude Designの3つに分けると整理しやすくなります。3つは、使えるプランも、管理者が止められる場所も違います。まずは全体を1つの表で見てみましょう。
| 入口 | 何ができるか | 使えるプラン | 管理者が止める・絞る場所 |
|---|---|---|---|
| 会話の中でのファイル作成 | 会話で頼んだ内容を.pptxファイルにしてダウンロードする | Free・Pro・Max・Team・Enterprise(ウェブ・デスクトップ・モバイル) | Team・Enterpriseはオーナーが組織設定 > 機能の「コード実行とファイル作成」で無効にできる |
| Claude for PowerPoint(アドイン) | PowerPointの中で、開いている資料のテンプレートを読みながらスライドを作成・修正する | Pro・Max・Team・Enterprise | 組織への配布はMicrosoft 365管理センターで、配る相手(全体・ユーザー・グループ)を選ぶ |
| Claude Slides/Claude Design | メモや会話からデッキを作り、PowerPoint(PPTX)やPDFに書き出す(ベータ) | 有料プラン(Claude DesignはPro・Max・Team・Enterprise) | Enterpriseは既定でオフ。Claude Designは組織設定 > アーティファクト/機能(使う場所で別)、Claude SlidesはOrganization settings > Artifactsに専用の設定 |
| 参考:Microsoft 365 Copilot(Microsoftは現在Microsoft Copilotへの改称を案内)のPowerPointエージェント | Copilotの中でAnthropicのモデルが資料を作る | 有料のMicrosoft 365 Copilotライセンス | Microsoft 365管理センターでAnthropicのモデルを無効にすると非表示になる |
※2026年9月25日時点で各社の公式ページ・ヘルプで確認した内容です(Anthropicの公式ドキュメント「Use Claude for PowerPoint」、Claudeヘルプ「Claudeでファイルを作成・編集する」「Claude Designを始める」「Claude Design 管理ガイド」、Microsoft Learn)。Claude Slides・Claude Designはベータ版のため、内容は変わることがあります。
入口1:会話の中で.pptxファイルを直接作る
1つ目は、Claudeとの普通の会話の中で、この内容を10枚のスライドにしてPowerPointファイルで出してほしいと頼み、出来上がった.pptxファイルをダウンロードする方法です。Claudeのヘルプでは、コード実行とファイル作成の機能で、Excelスプレッドシート、PowerPointプレゼンテーション、Wordドキュメント、PDFファイルを生成できると説明されています。この機能はFree・Pro・Max・Team・Enterpriseのすべてのユーザーが、ウェブ版、Claude Desktop、Claude Mobileで使うことが出来ます。アップロードとダウンロードの上限は、1ファイルあたり30MBとなります。
出てくるのは通常のPowerPointファイルなので、手元のPowerPointで開いて文字や配置を直していく流れになるでしょう。Anthropicは、公開しているスキルのリポジトリで、Claudeの文書作成機能の裏側ではpptxなどの文書作成用スキルが動いていると説明しています。
入口2:Claude for PowerPoint(PowerPointのアドイン)
2つ目は、PowerPointの画面の中にClaudeを呼び出すアドインのClaude for PowerPointです。開いている資料のスライドマスターやレイアウトを読みながら、新しいスライドを足したり、特定の1枚だけを直したりすることが出来ます。対象はPro・Max・Team・Enterpriseの各プランで、Freeプランでは使えません。公式ドキュメントでは、Claude for Excel・Word・Outlookと文脈を共有するとも説明されています。入れ方と対応する版は、後の節で詳しく見ていきます。
入口3:Claude Slides/Claude DesignからPPTXに書き出す
3つ目は、スライド作りの専用ツールであるClaude Slidesや、デザイン用のClaude Designでデッキを作り、PPTXとして書き出す方法です。Claude Slidesは、Anthropicが2026年9月16日のブログで発表したもので、メモやレポート、既存の会話からブランドに合ったデッキを作り、PowerPointかPDFに書き出せると説明されています。同社はClaude Slidesを含む新機能を有料プラン向けのベータとしており、Enterpriseでは管理者が有効にする時期を選ぶ形になります。Claude Designのヘルプでも、プレゼンテーションを作るにはClaude Slidesを使うよう案内されています。
Claude DesignはPro・Max・Team・Enterpriseのベータで、Freeプランでは利用できません。書き出し先はPPTXやPDFのほか、Google Slidesも用意されていますが、Google Slidesへの書き出しはclaude.ai/designでのみ使えると書かれています。ベータ版のため画面や機能は変わる可能性があり、全社の標準手順にする前に、まずは少人数で試してみてください。
補足:Microsoft 365 CopilotのPowerPointエージェントもAnthropicのモデルで動く
Claudeのアカウントを持たなくても、Microsoft 365 Copilotの中でAnthropicのモデルが資料を作る経路もあります。Microsoft Learnによると、Word・Excel・PowerPointのエージェントは有料のMicrosoft 365 Copilotライセンスを持つユーザーだけが使える機能で、Anthropicのモデルだけを使って動きます。管理者がAnthropicのモデルを無効にすると、これらのエージェントは表示されず、使えなくなります。Microsoftは、EU・EFTA・英国を除く商用クラウドの多くの顧客で、Anthropicのモデルを既定でオンにしていると説明しています。Copilotのライセンスの見分け方や、ボタンが出ないときの確かめ方は、Copilotでパワポを作る方法に詳しくまとめました。
Artifacts(アーティファクト)は図解のたたき台で、pptxそのものにはならない
Artifacts(アーティファクト)は、会話の横に成果物を表示する機能で、スライドの見た目や図解のたたき台を固めるのに向いています。Claudeのヘルプが一般的な例に挙げるのは、ドキュメント、コードの断片、1ページのHTMLサイト、SVG画像、図やフローチャートなどで、PowerPointファイルそのものではありません。アーティファクトで固めた構成や図の案を、ファイル作成やアドインに渡して.pptxに起こす、という二段構えで考えるとよいでしょう。なお、ヘルプには、コード実行とファイル作成が有効になっていないとアーティファクトはサポートされなくなったとも書かれています。会社でファイル作成を止めるとアーティファクトも使えなくなる点は、覚えておいてください。
無料プランでできる範囲:会話のファイル作成とArtifactsまで
無料のFreeプランでも、会話の中でのファイル作成とアーティファクトは使えます。料金ページのFreeプランの欄にも、ファイル作成、コード実行、アーティファクトの作成が並びます。一方、Claude for Microsoft 365(PowerPointのアドインを含む)とClaude Designは、料金ページの比較表でFreeが「いいえ」となっています。無料で試すなら、まず会話で.pptxを1本作ってもらい、手元のPowerPointでどのくらい直す必要があるかを見てみるとよいでしょう。ただし、無料プランは個人向けで、学習に使うかどうかが本人の設定次第となる点は、後の節で扱います。
会話の中で.pptxを作る手順とプロンプトのコツ
会話の中で.pptxを作るときは、ファイル作成の機能がオンになっているかを確かめてから、目的・読み手・枚数・出力形式をそろえて頼むのが近道になります。作り直しの回数が減れば、そのぶん利用上限の消費も抑えられます。
ファイル作成をオンにして頼む手順
Claudeの日本語ヘルプでは、Free・Pro・Maxの方は左下の名前から「設定 > 機能」に進み、「コード実行とファイル作成」をオンにする手順が案内されています。TeamやEnterpriseでは、オーナーが「組織設定 > 機能」で同じ機能を管理する形になります。英語の画面では、Settings > Capabilitiesにある「Code execution and file creation」がこれに当たります。オンにしたら、元資料のファイルを添付するか本文を貼り付けて、スライドにしてほしい内容と条件を伝えましょう。
プロンプトの書き方:目的・読み手・枚数・出力形式を入れる
頼むときに入れておきたいのは、資料の目的、読み手、枚数、出力形式、トーンの5つです。たとえば社内の経営会議で使う報告資料なら、次のように書くと意図が伝わりやすくなります。
添付の月次報告(Excel)をもとに、経営会議で使う報告資料を作ってください。 ・目的:先月の売上の変化を共有し、来月の打ち手を承認してもらう ・読み手:社長と部長5名。数字には強いが、現場の細部は知らない ・枚数:表紙を除いて8枚まで。1枚に言いたいことは1つ ・形式:PowerPointファイル(.pptx)で出力。グラフは編集できる形で ・トーン:言い切りすぎず、根拠の数字を必ず添える まず各スライドの見出しと要点だけを一覧で出し、私が確認してからファイルにしてください。
最後の一文のように、いきなりファイルを作らせず、見出しの一覧で一度止めてもらうと、方向違いの作り直しを減らせます。コピーして使う場合は、目的と読み手の行だけは毎回書き換えてください。
デザインの指示の出し方:配色・フォント・1スライド1メッセージ
見た目の指示は、あいまいな言葉より、数や色の名前で伝えるほうがそろいやすくなります。たとえば、配色は会社のロゴに合わせた青系を基調にして強調色は1色だけ、フォントは社内標準のもの、1枚に言いたいことは1つ、箇条書きは3点まで、といった形で具体的に書いてみてください。会話の中で作る場合は、テンプレートのファイルを添付しない限り、Claudeは会社の色やフォントを知りようがありません。ブランドを細かく守りたい資料は、テンプレートを開いた状態で頼めるアドインのほうが合わせやすいでしょう。
対話で直す:枚数の分割・統合と特定スライドの言い換え
一度で完成させようとせず、出てきたものを見ながら会話で直していくのが、Claudeの使い方の基本になります。3枚目は情報が多いので2枚に分けて、5枚目と6枚目は1枚にまとめて、7枚目の見出しを社長向けにもっと短く言い換えて、のようにスライドの番号を添えて頼むと、どこを直すのかが正確に伝わります。手元のPowerPointで直した内容は、Claudeの会話の側には伝わりません。AIへの修正依頼を先に済ませ、人の手直しは最後にまとめる順番にしておきましょう。既存のファイルの特定の1枚だけを直したい場合は、次の節のアドインのほうが向いています。
利用上限に触れる:ファイル作成は通常のチャットより上限を多く使う
Claudeのヘルプによると、ファイルの作成は通常のチャットと比べて利用上限をより多く使います。料金ページのよくある質問では、すべてのプランに5時間のローリングセッションでリセットされる使用量の制限があり、有料プランにはさらに週単位の制限が加わります。Claude Designも、Claudeの残りの部分と同じ使用制限に数えられるとヘルプに書かれています。資料を毎日のように作る社員には、上限に当たりやすいことを前提にプランを選ぶ必要が出てきます。Teamプランの場合、ヘルプではスタンダードシートがProより1セッションあたり1.25倍、プレミアムシートが6.25倍の使用量と説明されています。作業量の多い一部の方だけをプレミアムにする割り当ても、検討してみてください。
Claude for PowerPointでできることと入れ方
Claude for PowerPointは、開いている資料の中で新しいスライドを作ったり、特定の1枚だけを直したり出来るPowerPointのアドインです。使うにはPro以上のプランと、対応するPowerPointの版が必要になります。
Claude for PowerPointでできること:テンプレート読み込み・部分修正・図解・ネイティブグラフ
公式ドキュメントで主な機能として挙げられているのは、次の6つです。
- 既存の顧客向け・社内向けテンプレートを使って、新しいスライドを作る
- デッキ全体を作り直さずに、特定のスライドだけをピンポイントで直す
- 言葉で説明した内容から、デッキ全体の構成を作る
- 箇条書きを、図解やPowerPointのネイティブのグラフに変える
- コネクターを通じて、外部の情報を取り込む
- 指摘に合わせて、書式とテンプレートを保ったまま直していく
テンプレートについては、Claudeがデッキのスライドマスター、レイアウト、フォント、配色を読み取り、スライドの作成や編集に使うと説明されています。グラフも静止画ではなく、PowerPointでそのまま編集できるネイティブのグラフとして作る、というのがAnthropicの説明です。報告資料の数字を差し替える機会が多い会社には、この点が使いやすさに直結するでしょう。なお、アドインで選べるモデルの一覧は、Claude.aiの画面より短くなる場合があると書かれています。
アドインの対象プラン:Pro・Max・Team・Enterprise(Freeは対象外)
Claude for PowerPointの対象は、公式ドキュメントではPro・Max・Team・Enterpriseの4つのプランです。料金ページの比較表でも、Claude for Microsoft 365はFreeが「いいえ」、Pro・Maxが「はい」となっています。Claudeのアカウントで使う場合は、配る方に有料プランの席が必要です。Amazon Bedrockなどを経由する構成では、個別のClaudeアカウントなしで配る方法も公式に案内されています。個人向けのProとMaxでも使えますが、会社で配る場合の注意点は後の節で扱います。
アドインの入れ方:AppSourceで入手し、PowerPointで有効化してサインイン
個人で入れる場合の手順は、公式ドキュメントでは3つに分けて書かれています。
- Microsoft AppSourceにあるClaude for Microsoft 365の掲載ページを開く
- 「Get it now」を選んでインストールする
- PowerPointを開いてアドインを有効にし、Claudeのアカウントでサインインする
インストール後は、WindowsならホームタブのアドインからClaudeを開き、Macならツールのアドインから開きます。会社でまとめて配る場合は、Microsoft 365管理センターから配布する別の手順になるため、後の節で詳しく扱います。
対応するPowerPointと、動かない版
Claude for PowerPointが動くPowerPointは、公式ドキュメントで次の3つとされています。
- Web版のPowerPoint
- Microsoft 365のサブスクリプションで使うWindows版(ビルド16.0.13127.20296以降)
- Mac版(バージョン16.46以降)
反対に、PowerPoint 2016と2019の永続ライセンス版・ボリュームライセンス版、iPad版、Android版、古いビルドのMicrosoft 365版では動きません。買い切りのOfficeを使い続けているパソコンが社内に残っていると、その方だけアドインを使えないことになってしまいます。配る前に、社員が使っているPowerPointの版とビルド番号を一覧にして確かめておきましょう。
Claude for PowerPointのデータの扱いと、開いている資料の注意
Claude for PowerPointを会社で使うときに先に押さえておきたいのは、会話の記録がどこに残り、何が送られるかという点になります。個人の作り方の解説では見落とされやすい部分でもあります。
会話履歴はブラウザにだけ残り、監査ログに入らない
公式ドキュメントによると、Claude for PowerPointの会話履歴は、各自のブラウザのIndexedDBという保存領域に保存されます。Anthropicのサーバーには保存されず、端末の間で同期もされないと書かれています。入力と出力は、一部の例外を除き、受け取りまたは生成から30日以内にバックエンドで削除されるとのことです。組織で独自に決めたデータ保持の設定も、このアドインには引き継がれないと明記されています。アドインでのアクティビティはEnterpriseの監査ログに含まれず、管理者が監査ログから後で追うことは出来ません。ただし、Compliance API(会話の記録を会社の仕組みに取り出すためのAPI)を有効にしたEnterpriseの組織では、アドインのセッションもCompliance APIの対象に含まれると書かれています。この対応は公開ベータで、追加の設定は要らないとのことです。さらにEnterprise向けの資料では、自社で用意したOpenTelemetryの収集先へ、入力内容を含む記録を送る設定も案内されています。Teamプランでこれらを使えるかは公式に書かれていないため、Enterprise以外では中身を会社側に残す手段が限られると考えておきましょう。
本人の画面の履歴は端末のブラウザに保存されるため、パソコンを替えたりブラウザのデータを消したりすると、手元から履歴が見られなくなる点に注意してください。社内で資料作成の経緯を残す必要がある場合は、完成したファイルと、元にした資料をいつもの共有フォルダに保存する運用で補うことになるでしょう。
機密情報・個人情報を入力しない:開いている資料がそのまま入力になる
アドインは開いている資料を読み取って動くため、社外秘の資料を開いたまま頼めば、その中身もClaudeに送られる前提で考える必要があります。チャット欄に何を書いたかだけでなく、どのファイルを開いた状態で頼んだかが、入力の範囲を決めるわけです。公式ドキュメントも、適切な管理のない状態で、機密性の高いデータや規制の対象となるデータを含むプレゼンテーションに使うことを、推奨しない用途に挙げています。顧客の個人情報が載った名簿や、公表前の決算の数字が入った資料では使わない、といった線を先に引いておきましょう。どんな情報を入れてよいかの一般的な線引きは、AI資料作成のやり方と注意点の表を社内ルールの下敷きにしてみてください。
取引先のテンプレートやファイルに仕込まれた指示に注意
もう一つの注意点は、外から届いたファイルに、AIを操るための指示が隠れている場合がある点です。公式ドキュメントは、信頼できるファイルだけで使うよう求め、外部から来たファイルには、データの持ち出しや記録の書き換え、破壊的な操作をアドインにさせる隠れた指示が含まれうると警告しています。このような攻撃は、プロンプトインジェクションと呼ばれます。取引先から受け取ったテンプレートや、社外の方と共同で編集している資料で頼むときは特に、Claudeが行った変更を1つずつ確かめてから保存するようにしてください。仕組みと会社での対策は、プロンプトインジェクション対策で詳しく扱っています。
会話の記録を会社で確かめられる形にするなら、社員が使うAIの環境そのものをまとめる方法もあります。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。
社内テンプレート・ブランドに沿わせる方法
社内テンプレートに沿ったスライドを作らせたいなら、テンプレートを開いた状態でアドインに頼むか、テンプレートのファイルを会話に添付するか、スキルに型を覚えさせるかの3つの方法があります。どれを選んでも、元になるテンプレートが整っていないと、AIの出来もそれに引きずられてしまいます。
テンプレートを開いてから頼む:総務がマスターを整えておく
Claude for PowerPointはスライドマスターやレイアウト、フォント、配色を読み取ると説明されているため、テンプレートを配る側の準備がそのまま出来に響きます。総務の方がテンプレートを預かっている場合は、次の3点を先に整えてみてください。
- スライドマスターのレイアウトに、表紙、本文(見出しと箇条書き)、グラフ、2列の比較など、用途の分かる名前を付ける
- 文字を入れる場所をプレースホルダーとして用意し、手で置いたテキストボックスを減らす
- 会社の色をテーマの配色に、会社のフォントをテーマのフォントに登録する
テンプレートのファイルを共有フォルダの決まった場所に置き、新しい資料はこのファイルを開いてから頼む、と手順書に1行書くだけでも、ばらつきは減っていくでしょう。会話の中のファイル作成で作る場合も、テンプレートのファイルを添付して、この配色とフォントに合わせるよう頼むことは出来ます。ただし、会話で作ったファイルがテンプレートにどこまで沿うかは、実際に作らせて確かめてみるのが早道となります。
スキル(Skills)でスライドの型を固定して毎回同じ品質で出す
毎回同じ形式の資料を作るなら、スキル(Skills)で型を固定する方法もあります。スキルとは、特定の作業の手順や決まりごと、使うファイルをまとめてClaudeに渡しておく仕組みのことです。Anthropicは、PowerPointを含む文書作成用のスキルを公開リポジトリに置き、オープンソースではなくソース閲覧可能(source-available)な形での公開だと説明しています。料金ページの比較表ではSkillsがFreeを含む全プランで「はい」となっていて、個人でも使うことが出来ます。Team・Enterpriseでは、組織設定のPlugins & skills(Policyタブ)でSkillsの利用を切り替えられるとヘルプに書かれています。社外で配られているスキルを入れる場合は、中身を読んでから使うようにしてください。
よく使うプロンプトやテンプレを社内で共有して品質をそろえる
スキルまで作らなくても、よく使う頼み方を社内で共有するだけで、資料の出来はそろいやすくなります。月次報告、提案書、社内説明会の資料といった定番の資料ごとに、前の節のプロンプトの型を1つずつ用意し、共有フォルダや社内ポータルに置いておきましょう。うまくいった頼み方を見つけた方がいたら、その文面を追記してもらう運用にすると、型が少しずつ育っていきます。社内での使い方のルールそのものは、生成AIの社内ガイドラインの作り方を参考に決めてみてください。
作らせた資料の確認:崩れの記録と数値・事実のチェック
AIに作らせた資料は、見た目の崩れと、数字や事実の誤りの2つを分けて確かめると抜け漏れが減ります。特に社外に出す資料は、必ず人の確認を通してから使いましょう。
試しに作らせた作例で、崩れやすい所を記録する
本格的に配る前に、実際の社内資料を1本選び、Claudeに作らせた結果を記録してみることをおすすめします。記録しておきたいのは、文字のはみ出し、図形や画像の重なり、テンプレートにない色やフォントの混入、グラフが編集できる形かどうか、の4点です。同じ資料で2〜3回試すと、毎回起きる崩れと、たまたま起きた崩れの区別が付くようになります。毎回起きる崩れは、プロンプトの型やテンプレートの側で直せることが多く、手順書に対処法を書き足していけるでしょう。OpenAIもChatGPT for PowerPointのヘルプで、生成・編集したスライドが希望するスタイルに常に完全に一致するとは限らないと書いており、AIの種類を問わず仕上げの確認は欠かせません。
数値・事実の確認(ハルシネーション)
生成AIは、もっともらしい誤りを混ぜることがあり、これはハルシネーションと呼ばれます。スライドでは、元資料にない数字が補われたり、前年比の計算がずれたりしても、見た目が整っているぶん気付きにくくなってしまいます。グラフと表の数字は、元資料と1つずつ照合する担当を決めておいてください。Excelで検算する手順や、社外に出す前のチェック項目は、AI資料作成のやり方と注意点に一覧でまとめてあります。
構成案をPowerPointのアウトラインやGoogleスライドに流し込む
Claudeに構成案と文章だけを作らせ、スライドへの流し込みは人が行う方法も、十分に使えます。テキストの構成案をPowerPointのアウトライン表示に貼り付けて、見出しと箇条書きをスライドに分ける手順は、同じくAI資料作成のやり方と注意点で紹介しています。Googleスライドで仕上げたい場合、Claude Designの書き出し先にGoogle Slidesがありますが、使えるのはclaude.ai/designからの書き出しに限られます。会社でGoogle Workspaceを使っている場合は、書き出したファイルの保存先も社内ルールに合わせてください。
社員に配る前に決めること
Claudeでパワポを作る使い方を社員に広げる前に、プラン、アドインの配布、管理者の設定、利用状況の追い方の4つを決めておきましょう。ここを決めないまま配ると、社員ごとに設定や使い方がばらばらになってしまいます。
プラン選び:Proを人数分配ると学習設定が本人任せになる
アドインはProから使えるため、社員の人数分だけProを買って配る方法も考えられます。ただし、料金ページの比較表では、Free・Pro・Maxのモデルのトレーニングの欄が「オプトアウト」となっており、会話を学習に使うかどうかは各自の設定次第になります。Anthropicのプライバシーの説明によると、個人プランでは、本人が学習への利用を許可した場合などに会話がモデルの改善に使われます。一方、TeamとEnterpriseは料金ページで「デフォルトではなし」と表示され、Anthropicは商用製品の入力と出力を既定では学習に使わないと説明しています。
費用を比べると、Proの年払いは1人あたり年200ドル、Teamのスタンダードシートは年払いで1人あたり月20ドルとなります。20人に配る場合、Proの年払いなら年4,000ドル、Teamのスタンダードシートなら年4,800ドルで、差は年800ドルです。年800ドルの差で、学習に使わない既定値と、管理者による一元管理が手に入るかどうかが変わります。Teamは2人から150人までが対象で、それを超える場合はEnterpriseを検討することになります。
※金額はいずれも税抜の米ドルで、2026年9月にClaudeの料金ページとヘルプで確認したものです。日本から料金ページを開くと、消費税10%を含む米ドルで表示されます。プランごとの違いはClaudeの料金、Teamの円・税込の総額はClaude Teamの料金で詳しく扱っています。
アドインの社内配布:Microsoft 365管理センターの手順と落とし穴
会社でまとめて配る場合は、Microsoft 365管理センターからアドインを配布します。公式ドキュメントの手順を、画面の英語表記のまま並べると次のとおりです。
- Settings → Org Settings → User owned apps and services で「Let users access the Office Store」をオンにする
- Settings → Integrated apps → Add-ins を開く
- AppSourceで「Claude for Microsoft 365」を検索する
- 組織全体、または特定のユーザー・グループに割り当てる
Officeストアへのアクセスを閉じている会社向けには、カスタムのマニフェスト(XMLファイル)を「Upload custom apps」からアップロードする方法が案内されています。マニフェストで配る場合、公式では組織全体への反映に最大24時間かかるとされているため、配布した直後にボタンが出ないと問い合わせが来ても、翌日まで様子を見てもらいましょう。もう一つ、Microsoft Entraの特権ID管理(PIM)で一時的に権限を上げた管理者では、統合アプリの画面がその役割を認識せず、配布に失敗するという既知の不具合が書かれています。常時有効の役割を持つ管理者アカウントから配布すると回避できると案内されているため、PIMを使っている会社は作業する管理者を先に決めておいてください。配布が終わると、社員のPowerPointのホームリボンにClaudeが表示されます。
管理者がファイル作成やClaude Slidesを止める設定の場所
TeamとEnterpriseでは、オーナーが会社全体の機能を止めたり、絞ったりすることが出来ます。場所は機能ごとに分かれているため、どこで何を切り替えるかを一覧にしておくと迷いません。
- 会話の中のファイル作成:組織設定 > 機能の「コード実行とファイル作成」(英語の画面ではOrganization settings > Capabilities)
- Skillsの利用:組織設定のPlugins & skills(Policyタブ)
- 会話とアーティファクトタブで使うClaude Design:組織設定 > アーティファクト
- 単体のツールとして使うClaude Design:組織設定 > 機能のClaude Designのトグル
- Claude Slides:Organization settings > Artifacts にある専用の設定
Claude Designは、会話の中で使う場合と単体のツールで使う場合で設定が別になっていて、片方を有効にしてももう片方は有効にならないとヘルプに書かれています。Enterpriseでは、Claude Designはオーナーが有効にするまで既定でオフとなり、カスタムロールで特定のグループだけに許可することも出来ます。新しいEnterprise組織では、ファイル作成の環境から外部へのネットワーク通信を許可する設定も、既定でオフになっています。なお、Claude Designはデータの保存先を指定するデータレジデンシーの要件に現時点で対応しておらず、CMEK(自社で管理する暗号鍵)やZDR(データを保持しない構成)を使う組織では、会話とアーティファクトタブのClaude Designをまだ使えないとのことです。アドインについては、Claude側ではなくMicrosoft 365管理センターで、配る相手を選ぶ形で管理することになります。
利用状況は管理画面のCSVで追う
アドインの会話の中身はEnterpriseの監査ログに入りませんが、誰がどのくらい使ったかは管理画面から追うことが出来ます。Claudeのヘルプによると、Teamプランではオーナーとプライマリオーナーが、使用状況の分析画面から支出のレポートをCSVで書き出せます。CSVには、メールアドレス、製品、モデル、リクエスト数、トークン数、支出額などの列があり、製品の欄ではExcel・PowerPoint・Wordのアドインが「Office Agents」としてまとめて表示されます。書き出せる期間は最大90日前までのため、毎月決まった日に書き出して保存しておきましょう。中身ではなく量を追う仕組みなので、どの資料で使ったかまでは分からない点も理解しておいてください。
配る前の決めごとチェックリスト
ここまでの内容を、配る前に確かめる項目としてまとめました。
- 配る相手と入口を決めた会話のファイル作成だけでよい方、アドインまで必要な方、Claude Slidesを試す方を分けておく。
- プランを決めたProを配ると学習設定が本人任せになる点と、Team・Enterpriseの既定値・一元管理を比べて決める。
- PowerPointの版を棚卸しした2016・2019の永続版やボリュームライセンス版、iPad・Android、古いビルドを使っている方を洗い出す。
- 配布の手順と担当者を決めたOfficeストアの設定、マニフェストの要否、PIMの扱い、反映に最大24時間かかることを共有する。
- 使ってよい資料の線を引いた開いている資料がそのまま入力になる前提で、アドインを使わない資料の種類を決める。
- 外から届いたファイルの扱いを決めた取引先のテンプレートや共同編集の資料で頼むときは、変更を確かめてから保存する手順にする。
- 管理者の設定を確かめたファイル作成・Skills・Claude Design・Claude Slidesの設定の場所と、有効にする範囲を決める。
- 履歴と利用状況の残し方を決めたアドインの履歴は端末側に保存され、Enterpriseの監査ログには入らないため、完成ファイルの保存先と、CSVを書き出す日を決める。
ChatGPT・Copilotとの違いと、出来を比べる採点表
PowerPointの中で動くAIには、Claude for PowerPointのほかにOpenAIのChatGPT for PowerPointとMicrosoftのCopilotがあり、使えるプランとテンプレートの扱い方に違いがあります。どれが合うかは会社の資料によって変わるため、同じ条件で作らせて比べてみるのが分かりやすい方法になります。
ChatGPTとの違い
OpenAIのヘルプによると、ChatGPT for PowerPointはFree、Go、Plus、Pro、Business、Enterprise、ChatGPT Edu、K-12のユーザーが利用でき、FreeとGoには利用量の制限があります。無料プランから使える点は、Proから始まるClaude for PowerPointとの大きな違いとなります。テンプレートについては、OpenAIのヘルプが、可能な限り既存のテンプレートの中で動くよう設計しているものの、生成・編集したスライドが希望するスタイルに常に完全に一致するとは限らないと書いています。製品ページにも、テンプレートやフォントの扱いなど複雑な書式設定を含む一部の高度な機能には、まだ対応していない場合があるという記載があります。Claude for PowerPointはスライドマスターやレイアウトを読み取るとAnthropicが説明しており、テンプレートへの沿い方は、採点表で実際に確かめたい項目の1つになります。ChatGPTとClaudeの全体的な違いは、ClaudeとChatGPTの比較で扱っています。
Microsoft Copilotとの違い
Microsoft 365 CopilotのPowerPoint機能は、Microsoftのライセンスの中で使う点が、ClaudeやChatGPTのアドインとの大きな違いになります。Microsoftのヘルプでは、Copilot Chat (Basic)、M365 Copilot (Basic)、M365 Copilot (Premium)というライセンスのラベルによって、PowerPointの中で使えるCopilotの範囲が変わると説明されています。また、秘密度ラベルが付いたファイルから新しい資料を作ると、元のファイルのラベルが引き継がれるとMicrosoft Learnに書かれており、社内の情報管理の仕組みと結び付けやすい点も特徴です。前の節のPowerPointエージェントのように、Copilotの中でもAnthropicのモデルが動く経路があるため、ClaudeとCopilotの選び方は、モデルの違いより契約と管理のしかたの違いとして考えるほうが分かりやすいでしょう。Copilotの詳しい使い方とライセンスの見分け方は、Copilotでパワポを作る方法にまとめました。
同じ元資料・同じテンプレートで比べる採点表
ChatGPTとClaudeのどちらが自社の資料に合うかは、同じ元資料、同じテンプレート、同じ指示文で両方に作らせて採点すると判断しやすくなります。項目ごとに1〜3点で付け、合計だけでなく、どの項目で差が付いたかを見てみてください。
| 採点項目 | 確かめ方 | ChatGPT | Claude |
|---|---|---|---|
| テンプレートへの沿い方 | マスターのレイアウトが使われているか、テーマにない色やフォントが混じっていないか | 点 | 点 |
| グラフがネイティブか画像か | グラフを選んで、データの編集が出来るか | 点 | 点 |
| 元資料との数値の一致 | 表とグラフの数字を、元資料と1つずつ照合する | 点 | 点 |
| 崩れ・はみ出し | 文字のはみ出し、図形の重なり、不自然な改行の数を数える | 点 | 点 |
| 部分修正の効き | 特定の1枚だけ直すよう頼み、ほかのスライドが変わらないか | 点 | 点 |
| 修正指示の回数 | そのまま使える状態になるまでに出した指示の数 | 点 | 点 |
| 確認込みの所要時間 | 依頼してから、人の確認と手直しを終えるまでの時間 | 点 | 点 |
採点には、元資料と完成資料の両方を知っている方に入ってもらうと、数値の照合を任せやすくなります。1回の比較で決めず、報告資料と提案書など種類の違う資料で2〜3本比べると、偏りの少ない判断になるでしょう。用途によって向き不向きが分かれた場合は、1つに絞らず、資料の種類ごとに使うAIを決めるのも現実的な選択です。AIごとの得意分野の違いは、ChatGPT・Claude・Geminiの使い分けを参考にしてみてください。
会社で安全に使うには:学習・ログ・配布・使い分けを会社側で決める
会社でClaudeを使ってパワポを作るなら、学習させない設定、ログの残し方、社員への配り方、複数のAIの使い分けの4つを、社員個人ではなく会社の側で決めることが大切になります。1つ目の学習の設定は、個人プランのまま配ると各自の操作に任されてしまいます。会社として一律に学習に使わない状態にしたいなら、既定で学習に使わないプランか、会社がまとめて設定できる環境を選ぶ必要があります。
2つ目のログは、アドインの履歴が端末側に保存され、Enterpriseの監査ログには入らないことを踏まえ、誰がいつどのAIを使ったかを会社が確かめられる形をどこかに用意しておきたいところです。3つ目の配り方では、一部の社員にだけ配ると、配られなかった方が自分のアカウントで使い始めることがあります。会社が把握していないAIの利用は野良AI(シャドーAI)と呼ばれ、情報漏洩の入り口になりやすいため、シャドーAI(野良AI)とはもあわせて読んでみてください。
4つ目の使い分けは、採点表で見たように、資料の種類によってChatGPTとClaudeの向き不向きが分かれる場合に効いてきます。複数のAIを別々に契約すると、学習の設定やログの確認、アカウントの停止を、契約の数だけ繰り返すことになってしまいます。複数のAIを同じ画面で切り替えられ、学習の設定とログを会社側で管理できる環境なら、比べる作業も管理も1か所で済みます。複数のAIを1つの環境で使う考え方はマルチAIとはで、Claudeを会社で使うときのセキュリティの設定はClaude Teamのセキュリティで詳しく扱っています。
ChatGPTとClaudeを、同じ画面で切り替えて比べる
UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです。ChatGPTで始めた会話をそのままClaudeへ引き継げるため、同じ元資料から出てくる構成案や文章を見比べることが出来ます。パワポ・Word・Excelのファイルは画面でプレビューして確認でき、全モデルで学習非利用を標準適用しています。管理画面では誰が・いつ・どのAIを使ったかを一覧で確かめられ、CSVでの書き出しや、使わせるAIの制限にも対応します。料金は月額30,000円(税抜)から。どのプランも利用人数は無制限で、料金は利用量に応じたプラン設計です(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。初期費用100,000円(税抜)が別途かかります。
UPGEAR AIの詳細を見るよくある質問
Claudeでパワポは無料で作れますか?
Claude for PowerPointはどのPowerPointで使えますか?
会社の既存のテンプレートに合わせてスライドを作れますか?
Claude for PowerPointで頼んだ内容を会社で確認できますか?
取引先から届いたPowerPointファイルでClaudeを使っても大丈夫ですか?
ChatGPTとClaudeのどちらでパワポを作るのがよいですか?
まとめ
Claudeでパワポを作る入口は、会話の中での.pptxファイルの作成、PowerPointのアドインであるClaude for PowerPoint、有料プランのベータとして提供されているClaude Slides/Claude Designの3つになります。個人で試すなら無料プランの会話から始められますが、アドインはPro以上が対象で、PowerPoint 2016・2019の永続版やiPad版・Android版では動きません。会社で配る場合は、Proを配ると学習設定が本人任せになること、アドインの履歴は端末側に保存されEnterpriseの監査ログには入らないこと、取引先のファイルに隠れた指示がありうることを踏まえて、プランと配布の手順を決めていきましょう。どのAIが自社の資料に合うかは、同じ条件で作らせた採点表で確かめるのが確実です。法人のAI活用に関するほかの記事は、AI活用コラム一覧にまとめています。
