Claude Opus 5とは。料金・使えるプランと会社で使う前の注意点

Claude Opus 5とは、Anthropicが2026年7月24日に公開した生成AIモデルで、同社のClaudeシリーズのうちOpusと呼ばれる上位の系統の最新版です。会社で使うときの結論を先に言うと、性能の高さより先に、どのプランで使わせるか、入れたデータが学習に使われるか、社員が個人契約で使い始めていないかの3点を決めてから配るのが安全です。この記事では、Opus 5の特徴と料金を公式情報で整理したうえで、人数別の月額を円で示し、プラン別の学習の扱い、アプリで思考を切れない点、Amazon Bedrockの国内リージョンでの扱いまで、社員10〜200名の会社が導入前に確かめたい点をまとめます。

※この記事の料金・仕様・日付は、2026年9月18日にAnthropic、Claudeのヘルプセンター、Amazon Web Servicesの公式ページで確認した内容です。ベンチマークや性能の比較はすべてAnthropicが発表した自社評価で、第三者による検証ではありません。料金や提供状況は変わることがあるため、契約の前には各社の公式ページで最新の内容をご確認ください。

Claude Opus 5とは|公開日・位置づけ・基本仕様

Claude Opus 5は、前の世代のOpus 4.8と同じ価格のまま性能を引き上げたモデルとして発表されました。Anthropicは発表記事で、上位モデルのClaude Fable 5に近い知能を半分の価格で提供すると説明しています。日常的に使うことを想定したモデルだという点も、同社が強調しているところです。

Claude Opus 5とはどんなモデルか|Fable 5に近い性能を半額で

公開日は2026年7月24日です。Anthropicの発表記事は、Opus 5を思慮深く先回りして動くモデルと表現し、Claude Maxプランの新しい既定のモデルであり、Claude Proプランで使える中では最も強いモデルだと説明しています。Opus 4.8の後継にあたり、APIの料金はOpus 4.8と同じに据え置かれました。

開発者向けの公式ドキュメントでは、Opus 5の用途を複雑なエージェント型のコーディングと企業の業務向けと位置づけています。エージェント型とは、AIが指示を受けて自分で計画を立て、ツールを使いながら複数の手順を進める使い方のことです。また、公式ドキュメントのモデル一覧ページは、どのモデルを使うか迷ったら多くの用途でOpus 5から始めるよう案内しています。

Claudeシリーズ内の位置づけ|Fable・Opus・Sonnet・Haikuの4系統

Claudeのモデルは、2026年9月18日時点の公式ドキュメントで、上から順におおむね次の4系統に分かれています。同じ世代でも、上の系統ほど賢く、遅く、高くなる関係です。

  • Fable(現行はFable 5.1):高度な推論や長時間のエージェント作業向け。応答は遅めで、APIの料金は入力100万トークンあたり10ドル、出力50ドルです。
  • Opus(現行はOpus 5):難しい仕事と日常の仕事の両方を受け持つ中心のモデル。応答の速さは中程度で、入力5ドル、出力25ドルです。
  • Sonnet(現行はSonnet 5):速さと賢さの釣り合いを重視したモデル。入力2ドル、出力10ドルです。
  • Haiku(現行はHaiku 4.5):最も速く安い系統。入力1ドル、出力5ドルで、扱える長さは20万トークンです。

このほか、サイバーセキュリティと生物学の研究向けにClaude Mythosという系統がありますが、審査を通った一部の組織に限って提供されています。Fable・Mythosの関係はClaude Mythosの解説で詳しく扱っています。Claude全体の料金の仕組みはClaudeの料金にまとめています。

モデルの基本仕様|モデルID・コンテキスト・最大出力・知識の期限

公式ドキュメントに載っているOpus 5の仕様は次のとおりです。トークンとは、AIが文章を処理するときの単位で、料金も扱える長さもこの単位で決まります。

  • モデルID:claude-opus-5(Amazon Bedrockではanthropic.claude-opus-5)
  • コンテキストウィンドウ(一度に読み込める長さ):100万トークン。公式ドキュメントでは、これが既定であり上限でもあり、短い版はないと説明されています
  • 最大出力:12万8千トークン(大量処理向けのバッチAPIでは、ベータ機能として30万トークンまで)
  • 入力と出力:文章と画像を入力でき、出力は文章
  • 知識の期限:2026年5月(公式の表記ではReliable knowledge cutoffとTraining data cutoffの両方が2026年5月)
  • 提供終了:2027年7月24日より前にはならない予定(Anthropicが運営する基盤での日付)

※知識の期限とは、モデルの知識がもっとも厚く信頼できるとされる時点のことです。それより後の出来事は、ウェブ検索などで補わないと正しく答えられない可能性があります。

Claude Opus 5は何がすごいのか|同社発表の評価と振る舞いの変化

Anthropicの説明を要約すると、Opus 5の強みは、同じ価格帯で上位モデルに迫る成績を出すことと、自分の作業を自分で確かめる力が上がったことの2つです。ただし、成績はすべて同社の評価であり、会社の業務でも同じ差が出るとは限りません。

ベンチマークはAnthropic発表の自社評価として読む

発表記事では、いくつかの評価が紹介されています。ここでは代表的な3つだけを挙げます。いずれもAnthropicが発表した自社評価で、独立した第三者による検証ではありません。

  • Frontier-Bench v0.1(ソフトウェア開発の評価):Opus 5はほかのすべてのモデルを上回り、Opus 4.8の成績を2倍以上に伸ばしたうえで、1課題あたりの費用はより低かったと発表されています。
  • ARC-AGI 3(初めて見る問題を解く評価):Opus 5の得点は、次点のモデルの3倍だったと発表されています。
  • OSWorld 2.0(パソコン操作の評価):同じ費用で比べるとほかのどのモデルも上回り、Fable 5の最高成績を3分の1強の費用で超えたと発表されています。

このほか、業務の知識を問うGDPval-AA v2などでも、同社のモデルの中で成績と費用対効果がよいとされています。具体的な点数はグラフで示されているため、この記事では数値を書き写していません。

読み方のポイント:ベンチマークは、決められた課題を決められた条件で解かせた結果です。自社の文書や手順で同じ効果が出るかは、実際の業務の一部で試して確かめるほかありません。導入の判断材料にするなら、同社発表の点数より、自社で試した10件の結果のほうが役に立ちます。

自分の作業を自分で確かめる、回答は長めになる

Opus 5は、頼まれなくても自分の作業を点検し、うまくいくまで慎重にやり直す傾向が強まったと説明されています。開発者向けの資料では、この変化に合わせて、以前のモデルのために入れていた最後に確認して、別のAIに検証させて、といった指示を外すよう勧めています。残しておくと、確認のしすぎにつながるためです。

もう一つの変化は、回答と成果物が長くなりやすいことです。公式ドキュメントは、既定の回答と文書の出力がOpus 4.8より長くなると明記しています。effort(後述する考える量の設定)を下げても、見える回答が短くなるとは限らないため、短くしたいときは文字数や分量をはっきり指示するよう案内されています。社内で使うときは、結論を3行で、A4で1枚以内で、のように長さを指定する書き方を共有しておくと扱いやすくなります。

同社で最も整合性が高いとするアラインメント評価

アラインメントとは、AIが開発元の定めた価値観や指示に沿って振る舞うかどうかを指す言葉です。Anthropicは、公開前の自動の行動監査でOpus 5が同社のモデルの中で最も整合性が高かったと発表しています。同社の行動指針であるClaudeの憲法への従い方がOpus 4.8、Sonnet 5、Fable 5より良く、人をだます振る舞いの率も低く、悪用へ誘導されにくいという説明です。

総合的な不適切行動のスコアは2.3で、最近の同社モデルの中で最も低かったとされています。これも同社の監査による自己評価であり、外部機関の認定ではない点に注意が必要です。

先行利用企業の声・事例はどう扱うか

発表記事には、公開前に試した企業の担当者によるコメントが20件以上掲載されています。コーディング支援ツールや業務自動化のサービス、金融や法務の分野の企業などが、以前のモデルより正確になった、手戻りが減ったといった感想を寄せています。

ただし、これらは開発元のページに載った推薦のコメントで、条件をそろえた比較ではありません。自社の導入効果の見込みとして社内資料に引用するのは避け、どんな分野で試されているかの参考にとどめるのが無難です。

Claude Opus 5の料金|アプリのプランとAPI

Opus 5を使う方法は、大きく分けて、Claudeのアプリ(ウェブ・デスクトップ・スマートフォン)を月額のプランで使う方法と、APIを使って自社のシステムから呼び出し、使った量に応じて払う方法の2つです。総務や経営の立場で比べるのは、主にアプリのプランのほうです。

プラン別の使える・使えない|Free・Pro・Max・Team・Enterprise

2026年9月18日時点の料金ページの比較表では、Opusの行は次のようになっています。

  • Free(無料):Opusは使えません。
  • Pro(個人向け):使えます。発表記事では、Proで使える中で最も強いモデルと説明されています。
  • Max(個人向けの上位):使えます。発表記事では、Maxの新しい既定のモデルとされています。
  • Team(2〜150名のチーム向け):使えます。
  • Enterprise(大企業向け):使えます。管理者がロールごとにモデルを使わせない設定をしている場合は、メニューに表示されないことがあるとヘルプに書かれています。

有料プランには、5時間ごとに回復する使用量の上限と、週ごとの上限があります。ヘルプでは、週の上限はOpusとそれ以外のモデルで分けて表示されると説明されています。Opus 5は後述のとおり考える工程が常に入るため、同じプランでも軽いモデルより早く上限に近づきやすい点は頭に入れておきましょう。

人数別の月額を円で見る|TeamとEnterpriseの目安

会社で契約するなら、Teamプランが入口になります。日本から料金ページを開くと、消費税10%込みの米ドルで、スタンダードシートが年払いの場合1人あたり月22ドル、月払いの場合27.50ドルと表示されます。Teamは2〜150名向けで、151名以上ではEnterpriseプランを検討することになります。

1ドル=155円で計算した場合の月額の目安は次のとおりです。

利用する人数対象のプラン年払いの場合(月あたり)月払いの場合
10名Team スタンダード220ドル(約34,100円)275ドル(約42,625円)
30名Team スタンダード660ドル(約102,300円)825ドル(約127,875円)
50名Team スタンダード1,100ドル(約170,500円)1,375ドル(約213,125円)
100名Team スタンダード2,200ドル(約341,000円)2,750ドル(約426,250円)
150名Team スタンダード3,300ドル(約511,500円)4,125ドル(約639,375円)
200名Enterpriseシート料金4,000ドル(税抜。税込の概算は4,400ドル=約682,000円)+使用量のAPI料金(別途)年払いのみ

※Teamの金額は、2026年9月18日に日本から表示した料金ページの税込価格(Prices include 10% JCTの表示あり)です。税抜の価格(表示の初期値・日本以外からの表示)は、スタンダードシートで年払い20ドル・月払い25ドルです。Enterpriseは料金ページの表示どおり1シートあたり月20ドル(年払い・税抜)で計算し、税込の概算は1.1倍で示しました。使用量の料金は含めていません。為替は1ドル=155円で計算した場合の値で、2026年9月18日時点で置いた前提です。実際の請求は米ドル建てで、円の金額は為替によって変わります。

表のとおり、Teamは1人あたりの料金なので、人数に比例して月額が増えます。使用量の多い社員には、スタンダードの5倍の使用量があるプレミアムシート(年払いで月110ドル、月払いで137.50ドル、いずれも日本からの税込表示)を組み合わせることもできます。Enterpriseはシート料金に使用量が含まれず、チャットもClaude Codeも使った分がAPIの料金で別に請求される仕組みです。Enterpriseのセルフサービス契約は最低20シートからとヘルプに記載されています。

個人向けでは、Proが日本からの税込表示で年払いの場合月18ドル(一括220ドル)、月払いで22ドル、Maxが月110ドルからです。Teamプランの人数別の年額やインボイスの扱いはClaude Teamの料金で詳しく解説しています。

API料金は入力100万トークン5ドル・出力25ドル

APIでOpus 5を使う場合の標準の料金は、入力100万トークンあたり5ドル、出力100万トークンあたり25ドルです。前の世代のOpus 4.8と同額で、Fable 5.1(入力10ドル・出力50ドル)の半額にあたります。

1ドル=155円で計算した場合、入力100万トークンは約775円、出力100万トークンは約3,875円です。たとえば1か月に入力1,000万トークン、出力200万トークンを使う社内ツールなら、入力50ドルと出力50ドルで合計100ドル、約15,500円になります。

※APIの料金は料金ページとドキュメントの表示(100万トークンあたり・米ドル)です。料金ページの表示には税の注記がありますが、APIの請求に消費税がどう加わるかは請求時に確認してください。

注意したいのは、Opus 5では考える工程(thinking)が既定でオンになり、その分のトークンも出力として課金される点です。Opus 4.8で思考なしで動かしていた処理をそのまま移すと、1回あたりの出力トークンが増え、単価は同じでも請求額が上がる可能性があると公式ドキュメントは注意しています。

Fast modeは約2.5倍の速度で単価は2倍

Fast modeは、応答の速さを優先する使い方です。発表記事では、既定の約2.5倍の速さで動き、料金はOpus 5の基本料金の2倍と説明されています。ドキュメントに載っている単価は、入力100万トークンあたり10ドル、出力50ドルです。

現時点では研究段階のプレビューという扱いで、APIの提供先はAnthropicのClaude APIだけです。Amazon Bedrock、Claude Platform on AWS、Google Cloud、Microsoft Foundryでは使えないと明記されています。利用には担当者への申請か待機リストへの登録が必要とされています。なお、Claude Codeでは使用クレジットを通じて利用できると発表されています(APIの提供先としてはClaude APIに限られます)。

プロンプトキャッシュとバッチ処理の割引

APIには、費用を抑える仕組みが2つあります。

1つ目はプロンプトキャッシュです。毎回同じ長い前置き(社内規程の全文や、決まった指示文など)を送る場合に、その部分を一時的に保存して読み直すと、読み取りの単価が入力の1割(100万トークンあたり0.50ドル)になります。Opus 5では、キャッシュできる最小の長さがOpus 4.8の1,024トークンから512トークンに下がり、短めの前置きでも使えるようになりました。保存(書き込み)には5分間保持で6.25ドル、1時間保持で10ドルの単価がかかります。

2つ目はバッチ処理です。急がない大量の処理をまとめて送ると、入力と出力の料金がどちらも50%割引になります。夜間にまとめて処理する議事録の要約や、書類の一括分類のような用途に向いています。

経理担当者が確かめておきたい請求の注意

請求の処理で迷いやすい点を、料金ページとヘルプの記載から整理します。

  • 表示の税込・税抜が混在する:同じ料金ページに、税抜の金額と、日本から表示したときの消費税10%込みの金額があります。見積もりや稟議書には、どちらの金額かを必ず書き添えます。
  • 消費税とインボイス:Anthropicのヘルプによると、2026年4月1日から日本の顧客に消費税10%が加算され、同社は適格請求書発行事業者として登録済みです。請求の通貨は変わらず、消費税額が円で表示されると説明されています。
  • 年払いが選べるのはProとTeam:料金ページのよくある質問では、年払いはProとTeamで利用でき、Enterpriseは年払いのみとされています。Maxは月払いです。
  • 支払いは原則返金されない:料金ページには、支払いは原則として返金不可と書かれています(消費者向け規約や現地法で定めがある場合を除く)。Teamのヘルプには、メンバーを外しても返金やクレジットは発生しないとあります。
  • Teamの支払い方法はカード:Teamはクレジットカード・デビットカード等のカード払いで、請求書払いには対応していません。請求書払いはEnterpriseの営業担当経由の契約に限られます。
  • 上限を超えた分は別料金になりうる:有料プランで使用量の上限に達したとき、使用クレジットをオンにしていると、標準のAPIの料金で使い続けられます。便利な反面、月額とは別の請求が発生するため、誰がオンにできるかを決めておきます。

Fable 5・Sonnet 5との違いと使い分け

使い分けの目安は、難題はFable、日常の仕事はOpus、量をこなす仕事はSonnetです。公式ドキュメント自身が、ほとんどの用途ではまずOpus 5から始め、足りないときにFable 5.1を使うよう案内しています。

Fable 5.1を選ぶのはOpus 5で足りないとき

Fable 5.1は、高度な推論や長時間のエージェント作業が必要な場合、またはOpus 5をより高いeffortで試しても不十分な場合に使うモデルと説明されています。APIの料金はOpus 5の2倍で、応答も遅めです。

会社で使ううえでは、料金以外の違いも大きくなります。Fableは安全監視のため、既定で30日間のデータ保持が必要なモデルに指定されています。これに対してOpus 5は、発表記事で一般提供ではOpus 5固有のデータ保持の要件はないとされています。また、Proプランやチームのスタンダードシートでは、Fableは月額の枠に含まれず、使用クレジット(別料金)でしか使えません。

判断の目安:まずOpus 5で試し、結果に満足できない仕事だけをFableに回す順番にすると、費用とデータの扱いの両面で無理がありません。Fableの詳しい条件はClaude Fableの解説をご覧ください。

Sonnet 5の現在の価格と、量をこなす使い方

Sonnet 5は2026年6月30日に公開されたモデルで、APIの料金は入力100万トークンあたり2ドル、出力10ドルです。公開時は8月31日までの導入価格とされ、9月1日から入力3ドル・出力15ドルに上げる予定でしたが、公式の料金ページには、導入価格を標準の価格とし、予定していた値上げは行わないと記載されています。2026年9月18日時点の料金ページでも2ドル・10ドルのままです。

速さはOpus 5より速い区分で、扱える長さはOpus 5と同じ100万トークンです。大量の問い合わせの一次回答、定型文書の下書き、表の整形のように、件数が多く一つひとつの難しさはそれほどでもない仕事は、Sonnetに任せたほうが待ち時間も費用も抑えられます。

業務の種類ごとに、どのAIのどのモデルを割り当てるかという考え方は複数の生成AIを使い分けるマルチAIでも解説しています。

モデルの使い分けを、社員ごとの契約に任せない

どのモデルを使うかを社員が個人の契約で選ぶと、会社からは使われ方が見えません。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

Claude Opus 5の使い方|アプリでの設定

アプリでOpus 5を使うのは簡単で、送信ボタンの横のモデル名をクリックし、一覧から選ぶだけです。ヘルプによると、このメニューで、使うモデル、1回の回答にかける考える量(effort)、思考を使うかどうかの3つを切り替えられます。会話の途中で変えても、次の回答から反映されます。

effortの5段階|low・medium・high・xhigh・max

effortは、AIが1回の回答にどれだけ考えるかを決める設定です。Opus 5では5段階から選べ、APIでの既定はhighです。

  • low・medium:日常的な作業向けで、使用量の上限を長持ちさせられる。
  • high:品質と速さの釣り合いがよい標準の設定。
  • xhigh(Extra high):長時間のコーディングやエージェント作業向けで、maxほどトークンを使わずにhighより深く考える。
  • max:最も念入りな設定で、答えの正しさが特に重要な難題向け。

公式ドキュメントは、Opus 5はeffortを上げたときに結果が良くなる度合いが以前のOpusより確実になったため、どの段階を選ぶかの意味が大きくなったと説明しています。ヘルプは、簡単な質問や一般的な文章作成には高いeffortも思考も必要なく、低いeffortのほうが使用量を節約できるとしています。社内の使い方の目安としては、メールや議事録の下書きはlowかmedium、契約書の読み込みや比較検討はhigh、重要な分析だけxhighかmax、と決めておくと迷いません。

アプリではThinking(思考)を切れない

見落とされやすいのが、Claudeのアプリでは、Opus 5の思考(Thinking)をオフにできないという点です。ヘルプには、Fable 5.1とOpus 5を使うとき、Claudeでは思考を切れないと明記されています。思考とは、回答の前に問題を分解したり、手順を組み立てたりする工程のことで、回答の上に折りたたまれた形で表示されます。

このため、ひと言で済む簡単な依頼でも、回答までに少し待つことがあり、その分の使用量も消費されます。対策は、簡単な依頼ではeffortをlowにするか、Sonnetなどの軽いモデルに切り替えることです。なお、APIではeffortがhigh以下なら思考をオフにできますが、xhighとmaxで思考をオフにするとエラーになります。

社内に伝える一文:Opus 5は毎回考えてから答えるので、ちょっとした質問はeffortを下げるか、Sonnetに切り替えてください。この一文を配布時の案内に入れておくだけで、上限に早く達したという問い合わせを減らせます。

有料プランのチャットで読める長さ|長い契約書や決算資料の目安

アプリのチャットで扱える長さはモデルによって違います。ヘルプによると、有料プランのチャットでは、Fable 5.1・Opus 5・Sonnet 5が100万トークン、Opus 4.8・Opus 4.7・Opus 4.6・Sonnet 4.6が50万トークン、それ以外のモデルは20万トークンです。

100万トークンは20万トークンの5倍の枠なので、複数年分の決算資料や、本文と別紙をあわせた長い契約書を一度に読ませる使い方に向いています。ただし、公式の換算は言語ごとの内訳を示していないため、日本語の書類で何ページ分に当たるかは言い切れません。また、ファイルの添付にはPDFは1,000ページまで、1チャットで20ファイルまでといった別の上限があります。

開発部門向け|APIでの移行と提供環境

自社のシステムや業務ツールからOpus 5を呼び出す場合は、Opus 4.8からの移行で動作が変わる点が2つあります。総務や経営の立場では細部まで理解する必要はありませんが、開発担当者や外部の委託先に確認を頼む項目として押さえておくと、見積もりのずれを防げます。

thinkingが既定でオンになった影響と移行時の注意

公式ドキュメントは、Opus 4.8で動いていたプログラムに対する破壊的な変更(そのままでは動かなくなる可能性がある変更)として、次の2つを挙げています。

  • 思考が既定でオンになった:Opus 4.8では指定しない限り思考なしで動きましたが、Opus 5では同じ呼び出しでも思考が入ります。回答の先頭に思考のブロックが来るため、最初の要素を回答の本文だと決めつけて読むプログラムは、種類を見て読み分けるよう直す必要があります。思考のトークンも出力の上限(max_tokens)に含まれ、出力として課金されるため、上限値と費用の見積もりを取り直すよう勧められています。
  • 思考をオフにできるのはeffortがhigh以下のときだけ:思考をオフにしたままeffortをxhighかmaxにすると、400エラー(リクエストの誤りとして拒否される)が返ります。Opus 4.8ではこの組み合わせが通っていたため、移行前の点検が必要です。

このほか、ツールを使う処理では、AIが返した思考のブロックを改変せずにそのまま送り返す必要があり、編集や並べ替えをすると400エラーになります。思考をオフにした場合は、ツールの呼び出しが本文に文字として混ざるなどの症状が出ることがあると注意されています。

Opus 4.8からの乗り換え手順

公式の移行ガイドは、Opus 5をOpus 4.8からそのまま置き換えられる更新と位置づけ、料金も同じとしています。チェックリストの要点を、確認を頼む順にまとめると次のとおりです。

  1. モデル名をclaude-opus-4-8からclaude-opus-5に変える。
  2. 思考なしで動いていた処理を洗い出し、出力の上限値を見直す。
  3. 回答を位置で読み取っている箇所を、種類で読み分けるよう直す。
  4. 思考をオフにしてeffortをxhighかmaxにしている呼び出しを探して直す。
  5. effortの設定を、自社の評価用の課題で試し直す(以前の設定を引き継がない)。
  6. 確認の指示や長さの指示など、以前のモデル向けのプロンプトを見直す。
  7. 安全分類器による拒否(refusal)が返ったときの処理を入れる。
  8. 自社の処理で費用と待ち時間を測り直す。

例外として、APIのウェブページ取得ツール(web fetch)はOpus 5では使えず、処理の優先枠を契約で確保するPriority Tierにも対応していません。Priority Tierの契約がある組織は、Opus 4.8に残す処理と分けて計画するよう案内されています。Opus 4.8は引き続き各基盤で提供されています。

提供環境|Claudeアプリ・Claude Code・API・Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry

Opus 5は発表と同時にすべての基盤で提供が始まったとされています。使える場所は次のとおりです。

  • Claudeのアプリ(ウェブ・デスクトップ・スマートフォン)とClaude Code(開発者向けのコーディング支援ツール)
  • AnthropicのClaude API(すべての顧客が利用可能)
  • Amazon Web Services:Amazon BedrockとClaude Platform on AWS
  • Google Cloud
  • Microsoft Foundry

社内の既存のクラウド契約に合わせて選べるのは利点ですが、基盤ごとに使える機能と処理される地域が違います。Fast modeがClaude APIだけという点は前述のとおりです。

Amazon Bedrockの東京と大阪ではGlobal推論のみ

国内でデータの処理を完結させたい会社にとって重要なのが、Amazon Bedrockでの地域の扱いです。AWSのOpus 5のモデルカードにある地域表では、東京(ap-northeast-1)と大阪(ap-northeast-3)のどちらも、同じリージョン内で処理するIn-Regionと、地域の範囲内で処理を振り分けるGeoは非対応で、世界中のリージョンに振り分けるGlobalだけが対応とされています(2026年9月18日確認)。Geoの推論プロファイルは米国・欧州・オーストラリアの3つしか用意されていません。

読み替えると、Bedrockの東京リージョンからOpus 5を呼び出すことはできても、推論の処理が日本国内で完結するとは限らない、ということです。取引先との契約や社内規程で処理の場所を国内に限っている場合、Bedrock経由のOpus 5はその条件に合わない可能性があります。

料金はGlobalが基準で、東京のGlobalは入力5ドル・出力25ドルとAnthropic直販と同額です。AWSの料金表には東京のGeo・In-Regionの行として入力5.50ドル・出力27.50ドル(Globalの1.1倍)も載っていますが、使えるかどうかはモデルカードの地域表で判断します。モデルカードによると、BedrockのClaudeはAWS Marketplace経由の課金で、請求書ではAmazon Bedrockではなくモデルの提供元の名前で計上されます。経理で費目を探すときの手がかりになります。

※Google CloudとMicrosoft Foundryの日本のリージョンでの提供状況は、各社の公式ページでご確認ください。

安全性とデータの扱い

Opus 5には、危険な使い方を止める仕組みが組み込まれています。会社の通常の業務で問題になることは少ないものの、情報システム部門がセキュリティの調査に使う場合や、社員から回答が止まったと問い合わせがあった場合に知っておきたい内容です。

安全分類器と別モデルへの自動切り替え

安全分類器とは、依頼の内容を自動で判定し、危険な分野に当たるものを止める仕組みです。発表記事によると、Opus 5の分類器は、ソースコードから脆弱性(セキュリティ上の弱点)を探す作業は許可し、実行ファイルを対象にした脆弱性の探索、侵入テスト、攻撃コードの作成を止めます。Fable 5の分類器と比べると、止める頻度はおよそ85%少なくなる見込みと同社は説明しています。

止められた依頼は、Claudeのアプリ、Claude Code、Claude Coworkでは、既定でOpus 4.8に切り替えて処理されます。APIでも、同じ切り替えを有効にできます。逆方向の動きもあり、Fable 5で止められた生物学関連の依頼は、これまでのOpus 4.8ではなくOpus 5に回されるようになりました。会話の途中でモデル名が変わっていたら、この切り替えが起きた可能性があります。

サイバーセキュリティ能力とMythos 5との差、Cyber Verification Program

Anthropicは、Opus 5を意図的にサイバー攻撃の課題で訓練していないと説明しています。それでも全体の能力が上がった結果、脆弱性を見つける力はMythos 5に近づいたとしています。一方で、見つけた脆弱性を実際の攻撃に使える形にする力では、Mythos 5に大きく及ばないと発表しています。同社が開発した評価(OSS-Fuzz)で、発見の成功率は近いが攻撃コードの作成では大きな差があった、という説明です。

セキュリティ企業や研究者が防御のために分類器の制限を緩めたい場合は、Cyber Verification Program(CVP)という審査制の仕組みがあります。発表記事によると、すでにCVPに参加している企業と研究者は、制限を減らした版のOpus 5をすぐに利用できます。一般の会社がこの手続きを必要とする場面は多くありません。

回答の正確性の注意|ハルシネーションの報告

ハルシネーションとは、AIが事実と異なる内容をもっともらしく答えてしまう現象です。Opus 5の安全性評価をまとめたSystem Card(システムカード)には、この点で見逃せない記載があります。

要約の部分には、Opus 5が実際には確信のない答えを自信ありげに述べた例が驚くほど多く見つかった、全体としてはより正確だが、事実に関する主張でOpus 4.8より少し多くハルシネーションを起こす、と書かれています。検索を使わずに知識だけで答える評価(AA-Omniscience)では、正答の率はOpus 4.8より11%高い一方、ハルシネーションの率も6%高かったとされています。また、利用者が誤った内容を押し通したとき、Opus 5はSonnet 5やMythos Previewより同調しやすく、ほかの最近のモデルよりは同調しにくいとも記載されています。

実務での受け止め方:よく当たるが、外れたときも自信ありげに答える、という性質です。条文の番号、金額、日付、固有名詞のように、外れると困る情報は、元の資料や公式の出典に当たって人が確かめる工程を残してください。Claudeのヘルプも、Claudeを唯一の情報源として頼らず、重要な助言は慎重に確認するよう注意しています。

データ保持の扱いと、プラン別の学習の扱い

発表記事には、以前のOpusと同じく、Opus 5には一般提供でのデータ保持の要件がないと書かれています。安全監視のために30日間の保持が必要なFableとは、この点が異なります。

もう一つ、会社として必ず押さえたいのが、入力した内容がAIの学習(モデルの改善)に使われるかどうかです。これはOpus 5というモデルではなく、契約しているプランで決まります。料金ページの比較表では次のように表示されています。

  • Free・Pro・Max(個人向け):モデルのトレーニングはオプトアウト。本人が設定でオフにしない限り、会話が改善に使われる可能性があります。
  • Team・Enterprise(法人向け):デフォルトではなし。料金ページのTeamの説明にも、デフォルトでコンテンツをモデルのトレーニングに使用しないと書かれています。

個人向けプランでは、改善への利用を許可すると最長5年間、許可しない場合は30日間の保持になるとAnthropicは説明しています。また、法人向けでも個人向けでも、回答に高評価・低評価のフィードバックを送ると、その会話が保存され学習に使われることがあります。TeamとEnterpriseでは、オーナーが組織の設定でこのフィードバック機能を止められます。

※個人向けプランのシークレットチャットは、学習の設定にかかわらず改善に使われないと説明されています。ただし、会社として社員全員の設定を確認する手段はありません。

会社でClaude Opus 5を安全に使うには

新しいモデルが出るたびに、社員が自分のアカウントで試し始めるのは自然な流れです。会社として先にやるべきことは、Opus 5が使えるかどうかを調べることではなく、業務の情報がどこに入っているかを確かめ、会社として使ってよい環境を示すことです。

先に確かめるのは、社員が個人契約で使っていないか

Opus 5は無料プランでは使えないため、社員が業務で使っているなら、個人でProかMaxを契約している可能性があります。個人プランは、前述のとおり学習の設定が本人任せで、会社は利用の記録を見られず、退職しても会社からアカウントを止めることはできません。会社が把握していないAIの利用は、野良AI(シャドーAI)と呼ばれます。

確認の順番は、次のとおりにすると角が立ちません。まず、禁止を前提にせず、どの業務でどのAIを使っているかを聞き取ります。次に、経費精算やカードの明細にAIサービスの支払いがないかを確認します。そのうえで、会社として使ってよい環境と、入れてはいけない情報の線引きを示します。詳しい進め方は野良AI(シャドーAI)の対策で解説しています。

導入の順序|試す・公認する・組み込むの3段階

社員10〜200名の会社がOpus 5を使い始める順序を、判断の分かれ目とあわせて示します。

  1. 試す段階:担当者1〜2名が、機密情報を含まない資料で使いどころを探します。この段階でも個人プランを使うなら、学習の設定をオフにし、業務の実データは入れないことを条件にします。ここで、どの業務なら効果があるかを3〜5個に絞ります。
  2. 公認する段階:効果のある業務が見えたら、Teamプランなど法人向けの契約に切り替え、社内ルールとあわせて配ります。ここで決めるのは、使わせる人数、使用クレジット(上限超過後の追加課金)を誰がオンにできるか、入れてよい情報の範囲の3つです。ルールの作り方は生成AIの社内ガイドラインの作り方をご覧ください。
  3. 組み込む段階:問い合わせ対応や書類処理のように、決まった業務をシステムに組み込む段階です。APIやAmazon Bedrockを使い、前述の移行の注意、処理される地域、請求の費目を開発担当者と確認します。

段階を飛ばさない理由:試す段階を経ずにいきなり全社に配ると、使いどころが定まらず、使用量の上限に達する人と全く使わない人に分かれがちです。反対に、試す段階が長く続くと、個人契約での利用が既成事実になります。目安として、試す段階は1〜2か月で区切るのが現実的です。

総務・経理・会計事務所の業務での使いどころ

公式ドキュメントは、Opus 5の得意分野として、長い文書の読み込み、図表や文書の理解、数式を含む複数シートの表計算の作成と編集、構成の整ったスライドの作成を挙げています。これを管理部門の業務に当てはめると、次のような使い方が考えられます。

  • 決算書・契約書の読み込み:複数年分の決算資料をまとめて読ませ、増減の大きい項目を拾い出す。長い契約書の中から、解約・損害賠償・再委託の条項を抜き出す。
  • 規程改定の差分確認:旧版と新版の就業規則や経理規程を並べて、変わった箇所と影響する業務を一覧にする。
  • 表計算とスライドの下書き:月次の数字から集計表のひな形を作る、会議用の説明資料の構成案を作る。

一方で、向かない使い方もあります。前述のとおり、Opus 5は外れたときも自信ありげに答える傾向が報告されているため、税額の計算結果や法令の条文番号をそのまま使うことは避けます。回答が長くなりやすい性質もあるため、読み手に渡す文書は長さを指定して作らせ、最後は人が削る前提で使うのが効率的です。自分で確かめる力が上がったとはいえ、確かめる責任は使う側に残ります。

※税理士には税理士法で守秘義務が定められています。顧問先の情報を入力する場合は、契約プランの学習とデータ保持の扱いを事前に確認し、事務所として説明できる状態にしてから使ってください。

取引先や顧客のデータを入れる前のチェックリスト

業務の実データを入れる前に、次の5点を確認しておきます。一つでも答えられない項目があれば、その環境に取引先や顧客の情報は入れない、という線引きがわかりやすい基準になります。

  • 契約しているのは会社か、個人か個人プランの契約では、会社は設定も利用の記録も管理できません。法人向けの契約かどうかを最初に確かめます。
  • 入力が学習に使われない設定になっているかTeam・Enterpriseは既定で学習に使われません。個人プランは本人の設定次第です。フィードバックを送った会話の扱いも確認します。
  • 会話がどのくらいの期間保存されるか個人プランは学習の設定で保存期間が変わります。Enterpriseは保存期間を組織で設定できます。
  • 処理される国と、データが保存される国を説明できるかAnthropicの法人向け製品では、データは米国に保存されると説明されています。Bedrockの東京と大阪でOpus 5を使う場合はGlobal推論になります。
  • 管理者が利用状況を見られるか誰がいつ使ったかを会社が把握できないと、問題が起きたときに経緯を説明できません。

点検項目をさらに広げる場合は、生成AIのセキュリティ対策チェックリストも参考になります。

学習させない設定・ログ管理・社員への配布をまとめて考える

会社で安全に使うための条件は、学習させない設定を全員に一律で効かせること、誰がいつどのAIを使ったかの記録を会社側で持つこと、入社と退職に合わせてアカウントを配り・止められることの3つにまとめられます。Opus 5は優れたモデルですが、数か月後にはまた新しいモデルが出ます。モデルが変わるたびに環境を選び直すのではなく、この3つが満たされた環境の上で新しいモデルを試せる状態を作っておくと、社員が個人契約に流れる理由がなくなります。

また、Claudeだけに絞るのか、ChatGPTやGeminiもあわせて使うのかによって、必要な契約の数と管理の手間は変わります。国内の法人向けサービスの料金と条件の比較は法人向け生成AIサービスの比較にまとめています。

社員が個人アカウントで試す前に、会社の環境を

UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で切り替えて使える法人向けのAI基盤です。UPGEAR AIでは入力を学習に使わない設定が全モデルに標準で適用され、会話履歴と利用ログはUPGEAR AIの国内サーバー(AWSの日本リージョン)で管理されます。UPGEAR AIの料金は月額30,000円(税抜)からで、ユーザーごとの課金はありません(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。UPGEAR AIの初期費用は100,000円(税抜)です。

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Claude Opus 5のよくある質問

Claude Opus 5の料金はいくらですか?
APIでは入力100万トークンあたり5ドル、出力100万トークンあたり25ドルで、Opus 4.8と同額です。アプリで使う場合は月額のプランに含まれ、日本から表示した税込価格で個人向けのProが年払いの場合月18ドル(月払いは22ドル)、会社向けのTeamのスタンダードシートが年払いの場合1人あたり月22ドル(月払いは27.50ドル)です。1ドル=155円で計算した場合、Teamを10名で年払いにすると月あたり約34,100円になります(2026年9月18日時点の表示と前提による試算)。
Claude Opus 5とFable 5はどちらがいいですか?
多くの業務ではOpus 5から始めるのがおすすめです。Anthropicの公式ドキュメントも、ほとんどの用途ではまずOpus 5を使い、より高いeffortで試しても足りない場合にFable 5.1を使うよう案内しています。FableはAPIの料金がOpus 5の2倍で応答も遅く、既定で30日間のデータ保持が必要です。ProプランではFableは使用クレジット(別料金)でしか使えない点にも注意が必要です。
Claude Opus 5は何がすごいのですか?
Anthropicの発表では、上位モデルのFable 5に近い知能を半分の価格で提供し、自分の作業を確かめながら慎重に進める力が強まったとされています。同社の評価では、ソフトウェア開発の評価でOpus 4.8の成績を2倍以上に伸ばし、初めて見る問題を解く評価で次点のモデルの3倍の得点を出したと発表されています。いずれも同社の自社評価で、第三者の検証ではありません。
Claude Opus 5はいつ公開されましたか?
2026年7月24日です。同日からClaudeのアプリ、Claude Code、Claude API、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundryで提供が始まったと発表されています。知識の期限は2026年5月です。
Claude Opus 5は無料で使えますか?
無料のFreeプランでは使えません。料金ページの比較表で、OpusはFreeが「いいえ」、Pro・Max・Team・Enterpriseが「はい」となっています。無料で使えるのはSonnetとHaikuです。
Opus 4.8から乗り換えるべきですか?
アプリで使っている場合は、料金が変わらないため乗り換えて試す価値があります。ただし、アプリではOpus 5の思考を切れないため、簡単な依頼では待ち時間と使用量が増えることがあります。APIで業務システムに組み込んでいる場合は、思考が既定でオンになったこと、思考をオフにしてeffortをxhighかmaxにするとエラーになることの2点を開発担当者が確認してから切り替えてください。Opus 4.8は引き続き提供されています。
社員が個人のProプランでOpus 5を使ってもよいですか?
業務の情報を入れるのであれば、おすすめしません。個人向けプランでは、学習に使うかどうかが本人の設定次第で、会社は利用の記録を見られず、退職時にアカウントを止めることもできません。試すだけなら学習の設定をオフにして実データを入れないことを条件にし、業務で使うならTeamプランなど会社の管理下の環境に移すのが安全です。

まとめ

Claude Opus 5は、2026年7月24日に公開されたOpusの最新モデルで、Opus 4.8と同じAPI料金(入力100万トークン5ドル・出力25ドル)のまま、Fable 5に近い性能を半額で提供するとAnthropicは発表しています。自分の作業を確かめる力が上がった一方で、回答は長めになり、System Cardでは確信のない答えを自信ありげに述べる例やハルシネーションの率の上昇も報告されています。

使い分けは、難題はFable、日常の仕事はOpus、量をこなす仕事はSonnetが目安です。アプリでは思考を切れないため、簡単な依頼にはeffortを下げるか軽いモデルを使うよう社内に伝えておきましょう。Amazon Bedrockの東京と大阪ではGlobal推論のみの対応で、処理が国内で完結するとは限らない点も、システムに組み込む前に確認が必要です。

会社として最初にやるべきことは、Opus 5の性能を比べることではなく、社員が個人契約で業務の情報を入れていないかを確かめ、学習させない設定・利用の記録・アカウントの管理がそろった環境を示すことです。法人のAI活用に関するほかの記事はAI活用コラム一覧をご覧ください。