Gemini Enterpriseの料金。エディション別の価格とWorkspaceとの違い、人数別の年額

Gemini Enterpriseとは、Google Cloudが法人向けに提供する、社内データの検索やAIエージェントの作成・実行を1つの画面で行えるサービスで、1ユーザーごとの月額料金で契約します。料金は、Google Cloudの公開価格表(SKU一覧)の日本円表示で、Businessエディションが1ユーザーあたり年37,200円(月3,100円相当)から、Standardが月4,400円、Plusが月7,300円(いずれも年契約)です。Google Workspaceに最初から含まれているGeminiとは別の契約で、公式の購入手順にWorkspaceの契約は含まれておらず、Microsoft 365を使う会社も接続先として選べる形で案内されています。この記事では、法人がGeminiを使う3つの契約の違いから、エディション別の料金、人数別の年額、請求書払いの条件、ChatGPT・Claudeと併用したときの合計までを、公式の情報だけで整理します。

※料金と仕様は、2026年9月15日時点でGoogleの公式ページ(Gemini Enterprise製品ページ、Google Cloudドキュメント、Businessエディションのヘルプセンター、Google Cloud SKU一覧、Google Workspace料金ページ)に表示されている内容です。価格・プラン・為替は変更されるため、検討時には公式ページで最新の内容をご確認ください。

法人でGeminiを使う3つの契約

法人がGeminiを業務で使う方法は、Google Workspaceに含まれるGeminiを使う、Gemini Enterpriseを契約する、APIやAgent Platformで従量課金で使う、の3つに分かれます。どれもGeminiという名前が付きますが、契約する場所も料金の形も別です。

Workspaceに含まれるGeminiGemini EnterpriseAPI・Agent Platform
主に使えるものGmail・ドキュメント・Meetなどの中のGemini、Geminiアプリチャット、社内データの横断検索、AIエージェントの作成と実行、Microsoft 365やWorkspaceなどへの接続自社のシステムや業務アプリにGeminiを組み込む
料金の形Workspaceの1ユーザー月額に含まれる(Business Starterは年間プランで月800円・税別から)1ユーザーごとの月額(Businessは年契約で月3,100円相当から)使った量に応じた従量課金
契約・管理する場所Workspaceの管理コンソールBusinessは専用の管理画面、Standard・PlusはGoogle CloudコンソールGoogle AI Studio、Google Cloud
向いている会社すでにWorkspaceでメールや文書を管理している会社複数のシステムに散らばった社内データをAIに使わせたい会社開発と運用の体制がある会社

Gemini Enterpriseで具体的に何ができるか(標準のエージェント、接続先での操作、エディションごとにできること・できないこと)は、Gemini Enterpriseとは|できることをエディション別に整理で詳しく解説しています。

Workspaceに含まれるGeminiについて、Gemini EnterpriseのFAQは、GeminiアプリはGoogle Workspaceの商用および公共機関のお客様に追加料金なしで提供されると説明しています。Workspaceの料金ページでも、Business StarterにGmailのGemini AIアシスタントとGeminiアプリ、Business Standard以上にドキュメントやMeetなどのGemini AIアシスタントが含まれる形で掲載されています。

APIの側は、公式FAQによると、開発者向けのGemini Enterprise Agent Platform(Vertex AIの進化版と説明されています)はGemini Enterprise appとは別に購入が必要で、従量課金の料金が適用されます。個人の開発者も使うGemini Developer APIの料金ページでは、たとえばGemini 3.5 Flashの有料枠が入力100万トークンあたり1.50米ドル、出力9.00米ドルです。同じページで、無料枠のデータはプロダクトの改善に使用される(はい)、有料枠は使用されない(いいえ)と明記されているため、業務データを扱うなら有料枠が前提になります。

検討の順番:Workspaceを使っている会社は、まず追加費用のかからないGeminiで足りるかを確かめます。Microsoft 365やSaaSのデータまで横断して検索させたい、エージェントで定型業務を自動化したい、といった理由が出てきた段階で、Gemini Enterpriseを検討するのが無理のない順番です。社員が個人のGoogleアカウントでGeminiを使っている場合は、会社の管理が及ばない野良AI(シャドーAI)になっている点にも注意が必要です。

エディションと料金

Gemini Enterpriseの料金は、年契約の場合、Businessが1ユーザー月3,100円相当、Standardが月4,400円、Plusが月7,300円で、月単位の契約ではそれぞれ3,700円・5,100円・8,800円です。いずれもGoogle Cloudの公開SKU一覧で請求通貨を日本円にしたときの表示です。

エディション位置づけ年契約(1ユーザー)月契約(1ユーザー)米ドル表示(年契約/月契約)ユーザー数
Business小規模ビジネスやチームに最適。IT部門による設定は不要年37,200円(月3,100円相当)月3,700円年252ドル(月21ドル相当)/月25ドル製品ページは「最大 300 人」、ドキュメントは「1 ~ 500 人」
StandardエンタープライズグレードのIT管理を必要とする組織向け月4,400円月5,100円月30ドル/月35ドル1人以上(シート数無制限)
PlusStandardより利用上限と保存容量が大きい月7,300円月8,800円月50ドル/月60ドル1人以上(シート数無制限)
Frontline現場スタッフ向け。Standard・Plusのアドオン月1,800円月2,200円月12.50ドル/月15ドルStandard・Plusのユーザーが150人以上
従量課金制20シート以上を必要とする、従量制料金を希望する組織向けシート料金0円。使った分を従量で支払うシート料金0ドルドキュメントは「開始するには 1 シート以上が必要」

※円と米ドルの価格は、Google Cloud SKU一覧(cloud.google.com/skus)に掲載されている各エディションのサブスクリプション料金です(2026年9月15日確認)。SKU一覧には、為替変動による米ドル以外の価格の値上げは通知しない旨が記載されています。消費税の扱いはSKU一覧に記載がないため、見積もりで確認してください。製品ページの価格表示は、Businessが「$21 ライセンスあたり月額(米ドル)より」、Standard/Plusが「$30 ライセンスあたり月額(米ドル)より」で、Plus単独の価格と月契約の価格は製品ページには掲載されていません。

Businessエディションは300人までか、500人までか

Businessエディションの人数上限は、公式の中でも2つの数字が併記されています。製品ページ(2026年9月15日確認)とFAQは300人と案内し、エディション比較のドキュメント(2026年9月12日更新)は「1 ~ 500 人のユーザー」と記載しています。Businessエディションのヘルプセンターでも、シートの追加は合計500シートまでと説明され(2026年5月1日更新)、導入ガイド(2026年6月18日更新)では、チームが500人を超える場合にStandardへの切り替えを案内しています。製品ページは「ユーザー数: 最大 300 人」、ヘルプセンターは合計500シートまでと、公式の中で表現が分かれています。300〜500人の規模でBusinessを検討する場合は、申し込み前に営業窓口で確認するのが確実です。

従量課金制エディション

従量課金制は、シート料金をかけずに、使った分だけを支払うエディションです。製品ページは、20シート以上を必要とし従量制料金を希望する組織向けと説明し、トークン・メモリ・コンピューティング・ストレージなどのリソースを標準の従量課金制料金で支払う形としています。料金表では、ストレージとデータインデックスが1GiBあたり月5ドル、アシスタントや画像・動画の生成、Deep ResearchはAgent Platformの料金で課金されます。

ただし、製品ページには段階的にリリースしており現在は一部のお客様を対象に限定的に提供している旨と、Gemini Notebookは現在含まれていない旨が記載されています。また、登録には毎月請求書を受け取る請求書発行のCloud請求先アカウントが必要です。使う量が月によって大きく変わる会社には向きますが、利用量の上限管理を自社で設計しておく必要があります。費用が膨らむ仕組みと対策は生成AIのコスト管理で解説しています。

利用上限を超えたときの超過料金

Standard・Plusでは、1日の利用上限(割り当て)を超えると機能の使用が制限されますが、管理者が超過の設定をオンにすると、超えた分をAgent Platformの料金で支払って使い続けられます。この設定を使えるのは、請求書発行のCloud請求先アカウントと、無料トライアル以外のサブスクリプションがある場合だけです。割り当てと超過料金のドキュメントには、Standard、Plus、Standard Emerging Market以外では超過料金はサポートされていないと記載されています。Businessのヘルプセンターも、特定のユーザーや機能だけ上限を買い足すことはできないと説明しています。なお、ストレージとデータインデックスは、プールされた容量を超えると超過の設定に関係なく、1GiBあたり月5ドルが日割りで自動的に課金されます。

Workspaceの契約は必要か、Microsoft 365の会社でも使えるか

Gemini Enterpriseの公式の購入手順にGoogle Workspaceの契約は含まれておらず、製品ページはMicrosoft 365やGoogle Workspaceなどに接続できるサービスとして案内しています。Microsoft 365を使っている会社も、OneDrive・SharePoint・Outlook・Teamsを接続先として使えます。

会社の状況申し込み方確認しておくこと
Microsoft 365を使っている(Workspaceなし)Businessは専用サイトに仕事用メールアドレスで登録。Standard・PlusはGoogle Cloudの請求先アカウントで購入Standard・PlusでSharePoint・OneDrive・Outlookのデータを取り込む場合、Microsoft Entra IDとWorkforce Identity連携の設定が必要
Workspaceを使っている上と同じ方法に加え、BusinessはWorkspaceのサブスクリプション経由でも購入できるWorkspaceのデータソースに接続する場合、ID基盤はGoogle Identityを使う
両方を使っているどちらの方法でも申し込めるどちらのID基盤でログインさせるかを最初に決める

Businessエディションのログイン画面(2026年9月15日確認)は、仕事用メールでログインするか、トライアルアカウントを作成する形です。ヘルプセンターの導入ガイドには、接続先としてMicrosoft OneDrive・Outlook・SharePoint・Teamsが並んでいます。

Standard・Plusの設定ドキュメントは、ID基盤にGoogle Identityを推奨しつつ、Microsoft Entra ID・Okta・AD FSなど、OIDCまたはSAML 2.0に対応するID基盤も使えると説明しています。注意したいのは、ID基盤を後から変えると、ユーザーは既存のチャット履歴を失うと明記されている点です。Microsoft 365中心の会社は、導入の最初にどのアカウントでログインさせるかを決めておく必要があります。

Workspaceを契約している会社では、BusinessエディションをWorkspaceのサブスクリプション経由で購入する方法もあります。ヘルプセンターによると、この場合はWorkspace管理者がライセンスの割り当て、データへのアクセス管理、利用ログの確認を行え、購入の相談先はGoogleの営業担当者またはGoogle Cloudパートナーです。一方で、社員が会社の購入前に自分で作ったBusinessのインスタンスから、会社のインスタンスへデータを移す方法は現在ないとも書かれています。社員が先に個人で登録している場合は、会社として導入する前に利用状況を把握しておくと移行の混乱を防げます。社員が個人向けのGoogle AI Proを契約して経費で使いたいと言ってきたときの判断はGoogle AI Proの料金と会社で使う前の注意点で解説しています。

個人のAI Proを経費で使わせる前に、会社の環境を決める

社員が個人で契約したAIは、経費で払っていても会社の管理下にはありません。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

人数別の年額(10・30・50・100人)

10人の会社がGemini Enterprise Businessを年契約すると年372,000円、100人なら年3,720,000円です。Workspaceを契約していない会社と、契約している会社に分けて計算します。

Workspaceを契約していない会社(Gemini Enterpriseだけを契約)

人数Business 年契約Business 月契約×12か月Standard 年契約Plus 年契約
10人372,000円444,000円528,000円876,000円
30人1,116,000円1,332,000円1,584,000円2,628,000円
50人1,860,000円2,220,000円2,640,000円4,380,000円
100人3,720,000円4,440,000円5,280,000円8,760,000円

Standard・PlusをGoogle Cloudコンソールで購入する場合、セルフサービス(オンライン)と再販の請求先アカウントでは1アカウントあたり25シートまで、請求書発行の請求先アカウントでは1,000シートまでという上限があります。26人以上でStandard・Plusを入れるなら、請求書発行の請求先アカウントを用意するか、営業担当者を通じたオフライン注文になります。

Workspaceを契約している会社(Business Standardを使っている場合)

人数Workspace Business Standard(年間プラン・税別)Gemini Enterprise Business 年契約(追加分)合計
10人192,000円372,000円564,000円
30人576,000円1,116,000円1,692,000円
50人960,000円1,860,000円2,820,000円
100人1,920,000円3,720,000円5,640,000円

Workspaceを契約済みの会社にとって、Geminiを使うための追加費用は0円から始まります。Business StandardにはすでにGmailやドキュメントの中のGeminiとGeminiアプリが含まれているためです。Gemini Enterpriseを足すと、上の表の追加分がそのまま上乗せになります。Workspace側の料金は、年間プランでBusiness Starterが月800円、Business Standardが月1,600円、Business Plusが月2,500円、年間契約でないプランではそれぞれ950円・1,900円・3,000円(いずれも1ユーザーあたり・税別)です。Businessの各プランは300ユーザーまでで、Enterpriseプランには上限・下限がありません。

※Gemini EnterpriseはGoogle Cloud SKU一覧の日本円表示、WorkspaceはGoogle Workspace料金ページの通常価格(年間プラン)で計算しています(2026年9月15日確認)。Gemini Enterpriseの金額に消費税が含まれるかはSKU一覧に記載がありません。Workspaceの新規契約者向けの期間限定割引は含めていません。WorkspaceのサブスクリプションからBusinessエディションを購入する場合の価格は公開ページに掲載がないため、ここでは直接購入の価格を使っています。

支払い方法と請求書払いの条件

Businessエディションは専用サイトでクレジットカードを登録して申し込むのが基本で、Standard・Plus・従量課金制はGoogle Cloudの請求先アカウントで支払います。請求書発行(銀行振込み)の請求先アカウントを使うと、購入できるシート数や使える機能の範囲が広がります。

エディション申し込む場所支払い契約期間解約
Businessbusiness.gemini.google申し込み画面でクレジットカードの国と支払い方法を入力月契約(30日の請求サイクル)、または12か月の約束で毎月請求される割引価格の年契約解約は契約期間の終了時に有効。法律で求められる場合を除き返金なし
Standard・PlusGoogle CloudコンソールCloud請求先アカウント(セルフサービス:クレジットカードなど/請求書発行:小切手または銀行振込み)月単位または年間。自動更新を設定できる自動更新をオフにし、期間の終了まで有効
従量課金制Google Cloudコンソール請求書発行のCloud請求先アカウントが必須毎月、使った分を支払う―

請求書発行の請求先アカウントで変わること

Google Cloudの請求先アカウントには、オンラインで登録できるセルフサービスと、請求書が郵送またはメールで届く請求書発行の2種類があります。請求書発行は請求先として適格である必要があり、支払い期間は契約で決まります。Gemini Enterpriseでは、このアカウントの種類によって次の点が変わります。

  • Cloudコンソールで購入できるシート数:セルフサービスと再販は25シートまで、請求書発行は1,000シートまで
  • 従量課金制エディションへの登録:請求書発行が必須
  • Standard・Plusの超過料金の設定:請求書発行が必須

Businessエディションには、請求書発行のCloud請求先アカウントを持つ会社向けの支払い条件も別に公開されています。こちらは請求サイクルの初めに支払いが行われ、正式な税務上の請求書(tax invoice)がすぐに発行され、アプリ内の請求画面から確認できる形です。そうでない会社向けの条件(2026年9月8日更新)では、前月分が毎月1日に請求され、シートの増減は日割りで月末の請求に反映されます。年契約から月契約への切り替えは12か月が終わるまでできません。

代理店(Google Cloudパートナー)経由の場合

Googleのドキュメントには、再販の請求先アカウントや、販売パートナーが顧客ごとに料金をまとめるサブアカウントの仕組みが記載されています。Google Cloudパートナーを通じた場合の料金や支払い条件は各パートナーの見積もりで決まり、公開ページには掲載されていません。代理店の見積もりを受け取ったら、Google Cloud SKU一覧の日本円価格と並べ、差額が何の対価(導入支援・サポート・請求書払いなど)なのかを確認すると比較しやすくなります。

管理・セキュリティのエディション差

入力したデータがGoogleのモデルの学習に使われない点はBusiness・Standard・Plusで共通で、差が出るのは、データの保管場所の指定や暗号鍵の管理といった大企業向けの統制機能と、1日の利用上限です。

項目BusinessStandardPlus
プロンプト・出力をGoogleのモデルの学習に使わない○○○
ストレージとデータインデックス(1ユーザーあたり・全体でプール)25GiB30GiB75GiB
アシスタントの利用上限(1ユーザーあたり1日・チームでプール)120クエリ160クエリ200クエリ
Deep Research(1日)3回3回10回
画像生成/動画生成(1日)2枚/1件5枚/2件10枚/3件
データコネクタ全体へのアクセス一部○○
カスタムエージェントの構築・公開、外部製エージェント、Agent Marketplace―○○
VPC-SC、顧客管理の暗号鍵、アクセスの透明性、データ所在地―○○
Google Cloudの監査ログ―○○
超過料金を払って上限後も使い続ける設定―○○

※「―」は、公式の比較表で対象外とされているもの、または公式ページで対象として記載されていないものです。学習利用は製品ページとFAQ、ストレージ・コネクタ・エージェント・統制機能はエディション比較のドキュメント(2026年9月12日更新)とFAQ、Businessの利用上限はヘルプセンター(2026年9月12日更新)、Standard・Plusの利用上限は割り当てと超過料金のドキュメント(2026年9月12日更新)によります。同ドキュメントには、2026年8月17日付の請求に関する更新メールを受け取った契約には別の版の表が適用されると記載されているため、契約時に適用される表を確認してください。

利用上限は1人ずつではなく、同じエディションのユーザー全員で共有する方式です。Businessのヘルプセンターは、一部のメンバーが多く使うと、その日のチーム全体の枠を使い切ることがあると説明しています。個人ごとの上限だけを買い足すことはできず、枠を広げる方法はシートを増やすか、Standard・Plusへ切り替えるかです。Businessのヘルプセンターによると、有効な契約中のチャットは60日間保持されます。社内で点検すべき項目は生成AIのセキュリティ対策チェックリストで整理しています。

トライアルと購入の流れ

Business・Standard・Plusはいずれも30日間の無料トライアルがあり、Businessは月契約で5シートまで無料で試せます。トライアルが終わると自動で有料契約に切り替わる点に注意が必要です。

Businessエディション

  1. business.gemini.googleで仕事用メールアドレスを入力し、トライアルアカウントを作る
  2. 管理画面から、シート数、請求期間(月契約・年契約)、クレジットカードの国、連絡先、支払い方法を入力して購入する
  3. 管理者がメールアドレスでメンバーを招待し、管理者かユーザーかの役割を選ぶ

ヘルプセンターの支払い条件によると、トライアル中に6シート目を追加するか、月契約から年契約に切り替えると、トライアルはその場で終わり、その時点のシート数で請求が発生します。トライアル中に解約すれば、終了日まで使えたうえで有料契約への切り替えは止まります。

Standard・Plus

  1. Google Cloudのプロジェクトを作り、請求先アカウントを設定する
  2. Cloudコンソールの[Gemini Enterprise]から[サブスクリプションを管理]→[サブスクリプションを作成]を選び、エディション、ライセンス数、契約期間、自動更新を決める
  3. ライセンスをプロジェクトとロケーションに配布し、ユーザーに手動または自動で割り当てる
  4. ID基盤を設定し、Microsoft 365やWorkspaceなどのデータソースを接続する

ライセンスはプロジェクトとロケーション(グローバル、米国、EU)ごとに分かれます。ドキュメントは、米国またはEUにデータを置く必要がなければグローバルを選ぶことを推奨しています。

ChatGPT・Claudeと併用したときの合計

Gemini Enterprise Business、ChatGPT Business、Claude Teamの3つを全員に年契約で配ると、1人あたり月9,150円前後、30人で年3,294,000円になります。

サービス1人あたり月額(年契約)公式ページの表示
Gemini Enterprise Business3,100円相当SKU一覧の日本円表示で年37,200円(米ドルでは月21ドル相当)
ChatGPT Business 標準シート3,050円日本語の料金ページの円表示で、年額課金の場合月3,050円、月額課金の場合月3,850円。米ドル表示では月20ドル(年額課金)
Claude Team スタンダードシート3,000円日本から閲覧した場合、年払い時月22ドル(消費税10%込み、税抜20ドル)。1ドル=150円で税抜20ドルを換算
合計9,150円
人数3サービス併用の年額Gemini Enterprise Businessだけの年額
10人1,098,000円372,000円
30人3,294,000円1,116,000円
50人5,490,000円1,860,000円
100人10,980,000円3,720,000円

※ChatGPTとClaudeの料金は2026年9月15日に各社の日本語料金ページで確認した表示です。ChatGPTの料金ページは閲覧環境によって米ドルまたは円で表示されます。税の扱いは各社で表示が異なります(Claudeは消費税10%込みと明記、ChatGPTとGemini Enterpriseの表示には税込・税別の記載なし)。ここでは、ChatGPTとGemini Enterpriseは表示価格をそのまま、Claudeは税抜20ドルを1ドル=150円で換算した額を足しており、税を加えた計算はしていません。ChatGPT Businessは2〜200名、Claude Teamは2〜150名のチーム向けと案内されています。

3つとも1ユーザーごとの課金なので、費用は人数とサービス数の掛け算で増えます。全員に3つ配るのが難しい場合、一部の社員にだけ配る運用になりやすく、配られなかった社員が個人アカウントで使い始める原因になります。複数のAIをまとめて使う方法の比較はマルチAIとは、ChatGPTの法人プランの詳細はChatGPT法人プランの料金、各AIの得意分野は主要4AIの違いと使い分けで解説しています。

会社定額型のサービスとの比較

会社単位の定額型は人数に比例して増えませんが、人数が増えると上位のプランが必要になります。月3万円・5万円・10万円(税抜)の3段階で、人数の目安が1〜5名・6〜20名・21〜50名の定額制を例にすると次のとおりです。

人数定額制(月額・税抜)Gemini Enterprise Business(年契約・月額換算)3サービス併用(月額)
10人5万円31,000円91,500円
30人10万円93,000円274,500円
50人10万円155,000円457,500円
100人目安の記載なし(要相談)310,000円915,000円

※定額制は別途、初期費用100,000円(税抜)がかかります。Gemini Enterprise Businessは1人月3,100円相当、3サービス併用は1人月9,150円で計算しています。

ただし、月額だけで比べると判断を誤ります。会社定額型のサービスには初期費用がかかるものや、利用量に上限を設けているものがあり、使えるAIや機能もサービスごとに違います。Gemini Enterpriseの強みは、Microsoft 365やWorkspace、各種SaaSのデータを横断して検索し、エージェントで業務を自動化できる点です。社員の多くが必要としているのが、文章作成や調べものに複数のAIを使い分けることであれば、会社定額型で足りる場合もあります。自社で使う場面を先に書き出し、それに必要な機能を持つサービスの中で総額を比べる順番がおすすめです。国内の法人向けサービスの料金は法人向け生成AIサービス38社の料金比較にまとめています。

ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを、会社で1つの契約に

UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で使える法人向けサービスです。料金は会社単位の月額で、ユーザーごとの課金はありません。プランはライト30,000円(1〜5名目安)・スタンダード50,000円(6〜20名目安)・プレミアム100,000円(21〜50名目安)で、いずれも月額・税抜、初期費用は100,000円(税抜)です。

UPGEAR AIの詳細を見る

よくある質問

Gemini Enterpriseの料金はいくらですか?
Google Cloud SKU一覧の日本円表示では、年契約の場合、Businessが1ユーザーあたり年37,200円(月3,100円相当)、Standardが月4,400円、Plusが月7,300円です。月単位の契約ではBusinessが月3,700円、Standardが月5,100円、Plusが月8,800円です。製品ページの米ドル表示は、Businessが月21ドルから、Standard・Plusが月30ドルからです。いずれも2026年9月15日時点の表示で、消費税の扱いは見積もりで確認が必要です。
Google Workspaceを契約していないと使えませんか?
公式の購入手順にWorkspaceの契約は含まれていません。Businessエディションは専用サイトに仕事用メールアドレスで登録して申し込み、Standard・PlusはGoogle Cloudの請求先アカウントで購入します。Workspaceを契約している会社は、BusinessエディションをWorkspaceのサブスクリプション経由で購入する方法もあります。
Microsoft 365を使っている会社でも使えますか?
使えます。製品ページはMicrosoft 365やGoogle Workspaceなどに接続できるサービスとして案内しており、OneDrive・SharePoint・Outlook・Teamsへの接続が用意されています。Standard・PlusでSharePointなどのデータを取り込む場合は、Microsoft Entra IDとWorkforce Identity連携の設定が必要です。ID基盤を後から変えるとチャット履歴が引き継がれないため、最初に決めておくことをおすすめします。
Workspaceに含まれるGeminiとGemini Enterpriseは何が違いますか?
Workspaceに含まれるGeminiは、GmailやドキュメントなどWorkspaceのアプリの中で使うAIアシスタントとGeminiアプリで、Workspaceの料金に含まれています。Gemini Enterpriseは別契約のサービスで、Workspace以外のシステムも含めた社内データの横断検索や、AIエージェントの作成と実行が中心です。Workspaceを使っている会社は、まず追加費用のかからないGeminiで足りるかを確かめてから検討すると無駄がありません。
請求書払いはできますか?
Standard・Plusは、請求書発行のGoogle Cloud請求先アカウントを使えば、小切手または銀行振込みで支払えます。請求書発行のアカウントは請求先として適格である必要があります。従量課金制エディションの登録には請求書発行のアカウントが必須です。Businessエディションは申し込み画面でクレジットカードを登録する形が基本で、請求書発行のCloud請求先アカウントを持つ会社向けの支払い条件も公開されています。
入力したデータはAIの学習に使われますか?
公式FAQは、Business・Standard・Plusの各エディションについて、プロンプトや出力などのデータがGoogleのモデルや他のお客様のモデルの学習に使用されることはないと説明しています。一方、Gemini Developer APIの無料枠では、データがプロダクトの改善に使用されると料金ページに記載されています。業務データを扱う場合は、どの契約で使っているかを確認してください。
Businessエディションは何人まで使えますか?
公式の中で2つの数字が併記されています。製品ページとFAQは300人と案内し、エディション比較のドキュメントは1〜500人、ヘルプセンターはシートの追加が合計500シートまでと説明しています。300人を超える規模で検討する場合は、申し込み前に営業窓口で確認するのが確実です。

まとめ

法人がGeminiを使う契約は、Workspaceに含まれるGemini、Gemini Enterprise、API・Agent Platformの3つに分かれます。Workspaceを使っている会社は、追加費用のかからないGeminiで足りるかを先に確かめるのが近道です。

Gemini Enterpriseの料金は、Google Cloud SKU一覧の日本円表示で、年契約ならBusinessが1ユーザー月3,100円相当、Standardが月4,400円、Plusが月7,300円です。Businessの人数上限は公式の中で300人と500人が併記され、使った分だけ払う従量課金制エディションは一部の顧客に限定して提供されています。Workspaceの契約は購入の前提になっておらず、Microsoft 365の会社も接続先として使えますが、ID基盤は最初に決めておく必要があります。

請求書払いや26人以上のStandard・Plusの購入、超過料金の設定には、請求書発行のCloud請求先アカウントが関わります。ChatGPTやClaudeと併用すると1人あたり月9,150円前後になります。1ユーザーごとの課金は、人数とサービス数に比例して総額が増えます。自社で使う場面から必要な機能を決め、その範囲で総額を比べてください。法人のAI活用に関する他の記事はAI活用コラム一覧、社内ルールの整備は生成AIの社内ガイドラインの作り方をご覧ください。