Microsoft 365 Copilotの料金。割引は初年度だけ、2年目以降を含む人数別の総額

Microsoft 365 Copilotの料金とは、Word・Excel・Outlook・Teamsなどの中で生成AIを使うために、前提となるMicrosoft 365とは別に1人ずつ支払うライセンス費用です。結論から言うと、300ユーザーまでの会社向けのMicrosoft 365 Copilot Businessは1人あたり月3,148円(年払い・税別)で、公式ページに大きく表示されている月2,698円は、条件を満たした場合に初年度だけ適用される割引価格です。この記事では、前提のMicrosoft 365まで含めた10人・30人・50人・100人の年額を初年度と2年目以降に分けて試算し、ChatGPTなどと併用した場合の合計、無料版やGitHub Copilotとの違いまで整理します。

※料金は2026年9月15日時点で各社の公式ページに表示されている金額です。Microsoftの法人向けの金額は公式ページの表記どおり消費税別です(個人向けプランの料金ページには税の記載がありません)。価格と条件は変更されることがあり、公式ページでも実際の価格は精算時に反映されると案内されています。契約前には必ず最新の表示と見積もりをご確認ください。

「Copilot」は4種類ある|料金を調べる前の振り分け

Copilotという名前の製品は大きく4種類あり、会社のメールや文書を踏まえてWord・Excel・Teamsの中で使えるのは、そのうちMicrosoft 365 Copilotです。料金の桁も契約先も違うため、まずどれの話かを分けておきます。

種類主な対象料金(公式ページの表示)主な用途
無料版(個人向けのMicrosoft Copilot/法人向けのMicrosoft 365 Copilot Chat)個人/Microsoft 365を契約している会社の社員0円。Copilot Chatは対象のMicrosoft 365プランに追加料金なしで付くWebの情報をもとにしたAIチャット
個人向け(Microsoft 365 Personal・Family・Premium・Pro)個人・家庭Personalは月2,130円(月払い)または年21,300円。Proは月16,000円個人で契約したWord・Excelなどの中でのCopilot
Microsoft 365 Copilot法人Businessは1人月3,148円(年払い・税別)、大企業向けは1人月4,497円(年払い・税別)社内のメール・チャット・文書を踏まえた回答、Office製品やTeamsの中での作業
GitHub Copilotソフトウェア開発者個人向けはFree 0米ドルから、法人向けBusinessは1ユーザー月19米ドルコードの補完・レビュー・コーディング作業の代行

このうち法人向けのMicrosoft 365 Copilotは、同じ名前でもライセンスの区分によって使える範囲が変わります。アプリごとにできることと、導入前に満たしておく前提条件はMicrosoft 365 Copilotでできることで整理しています。

個人向けのMicrosoft 365は、Personalが月2,130円、Familyが月2,740円、Premiumが月3,200円(いずれも月払い、年払いはそれぞれ21,300円・27,400円・32,000円)と表示されています。AI機能を使えるのはサブスクリプションの所有者だけで、Microsoftの公式FAQでも、職場のチームで使う場合は一般法人向けのプランを勧めています。社員が個人のアカウントで業務に使う形は、会社から利用状況が見えない野良AI(シャドーAI)になりやすいので注意が必要です。

GitHub Copilotは、GitHub社のサービスとして別に契約します。個人向けにFree(0米ドル)・Pro(月10米ドル)・Pro+(月39米ドル)・Max(月100米ドル)、組織向けにBusiness(1ユーザー月19米ドル)とEnterprise(同39米ドル)があり、Microsoft 365とは別の契約です。以下、この記事では法人向けのMicrosoft 365 Copilotを中心に解説します。

Microsoft 365 Copilotの料金|Businessと大企業向け

法人向けのMicrosoft 365 Copilotは、300ユーザーまでの一般法人向け(Business)と大企業向けの2種類で、どちらも1ユーザーあたりの月額課金です。Copilot単体では使えず、対象となるMicrosoft 365のプランが別に必要です。

Copilotの価格(1ユーザーあたり・税別)

プラン年払い(月額相当)月払い補足
Microsoft 365 Copilot Business(アドオン)3,148円(割引適用時は2,698円)3,778円Business Basic・Standard・Premiumなどを契約中の既存顧客が追加する形。300ユーザーまで
Business Standard + Copilot Business3,523円4,228円Copilot込みのプラン。Teamsなし版は3,041円/3,649円
Business Premium + Copilot Business4,797円5,756円セキュリティ機能を強めたPremiumとの組み合わせ。Teamsなし版は4,316円/5,179円
Microsoft 365 Copilot(大企業向け)4,497円表示なし条件を満たすMicrosoft 365プランが別途必要。追加は担当者経由

年払いと月払いの差は、Copilot Business(アドオン)で3,148円と3,778円、つまり月払いは約2割高い設定です。Copilot込みの2プランも同じ比率になっています。税込(10%)に直すと、3,148円は3,462.8円、割引の2,698円は2,967.8円、大企業向けの4,497円は4,946.7円相当です。

前提となるMicrosoft 365の価格(1ユーザーあたり・税別)

プラン年払い(月額相当)月払い対象
Microsoft 365 Business Basic1,049円1,259円300ユーザーまで。Web版・モバイル版のOffice
Microsoft 365 Business Standard2,098円2,518円300ユーザーまで。デスクトップ版のOfficeを含む
Microsoft 365 Business Premium3,298円3,958円300ユーザーまで。高度なセキュリティとデバイス管理を含む
Microsoft 365 E35,847円—大企業向け(年間契約)
Microsoft 365 E58,995円—大企業向け(年間契約)

※Microsoftは2026年7月1日から、Microsoft 365の法人向けスイート(Business Basic・Business Standardなど)の価格を改定しています。公式FAQによると、既存の契約は2026年7月1日以降の次回更新時から新しい価格に切り替わります。上の表は改定後の現在の表示です。Business Premiumは改定対象の一覧に含まれていません。なお同じFAQでは、この改定はCopilotの単体ライセンスには適用されないと説明されています。大企業向けには、Copilotを含むMicrosoft 365 E7(1ユーザー月14,842円・年払い・税別)も表示されています。

割引価格は初年度だけ|公式の条件

公式ページの月2,698円は、申込期間と対象者が限られた割引価格で、2年目からは通常の月3,148円で更新されます。割引の条件は、料金ページの注記に次のように書かれています(要約。数値と期間は公式表記どおり)。

  • 対象期間:2026年7月1日から2026年12月31日まで利用できる割引キャンペーン
  • 対象者:対象のビジネスプランを使っている既存のMicrosoft 365顧客が、Copilot Businessをアドオンとして追加する場合
  • 契約:年間契約が必要。注記には「プロモーション価格は初年度にのみ適用されます」とある
  • 更新:自動更新され、年ごとの定期請求になる。支払い方法の登録が必要
  • 除外:試用版のサブスクリプションには使えず、他のオファーとも併用できない
  • キャンセル:購入後7日間はキャンセルでき、日割りで返金される
  • 変更:Microsoftの判断で、予告なく取り消し・変更・停止されることがある
  • Copilot込みのプラン:オファーや割引の内容が異なる場合がある

割引と通常価格の差は1ユーザーあたり月450円、年5,400円です。10人なら年54,000円、100人なら年540,000円、2年目から予算が増える計算になります。稟議や予算計画を初年度の金額だけで通すと、2年目の更新時に差額の説明が必要になるため、最初から2年分を並べておくのが安全です。

Copilot込みプランの価格について:Business Standard + Copilot Business(月3,523円)とBusiness Premium + Copilot Business(月4,797円)には、料金ページ上で初年度限定の注記は付いていません。ただし前述のとおり、Copilot込みのプランでは割引の内容が異なる場合があると書かれているため、2年目以降の更新価格は購入前に確認してください。

前提ライセンス込みの人数別年額|初年度と2年目以降

前提のMicrosoft 365まで含めると、Business Standardを使っている会社がCopilotを追加した場合の1人あたり年額は、初年度57,552円、2年目以降62,952円(税別)です。まず1人あたりの年額を経路ごとに並べます。

1人あたりの年額(年払い・税別)

契約の形初年度2年目以降
Business Standard(契約中)+ Copilot Businessアドオン57,552円62,952円
Business Premium(契約中)+ Copilot Businessアドオン71,952円77,352円
Business Standard + Copilot Business(Copilot込みプラン)42,276円42,276円(表示価格が続く場合)
Business Premium + Copilot Business(Copilot込みプラン)57,564円57,564円(表示価格が続く場合)
Microsoft 365 E3 + Microsoft 365 Copilot(大企業向け)124,128円124,128円

※アドオンの初年度は割引価格2,698円、2年目以降は通常価格3,148円で計算。いずれも(月額相当×12か月)。税込は1.1倍です。

Microsoft 365を契約済みの会社(Business Standard+アドオン)

人数初年度の年額2年目以降の年額うちCopilot分(初年度→2年目以降)
10人575,520円629,520円323,760円 → 377,760円
30人1,726,560円1,888,560円971,280円 → 1,133,280円
50人2,877,600円3,147,600円1,618,800円 → 1,888,800円
100人5,755,200円6,295,200円3,237,600円 → 3,777,600円

すでにMicrosoft 365の費用を払っている会社にとって、新たに増えるのは右端のCopilot分です。30人なら初年度約97万円、2年目以降は約113万円が上乗せになります。月払いを選んだ場合のCopilot分は1人あたり年45,336円で、30人では年1,360,080円です。

Microsoft 365を契約していない会社(Copilot込みプラン)

人数Business Standard + Copilot BusinessBusiness Premium + Copilot Business
10人422,760円575,640円
30人1,268,280円1,726,920円
50人2,113,800円2,878,200円
100人4,227,600円5,756,400円

※年払いの表示価格×12か月(税別)。料金ページに初年度限定の注記がないため初年度と2年目以降を同額としていますが、更新価格は購入前にご確認ください。

2つの表を比べると、同じBusiness Standardの組み合わせでも、表示価格のうえではCopilot込みプラン(月3,523円)のほうが、Standard(月2,098円)にアドオンを足す形より、割引適用時でも1人あたり月1,273円安くなっています。公式FAQでは、新規の顧客はCopilotを含むプランを購入でき、既存の顧客はアドオンとして追加できると案内されています。また別のプランへの切り替えは可能とされていますが、既存の契約をCopilot込みプランに切り替えたときの価格と条件は料金ページには書かれていません。すでにMicrosoft 365を使っている会社は、アドオンを足す場合と切り替える場合の両方で見積もりを取ると、差額がはっきりします。

人数分の年額を比べるなら、人数で月額が変わらない契約も並べる

前提ライセンスとアドオンを人数分積むと、社員が増えるたびに年額が上がります。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

ライセンス料以外にかかる費用

ライセンス料のほかに費用が発生しうるのは、Copilot Coworkなど従量課金の機能と、社外向けのエージェントを作るCopilot Studioです。いずれも使った量に応じて請求されるため、上限の設定を先に決めておくことが大切です。

従量課金になる機能

料金ページの比較表では、Copilot Cowork(AIに作業を任せる機能)は、Copilot Businessのライセンスがあっても従量課金制と表示されています。Microsoft Learnの説明では、Cowork、Coworkで作ったアプリ、Work IQ APIの利用はCopilotクレジットという共通の単位で測られ、Microsoft 365管理センターで組織全体とユーザーごとの支出上限を設定できます。1回の処理で消費するクレジット数は作業の内容によって異なり、見積もり用のツールも用意されています。

無料のCopilot Chatだけを使っている社員が、組織で作ったエージェントを使う場合も従量課金です。この場合はAzureのサブスクリプションが必要で、Microsoft Learnの従量課金メーターの説明では1メッセージあたり0.01米ドルと記載されています(Copilot Studioのドキュメントでは、2025年9月1日から単位の名前がメッセージからCopilotクレジットに変わり、従量課金の料金は変わらないと説明されています)。

Copilot Studio(エージェントを作るツール)

Microsoft 365 Copilotのライセンスには、社内で使うエージェントを作る機能が含まれ、ライセンスを持つユーザーはMicrosoft 365 Copilotに公開されたエージェントを追加費用なしで使えます。Webサイトやアプリなど社外向けに公開するエージェントを作る場合は、単体のCopilot Studioが必要です。公式ページでは、テナント全体用に1パックあたり25,000 Copilotクレジットを含むプランが月29,985円と表示されています(1クレジットあたり約1.2円の計算)。ほかに、月末に実際に使った分だけを払う従量課金と、1年分を前払いすると費用を最大20%削減できる事前購入プランがあります。

※従量課金の支払いにはAzureのサブスクリプションが必要です。費用管理の考え方は生成AIのコスト管理で整理しています。

購入経路と請求書払い

300ユーザーまでの会社は、Microsoftのサイトや管理画面からクレジットカードで購入でき、1回の支払金額が48,500円以上になる場合は請求書払いも選べます。大企業向けは、既存の契約へのCopilotの追加も含めて、Microsoftの担当者に問い合わせる形が案内されています。

項目一般法人向け(Business)大企業向け
購入の窓口新規はCopilot込みのプランを公式サイトから購入できる。既存の顧客はMicrosoft 365 管理センターからアドオンを追加営業担当者への問い合わせが案内されている。既存の契約にCopilotを追加する場合も担当者経由
支払い方法クレジットカード(Visa・Mastercard・JCB・American Express)。1回の支払金額が48,500円以上なら請求書払いも可営業担当者との契約で決まる
試用1か月の無料試用あり(クレジットカードが必要。割引は試用版には適用されない)公式FAQでは、Microsoft 365 Copilotの試用版は提供していないと案内
人数一般法人向けプラン全体で300ユーザーまで300ユーザーを超える組織向け。ボリュームライセンスの契約(通常250ライセンス以上)には割引価格の案内あり

契約の形は、月間契約で毎月払う、年間契約で毎月払う、年間契約で1年分を一括で前払いする、の3通りが案内されています。解約の扱いがそれぞれ違い、月間契約はいつ解約しても解約料はかかりませんが、年間契約を月払いにしている場合は期間途中の解約で解約料が発生することがあり、年間契約を一括前払いにしている場合は期間満了前に解約しても払い戻しはありません(開始から7日以内のキャンセルは日割りで返金)。たとえばアドオンを年払いで一括購入すると1人あたり37,776円(税別)なので、2人分から請求書払いの条件を超えます。

見積もりを取るときは、次の4点をそろえて確認すると、2年目以降の予算まで一度に固まります。

  • 割引の対象になるか既存のMicrosoft 365顧客か、申込日が2026年12月31日までか、年間契約か。
  • 2年目の更新価格アドオンは通常価格の3,148円に戻る。Copilot込みプランの更新価格も書面で確認する。
  • 前提のMicrosoft 365の更新時期2026年7月1日以降の次回更新から新価格になるため、Copilotと同じ年に値上がりが重なるかを見る。
  • 従量課金の上限CoworkやエージェントをCopilotクレジットで使う場合の、組織全体とユーザーごとの支出上限。

無料版でできること・できないこと

Microsoft 365の法人プランを契約していれば、Microsoft 365 Copilot Chatは追加料金なしで使えますが、社内のメール・チャット・文書を踏まえた回答や、Word・Excel・Teamsの中で業務データを使うCopilotは有料ライセンスの範囲です。まず無料の範囲を全員が使い、有料ライセンスは必要な人に絞るという進め方ができます。

比べる点Microsoft 365 Copilot Chat(無料)Microsoft 365 Copilot(有料)
料金対象のMicrosoft 365プランに追加料金なしBusinessは1人月3,148円(年払い・税別)から
回答の根拠Webの情報。ファイルのアップロードは制限ありWork IQにより、メール・チャット・文書・会議などの業務データも使う
使える場所Microsoft 365 Copilotアプリ、OutlookなどWord・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsなど
エージェント組織が作ったエージェントを従量課金で利用Microsoftが提供する既成のエージェント(リサーチ ツール、アナリストなど)を利用可能
利用状況の分析—導入状況・利用状況・業務への影響を測定できる

公式FAQでは、Copilot Chatは調査や分析に公開されたWebの情報を使い、Microsoft 365のアプリや組織内のファイル・メール・チャットとは連携しないと説明されています。職場のアカウント(Microsoft Entra ID)でサインインして使えば、エンタープライズデータ保護の対象になります。一方、社員が個人のMicrosoftアカウントで使う無料版は、会社の管理下に入りません。業務で使うなら、会社のアカウントでCopilot Chatを使うように社内ルールで決めておくのが現実的です。ルールの作り方は生成AIの社内ガイドラインの作り方で解説しています。

ChatGPT Businessなどと併用した場合の合計

Microsoft 365 Copilotに加えてChatGPT Businessも全員に配ると、Copilotの2年目以降の価格とChatGPTの表示価格を足して1人あたり月6,198円、30人なら年2,231,280円になります。Copilotは社内のMicrosoft 365のデータを使う作業に向き、ほかのAIには長文の読み込みや調べものなど別の得意分野があるため、併用を考える場面があります。そのときの合計を人数別に並べます。

人数Copilot Businessアドオンのみ+ ChatGPT Business+ ChatGPT Business + Claude Team
10人377,760円743,760円1,103,760円
30人1,133,280円2,231,280円3,311,280円
50人1,888,800円3,718,800円5,518,800円
100人3,777,600円7,437,600円11,037,600円

※年額。前提のMicrosoft 365は契約済みとして含めていません。Copilotは2年目以降の通常価格3,148円(年払い・税別)。ChatGPT Businessは標準シート(年額課金)の表示価格 月3,050円で、日本から開いたOpenAIの料金ページの円表示です(閲覧環境によっては月20米ドルと表示されます)。料金ページに税込・税別の記載がないため、税を足さずに表示価格のまま合算しています。Claude Teamのスタンダードシート(年払い)は税抜で月20米ドルです(閲覧環境によっては消費税10%込みの月22米ドルと表示されます)。ここではMicrosoftの税別価格とそろえるため税抜の月20米ドルを、1ドル=150円で計算した場合の3,000円で合算しています。実際の請求額は為替と各社の請求条件で変わります。

ChatGPT Businessの料金の詳細と人数別の試算はChatGPTの法人向け料金で解説しています。複数のAIを1つずつ契約する方法以外の選択肢はマルチAIとは?複数の生成AIを1つの環境で使う方法と選び方で比べています。どの作業にどのAIが向くかは主要4AIの違いと使い分けをご覧ください。

なお、社内でGoogle Workspaceを使っている会社は事情が違います。Google Workspaceは、日本語の料金ページでBusiness Starter・Standard・Plusが1ユーザー月800円・1,600円・2,500円(年間プランの通常価格・税別)と表示され、GmailやGeminiアプリでのAI機能が含まれています。この場合、Microsoft 365 Copilotを使うにはMicrosoft 365の契約から必要になるため、比較の前提が変わります。

ユーザー課金のない会社定額と比べる

ユーザー課金のない会社定額のサービスと比べると、Copilotアドオン単体(2年目以降)は10人・30人では定額の年額を下回り、50人では上回ります。ChatGPT Businessと併用すると10人の時点で定額を上回ります。1人あたりの課金は人数に比例して増えるため、配る人数が多いほど差が開きます。

人数Copilotアドオン(2年目以降)Copilot + ChatGPT Businessユーザー課金のない会社定額の例
10人377,760円743,760円600,000円(月50,000円)
30人1,133,280円2,231,280円1,200,000円(月100,000円)
50人1,888,800円3,718,800円1,200,000円(月100,000円)
100人3,777,600円7,437,600円目安の記載なし(要相談)

※年額・税別。会社定額の列は、利用人数の目安を月30,000円=1〜5名、月50,000円=6〜20名、月100,000円=21〜50名(いずれも税抜)としているサービスの例で、10人は月50,000円、30人と50人は月100,000円の12か月分です。100人は目安の記載がないため個別の相談になります。定額制は別途、初期費用100,000円(税抜)がかかります。月50,000円はCopilotアドオンの通常価格3,148円の約15.9人分、月100,000円は約31.8人分です。ChatGPT Businessと併用した月6,198円なら、それぞれ約8.1人分・約16.1人分に当たります。

ただし、会社定額のAIサービスは、Word・Excel・Teamsの中で社内のメールや文書を踏まえて動くCopilotの代わりにはなりません。定額型でも、使える量、対応しているAI、初期費用、契約期間はサービスごとに異なります。現実的なのは、Office製品の中での作業が中心の人にはCopilotを、それ以外の社員の日常的なAI利用にはユーザー課金のない環境を、というように役割で分ける考え方です。国内の主なサービスの料金は法人向け生成AIサービスの料金比較で一覧にしています。

ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを、会社で1つの契約に

UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で使える法人向けのサービスです。料金は月額30,000円から(税抜)で、利用人数に上限はなく、ユーザーごとの課金はありません。

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よくある質問

Microsoft 365 Copilotは単体で契約できますか?
単体では使えません。Microsoft 365 Business Basic・Standard・Premium、Microsoft 365 E3・E5など、対象となるMicrosoft 365のプランが別に必要です。Microsoft 365を契約していない会社は、Business StandardやBusiness PremiumにCopilotを組み合わせたプランを購入する形が公式に案内されています。
2年目以降の料金はいくらになりますか?
一般法人向けのCopilot Businessをアドオンで追加した場合、2年目以降は通常価格の1ユーザー月3,148円(年払い・税別)です。公式ページの月2,698円は、2026年7月1日から12月31日までに申し込んだ既存のMicrosoft 365顧客が年間契約をした場合の割引で、公式の注記に初年度にのみ適用されると書かれています。
月払いにすると料金は変わりますか?
変わります。Copilot Businessのアドオンは、年払いが月3,148円相当、月払いが月3,778円(いずれも税別)で、月払いは約2割高くなります。初年度の割引は年間契約が条件のため、月払い(月間契約)には適用されません。
無料のCopilot Chatだけで足りますか?
Webの情報をもとにした文章作成や調べものが中心なら、対象のMicrosoft 365プランに追加料金なしで付くCopilot Chatで足りる場合があります。社内のメール・チャット・文書を踏まえた回答や、Word・Excel・Teamsの中で業務データを使う機能が必要な人には、有料のMicrosoft 365 Copilotが必要です。全員に一律で配らず、必要な人から有料ライセンスを割り当てる進め方もできます。
GitHub CopilotはMicrosoft 365 Copilotに含まれますか?
含まれません。GitHub Copilotはソフトウェア開発者向けのサービスで、GitHubで別に契約します。組織向けのBusinessは1ユーザー月19米ドル、Enterpriseは1ユーザー月39米ドルと公式ページに表示されています。
入力した内容はAIの学習に使われますか?
Microsoftは、Microsoft 365 Copilotのプロンプトと応答は基盤となる大規模言語モデルのトレーニングには使われないと説明しています。職場のアカウントで使う場合はエンタープライズデータ保護の対象となり、プロンプトと応答はMicrosoft 365のサービス境界内にとどまると案内されています。社員が個人のアカウントで使う無料版はこの対象外になるため、業務では会社のアカウントを使うルールにしておくことをおすすめします。
請求書払いはできますか?
一般法人向けのMicrosoft 365のプランでは、1回の支払金額が48,500円以上になる場合に請求書払いを選べます。それ以外はクレジットカード(Visa・Mastercard・JCB・American Express)での支払いです。大企業向けの契約は営業担当者を通して条件を決めます。

まとめ

Microsoft 365 Copilotの料金は、300ユーザーまでの会社向けのCopilot Businessが1人あたり月3,148円(年払い・税別)、大企業向けが月4,497円で、どちらも前提となるMicrosoft 365の料金が別にかかります。公式ページの月2,698円は、2026年12月31日までに申し込んだ既存顧客の初年度だけに適用される割引です。

予算は初年度と2年目以降を並べて組むのが安全です。Business Standardにアドオンを足す場合、1人あたり年額は初年度57,552円、2年目以降62,952円で、30人なら2年目以降は年1,888,560円になります。Copilot込みプランは、表示価格のうえではBusiness Standardにアドオンを足す形より安いため、すでにMicrosoft 365を使っている会社も、切り替えた場合の見積もりを取る価値があります。

ライセンス料のほかに、CoworkやエージェントのCopilotクレジット、社外向けのCopilot Studioといった従量課金の費用が発生しうるため、支出上限の設定も契約時に決めておきましょう。ChatGPTなど別のAIと併用すると、1人あたりの課金は人数とサービス数の掛け算で増えていきます。誰にどのAIを配るかを決めてから、全社員に配った場合の総額で比べることをおすすめします。法人のAI活用に関するほかの記事はAI活用コラム一覧をご覧ください。