NotebookLMの使い方|手順・料金と会社で使う前の注意点

NotebookLMとは、アップロードした資料だけを根拠に答え、答えの引用元を示すGoogleのAIリサーチツールで、2026年7月からの正式名称はGemini Notebookです。無料で使い始められますが、個人のGoogleアカウントに社内資料を入れるのであれば、会社として何を入れてよいかの線引きを先に決める必要があり、法人で使うならGoogle Workspace版か、会社が管理する環境で使う形が向いています。この記事では、ノートブックの作成から資料の追加、質問、音声解説までの手順と、料金・上限を公式ヘルプの記載どおりに整理し、そのうえで会社で使う前に決めておきたいことを解説します。

※本文中の画面の名称やボタン名は、Gemini Notebook(旧NotebookLM)の公式ヘルプ日本語版の表記に合わせています。料金・上限・仕様は2026年9月16日時点で公式ページとヘルプを確認した内容です。いずれも変更される場合があります。

NotebookLMとは|資料だけを根拠に答え引用を示すGoogleのAI

NotebookLMは、自分で集めた資料を読み込ませ、その資料の範囲で質問に答えさせるためのAIです。公式ヘルプでは「AI 搭載のリサーチ アシスタント」と説明されており、チャットの回答にはソースに含まれるデータのみが使われ、回答にはインラインで引用が付きます。何でも答えるAIではなく、手元の資料を速く正確に読むための道具と考えると、使いどころがはっきりします。

資料のまとまりは「ノートブック」と呼ばれ、プロジェクトや業務ごとに作ります。ノートブックに入れた資料は「ソース」と呼ばれます。ソースを追加すると、要約、質問への回答、音声で聞ける解説、マインドマップ、スライド資料などを作れます。

2026年7月から名称はGemini Notebookに(変わる点・変わらない点)

公式サイトのよくある質問には「2026 年 7 月より、NotebookLM は Gemini Notebook になります」と記載されています。旧名称のNotebookLMで検索されることも多いため、この記事でも以下NotebookLMと表記しますが、画面上の名称はGemini Notebookです。

項目内容(公式の記載)
正式名称Gemini Notebook(2026年7月から)
公式サイトhttps://notebook.google/ (旧アドレスのnotebooklm.googleから転送)
ヘルプsupport.google.com/gemininotebook (旧ヘルプのアドレスから転送)
既存のノートブックこれまでどおりアクセスできる
使い方ウェブとモバイルで、単独のツールとして引き続き使える。Geminiアプリの中からノートブックを作ることもできる(Geminiアプリ側は現時点で個人のGoogleアカウントのみ)

基本の使い方|作成→ソース追加→質問→引用確認・メモ保存

使い方の基本は、ノートブックを作り、資料を入れ、質問し、引用を確かめて残す、の4段階です。パソコンのブラウザで操作する場合の手順を、公式ヘルプのボタン名どおりに示します。

手順1:ログインしてノートブックを作成する

  1. ブラウザで公式サイト(https://notebook.google/)を開き、Googleアカウントでログインします。
  2. [ノートブックを新規作成] を選択します。
  3. ポップアップ ウィンドウで [ソースをアップロード] を選択します。
  4. ノートブックにアップロードするソースを選択するか、新しいソースを探します。

個人のGoogleアカウントか、仕事用・学校用のGoogleアカウントが必要です。会社が管理するアカウントでは、組織の管理者がアクセスを有効にしている必要があります。

手順2:ソースを追加する

  1. 所有している既存のノートブックを開くか、新しいノートブックを作成します。
  2. 左側の [ソースを追加] を選択します。
  3. ファイルをアップロードするか、ウェブ上のソースやWorkspaceのファイルを探す場合は検索ボックスに調べたいことを入力します。
  4. ノートブックに含めるソースをすべて選択します。

ノートブックを開いたあとは、[ソース] パネルの [+ 追加] からもソースを足せます。ソースが5件以上になると、トピックごとに自動でラベルが付いて分類されます。

手順3:チャットで質問する

  1. [チャット] パネルに、すべてのソースから生成された概要が表示されていることを確認します。
  2. プロンプトボックスに質問を入力します。要約や表の作成など、ソースに対する指示も出せます。
  3. 一部のソースだけを根拠にしたい場合は、[ソース] パネルで各ソースのチェックボックスを選択・解除します。

回答の文体や長さは、[チャット] パネルの [チャットを設定] から変えられます。会話のスタイルは「デフォルト」「学習ガイド」「カスタム」、回答の長さは「デフォルト」「長め」「短め」から選び、[保存] を選択します。

手順4:引用を確認し、メモに保存する

  1. 回答の中の引用部分にカーソルを合わせ、引用元のテキスト全体を確認します。
  2. 引用部分を選択すると、ソースの該当箇所に移動するので、前後の文脈を確かめます。
  3. 残しておきたい回答は [メモに保存] を選択します。表やクリックできる引用も元の形式のまま保存されます。
  4. 自分でメモを書く場合は、[Studio] パネルの [メモ] セクションで [メモを追加] を選択します。

メモは1つのノートブックに最大1,000件まで作れます。回答を保存したメモはあとから編集できません。メモは [ソースに変換] で新しいソースにしたり、Googleドキュメントやスプレッドシートに書き出したりできます。チャットの履歴は保持され、非公開のままです。消したい場合は、チャットパネルのその他メニューから [チャットの履歴を削除] を選択します。

出力言語を日本語にする

回答や資料が英語で出てくる場合は、出力言語を変更します。

  1. パソコンでGemini Notebookを開きます。
  2. 右上の設定アイコンから [出力言語] を選択します。
  3. 生成されるテキストの言語(日本語)を選択します。

選んだ言語は、学習ガイド、ドキュメント、音声解説、チャットの応答に使われます。初期状態では、Googleアカウントの設定で指定した言語が使われます。

追加できるソースの種類と容量上限

ソースには、社内でよく使うファイル形式の多くを入れられます。上限は1つのソースあたり50万語、アップロードするファイルは200MBまでで、無料で使う場合は1つのノートブックに入れられるソースは50件までです。

種類補足(公式ヘルプの記載)
PDF、Word(docx)、PowerPoint(pptx)、テキスト(txt)、マークダウン(md)、CSVコピープロテクトされたPDFは取り込めない
Googleドキュメント複数のタブがある場合は1つのソースとして取り込まれる。脚注とコメントは取り込まれない
Googleスライド最大100枚
Googleスプレッドシート現在は1ファイル10万トークンまで
画像jpg・png・heic・webpなど。種類によっては正常に機能しない場合がある
音声ファイルMP3・WAVなど。取り込み時に文字起こしされ、そのテキストがソースになる。日本語に対応
ウェブURLページのテキストのみ。画像や埋め込み動画は取り込まれず、ペイウォールのあるページは使えない
公開されているYouTube動画のURL字幕付きの動画のみ。取り込まれるのは文字起こし部分
コピーして貼り付けたテキスト作成時にタイトルを付けられる
ePubファイル、Playブックスの電子書籍電子書籍はテキストのみ
GeminiチャットGeminiアプリでノートブックについて交わした会話を、ノートブックの文脈として追加できる

※ページ数の上限はないとされています。有料プランや会社向けプランのソース数は料金プランと無料版の上限で示します。

Googleドライブのファイルは数分ごとに同期される

Googleドライブから取り込んだソースは自動的に更新され、数分ごとに同期されます。元のドキュメントを直した内容は、ノートブックを開いたときに反映されます。すぐに反映させたい場合は、ソースを開いて [クリックして Google ドライブと同期] を選択します。取り込めるのは閲覧以上の権限があるファイルだけで、元のファイルへのアクセス権を失ったり、ファイルが削除されたりすると、そのソースは参照できなくなります。参照できなくなったソースもソース数の上限には数えられます。

パソコンからアップロードしたファイルはコピーとして取り込まれるため、元を直しても反映されません。改訂がある規程やマニュアルは、ドライブから取り込むか、改訂のたびに差し替えます。

ウェブ・YouTube・音声を取り込むときの制限

  • YouTube動画は、アップロードから72時間たっていないもの、発話がないものは取り込めない場合があります。動画が削除・非公開になると、ソースは30日以内にノートブックから自動で削除されます。
  • 音声ファイルは、音質が低いと取り込みに失敗することがあります。発話が含まれない音声は対象外です。
  • 権利を持っていない文書はアップロードしないよう、公式ヘルプで注意されています。

Studioの生成機能|音声解説・動画解説・マインドマップ・レポート等

ソースを入れたあとは、画面の [Studio] パネルから、資料を別の形に変換した成果物を作れます。生成はバックグラウンドで進み、音声解説やスライド資料などの作成・削除にはノートブックの編集権限が必要です。

成果物内容
音声解説AIのホストが資料の要点を会話形式で解説する音声
動画解説資料の内容をナレーション付きの動画にまとめる
マインドマップ主なトピックと関連するアイデアを分岐図で表示
レポートよくある質問、学習ガイド、概要説明資料、AIが提案する形式などから選ぶ
データテーブル資料の内容を表に整理する
フラッシュカード・クイズ資料の重要な用語や内容を問題形式にする
スライド資料資料をもとにプレゼンテーションを作る。PDFかPowerPoint(.pptx)で書き出せる
インフォグラフィック要点を1枚の図にまとめ、PNGで保存できる

※スライド資料とインフォグラフィックは、公式ヘルプで18歳以上のユーザーが対象と記載されています。ノートブックに初めてソースを追加したときに、レポートや音声解説などが1回だけ自動作成される場合があります(上限には影響しないと記載)。

音声解説を作る手順

  1. ノートブックを開き、ソースを追加しておきます。
  2. [Studio] パネルで [音声解説] を選択します。
  3. 生成パネルで形式を選びます。「詳細」(標準)は2人のホストが主要なトピックを掘り下げる会話、「概要」は1人のホストが要点を2分以内にまとめる形式、「批評」は資料を建設的に評価する形式、「議論」は2人のホストが形式に則って議論する形式です。
  4. 言語を選び、必要ならプロンプトで焦点を当てるトピックや専門性の度合いを指示します。
  5. 生成が終わったら再生します。再生速度はその他アイコンから変更できます。

音声解説は80以上の言語で作れ、日本語にも対応しています。長さの調整と、再生中に質問できるインタラクティブモードは英語のみの対応です。

動画解説

[Studio] パネルで [動画解説] を選ぶと、資料をナレーション付きの動画にできます。形式は「シネマティック」「解説」「ショート動画」(約60秒)の3つで、シネマティックとショート動画は英語のみ・18歳以上が対象です。日本語で作るなら「解説」を選びます。生成には30分以上かかる場合があります。

マインドマップ

チャットで [マインドマップ] チップを選ぶと、[Studio] パネルにマインドマップを含む新しいメモが表示されます。枝を開閉して詳細を見たり、ノードを選んでそのトピックについてチャットで質問したりできます。作り直すときは、その他アイコンから [メモを削除] を選ぶと生成し直せます。マインドマップはモバイルアプリには対応していません。

レポート・データテーブル・スライド資料

レポートは、その他メニューの [Google ドキュメントにエクスポート] で書き出せます。データテーブルは [Google スプレッドシートにエクスポート] で書き出せ、表の内容は1つ目のタブ、引用文献は2つ目のタブに入ります。スライド資料は、改訂アイコンからスライドごとに直す指示を入れ、[改訂版のスライドを生成] で作り直せます。改訂できるスライド資料の総数には上限があるため、直したい点はまとめて指示します。

Webから資料を探して追加する機能|Fast Research・Deep Research

手元に資料がない場合でも、ノートブックの中からウェブやGoogleドライブを検索して、ソースを集められます。短時間で候補を探すFast Researchと、多数のサイトを調べてレポートにまとめるDeep Researchの2つがあります。

Fast Researchでソースを探す

  1. ソースパネルの検索ボックスに調べたいことを入力します。
  2. [ウェブ] か [ドライブ] を選択します。
  3. 検索して、表示された結果(タイトル、クエリとの関連の説明、ページへのリンク)を確認します。
  4. 取り込みたい結果を選び、ノートブックにインポートします。

ドライブを選んだ場合は、自分がアクセス権を持つファイルの中から探します。

Deep Researchでレポートとソースをまとめて取り込む

  1. [ソース] パネルの検索ボックスに、調べたいことを入力します。
  2. [ウェブ] と [Deep Research] をオンにします。
  3. 検索して開始します。結果が出るまで数分かかることがありますが、その間もノートブックは使えます。
  4. すべての結果をインポートするか、[表示] を選んで中身を確認し、取り込むものを選びます。

Deep Researchは、数百のウェブサイトを自動で参照し、分析した結果を複数ページのレポートにまとめる機能です。現時点では18歳以上のユーザーのみが対象で、ソース数の上限も適用されます。取り込まなかった結果は、終了すると破棄されます。

集めたソースの確かめ方:ウェブから自動で集めたソースには、出所のはっきりしないページや古い情報が混ざることがあります。取り込む前に発信元と更新日を確認し、公的機関や公式サイトのページを優先して残します。

ノートブックの共有と権限|閲覧者・編集者・一般公開

ノートブックは、相手を指定して「閲覧者」か「編集者」の権限で共有できます。個人のGmailアカウントでは最大50人と共有でき、リンクを知っている全員に公開することもできますが、会社の資料では公開の設定に注意が必要です。

権限できること(公式ヘルプの記載)
閲覧者共有されたすべてのソースとメモを読み取り専用で見られる
編集者ソースとメモの表示・追加・削除、ほかのユーザーへの共有ができる
リンクを知っている全員(一般公開)Googleアカウントを持つ誰でも、リンクからノートブックを見られる

限られた人と共有する手順

  1. ノートブックを開きます。
  2. [共有] を選択します。
  3. 共有したい相手のメールアドレスを追加し、「閲覧者」か「編集者」を選びます。
  4. ほかの人にコピーを作らせたくない場合は、[コピーを許可] のチェックボックスをオフにして [保存] を選択します。

個人のGmailアカウントではGoogleグループとは共有できません。[チャットビューへのリンクをコピー] でチャット画面だけを見せても、閲覧者のソースへのアクセス権が完全になくなるわけではないと公式ヘルプは注意しています。見せたくない資料は、そもそも共有するノートブックに入れないのが確実です。

一般公開と成果物のリンクには特に注意する

アクセスを [リンクを知っている全員] にすると、Googleアカウントを持つすべてのユーザーがリンクからノートブックを見られます。さらに、一般公開したノートブックの音声解説やスライド資料などの成果物は、リンクを知っていればGoogleアカウントにログインしていなくても表示できます。成果物のリンクを外部に貼ると、意図しない相手に内容が渡るおそれがあります。

公開をやめるときは、所有者か編集者が [共有] からアクセスを [制限付き] に戻します。なお、ノートブックの公開共有は一般ユーザー向けアカウントでのみ有効で、Workspace EnterpriseアカウントとEducationアカウントでは現在のところ無効とされています。

共有・一般公開・評価ボタンから情報が漏れる7つの経路と、誤って公開したときの初動、共有前のチェックリストはNotebookLMの情報漏洩はどこから起きる?共有・公開で漏れる7つの経路と誤公開時の初動で詳しく整理しています。

共有と公開の設定は、作った人でなく管理者が見る

ノートブックの共有範囲を作った人が決めると、一般公開になっていても誰も気づけません。UPGEAR AI(アップギアAI)は、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1つの契約で使える法人向けサービスです(人数無制限)。

料金プランと無料版の上限

NotebookLMは無料で使え、よく使う人はGoogleの個人向けAIプランで上限を引き上げられます。会社として契約する場合は、個人向けプランではなく、Google WorkspaceかGoogle Cloudを経由します。

個人向けプラン別の料金と上限

プラン料金(月額)ノートブック数1ノートブックのソース数
無料(Gemini Notebook Standard)0円100件50件
Google AI Plus725円200件100件
Google AI Pro2,900円500件300件
Google AI Ultra14,500円〜500件500件(20TBプラン)/600件(30TBプラン)

※料金はGoogle Oneの「Google AI プラン」ページ(日本向け表示)に2026年9月16日時点で表示されている月額で、税込・税別の記載がないため表示どおりに記載しています。ノートブック数とソース数は公式ヘルプ「Gemini Notebook をアップグレードする」の表の値で、ヘルプ上「変更される場合があります」とされています。Google AIのプランに申し込めるのは個人のGoogleアカウントのみです。

Google AI ProとUltraでは、チャットでウェブ検索やコードの実行などを行わせる試験運用中の機能も、パソコンで使えます。個人向けプランの内容はGoogle AI Proの料金と会社での注意点で詳しく解説しています。

2026年9月2日からの使用量上限の仕組み

チャットや音声解説などを使える量は、2026年9月2日から、コンピューティング量に基づく上限で決まる仕組みに変わりました。プロンプトの複雑さや使う機能などを考慮して設定され、上限に達すると5時間ごとに割り当てがリセットされます(週単位の上限に達するまで)。

  • 残りの使用量は、右上の [設定] から [使用量] を選ぶと確認できます。
  • 上限に近づくと、チャットの下部にリセットの時刻を示すメッセージが表示されます。
  • 上限に達しても、Studioの成果物はウェブ版なら [後で生成] を選んで後回しにできます。

プランごとの使える量の差は、公式の表現が2通りあります。プラン紹介ページ(notebook.google/plans)はProを「標準の5倍の生成回数」、ヘルプの「使用量上限を管理する」はAI Proを「標準の 4 倍」と記載しています。倍率を社内の判断材料にする場合は、契約前に両方のページで最新の記載を確認してください。

ChatGPT・Geminiアプリとの違い

NotebookLMの違いは、答えの根拠を自分が入れた資料に絞り、どこを根拠にしたかを引用で示す点にあります。幅広い質問に答えることを主な用途とする対話型AIとは、向いている仕事が異なります。

観点NotebookLM(Gemini Notebook)Geminiアプリのノートブック汎用の対話型AI(ChatGPTなど・一般論)
回答の根拠ノートブックのソースのみ(Pro・Ultraの試験運用機能でウェブ検索を使う場合を除く)ノートブックのソースに基づくが、ウェブ検索やその他のツールが含まれる場合がある学習済みの知識や検索結果などをもとに答える。根拠の範囲はサービスや設定によって異なる
引用の表示回答にインラインで引用が付き、ソースの該当箇所に移動できる(ヘルプに記載なし)サービスや機能によって異なる
音声解説・スライド資料などの成果物Studioパネルで作れる作れない(NotebookLMでのみ利用可と記載)(この記事では扱わない)
向いている仕事決まった資料の読み込み、要約、社内文書への質問ノートブックの資料を踏まえつつ、ほかの情報も交えて考える文章の作成、アイデア出し、幅広い調べもの

NotebookLMで作ったノートブックはGeminiアプリにも表示され、変更は両方に同期されます(共有したノートブックはGeminiアプリには表示されません)。なお、Geminiアプリでノートブックを使えるのは、現時点では個人のGoogleアカウントだけで、仕事用・学校用のアカウントでは使えません。

同じノートブックを両方から使うときの答え方の違い、社内資料をどちらに入れてよいかの判断、業務場面ごとの使い分けはNotebookLMとGeminiの違い|社内資料はどちらに入れ、何を任せるかで詳しく整理しています。

資料の読み込みはNotebookLM、文章づくりや発想は対話型AI、というように用途で分けると、それぞれの弱点を補えます。主要なAIの使い分けは主要4AIの違いと使い分け、複数のAIを1つの環境で使う方法はマルチAIとはで解説しています。

活用例|議事録・社内規程やマニュアル検索・企画・学習

業務で効果が出やすいのは、読むべき資料が決まっていて、そこから答えを探す仕事です。ただし、どの例も「その資料を入れてよいアカウントか」を先に確かめる必要があります。各例に、入れる資料の注意を添えます。

議事録・会議録音の整理

会議の録音ファイルをソースに入れると、取り込み時に文字起こしされます。「決まったことと宿題を担当者別に表にして」と質問すれば、決定事項の一覧を引用付きで作れます。

※入れてよい資料か:取引先名や人事の話題を含む会議は、社外秘または個人情報に当たることがあります。個人アカウントには入れず、会社が管理する環境で扱うのが無難です。

録音を文字起こしする手順、1ファイル200MBに入る録音時間の目安、録音前に参加者へ伝える告知文のひな形はNotebookLMで文字起こし|会議録音を議事録にする手順と注意点で詳しく整理しています。

社内規程・マニュアルへの問い合わせ対応

就業規則、経費精算の手順、社内システムのマニュアルを1つのノートブックにまとめ、総務への問い合わせの一次回答に使う方法です。「在宅勤務の申請期限は」といった質問に、該当する条文を引用して答えるため、担当者が根拠をすぐ確認できます。Googleドライブから取り込んでおけば、規程の改訂も自動で反映されます。

※入れてよい資料か:就業規則のように社員に周知している文書は比較的扱いやすい一方、給与テーブルや懲戒の記録は個人情報を含みます。規程本文と運用記録は分けて扱います。

企画・営業の下調べ

取引先の公開資料(会社のウェブサイト、決算の開示資料、業界団体の報告書など)をソースにして、「この会社が今期重視している事業と課題を3点に」と質問すると、訪問前の要点整理が短時間で済みます。企画の段階では、集めた資料からマインドマップを作ると、論点の抜けに気づきやすくなります。

※入れてよい資料か:公開資料だけで下調べをする限り、機密の問題は起きにくくなります。自社の提案書や見積書を同じノートブックに混ぜる場合は、会社の資料として扱いを判断します。

社内研修・学習

研修テキストや業界の制度解説をソースにして、フラッシュカードやクイズを作れば、新人研修の確認テストに使えます。会計事務所であれば、国税庁が公開している通達や手引きなど、公開資料から試すと、入れてよいかで迷わずに使い勝手を確かめられます。

※入れてよい資料か:外部の研修会社が作った教材には著作権があります。公式ヘルプも、権利がない文書をアップロードしないよう注意しています。教材の利用条件を確認してから入れます。

精度を上げるコツ|質問の具体化とノートブックの分け方

回答の精度は、質問の具体さとノートブックの分け方で左右されます。ソースが多いと、関連する情報を探してから回答を作るため、具体的な質問ほど探しやすくなると公式ヘルプは説明しています。

  • 資料の名前を質問に入れる:「このソースを要約して」より、「『経費精算マニュアル』に書かれている交通費の申請手順を要約して」のように、ソース名と知りたいことを指定します。ヘルプにも同じ趣旨の例があります。
  • 使うソースを絞る:[ソース] パネルのチェックボックスで、質問に関係するソースだけを選びます。古い版の規程と新しい版を同時に選ぶと、答えが混ざる原因になります。
  • ノートブックは業務・目的ごとに分ける:ノートブックはそれぞれ独立していて、複数のノートブックの情報を同時に参照することはできません。逆に言えば、目的の違う資料を1つに詰め込まないほうが、回答がぶれにくくなります。
  • チャットの設定で役割を決める:[チャットを設定] の「カスタム」で、「総務担当者として、根拠の条文番号を必ず添えて答えて」のように答え方を指定できます。
  • 引用を必ず開く:引用部分を選ぶとソースの該当箇所に移動します。数字や期限は、引用元の文で確かめてから使います。

注意点・できないこと|誤りの可能性・最新情報・更新の反映

NotebookLMは資料に基づいて答えますが、答えが正しいとは限りません。公式ヘルプも、回答を再確認するよう繰り返し案内しています。

注意点内容(公式ヘルプの記載にもとづく)
誤りの可能性回答や音声解説・スライド資料などは、不正確な情報を含む場合がある
資料にないことは答えない答えがソースにない場合は回答できない。創作のような依頼には「この質問には答えられません」と返ることがある
最新の情報回答はソースの内容に基づく。資料が古ければ回答も古いままになる
更新の反映ドライブから取り込んだソースは数分ごとに同期される。パソコンからアップロードしたファイルは、元を直しても反映されない
専門分野の助言医療・法律・財務などの専門分野では、資格を持つ専門家の助言に代わるものではないとされている
削除したメモ現時点では復元する方法がない

社外に出す文書や、税務・労務の判断に使う場合は、引用元を人が読み、担当者が最終判断する流れを決めておきます。確認の手順は、生成AIの社内ガイドラインの作り方でも扱っています。

スマホアプリと使えない時の対処

Gemini Notebookにはモバイルアプリがあり、Android版とiPhone・iPad版のどちらも日本が対応国に含まれています。ただし使えない機能があるため、資料の整理や成果物の作成はパソコンのブラウザ版が基本です。

モバイルアプリでできること・できないこと

できることまだできないこと(ヘルプの記載時点)
ソースへの質問、音声解説の再生とオフライン用のダウンロード、フラッシュカード・クイズ、インフォグラフィック、スライド資料、ブラウザで見ているページやPDF・YouTube動画の共有メニューからの追加ソースはPDF・ウェブサイト・YouTube・音声・コピーしたテキストのみ。チャットの設定、メモ、マインドマップ、レポート、データテーブルの作成と表示

Android版はAndroid 10以降のスマートフォンとタブレットに対応しています。Google Playストアで「Gemini Notebook」を検索し、公式のアプリをインストールします。パソコンとの同期が遅れる場合は、アプリを終了して再起動します。

使えない・開けないときの確認手順

  1. Googleアカウントの年齢確認が済んでいるかを確認します。
  2. 仕事用・学校用のアカウントで開けない場合は、組織の管理者がGemini Notebookを有効にしているかを確認します。有効にするには、Workspaceの管理者への依頼が必要です。
  3. ソースを取り込めない場合は、1ソース50万語・200MBの上限を超えていないか、PDFがコピープロテクトされていないかを確認します。
  4. 回答が返らない場合は、質問をより具体的に言い換えるか、答えがソースに含まれているかを確認します。
  5. 「上限に達しました」と表示された場合は、表示されたリセットの時刻を待つか、[設定] の [使用量] で残りを確認します。

会社のアカウントで使えないとき:管理者が意図して止めている場合があります。個人のアカウントに切り替えて業務資料を入れると、会社の管理の外で資料が扱われます。まず社内の担当部署に確認してください。

入力データの扱い|AIの学習に使われるか

アップロードした資料や質問は、個人アカウントでもフィードバックを送らない限りAIの学習には使われないと公式に説明されています。ただし、個人アカウントでは、高評価・低評価のフィードバックを送ると、その会話と資料が人間のレビューの対象になり得る点が、会社のアカウントとの大きな違いです。

個人アカウントと会社のアカウントのデータの扱いの比較表

項目個人のGoogleアカウントGoogle Workspace(Business Starter以上など、コアサービスとして使えるエディション)Google Cloud経由(Enterprise)
AIの学習への利用フィードバックを送らない限り使われないフィードバックを送っても使われない生成AIモデルの改善に使われない
人間のレビューフィードバックを送ると、関連するコンテンツがレビューの対象になる。レビュー済みのものはアカウントと切り離して最長3年間保存フィードバックを送っても人間のレビュアーは確認しない人間のレビュアーは確認しない
一般公開の共有できるWorkspace Enterpriseアカウントでは現在無効(ほかのエディションはヘルプに個別の記載なし)(ヘルプに個別の記載なし)
適用される規約Google 利用規約Google Cloud 利用規約Google Cloud Platform / SecOps 利用規約
アカウントの管理者本人会社のWorkspace管理者会社のCloud管理者
データの保管(ヘルプに個別の記載なし)(ヘルプに個別の記載なし)アップロードしたファイルはGCPプロジェクト内に残り、データのリージョン指定が尊重される

※公式サイト(notebook.google)のよくある質問と、公式ヘルプ「Gemini Notebook のプライバシーと利用規約」「問題を報告」ほかの記載をもとに整理(2026年9月16日確認)。

高評価・低評価ボタンを押すと、会話と資料が人間のレビュー対象になり得る

個人アカウントで回答や音声解説に高評価・低評価を付けると、問題を把握するために、プロンプト、ソース、アップロードしたファイル、生成された出力などの関連コンテンツが収集されます。これらは特別なトレーニングを受けたチームがレビューし(レビュー前にGoogleアカウントとの関連付けは解除)、レビュー済みのものは最長3年間保存されます。ノートブックの文脈に含まれるGeminiとのチャットは、Geminiアプリのアクティビティをオフにしていても対象に含まれると記載されています。また、Geminiアプリからノートブックについてチャットした場合、その会話はGeminiアプリの [アクティビティの保存] の設定に従って保存され、Geminiアプリのプライバシー ハブの記載に沿って扱われます。

評価のボタンは深く考えずに押されやすく、押した結果、社内資料の中身がレビューの対象になり得ます。公式ヘルプも、フィードバックには機密情報や個人情報を含めないよう求めています。

社内ルールの例:「個人アカウントでNotebookLMを使う場合、高評価・低評価のボタンと [フィードバックを送信] は使わない。回答の誤りに気づいたら、社内の担当者に知らせる」。この1行を社内の利用ルールに入れておくだけで、見落とされやすい経路を1つ閉じられます。

法人で使う場合の契約経路|Workspace版・Enterprise版

会社としてNotebookLMを使う経路は、Google Workspaceの仕事用アカウントで使う方法と、Google Cloud経由で企業向け版を契約する方法の2つです。Google AIのプランは個人のGoogleアカウントでしか申し込めません。

Google Workspace(Business Starter以上はコアサービス)

公式ヘルプによると、WorkspaceのユーザーはGmailやGoogleドキュメントと同じように、Gemini Notebookをコアサービスとして使えます。対象はBusiness Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plusなどのエディションです。アップロードしたファイル、チャット、モデルの出力は、人間のレビュアーが確認することも、生成AIモデルの改善に使われることもないとされています。

使える量はエディションによって異なり、Business Starterは標準のアクセス権、Business StandardとBusiness Plusは高レベルのアクセス権です。上限を引き上げたい場合は、Workspaceの管理者がライセンスをアップグレードします。

Google Cloud経由のGemini Notebook for Enterprise

Google Cloudの管理者からアクセス権を付与されると、Gemini Notebook for Enterpriseのほか、Gemini Enterprise Standard・Plus・Frontlineの契約でも使えます。アップロードしたファイルはGCPプロジェクト内に残り、データのリージョン指定が尊重されると記載されています。VPC-SCやIAMによる制御にも対応し、情報システム部門が細かく管理したい会社向けです。Gemini Enterpriseの料金はGemini Enterpriseの料金で解説しています。

単体・Gemini Enterprise同梱・Workspace付属の3つの買い方の違い、人数別の総額、購入手順と稟議書のひな形はNotebookLM Enterpriseの料金と買い方|月9ドル・最低15ライセンスで詳しく整理しています。

契約形態と上限の比較表

契約契約するのは料金の目安ノートブック数1ノートブックのソース数
無料社員個人0円100件50件
Google AI Plus社員個人月額725円200件100件
Google AI Pro社員個人月額2,900円500件300件
Workspace Business Starter会社1ユーザー月額800円(年間プラン・税別)100件50件
Workspace Business Standard・Plus会社1ユーザー月額1,600円・2,500円(年間プラン・税別)500件300件
Google Cloud経由(Enterprise)会社単体は1ライセンス月9ドル・最低15ライセンス(2026年9月18日時点・Google Cloudの製品ページ)500件300件

※個人向けプランの料金はGoogle Oneの「Google AI プラン」ページ、Workspaceの料金はGoogle Workspaceの日本語料金ページ(年間プラン・ユーザーあたりの月額・税別。フレキシブルプランは950円・1,900円・3,000円)の2026年9月16日時点の表示です。Workspaceの料金にはGmailやドライブなどのサービス全体が含まれます。件数は公式ヘルプの表の値(Enterpriseの行はGoogle Cloudの概要ページの値)で、「変更される場合があります」とされています。

会社で使う前に決めること|資料の線引きと社内ルール

会社として最初に決めるべきなのは、どの資料をどのアカウントに入れてよいかです。禁止だけを伝えるより、入れてよい資料と使ってよい環境を具体的に示すほうが、見えない利用を減らせます。

資料の機密区分×アカウント種別の判断表(例)

資料の区分個人アカウント(無料・Google AI Pro等)Workspace(Business Starter以上)Google Cloud経由(Enterprise)
公開資料(自社サイト、官公庁の公開資料、公開の法令・通達)入れてよい入れてよい入れてよい
社内限りの文書(就業規則、社内マニュアル)会社が認めた場合のみ。フィードバックの送信と一般公開をしないことが条件社内ルールの範囲で入れてよい社内ルールの範囲で入れてよい
社外秘(経営計画、取引条件、見積書)入れない使う人と共有範囲を決めて入れる使う人と共有範囲を決めて入れる
個人情報・顧客データ(社員名簿、顧客台帳、顧問先の資料)入れない原則は入れない。入れる場合は取引先との契約と利用目的を確認し、担当部署の承認制にする同左。データの保管場所の要件も確認する

※判断の目安を示した例です。最終的な区分は、自社の情報管理規程と、取引先・顧問先との契約(守秘義務の範囲)で決めてください。

社員が個人アカウントで使う前に決めることのチェックリスト

  • 入れてよい資料の範囲公開資料だけか、社内限りの文書まで認めるかを文書で決めます。
  • 共有リンクの扱い一般公開すると、Googleアカウントを持つ誰でもリンクから見られ、成果物のリンクはログインしなくても見られます。社内資料は一般公開しないと決めます。
  • フィードバックボタンの扱い高評価・低評価を送ると、会話と資料が人間のレビューの対象になり得ます。押さないと決めておきます。
  • Geminiアプリ側での会話の扱いGeminiアプリからノートブックについて会話すると、Geminiアプリの設定と規約で扱われます。Geminiアプリ側で会話するかどうかを決めます。
  • ドライブの同期の扱い取り込むために、社内資料を個人のGoogleドライブへコピーしないと決めます。
  • 誰が使っているかの把握個人アカウントの利用は会社から見えません。使う人を申告制にします。
  • 退職・異動のときの削除本人にノートブックとソースを削除してもらい、確認する手順を決めます。
  • 出力の確認社外に出す文書や数字は、引用元を人が確認してから使うと決めます。

退職・異動のときに起きること

個人アカウントで作ったノートブックとソースは、その社員個人のものです。会社には管理者の権限がないため、中身を見ることも、止めることも、削除することもできず、回収や削除は本人への依頼に頼ることになります。会社のWorkspaceアカウントで使っていれば、アカウント自体は会社の管理下にあります。退職者のノートブックの引き継ぎ方は、利用を始める前にWorkspaceの管理者向けヘルプで確認しておきます。

社内の生成AI利用ルールに足す条文例

  1. 業務でNotebookLM(Gemini Notebook)を使う場合は、会社が指定したアカウントを使う。個人のGoogleアカウントを使う場合は、事前に所属長へ申告する。
  2. 個人のGoogleアカウントには、公開資料以外の業務資料を入れない。
  3. ノートブックと成果物の共有は、社内の関係者に限る。[リンクを知っている全員] への公開は行わない。
  4. 個人のGoogleアカウントで使う場合は、高評価・低評価のフィードバックと [フィードバックを送信] を使わない。
  5. 回答を社外向けの文書や判断に使う場合は、引用元を確認し、担当者が内容に責任を持つ。
  6. 退職・異動の際は、業務で作成したノートブックを削除し、所属長に報告する。

生成AI全般のルールづくりは生成AIの社内ガイドラインの作り方、会社が把握していない利用の実態と対策は野良AI(シャドーAI)とはで解説しています。

名称変更に伴う社内対応

  • 規程・マニュアルの表記:「NotebookLM(Gemini Notebook)」のように新旧の名称を併記し、同じサービスであることが分かるようにします。
  • URLの許可リスト:URLフィルタで旧アドレスのnotebooklm.googleを許可している場合、転送先のnotebook.google(紹介サイト)とnotebook.google.com(アプリ本体)、新しいヘルプのアドレス(support.google.com/gemininotebook)も許可が必要になることがあります。逆に利用を止めている会社は、新しいアドレスも対象に入っているかを確認します。
  • 社員への周知:名称が変わっても既存のノートブックはそのまま使えることを伝え、別の新しいサービスとして個別に登録しないよう案内します。

会社の管理下で資料を読ませて答えさせる環境の選び方

資料を読ませて答えさせる使い方は、会社の管理下で行ってはじめて安心して広げられます。社内の文書を検索し、その内容をもとにAIに答えさせる仕組みは社内文書RAG(検索拡張生成)と呼ばれます。Workspace版やEnterprise版のNotebookLMを含め、選ぶときは機能の多さより、次の条件を先に確認します。

  • 会社がアカウントを管理できるか退職や異動のときに、会社の判断で使えなくできるかどうかです。
  • 誰がいつ使ったかのログが会社側に残るか問題が起きたときに、誰が・いつ・どのAIに何を入力したかを確認できるかを見ます。
  • 学習に使われない設定が全員に一律で適用されるか社員ごとの設定やボタンの押し方に任せる形では漏れが生じます。
  • データの保管場所を取引先に説明できるか顧問先や取引先に、国や事業者を答えられるかが基準です。
  • 用途に応じて複数のAIを使い分けられるか1つの環境で使い分けられれば、社員が別のサービスを個人で探す理由が減ります。

このほか、回答に根拠の資料が示されるか、部署ごとに読める資料を分けられるかは、製品によって対応が分かれます。必要な会社は導入前に各社へ確認してください。

点検の項目は生成AIのセキュリティ対策チェックリスト、個人アカウントに業務情報が入る経路とその対策は生成AIの情報漏洩リスクと対策、法人向けサービスの横並びは法人向け生成AIサービスの比較にまとめています。

社内資料を読ませて答えさせるAIを、会社の管理下で

UPGEAR AIは、ChatGPT・Claude・Gemini・Perplexityを1画面で切り替えて使える法人向けプラットフォームです。社内文書RAGで自社資料を読み込ませて回答させることができ、会議録音や動画も読み込めます。全モデルで学習非利用を標準適用し、会話履歴・利用ログ・アカウントは国内サーバー(AWSの日本リージョン)で管理。管理者ダッシュボードで利用ログ・権限・モデルのON/OFFを管理できます。料金は月額30,000円(税抜)からで、ユーザーごとの課金はありません(人数の目安はライト1〜5名、スタンダード6〜20名、プレミアム21〜50名)。

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よくある質問

NotebookLMは無料で使えますか?
個人のGoogleアカウントがあれば無料で使えます。無料の場合、ノートブックは100件、1つのノートブックに入れられるソースは50件までです。使える量が足りない場合は、Google AI Plus(月額725円)やGoogle AI Pro(月額2,900円)などの個人向けプランで上限を引き上げられます。料金は2026年9月16日時点の公式ページの表示です。
NotebookLMとGemini Notebookは同じサービスですか?
同じサービスです。公式サイトのよくある質問で、2026年7月からNotebookLMはGemini Notebookになり、これまでのNotebookLMはそのままGemini Notebookとして使え、既存のノートブックにもアクセスできると案内されています。公式サイトのアドレスはhttps://notebook.google/です。
日本語で使えますか?
使えます。80以上の言語に対応しており、日本語の資料を読み込ませ、日本語で質問して回答を受け取れます。音声解説も日本語で作れます。英語で出力される場合は、右上の設定アイコンから [出力言語] を選び、日本語を指定します。音声解説の長さの調整やインタラクティブモードなど、一部の機能は英語のみの対応です。
アップロードした資料はAIの学習に使われますか?
公式には、個人アカウントではフィードバックを送らない限り学習に使われないと説明されています。ただし、高評価・低評価のフィードバックを送ると、関連する会話や資料が人間のレビューの対象になり、レビュー済みのものは最長3年間保存されます。Google WorkspaceのBusiness Starter以上など、対象エディションの仕事用アカウントでは、フィードバックを送っても人間のレビューや学習には使われないとされています。
会社の資料を個人アカウントのNotebookLMに入れてもよいですか?
公開資料であれば問題になりにくい一方、社外秘や個人情報を含む資料は入れないことをおすすめします。個人アカウントのノートブックは会社から見えず、退職時の回収や削除も本人への依頼に頼ることになるためです。社内資料を扱うなら、Google Workspaceの仕事用アカウントか、会社が管理する環境で使う形に切り替えるのが現実的です。
ノートブックは何人と共有できますか?
個人のGmailアカウントでは、最大50人とノートブックを共有できます。相手ごとに閲覧者か編集者の権限を選べます。リンクを知っている全員に公開することもできますが、公開したノートブックの成果物はログインしていない人でもリンクから見られるため、社内資料のノートブックは公開しない運用をおすすめします。
ChatGPTとは何が違いますか?
NotebookLMは、自分がアップロードした資料を根拠に答え、どこを根拠にしたかを引用で示すと公式に説明されています。幅広い話題に答えることを主な用途とする対話型AIとは役割が違います。資料の読み込みや社内文書への質問にはNotebookLM、文章づくりやアイデア出しには対話型AI、というように用途で使い分けるのが実務的です。

まとめ

NotebookLM(現Gemini Notebook)は、自分で入れた資料だけを根拠に答え、引用元を示すGoogleのAIです。使い方は、ノートブックを作り、左側の [ソースを追加] から資料を入れ、チャットで質問し、引用を確かめてメモに残す、の4段階です。無料で使え、上限はノートブック100件、1ノートブックあたりソース50件、1ソース50万語・200MBです。会社として使う経路はGoogle WorkspaceとGoogle Cloudの2つです。

会社にとっての論点は、機能より資料の扱いです。個人アカウントでは、フィードバックで会話と資料が人間のレビューの対象になり得ること、一般公開した成果物はログインしなくても見られること、退職時に会社が回収できないことを押さえ、入れてよい資料とアカウントの組み合わせを先に決めてください。全社に広げるなら、アカウントの停止、ログ、学習設定を会社が管理できる環境が前提になります。

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